旬のみずみずしいとうもろこし、乾燥させないで保存したいけれど、難しそうですよね。
保存しておいたとうもろこしの粒がカピカピに干からびていたら、ほんとガッカリです。
でも、一度にそんなにたくさんのとうもろこしを食べられないから、どうしても余ってしまう・・・。
ここでは、とうもろこしの保存は常温でいいのか、新聞紙で巻くと良いのか、採れたての場合の保存方法について説明します。
美味しいだけでなく、栄養もあるとうもろこしですから、ぜひ参考にしてみてください。
とうもろこしの保存は常温でいい?
とうもろこしの保存は常温がいいです。
正確に言えば、とうもろこしが収穫された瞬間から品質の劣化は始まっています。
ですから、出来れば、買ったらすぐに食べた方がいいに決まっていますけれど、無理なことも多いですよね。
野菜の保存は冷蔵庫が基本ですけれど、とうもろこしは湿気があると腐りやすいですから、保存するなら常温の方がおすすめです。
家での生ごみ軽減などで、皮が剥いてあるとうもろこしを買ってくる場合もあるかもしれませんが、保存のことを考えると、皮つきのままの方が乾燥を防ぐことができます。
ところで、とうもろこし畑に行ってみたことはありませんか?
とうもろこしは髭を上にして生えているものです。
だから、保存する時も立てておく方が劣化しにくくなります。
常温で保存したとうもろこしは2~4日日持ちします。
次では、とうもろこしの保存方法を詳しく説明します。
とうもろこしの保存は新聞紙で巻くのがいい?
皮つきのとうもろこしを常温保存する時は、さらに新聞紙で巻き、ビニール袋に入れて保存します。
常温でも、直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選びましょう。
新聞紙を巻いても、湿度が高い季節はとうもろこしが腐りやすく、日持ちの目安は夏なら2日と考えてください。
あまり暑い季節は、やはり、常温保存よりも冷蔵保存の方が、とうもろこしの甘みを保つことができます。
皮つきのとうもろこしに、湿気予防に新聞紙で巻いて、さらに、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れます。
この時も、スペースにもよりますが、とうもろこしを立てた方がいいです。
多い髭は少なくしましょう。
葉も、たくさん付いている時は、2~3枚あれば十分なので、それ以外は剥いてしまいましょう。
皮が剥いてあるとうもろこしは、ラップで包んで、立てて保存します。
こちらはより低温の方がいいので、野菜室ではなく、冷蔵室がおすすめです。
冷蔵保存したとうもろこしの日持ちは2~3日です。
しかし、皮が剥いてあるとうもろこしは、水分の蒸発が進んでいることがありますから、茹でてから保存した方が心配ないでしょう。
とうもろこしの採れたてはどう保存するのがいい?
採れたてのとうもろこしに、ギュッと詰まった栄養を失わないように保存するなら、茹でてからの保存するのが良いです。
皮を剥いて、髭をとったとうもろこしを、大きな鍋にたっぷりの水を入れて、水からとうもろこしを入れて、沸騰させます。
沸騰したら、3~4分で茹でて、熱いまま、とうもろこしを鍋から出して、ザルで水気を切って冷めないうちにラップで1本ずつ包みます。
冷めてしまうと、とうもろこしの甘みや旨味が失われてしまいますので、火傷に気を付けて作業してください。
この状態で常温保存するなら、夏は1日、冬は2日日持ちします。
冷蔵保存なら、2~4日日持ちしますが、もっと長持ちさせたい時は冷凍保存します。
冷凍保存すれば、1か月ぐらい保存できますし、美味しさも栄養も損なわれないのでおすすめです。
冷凍保存するとうもろこしは茹で時間を少し短くして2~3分が良いでしょう。
この状態ではやや硬めですけれど、解凍して調理する時に再度加熱しますから、硬めで大丈夫です。
固めにゆでたとうもろこしは包丁で3センチぐらいの輪切りにして、密封できる袋に空気を抜いて入れて、冷凍保存します。
もしくは、実をそいでしまって、粒の状態で冷凍保存するのも、使いやすいです。
冷凍保存する時は、なるべく薄く、平らな状態にすると早く凍結しますし、解凍する時も早いです。
さらに、熱伝導率が良い金属製のトレーなどにのせて冷凍すると、鮮度が落ちにくくなります。
冷凍保存したとうもろこしを使う時は、前日から自然解凍すればOK。
粒のまま冷凍したものは、解凍しないで、そのまま調理に使えます。
解凍したとうもろこしは少し塩を振ってかぶりつくのも美味しいですし、粒のとうもろこしはスープやサラダ、炒め物の彩りに簡単に使えて、とても便利です。
まとめ
とうもろこしを保存するなら、皮つきを買いましょう!
新聞紙を巻いて、立てて保存すれば、鮮度を保てます。
栄養も旨味もキープするなら、茹でてからの保存がおすすめです。
冷凍すれば、長持ちしますし、下茹で済みなら、調理を時短できます。
とうもろこしを上手に保存して、いろんな料理に使ってくださいね。