おはぎと言えば、お彼岸に食べる定番の物ですね。
家で手軽に作れる和菓子ですから、お彼岸以外の時でも食べることもありませんか?
でも、家でおはぎを作ると、きなこが湿ってしまって、お店のようにならない・・・。
ここでは、きなこのおはぎがベちゃべちゃになるのはなぜなのか、あんこが入っていないきな粉のおはぎ、入っているきな粉のおはぎの上手に作るポイントについて説明します。
おはぎのきなこがべちゃべちゃになるのはなぜ?
ズバリ、きなこに混ぜた砂糖のせいです!
砂糖は水分を吸収しやすく、水分を吸収した砂糖は溶けてきてしまいます。
特に、丸めたおもちがアツアツのままで、きなこをまぶしてしまうと、湯気で砂糖が溶けてしまい、きなこをべちゃべちゃにしてしまいます。
ですから、おもちを少し冷ましてから、きなこをまぶすとキレイに仕上がります。
あと、コツとしては多めにきなこをまぶすこと!
きなこが少ないと少しの湿り気でしっとりしてしまいますが、たっぷりときなこをまぶすとべちゃべちゃになりにくく、美味しそうに仕上がります。
これは、作り置きしたきなこのおはぎがべちゃべちゃになってしまった時にも有効で、その上からきなこを振りかけることで、サラサラのきなこのおはぎに復活します。
時間が経って、きなこはべちゃべちゃで、おもちは固くなってしまったおはぎは、少しレンジで温めてから、多めにきなこをかければ、多少の湯気でもべちゃべちゃにならず、美味しく食べられます。
きなこには「大豆イソフラボン」という女性ホルモンと似た働きをすると言われる成分が含まれています。
たっぷりと振りかけて美容効果にも効果が期待でき、濃厚なきなこ味で美味しさもアップして、まさに一石二鳥ですね。
さらに、裏技としては、まぶすのはきなこだけにしておいて、食べる時に砂糖をまぶすという方法もあります。
砂糖を混ぜたきなこを多めに振りかけるより、砂糖の摂取量を抑えられそうでカロリー控えめになりそうですね。
おはぎにきなこをまぶしてあんこなしで作る方法は?
おはぎのきなこと言っても、実は地域によって、あんこあり・あんこなしがあるそうです。
あんこなしの方が一般的のようなので、まず、あんこなしの作り方を説明します。
まず、もち米に白米を混ぜて、少し固めに炊きましょう。
そうすることで、ご飯をこねて丸める時にまとまりやすくなります。
炊けたご飯をこねて、粗熱を取ってから丸めます。
それから、ご飯がかなり冷めてしまうと、固くなってしまうので、触れる程度になったら早めに丸めましょう。
氷水で手を冷やしながら、手早くおもちを丸めましょう。
そして、きなこ20gに砂糖10g、塩5gの分量で混ぜて、食べる直前におもちにまぶして食べます。
砂糖の量はお好みになりますが、あまり増やすとべちゃべちゃになりやすいのでほどほどに。
裏技としては、もち米を炊く時にあらかじめ砂糖と塩を入れてしまう方法もあります。
もち米2カップ、白米0.5カップに対し、砂糖30gと塩1つまみ。
そうすることで、おもち自体がほんのり甘く、きなこに混ぜる砂糖の量を減らすことが出来るので、結果的にべちゃべちゃになりにくくなります。
ほんのりした甘さより、しっかり甘いおはぎにしたい時は、次に説明するあんこ入りのきなこのおはぎがおすすめです。
おはぎにきなこをまぶしてあんこを入れる作り方は?
主に、あんこ入りのきなこのおはぎを食べているのは東京です。
あんこ入りだと、きなこに砂糖を混ぜなくても十分に甘さがあるし、砂糖がなければ、きなこがべちゃべちゃになりにくくなります。
ただし、あんこがおもちからはみ出ると、あんこに含む砂糖がきなこをしっとりさせてしまいますから、あんこはしっかりとおもちで包んでくださいね。
まとめ
きなこのおはぎがべちゃべちゃになるのは、きなこに混ぜる砂糖が原因でした。
おもちの湯気で砂糖が溶けてしまうせいなので、きなこは食べる直前にまぶすのがキレイに仕上げるコツです!
もち米を炊く時点で砂糖を混ぜたり、きなこだけまぶしておいて、砂糖は食べる直前にまぶしたりする方法も、べちゃべちゃにしないコツでした。
あんこ入りのきなこのおはぎなら、きなこに砂糖を混ぜなくても、あんこの甘さで美味しく食べられます。
お好みのきなこのおはぎを作ってみてくださいね。