ダントツの暖かさが感じられると、話題のオイルヒーターを買ってみたものの、ブレーカーが頻繁に落ちてしまっては困ってしまいますよね。
ここでは、オイルヒーターでブレーカーが落ちる原因、つけたり消したりの効果、オイルヒーターで毛布を乾燥させていいのかについて紹介していきます。
オイルヒーターをつけるとブレーカ-が落ちる…
オイルヒーターはとても暖かさが持続する暖房器具なのですが、消費電力が大きいのがデメリットです。
契約電力が30A程度の賃貸住宅などでは、すぐにブレーカーが落ちてしまうようです。
特に、朝は同時に他の電化製品を使うことが多いでしょう。
炊飯器や電子レンジ、衣類乾燥機、ドライヤーなど、温める機能がある電化製品を一緒に使うと、ブレーカーが落ちてしまいます。
ブレーカーが落ちないようにするには、オイルヒーターの電源を入れるタイミングを変えるのがおすすめです。
オイルヒーターは電源を入れてから、最初の1時間が最も消費電力が大きくなります。
部屋が完全に暖まると、消費電力を控えめになります。
例えば、起床1時間前にオイルヒーターの電源がオンになるように、タイマーをセットしてみましょう。
オイルヒーターの消費電力が最大になる1時間は、まだ就寝中です。
起床したころに、ちょうど部屋が暖まるでしょう。
そして、オイルヒーターの消費電力も控えめになります。
このタイミングであれば、ドライヤーなどを使っても、ブレーカーが落ちることはなくなるはずです。
それでも、ブレーカーが落ちるなら、電力会社に連絡して、契約電力を上げるのがおすすめです。
オイルヒーターをつけたり消したりすると効果は?
オイルヒーターを使っている人は、とにかく、電気代が高くなるのが心配でしょう。
だったら、つけたり、消したりすれば、少しは節約できるものなのでしょうか?
ちなみに、エアコンの暖房は初期稼働に電気をかなり使うので、頻繁に電源のオンオフはかえって電気代がかかると言われています。
オイルヒーターも同じなのでしょうか?
実は、オイルヒーターを長時間使うなら、時折、つけたり消したりすると節約になります。
オイルヒーターはパネルに入っているオイルを電気で温めて、部屋を暖かくしている暖房器具なので、電源をオフにしても、しばらくはオイルは温かいままです。
部屋を閉め切っていれば、しばらくは暖かさが持続するのです。
しかし、電源をオンにしても暖かくなるまでに30分から1時間ほどかかります。
この特徴をとらえて、オイルヒーターを使っていても、つけたり消したりして、節電することが可能です。
小春日和のような冬の日中であれば、日が高くなってきたら、朝からつけていたオイルヒーターを一度消して、寒くなってきたら、オイルヒーターをまた付けて、部屋が暖まるまでの間はブランケットなどでしのぐといった使い方もできるでしょう。
オイルヒーターに毛布をかけて乾燥させるのはアリ?
せっかくのオイルヒーター、消費電力が大きいなら、とことん利用したいものですよね。
毛布などを広げて、乾燥させても大丈夫かしら?
冬は洗濯物がなかなか乾かないので、乾燥させるのに使えたら便利ですよね。
実際に、オイルヒーターに毛布やバスタオルなどをひっかけて乾かしている人もいるようですが、実はこの使い方はNGです。
オイルヒーターの熱がこもり、火災の原因になりかねません。
オイルヒーターの取り扱い説明書によると、ヒーターの上部は約1m以上の距離と保つようにとあります。
室内に干した洗濯物の近くで、オイルヒーターを使うのはOKですが、洗濯物が直接触れないようにしましょう。
まとめ
オイルヒーターを使うとブレーカーが落ちてしまう場合は、オイルヒーターの電源をオンにするタイミングを変えてみましょう。
起床する1時間前に電源がオンになるように、タイマーでセットするのがおすすめです。
オイルヒーターは消しても、しばらくは暖かいので、日中などは電源を付けたり、消したりして、節電することもできます。
洗濯物をオイルヒーターのパネルにひっかけて、乾燥させるのは火災の原因になりますので、やめましょう。
洗濯物を乾かす時は、オイルヒーターに触れない程度、近くに寄せて乾燥させましょう。