おでんの厚揚げって、美味しいですよね。
味が染みていると、もう、格別です!
家のおでんにも厚揚げを入れたいけれど、結構、いろんな迷うことがあります。
鍋に入れるタイミングとか厚揚げの種類とか、下処理とか。
せっかく、おでんに厚揚げを入れるなら、美味しくしたいですからね。
ここでは、おでんの厚揚げを美味しく仕上げる方法について説明します。
おでんに厚揚げを入れるタイミングは?
おでんの具は煮えにくい物から入れるのが基本です。
順番に鍋に入れることで、出来上がった時にすべての具がちょうどよく煮えているようにしていきます。
煮立たせた汁に、大根や玉子、こんにゃくなど、煮えるのに時間がかかる具から入れていきます。
その後に、煮えやすい練り製品を入れていきます。
厚揚げもこのタイミングで、鍋に入れて煮込みます。
厚揚げはある程度の煮込み時間は必要であるものの、煮込み過ぎると厚揚げの豆腐部分の水分が抜けてしまって、硬くなってしまう恐れがあるので、このタイミングがベストです。
この後に、短時間で煮るはんぺんを入れたら、おでんは完成です。
順番通りに鍋に入れれば、どの具も、美味しく煮えていて、食べごろになっているはずです。
おでんに厚揚げを入れるなら絹と木綿どっちがいい?
そもそも、厚揚げとは豆腐の表面だけ揚げたもので、生揚げという人もいます。
似ているもので、油揚げがありますが、これは薄くスライスした豆腐をしっかりと揚げたものになります。
おでんに入れる厚揚げは、絹ごし豆腐と木綿豆腐、どちらが向いているのでしょうか?
一般的に、煮物に向いているのは木綿豆腐と言われています。
豆腐の断面をよく見てみると、木綿豆腐には小さな穴があり、ここに煮汁が染み込みやすいからです。
木綿豆腐は水切りをした時にこのような穴が出来るので、食感が少しザラザラしていますが、味が染み込みやすくなるので、おでんにも向いているでしょう。
一方で、絹ごし豆腐はつるりとした食感で、豆腐自体の味も濃いので、厚揚げを焼いて食べる時におすすめです。
ですが、絹ごし豆腐の厚揚げでもおでんを作れないことはないですし、つるりとした食感が好みであれば、おでんでも絹豆腐の厚揚げを入れても問題はありません。
お好みに合わせて、選んでくださいね。
おでんの厚揚げは下処理が必要?
昔は、厚揚げだけでなく、さつま揚げや餅巾着など、揚げ物はみんな古い油が使われていたので、油抜きをしてから調理に使うべきと言われていました。
でも、今は古い油を使っていることなんて、あり得ません。
新鮮な油を使っていますし、メーカーによっては油抜き不要と表示されているものもあります。
だから、油抜きの下処理をしなくても、おでんの鍋に入れても大丈夫ですが、仕上がりにこだわるなら、やはり、油抜きをした方が良いでしょう。
油抜きをした厚揚げは、表面にあった油のコーティングが取り除かれていますから、味が染み込みやすくなりますし、おでんの汁を油っぽくさせてしまうこともありません。
おでんの汁が油っぽくなってしまうと、汁の風味が負けてしまいますし、汁の色もにごってきてしまいます。
それに、他の具も油っぽくなってしまうこともあります。
厚揚げによっては油っぽくないものもありますけど、鍋に入れて、汁の表面に油が浮いてきてからでは取り返しがつきませんので、油抜きしておいた方がいいでしょうね。
厚揚げの油抜きはそんなに手間はかかりません。
鍋に熱湯を用意し、厚揚げを入れるだけ。
表面の油がさっと取れますから、すぐにザルなどに引き上げて、水気を切ったら終わりです。
おでんの仕上がりに影響しますから、油抜きをしてくださいね。
まとめ
おでんの厚揚げは、大根やこんにゃくなどの煮えにくいものに味が染みてきてから、鍋に入れるのがベストタイミング!
絹ごし豆腐の厚揚げでもおでんを作れますが、木綿豆腐の厚揚げの方が、味が染み込みやすく、おでんに向いています。
厚揚げをおでんに入れる前に、油抜きをすると、おでんの汁が濁らないですし、厚揚げに味が染み込みやすくなります。
せっかくのおでんですから、厚揚げは油抜きをしてから鍋に入れてくださいね。