食べきれなかった味噌汁を鍋のまま放置していたら、案の定、腐ってしまった・・・。
真夏には時々やってしまう失敗ですよね。
でも、これはどうやって捨てたらいいのかしら?
鍋ごと?、味噌汁だけ?
ここでは、味噌汁の捨て方、傷んだ味噌汁の見分け方、ステンレス鍋のまま保存しても大丈夫なのか疑問についてお応えします。
味噌汁の捨て方ってどうやったらいい?
傷んだ味噌汁、もう1回、沸騰させれば食べられるんじゃない?
そんなこと、ありません!
万が一のことがありますので、傷んでいるかもと思ったら、潔く廃棄した方が賢明です。
では、傷んだ味噌汁が入っていた鍋もすてないとダメ?
それは大丈夫!
鍋はきちんと洗えば、今まで通り、使えます。
鍋などの金属製のものにはカビや菌が付着することはあっても、染み込むことはありませんので、隅々まで洗浄すれば問題ありません。
念のため、煮沸消毒もすれば完璧です。
なので、捨てるのは味噌汁だけ。
ちょっと酸っぱい臭いなどしますから、きつい場合はマスクなどをして、不織布の水切りネットに傷んだ味噌汁を流しましょう。
目が細かいネットの方が、小さな具もしっかりキャッチしてくれて、排水溝を詰まらせる心配がありません。
また、不織布製のものを使用することで、味噌汁の油分を吸収してくれるので、環境にも優しい対応になります。
ネットに集まった具は二重にしたビニール袋に入れて、口を縛って、「燃えるゴミ」に出します。
せっかく作った美味しい味噌汁だったのに、もったいないですよね。
この経験を忘れず、次から味噌汁の保存には注意してくださいね。
味噌汁が傷むのの見分け方は?
味噌汁は発酵食品である味噌を使っていますので、日持ちしません。
食べない分は常温で放置しないで、冷蔵庫で保管しましょう。
冷蔵庫に入れれば、1日ぐらいは日持ちします。
日持ちの長さは具の種類によっても変わります。
冷蔵庫で保存した時でも、念のため、傷んでないか確認してから食べてくださいね。
確認するポイントは酸っぱい臭いがするかどうかです。
本来の味噌汁なら味噌の香りがするはずなのに、鼻に付く酸っぱい臭いがした場合は傷んでしまっています。
また、見た目でも見分けがつくことがあります。
味噌汁が腐ってくると、汁が濁ってきたり、ドロッとしてきたりしてきます。
かき混ぜてみて、異変がないか確認してみましょう。
味噌汁はステンレス鍋で保存しても大丈夫?
ステンレス鍋でも短時間の保存であれば、味噌汁の保存をしても大丈夫です。
ただし、フッ素加工されたステンレス鍋は、長時間の保存には向いていません。
ステンレスと言えば、鉄などに比べて錆びにくいのが特徴です。
保温性・保冷性にも優れていることから、水筒の材質としてもよく使用されています。
でも、欠点なのがその重さ!
特に、女性にはちょっと扱いにくいので、ステンレス鍋を持ち上げたり、洗ったりが大変なこともあります。
ですので、味噌汁づくりにおすすめなお鍋は軽いアルミ製の鍋と言われています。
けれども、最近では軽量のステンレス鍋も販売されていますので、自分の気に入った鍋を見つけられるといいですね。
ところで、残った味噌汁を鍋に入れたまま保存しても大丈夫でしょうか?
ちゃんと冷まして、蓋をした状態であれば問題なさそうですよね。
しかし、実はステンレス鍋などに施されているフッ素加工にはよくないのです。
味噌汁に含まれる塩分などの調味料が影響してしまい、フッ素が剥がれる原因になってしまいます。
その点、ホーロー鍋であれば、フッ素加工はしていませんから、長時間の保存でも安心です。
ただし、ステンレス鍋でも短時間の保存であれば、影響をそれほど心配しなくても大丈夫。
最近、人気がある取っ手が外れる鍋なら、取っ手を外した状態で冷蔵庫に入れられるので便利ですね。
また、鍋ごと冷蔵庫で保存していて、温め直す時は、弱火でゆっくりとかき混ぜながら、温めてください。
まれに、味噌汁の成分が沈殿したことによる突沸現象が起こり、突然、鍋の中身が飛び散ることがありますので、気を付けましょう。
まとめ
傷んだ味噌汁は目の細かい水切りネットで具を集めてから、捨てましょう。
傷んでいるかどうかの見分け方は、酸っぱい臭いと汁が濁っているかです。
ステンレス鍋にはフッ素加工がされているので、味噌汁を長時間保存していると、フッ素が剥がれやすくなってしまう原因になります。
短時間であれば問題ないですけど、注意してください。