色鮮やかなピーマン、ビタミン豊富で美味しそうですよね。
お店で見つけて買ってきたけど、一度に一袋は使い切れない時もあります。
ピーマンの肉詰めとか、チンジャオロースとかであれば使い切れるかもしれませんが、炒め物やスープの彩り程度だったら、1~2個で十分。
だから、どうしても冷蔵庫で余りがち・・・。
でも、しばらくすると、ピーマンに黒い斑点が出来ていることがあります。
これはもう食べられないでしょうか?
ここでは、ピーマンに黒い斑点ができても食べれるのか、種が黒くなったりカビが生えた場合食べれるのかについて説明します。
ピーマンに黒い斑点ができているモノは食べれる?
とりあえずカビでなければ、ピーマンの表面に黒い斑点ができても食べれますよ!
買ってきた時には気づかなかったピーマンの黒い斑点。
これはもとから? それとも、時間が経ったせい?
実はこの黒い斑点はピーマンが熟れ始めたサインなんです!
この緑色のピーマンは未熟な状態で収穫されているので、徐々に黒い斑点が出てきて、最後には真っ赤なピーマンに変わります。
ただし、ピーマンの美味しさである苦みも、熟れてくるほど減ってきてしまうのです。
それに、熟れてくると、実が固くなってくるし、鮮度も落ちてきます。
黒い斑点は腐った現象などではないので、食べても問題なさそうですけど、黒い斑点が出る前に食べた方が美味しいようですね。
ピーマンの種が黒くなってきていても食べて大丈夫?
ピーマンの種が黒くなってきても、身の部分は食べれますよ~。
ピーマンを料理する時、半分にカットしてみたら、種が黒くて、ギョッとしたことはありませんか?
普通、種は白いのに・・・。
表面はなんともなかったけど、中が腐り始めた?と、心配になりますよね。
ピーマンの種が黒くなってきたのは、鮮度が落ちてきたことが原因です。
収穫してから時間が経ったピーマンはヘタや種の部分から劣化が始まっていきます。
しかし、実の全体が劣化しているわけではないので、黒くなった部分をしっかり取り除けば、実の方は料理に使えます。
念のため、ピーマンの緑色の表面にある光沢がなくなっていないか、変な臭いがしないかをよく確認してから使ってください。
鮮度が落ちてきただけでなく、腐敗が始まっている場合は食べられませんので、注意してくださいね。
ちなみに、ピーマンは常温保存なら約1週間、冷蔵庫保存なら約2週間日持ちすると言われています。
これを目安に保存し、新鮮なうちに使った方がいいですね。
また、ピーマンの鮮度を保つには、袋のまま保存しないで、一つずつ、ラップで包むのがおすすめです。
ピーマンからエチレンガスが発生していて、袋の中に入ったピーマンはお互いに影響しあって熟れやすく、そして、腐敗しやすい状況になってしまうからです。
ピーマンに黒いカビが生えても食べれる?
あきらかに黒いカビが生えてきたピーマンは残念ですけど、廃棄しましょう。
多分、黒いカビと同時に、変な臭いがしたり、黒や茶色に変色したりもしているでしょう。
こうなると、もう、加熱調理しても殺菌にはなりませんので、食べるのは危険です。
他の食材にもカビが移る可能性がありますので、早めに処分してください。
ピーマンに限りませんが、冷蔵庫に入れていても、保存していた野菜にカビが発生することはあります。
カビはもともとの土壌で付着することもあるし、空気中で浮遊しているカビが野菜に付着してしまうことがあります。
冷蔵庫のように低温にすることでカビの発生を抑えられますが、ゼロにはなりません。
冷蔵庫に野菜を保管する際は、土がついている野菜はきれいに洗い、ラップやビニール袋などに包むようにしましょう。
また、冷蔵庫内の汚れにカビが住みついてしまうことがあります。
保管していた調味料が漏れたり、食べかけの料理がこぼれたりすることもありますよね。
そういった汚れを放置していると、カビが発生し、他の食材にもカビが移ってしまうことがあります。
できれば、小まめに冷蔵庫の中を掃除しておくといいですね。
まとめ
ピーマンにできる黒い斑点は熟れてきたサインなので、食べても大丈夫です。
ただし、熟れたピーマンは苦みが少なくなってきますし、劣化も早くなってきます。
種が黒くなってきた時も、その部分だけ取り除けば、食べられます。
その際はピーマン全体の色つやや臭いをよくチェックして、腐っていないか確認してください。
黒いカビができたものはその部分を取り除いても、もう食べない方がいいです。
ピーマンを冷蔵庫に保管しておいても、早めに使い切りましょう。