味噌汁を作ろうと思ったら、だしを切らしていたー!なんてこと、ありませんか?
だしの素も、だしパックも無い時、本当に困りますよね。
だしの風味が無い味噌汁って、どうなのでしょう?
今回は、味噌汁のだしの代わりになる物、だしに何を使えばいいのか、だしはいれないとダメなのかについて紹介していきます。
味噌汁のだしの代用となるもの
味噌汁のだしと同じように、旨味と香りがあるものって、何?
意外なものも、代用できます!
キッチンや冷蔵庫内を探してみましょう。
① ケチャップ
ケチャップは洋風だから、和風の味噌汁には合わないのでは?と、いきなり否定されそうです。
だけど、今、ケチャップがだしの素の代わりになるというのが話題になっています。
ケチャップには、旨味成分のグルタミン酸が含まれており、味噌汁に入れるとしっかりだしの役割を果たしてくれます。
他にも、塩、砂糖、お酢なども含まれており、味噌と混ぜると、甘みやコクをプラスしてくれます。
心配なトマトの酸味はうまい具合になくなってくれるから、安心してください。
② オイスターソース
これも、味噌汁に合わない感じがしますけれど、オイスターソースは牡蠣の旨味が凝縮されたものですから、大丈夫!
これも、味噌汁のだしの代わりになってくれます。
③ めんつゆ
蕎麦や素麺を食べる時に使うことが多いめんつゆも、鰹や昆布のだしが使われていて、味噌汁のだしの代用品になります。
めんつゆは醤油や砂糖が使われていて、濃縮タイプも多いので、使う量は控えめにすると、味のバランスがちょうどいいです。
④ 昆布茶
昆布の旨味がたっぷり凝縮されていますから、これも、味噌汁のだしの代わりにピッタリです。
粉末タイプで、塩分も多いので、少しの量から試してみてください。
味噌汁のだしに何を使う?
だしの素やだしパックの代用品を探していたら、鰹節が見つかったという場合は、ぜひ、鰹節でだしを取りましょう。
初めてでも、そんなに難しくありません。
2人前の味噌汁を作るなら、鰹節を15g程度削って、500ccの沸騰したお湯に入れます。
ふわっと、ひと煮立ちさせたら、火を止めて、2~3分待ちます。
鰹節が下に沈んできたら、網などで鰹節を濾すと、400ccのだしが取れます。
削り節でもだしが取れます。
鰹節より少し多めの量を使えば、十分、いい香りが出てきます。
もし、鰹節ではなく、昆布や煮干しが見つかった時も、だしを取ってみましょう。
普段、だしの素やだしパックを使っていて、一からだしを取ったことがなくても大丈夫です。
2人前の味噌汁用に、昆布でだしを取るなら、鍋に7~8センチの昆布と500ccの水に入れ、火を付けて、沸騰する直前で火を止めて、昆布を取り出すだけです。
昆布は煮込むと、粘りが出てくるので、早めに取り出しましょう。
煮干しだったら、ワタと頭を取った状態で15gぐらいを500ccの水に30分以上浸し、それから火を付けて、沸騰させ、5~10分煮だし、ザルで煮干しを濾したら、煮干しだしの完成です。
難しく感じるかもしれませんが、慣れてきたら、それほど面倒ではなくなるでしょう。
それに、だしの素は塩分が多く含まれており、高血圧気味の人など塩分の摂取を控えめにすべき人にとっては、少し心配になってしまいます。
その点、きちんとだしを取ったものには全く塩分が含まれていませんから、とても安心ですね。
味噌汁はだしなしだとダメ?
だしがない味噌汁なんて、香りが無くて美味しくなさそうと思いませんか?
でも、いろいろな実験によると、どうやら、味噌の種類によってはだしが無くても、美味しい味噌汁が作れるそうです。
おすすめなのが、白みそ。
他の味噌より、米麹が多く含まれている高級なお味噌です。
含まれている塩分量が少なく、甘みが強く、まろやかな味わいがします。
他にも、最も一般的な米みそ(赤味噌)でも、米麹が多い種類であれば、だしが無くても美味しい味噌汁が出来上がりそうです。
ちなみに、岡崎の八丁みそで有名な赤だしみそは米麹が含まれておらず、渋みがあるのが特徴ですから、だしがないと味が決まらない感じがします。
まとめ
味噌汁のだしの代わりにはケチャップやオイスターソース、麺つゆなどが使えます。
どれも味が濃い目なので、使う時は少ない量からお試しください。
でも、だしが取れる食材(鰹節や昆布など)が見つかった時は、ぜひ、だしを取ってみてください。
だしの素は塩分が含まれていて、高血圧気味の人などは、とっただしを使った方が安心です。
また、米麹が多く配合されている味噌(白みそなど)なら、だしがなくても、香り豊かな味噌汁が出来上がります。