旬のそら豆をスーパーで見つけて茹でてみたものの、そのあまりの強烈な臭いに驚いたあなた。
いや~本当になんと例えて良いか分からないよう、臭さですよね。
でも、塩茹ですれば味はいけてるし、においさえ抑えられれば美味しくいただけると思いませんか?
そこで、そら豆のあの独特な臭いの原因や成分についてお話ししつつ、その臭いを抑えて美味しくいただける方法をご紹介しますよ!
今度こそは、臭いを気にせずに、美味しくそら豆をいただけるはずです。
そら豆が臭い理由って?
なぜ、そら豆を茹でると臭いのか?気になりますよね。
それは、食べ物に対する例えとは思えないような、くつ下や脱い靴、足の裏、トイレなど…あり得ないものばかりですが、実のところ、その明確な理由はないのです。
そら豆を加熱することにより、含まれているタンパク質が変化して、あの強烈な臭いを発するとか、そら豆には、硫黄を含んだアミノ酸(タンパク質内に含有されています。)を持ってるためなど諸説あります。
そら豆の臭いの成分は?
こちらも少しあいまいですが…
そら豆の強烈な臭い成分は、1つの物質が原因になっているわけではなく、50種類以上が複雑に絡まり合ってできたものなのです。
そう考えると、あの臭いも不思議と感慨深くなりますよね。自然の産物であり、偶然の塊なのかと。
ちなみに、豆類特有の青臭いにおいは、n―ヘキサナールやインペンタノールといった揮発性脂肪族や芳香族成分によるものと言われていますよ。
そら豆の臭い消しってできる?
ここからは、そんな強烈な臭いを発するそら豆を美味しくいただく方法をご紹介します!せっかくなら、臭いを気にせずに食べたいですものね。
そら豆の王道の茹で方
準備するものは、水1リットルと塩大さじ2、酒100mlのみです。
本来は、水と味付けの塩のみで良いのですが、酒を加えることでぐっと臭みを抑えることがてきます。
実に簡単ですよね。
まずは、そら豆をさやから出し、薄皮はむきませんが、真ん中に包丁で切れ込みを入れておきます。
その後は、水と塩、酒を鍋に入れて沸騰させ、そら豆を投入し、2分ほど茹でます。茹で上がったら、すぐにザルにあけ、うちわであおいで冷ましますよ。
完成です!
そら豆を思い切って焼いてみる
さやごと焼きますよ!
茹でるよりも甘みが濃くなり、美味しさが凝縮される気がしますし、もちろん、嫌な臭いも飛んでしまいます。
お勧めです!
魚焼きグリルやフライパン、トースターで、さやに焦げ目が付くまで焼きます。
ただし、グリル等の中でそら豆が破裂してしまう危険性があるので、先っぽをちょこっと切って、蒸気の出口を作っておいてあげて下さいね。
ちょっと変わり種で、そら豆を揚げたり、炒めたり
いきなり揚げたり、炒めたりすると時間ばかりかかって、表面だけ焦げてしまうことがあるので、先に電子レンジを使って、あらかじめ火を通しておきますよ。
そら豆をさやから出し、包丁で薄皮に切れ込みを入れます。
耐熱皿に乗せて、ふんわりとラップをかけ、600wで6~8分電子レンジにかけます。
(そら豆を大きさを見て、時間を調節して下さいね。)これで下処理は完了です。
電子レンジにかけたそら豆の水分をしっかり拭き取ったら、180℃に熱した油で、薄皮が茶色くなるまで揚げます。
お好みの量の塩を振りかけて、召し上がれ。
もちろん、天ぷらもお勧めですよ。
油で熱っせられることで、独特の臭みも飛びます。
また炒める場合も、そら豆の水分をしっかり拭き取ってから作業しますよ。
ごま油に、みじん切りやすりおろしたニンニクを加えて、弱火で熱します。良い香りがしてきたら、そら豆を入れて、さっと炒め、塩・こしょうで味を整えたら完了です。
シンプルですが、この組み合わせは最高です!
ごま油の香りとニンニクで、臭みも飛んでくれますしね。
ペペロンチーニのようなシンプルな味付けのパスタに、電子レンジで下処理した、そら豆を炒め合わせても美味しいですよ。
ニンニンと鷹の爪はにおい消しにもってこいです。
その他
電子レンジで下処理したそら豆を、濃い味付けのシチューやカレーなどに入れても、臭みを感じずに美味しくいただけますよ。
また茹でたり、焼いたり、炒めたり、揚げたりと、どの調理法でも、マヨネーズとの相性は抜群で、かつ、更なる臭みを消し効果があります。
是非、お試しあれ!
まとめ
そら豆を茹でた時の臭みは、実は複雑な成分の混ざり合いなのです。
そう考えると、そのにおいに対する嫌悪感も少し薄れるかもしれませんね。
とはいえ、美味しくいただきいものです。
ご紹介した方法は、どれも簡単で、おつまみにもってこいです。
是非、気になる臭いを和らげる調理法を実践してみて下さいね。