和食にも洋食にも使えるかぼちゃ。
天ぷら、煮物、グラタン、スープなど、かぼちゃを使う料理は多く、どれも美味しいですよね。
でも、ちょっと気になるのが買い置きしておいたかぼちゃのタネがカビっぽくなってしまった時です。
もう捨てるしかない?
ここでは、かぼちゃのタネにカビが生えても身は食べれるのか、保存の時は種やわたを取った方がいいのか、かぼちゃは冷凍できるのかについて説明します。
かぼちゃのタネにカビが生えてきたら身は食べれる?
丸々一個のかぼちゃを切ってみたら、タネがカビっぽい時や、カットされているかぼちゃを冷蔵庫保管していたのに、使おうとしたらタネがカビくさい時、どうしたらいいでしょうか?
まず、本当にカビなのか、確認してみましょう。
かぼちゃには黒っぽいカビや白っぽいカビが生えることがあり、カボチャの身が柔らかくなっていて、強烈な臭いがする場合は残念ながら、カビで間違いなさそうです。
しかし、かぼちゃの切り口部分だけが白くなっている場合はカビではなく、カボチャの成分であるでんぷんによるものです。
カビかどうかは、柔らかさと匂いで判断してください。
カビが生えたカボチャは食べるのはおすすめできません。
カビを取り除き、加熱調理したとしても、完全に滅菌したことにはならないからです。
かぼちゃを保存する時は種やわたはどうしたらいい?
カビは温度と湿度があるところに生えてしまいます。
特に、かぼちゃの種やわたの部分は水分が多く、カビが生える条件がそろっていますから、保存する時は注意が必要です。
かぼちゃ丸ごとの場合は、新聞紙で包んで湿気を抑え、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
これで、約1か月日持ちします。
カットされたかぼちゃの場合は保存する前に、種やわたを取り除き、ラップでぴっちりと包み、さらに密封できる袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存すると、4~5日は日持ちします。
かぼちゃの保存は冷凍でもOK!
丸ごとはなかなか使い切れないし、カットしたものでも予定が変わって、すぐには食べなくなってしまうこともありますよね。
そんな時は冷凍保存がおすすめです。
かぼちゃはきちんと冷凍保存すれば食感があまり変わらないし、カビの心配もありません。
かぼちゃを冷凍する時はスプーンなどで種やわたを取り除き、使いやすいサイズにカットしておくと便利です。
余分な水分を拭き取ってから、煮物用は角切り、炒め物用はスライスなどにカットし、1回で使う量ごとにラップでぴっちりと包み、密封できる袋に入れて冷凍庫で保存します。
空気に触れると酸化してしまうので、なるべく空気を抜くようにしましょう。
冷凍庫に保存する時は魚介類に匂いを吸収しやすいので、近くに置かないようにしてくださいね。
調理済みのかぼちゃも冷凍保存が可能です。
煮物などは一度にまとめて調理して、すぐに食べない分は冷凍保存しておくと、食べたい時に温めるだけで食べられます。
味付けしてなくても電子レンジで加熱した状態でも、潰してペースト状でも、冷凍保存できて、すごく使いやすいです。
未調理でも、調理済みでも冷凍したかぼちゃは1~2か月保存できます。
使う時は解凍しないで、そのまま煮物やスープなど、調理に使った方が美味しく仕上がります。
冷蔵庫解凍や常温解凍をすると、解凍する際に発生する水分の影響でかぼちゃがやわらかくなり、味も水っぽく、美味しくなくなってしまいます。
天ぷらや炒めものの場合は十分に火が通らない可能性があるので、厚めにスライスした場合は少し電子レンジで解凍してから調理した方がよいでしょう。
ただ、解凍しすぎる水分が飛び過ぎてしまうことがありますので、注意してくださいね。
加熱の目安はかぼちゃ100gに対して、500W の電子レンジで焼く1分です。
まとめ
かぼちゃはタネやわたにカビが生えやすいので、保存の際には十分に気を付けましょう。
カビが出来てしまった時、その部分だけ取り除いても、食べない方が無難です。
買ってきたかぼちゃは丸ごとなら新聞紙に包んで、カットされたものはタネやわたを取り除いてからラップや密封できる袋に入れて、冷蔵庫保管がおすすめ!
食べきれないかぼちゃは調理しやすいサイズにカットしてから、冷凍保存しておくと便利です。
下ゆでしたり、ペースト状にしたりしておくと、使う時に調理をさらに時短できます。