ほっと一息つきたい時に、気軽に作れるインスタントコーヒーはとても便利ですよね。
しかしコーヒーを飲み終わったあと、カップに黒い粒が残っていたことはありませんか?
今回は、どうして溶けない粒があるのか、冷たい水を使ってインスタントコーヒーは作れるのか、インスタントコーヒーを使って簡単にラテを作る方法などをご紹介します。
インスタントコーヒーって溶けない粒がある?
ポットのお湯や、火でしっかりと沸騰したお湯を使ってインスタントコーヒーを作ったのに、飲み終わったあとに黒い粒が残っていた場合、どうして溶けないで残ってしまったのか気になりませんか?
そのカップに残った溶けない黒い粒の正体は「コーヒー豆の細かな粒や皮」です。
溶けない細かな粒や皮が残ってしまうのかは、インスタントコーヒーの粉の作り方に原因があります。
そこで、インスタントコーヒーの粉がどのように作られているかご説明します。
まず焙煎したコーヒー豆をお湯に入れてコーヒー液を抽出します。
その次に抽出したコーヒー液を「フリーズドライ」や「スプレードライ」という方法で乾燥させお湯で簡単に溶けるような粉末状にします。
そのため、お湯に溶かすだけでサッと溶けて気軽にコーヒーが楽しめるのです。
しかし、このフリーズドライやスプレードライを行なったあとコーヒーの粉だけを商品に入れているつもりでも細かな粒や皮がすり抜けてしまうことがあります。
溶けない粒の正体はコーヒー豆の一部なので安心して飲んでください。
インスタントコーヒーは冷たい水でも作れる?
今すぐにコーヒーを飲みたい!
そんな時にはお湯を沸かすことさえ面倒に感じてしまいます。
インスタントコーヒーが冷たい水で作れたらとても便利ですよね。
実は、冷たい水だけでおいしいインスタントコーヒーを作ることができることをご存知ですか?
そんな、水だけで手軽にアイスコーヒーやホットコーヒーを作る方法をご紹介します。
インスタントコーヒーを冷たい水で作るときに重要なのは「どのインスタントコーヒー豆を選ぶか」です。
先ほども説明した通り、インスタントコーヒーの粉の作り方は2種類あり「フリーズドライ」という方法と「スプレードライ」という方法で作られています。
この2種類のうち「スプレードライ」で作られたインスタントコーヒーを選ぶのがポイントです。
フリーズドライは粉のサイズが大きく、なかなか冷たい水には溶けません。
しかしスプレードライは粉がとても細かくサラサラとしているので冷たい水でも簡単に溶かすことができます。
お店で選ぶときには、インスタントコーヒーの中身をよく見て選んでみてください。
ホットコーヒーで飲む場合は、水で溶かしたインスタントコーヒーを電子レンジで約40秒温めれば完成です。
お湯を沸かすよりも早い時間で作れるだけでなく、洗い物も少なくて済む便利な方法です。
アイスコーヒーで飲む場合は、氷を2個~4個入れてよくかき混ぜれば完成です。
氷が溶けて薄くなる分、インスタントコーヒーの粉を多めに入れて濃く作っておくのがポイントです。
インスタントコーヒーでラテを作る方法!
コーヒーではなく、優しい味わいのラテも楽しみたいですよね。
インスタントコーヒーを使えば、ラテも簡単に作ることができます。
一番簡単な方法は、カップの半分に水を入れインスタントコーヒーを溶かします。
粉が溶けたら牛乳を加えてかき混ぜ、電子レンジで40秒ほど温めればラテの完成です。
お湯を沸かす必要も、牛乳だけを温める手間も省けます。
しかし時間に余裕があるときには、一手間加えてお店のようなラテを作ってみませんか?
まずはカップにお湯を入れ、カップを温めておきます。
外側からカップを触り、しっかりと温まっていたらお湯を捨ててインスタントコーヒーを入れます。
さらに大さじ1程度のお湯を入れてインスタントコーヒーを溶かしてください。
次に牛乳を温めます。熱すぎると膜が張ってしまうので65℃程度が適温です。
温めた牛乳をミルフォーマーやミルクフローサーで泡立てます。
ふわふわの泡ができたらカップのコーヒーの上に注いで完成です。
お好みでキャラメルなどのフレーバーシロップをかけるとさらにおいしくなりますよ。
少し苦味のあるラテがお好みの方は、インスタントコーヒーをお湯で溶かさずに水で溶かした方がコーヒーの香りが強くなるのでおすすめです。
まとめ
インスタントコーヒーの粒がカップに溶け残ってしまう原因やその正体、冷たい水でインスタントコーヒーを作る方法や気軽にラテを作る方法などをご紹介しました。
喫茶店などのお店で飲むとお値段が高くついてしまうコーヒーも、インスタントコーヒーを使えば1杯約15円ほどで飲むことができます。
手軽でおいしいインスタントコーヒーを、ぜひ味わってみてくださいね。