さまざまな料理に使われる糸こんにゃく。
簡単にボリュームアップできるので節約料理にはもってこいの食材です。
お鍋などにも使われますが、糸こんにゃくって生で食べても大丈夫なのか疑問に思うことってありませんか?
お鍋の時の半生は?
調理する前に下処理って必要?
余った時には冷凍保存できる?
今回は、糸こんにゃくが生で食べられるのか、下処理や保存方法についてご紹介します。
糸こんにゃくは生で食べれる?
こんにゃくで生で食べられると聞くと、刺身こんにゃくが思い浮かびますね。
でも、糸こんにゃくが半生の状態でも食べられるのかとか、そもそも生で食べても大丈夫?と気になることもあると思います。
冬の寒い時期にお鍋などで大活躍の糸こんにゃくですが、生で食べても大丈夫です。
こんにゃくって長時間熱をかけた食品なので、再度熱をかける必要って実はありません。
ただニオイの問題とかのこともあり、加熱してから食べるのが一般的です。
毒などはないので生で食べても問題ないのですが、加熱することでこんにゃく特有の臭みを取り除くことが出来ます。
加熱せずに食べるよりも美味しく食べられますよ。
お鍋などで食べた時に半生の状態だった!という場合でも体に問題は無いので安心してくださいね。
ちなみに、糸こんにゃくとしらたきってよく似ていると思いませんか?
実はどちらも同じ食べ物なんですよ。
関東では糸こんにゃくと呼ばれるのですが、関西ではしらたきと呼ばれることが多いんです。
同じ食べ物なのに呼び方が違うのって面白いですね。
糸こんにゃくはアク抜きが必要?
糸こんにゃくにはアク抜きが必要なものとそうでないものがあります。
基本的にはそのまま調理しても問題ないのですが、商品に「アク抜き不要」と書いていなければ、湯通ししてアク抜きしたほうが美味しく食べられますよ。
糸こんにゃくの原料であるこんにゃく芋には「シュウ酸カルシウム」と「くさみ成分」や、凝固剤として使用されている「石灰(水酸化カルシウム)」が含まれています。
これらが合わさってこんにゃく特有のえぐ味や臭みとなってしまいますが、加熱することでこれらを取り除くことが出来るんですよ。
アク抜きのための下処理の方法はとっても簡単です。
食べやすい長さに切った糸こんにゃくを沸騰したお湯で3~5分程度茹でるだけです。
簡単ですよね!
また、茹でる前にティースプーン1杯くらいの量の塩でよく揉んでから5分程度放置したあとに茹でる方法もあります。
この方法は、適度に糸こんにゃくの水分が抜けて味が染みこみやすくなりますよ。
茹でる時には塩は付いたままでOKです。
では、糸こんにゃくが余ってしまった時にはどのように保存すればいいのでしょうか。
次の章で紹介していきますね♪
糸こんにゃくは冷凍保存できる?
料理に使う分にはちょっと多くて余ってしまったなんてこともありますね。
そんな時、糸こんにゃくを冷凍保存することもできますよ。
ジップロックなどの密封できる袋に入れて空気に触れないように閉じるだけです。
この時、糸こんにゃくの袋に一緒に入っている水(封入水)は入れなくてOKです。
たったこれだけ、とっても簡単ですね。
解凍する時は、お鍋にお湯を沸かして6~7分茹でるだけです。
とってもラクチンですね。
糸こんにゃくは97%が水分で出来ているので、冷凍・解凍するとスポンジ状になりゴムのような固い食感に変わります。
「凍(し)みこんにゃく」や「凍りこんにゃく」と呼ばれています。
おでんや煮物には使えませんが、食感の変化を利用して唐揚げや酢豚、とんかつ風などユニークな料理に使われています。
味も染みこみやすいので、きんぴらにしても美味しいですよ。
もともとこんにゃくなのでヘルシーですから、いつもよりちょっと多めに食べてもいいかなって思っちゃいますね。
冷凍保存以外にも糸こんにゃくの保存方法はありますよ。
開封前であれば「直射日光・高温多湿を避けて保存」と書いてあれば、冷蔵庫で保存しなくても大丈夫です。
冷蔵庫に入れても問題はありませんが、直接冷気が当たるような所に置いて凍らないように気を付けてくださいね。
開封後は、糸こんにゃくと封入水を容器に入れて表面が乾かないように蓋やラップをして冷蔵保存しましょう。
うっかり封入水を捨ててしまっても水道水で代用できますが、封入水のほうが日持ちします。冷蔵保存したら2.3日で使い切りましょう。
あと茹でた後でも保存できますよー。
ゆで汁と一緒に容器に入れて冷蔵保存するだけです。
加熱していますが、なるべく早く食べきるようにしましょうね。
まとめ
糸こんにゃくは生や半生で食べても全く問題ありません。
「アク抜き不要」と書いていなければ、お湯で3~5分茹でるだけでアク抜きの下処理は完了です。
冷凍保存は封入水と一緒に容器に入れて表面が乾かないように蓋やラップをするだけですよ。
ヘルシーでボリュームアップも簡単にできる糸こんにゃく。
ダイエットや節約料理を考えている方は、ぜひ今晩の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
いろいろな料理に使えるので、食事がとっても楽しくなりますね。