天気がとっても良い日。
布団を天日干しすると、寝る時におひさまの匂いがして、すごく気持ちがいいですね。
でも、雨はもちろん、風が強い日、花粉が気になる季節は天日干しできないし、夜まで干しっぱなしにできないので帰りが遅くなる時も無理ですから、天日干ししたいけれどなかなかできないもの。
ここでは、布団を干さないで乾燥機ばかりでもいいのか、布団を干さないとどうなるのか、布団を干さない場合でも掃除機がけは必要なのかについて説明します。
布団を干さないで乾燥機ばかりを使っているとどうなる?
布団を天日干しできない代わりに、布団乾燥機を使っていれば大丈夫なのでしょうか?
布団乾燥機は布団の内部に溜まった湿気を除去し、しっかりと布団を乾燥してくれるので、アレルギーの原因となるダニやカビの発生を抑制してくれます。
ふんわりとした仕上がりで、天日干しした布団とほぼ同じ状態になります。
いえ、正確には布団乾燥機の方が天日干しよりもダニやカビの抑制効果があるようです。
お日さまのニオイはしませんけどね。
天日干しでは表面は十分に高温になっても、内部まで高温(50℃以上)になりにくいことがあります。
でも、布団乾燥機なら、きちんと布団内部まで高温にすることが可能です。
布団を干さないでいるとどうなる?
起きた直後の敷き布団を触ってみてください。
結構、しっとりしているものです。
体温で暖まった布団内部と冷えた床に敷いた布団外部では温度差があり、これが湿気を発生させています。
また、人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われており、その汗は布団に吸収されているのです。
この湿気をそのままにしていると、カビやダニの原因になってしまいます。
布団乾燥機を使うなら問題がありませんが、使わない場合は時々天日干しすることをおすすめします。
しかし、布団の天日干しが出来ない場合の対策としては、まずは室内に布団を干してみましょう。
かなりのスペースが必要なりますが、布団干しラックを室内に広げます。
ここに布団をかけ、部屋のドアや窓を開けて、換気できるようにします。
さらに、扇風機やサーキュレーターを使えばさらに効果アップ!
1~2時間で布団の湿気が除去されます。
最後に、掃除機に布団専用ノズルや先が細いノズルを付けて、ホコリを吸い取ると衛生的です。
でも、どうしても布団を干すのが面倒な方へ、布団を清潔に保つ対策を説明します。
ベッドを使用したり、敷き布団の下にすのこやエアパッドを使用したりすることで、敷き布団と床の間に通気性が保たれ、湿気をこもらせないことができます。
できれば、干した方が断然湿気が取れますが、毎日多忙で週1回の布団のお手入れだって全然無理という方はお試しください。
それから、布団に湿気をこもらせない方法としては、起床直後にできれば掛布団をしっかりめくって、しばらく放置することで、こもった湿気を飛ばしましょう。
まだ、ドラッグストアなどで売られている除湿シートやダニとりシートを使うのもおすすめです。
布団を干さない場合、掃除機がけは必要?
実は布団を干しても、干さなくても、掃除機がけは必要なのです。
布団には多くの埃やダニなどが存在しており、布団を干した後、布団たたきなどで埃などをはらいますが、内部に潜むダニなどは除去しきれません。
この埃やダニを放置しているとアレルギー症状の原因になりかねませんので、時々、布団に掃除機をかけて、しっかりと吸い取りましょう。
掃除機で吸い取る方法については正直、賛否両論あり、ダニを完全に除去するなら、煮沸消毒か、高温乾燥が必要という説もあります。
小さなぬいぐるみなどは家の鍋で煮沸消毒できるかもしれませんが、布団は無理です。
布団の高温乾燥となると、コインランドリーの業務用乾燥機を使用することになります。
また、クリーニング業者によっては布団のクリーニングを請け負っているところもあります。
季節のお手入れとしてはコインランドリーやクリーニングを利用したいところですが、日頃のお手入れとしては数週間に一度の掃除機がけがベストでしょう。
まとめ
毎晩必ず使っている布団。
そんなに汚れないようですが、やはり毎日のお手入れが大切です。
目に見えない埃やダニなどによるアレルギーの原因を取り除いていくことも健康管理の一つですね。
時々は外でも中でもいいから布団を干し、掃除機をかけること。
地味な作業ですが、重くて大きな布団で労力のかかることですから、週末のルーティンワークにしてはいかがでしょうか。