最近は紅茶の茶葉の専門店があったり、さまざまな種類の紅茶が出ているので自分の好みの紅茶を見つけるのが楽しくなりますね。
紅茶は冷めると何だか渋みが増えたような事を感じたことはありませんか?
今回は、紅茶は冷めると渋みが出るのか、渋みがある時の対処方法、水筒で紅茶を保温する時の注意点についてご紹介します。
紅茶は冷めると渋みが出る?
紅茶は、冷めてしまうと渋みが出てきます。
紅茶は好きだけど、温かい紅茶が冷めた時の渋みが苦手…という方は結構多いです。
また、紅茶を淹れた時には温かいうちに飲むつもりでも、家事や育児の合間ではあっという間に冷めてしまって気づいた時にはぬるくなっているなんてこともあると思います。
実は、紅茶が美味しいと感じる温度は65℃程度だと言われているんですよ。
紅茶が冷めてしまうと、主成分であるタンニンやカフェインによって渋みを強く感じてしまうんです。
特に、日本の水が他国の水と違って軟水であることが渋みを出してしまう原因の一つなんです。
紅茶は旨味・渋み・苦味で構成されているのですが、軟水以外であれば時間を置かないと渋みや苦みは抽出されにくいんです。
ですが、軟水で紅茶を淹れるとあっという間に苦味や渋みが抽出されてしまうんです。
そして、紅茶が冷めた時にはさらに渋みが強く苦く感じてしまうことになります。
でも大丈夫です!紅茶の渋みを抑えて苦くないように淹れる方法はあるんです!
紅茶の茶葉にもよりますが、抽出時間が5分程度と表記されているものが多いんです。
抽出時間が表記されていると、表記通りに淹れたほうが美味しいのだと感じてしまいますよね?
ですが、この表記の時間は「その時間抽出すればその茶葉のうまみを最大限に引き出せる」という意味なんです。
必ずしもその時間抽出しないといけないわけではないんですね。
抽出時間を調整することで、自分好みのちょうどいい苦味や渋みの紅茶を淹れることができますよ。
1分おきに一口程度ずつカップにお湯を注いで味見をして、自分好みの濃さになっ
たらお湯を足すようにすると、自分好みの抽出時間を見つけ出すことが出来ます。
また、紅茶の成分を抽出させるためには日本の水道水のような軟水が適しているのですが、成分が抽出されやすい反面渋みも出やすくなってしまうんです。
渋みが気になる方には硬水で紅茶を淹れるのがオススメですよ。
硬水であれば、水中のカルシウムなどの影響で茶葉からタンニンが溶けだしにくくなります。
そのため、苦味や渋みを抑えることが出来るんですよ。
紅茶の渋みが気になる方はぜひ、硬水で紅茶を淹れる方法を試してみてくださいね。
紅茶の渋みの対処法!
紅茶を淹れてすでに渋みが出てしまった場合、飲みにくいからといって捨ててしまうのはもったいないですよね。
渋みを完全に無くすことは出来ませんが、和らげる方法はできますよ。
それは、ミルクティーにする方法です!
渋みをやわらげる方法では一番簡単な方法で、ミルクを入れるだけでいいのですぐに出来ますよね。
好みによって、砂糖やはちみつをいれると味わいも変化するので楽しむことができますね。
また、マシュマロティーもおすすめです。
紅茶にミルクを入れて上に泡立てた生クリームを浮かべます。その上にマシュマロを乗せるんですよ。
甘みが強めなので甘いのが好きな人にはたまらなく美味しいですし、渋みが強い紅茶でもとても飲みやすくなりますよ。
ちょっと変わった方法では、カルピスティーにする方法もあるんです。
これは、グラスにカルピスの原液を5gほど入れて、グラス一杯に氷を入れます。
そこにホットミルクティーを静かに注いでみてください。そうすると、きれいな2層になりますよ。
自宅でカフェ気分を味わうことが出来て楽しいですよ。
紅茶の保温を水筒でするなら?
温かい紅茶は酸化しやすく、時間の経過とともにどうしても渋みが強くなってしまいます。
紅茶を水筒などに入れて温かい状態にして持ち歩く場合、ストレートのままでは紅茶の劣化が早くなってしまうので避けましょう。
紅茶を温かい状態で持ち歩く時には、ミルクティーにするのがおすすめです。
ミルクを入れることによって、紅茶の劣化を遅らせることが出来るので時間の経過による渋みの増加を抑えることが出来ますよ。
まとめ
紅茶は冷めてしまうとどうしても渋みが強くなってしまいます。
ですが、紅茶の渋みを抑えて淹れる方法はあります。
自分の好みの濃さになるように抽出時間を調整したり、硬水で淹れたりすることで渋みを抑えることができますよ。
渋みが出てしまった紅茶は、ミルクティーにすることで渋みを和らげることができます。
マシュマロティーにしたりカルピスティーにする方法もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
紅茶を水筒で保温したい時は、ストレートのままでは紅茶の劣化が早く進んでしまい美味しくなくなってしまいます。
ミルクティーにして水筒に入れることで、紅茶の劣化を遅くして美味しく飲めるようにできますよ。
紅茶の淹れ方を少し工夫して、ほっと一息つきたい時や食後の1杯などに渋みを抑えた紅茶を味わってみてはいかがでしょうか。