松茸と言えば、秋の高級食材のイメージがあります。
しかし、あまりにも高級過ぎて、実は本当の松茸の香りを知らない人も多いでしょう。
市販の松茸のお吸い物でしか、松茸の香りを感じることはないかも?
今回はは、秋の食材として有名な松茸ってどんな香りなのか、ぶっちゃけおいしいのか、食べ過ぎたらどうなるのかについて紹介していきます。
松茸ってどんな香り?
「香り松茸、味しめじ」なんて言葉もありますが、松茸の香りって、あまり強くなくて、実はよく知らないなんて人もいるでしょう。
松茸は本当に高級品です。
今やほとんどの食材は養殖など人工的に栽培できるようになりましたが、松茸は天然でしか収穫できないのが高級である所以です。
松茸に必要な生きたアカマツの木を栽培する技術が、未だに確立されていないのです。
だからこそ、一層、本当の松茸の香りを楽しむ機会が少なくなりつつあります。
実は、松茸の独特な香りは、マツタケオールやケイ皮酸メチルという成分によるものです。
よく、松茸風味なんて書いてあるのは、この成分が配合されているということです。
松茸の香りは、濃い大豆の香りとか、醤油の香りに近いとも表現されます。
このかぐわしい芳醇な香りには食欲増進や気持ちを落ち着かせる作用があるそうです。
松茸の香りを楽しむなら、松茸ご飯やお吸い物な、焼き松茸など、シンプルなメニューがおすすめです。
裏技としては、エリンギの炊き込みご飯に、つぶした枝豆をまぶしても、松茸ご飯に近い香りが再現できるんですよー。
日本人には人気のある松茸の香りですが、外国人には革靴の臭いなんて表現されることもあります。
外国人には松茸よりも、トリュフやボルチーニ茸の方が人気です。
外国人へのおもてなしで、松茸料理は避けた方がよさそうですね。
香りが魅力の松茸ですが、まれに香りが少ない松茸があります。
それは中国や韓国、アメリカ、カナダ、モロッコなどの海外産の松茸です。
国産に比べて、安価な値段で販売されているので手に取りやすい松茸もあります。
しかし、輸入されているうちに香りが薄くなってしまいます。
アメリカやカナダ産の松茸は白く、見た目が松茸らしくないものの、しっかりと松茸の香りがするものもあります。
中国産のものによっては、人工香料などで香りづけしているものもあり、本来の松茸の香りとは違うものもあります。
味は海外産でもそれなりに美味しいですが、松茸の香りを楽しむなら、やはり国産がおすすめです。
香りが薄い松茸を料理するなら、クッキングぺーパーで包んで蒸し焼きにするのがおすすめです。
香りを封じ込めるこの料理方法なら、松茸の香りが楽しめます。
松茸ってうまいのか??
高級食材を日頃から扱っている料理人やグルメの人々にとって、松茸は価値の美味しさがあるでしょう。
シャキシャキとした抜群な歯ごたえととびきりの香りが味わえるならば、高額でもいとわない食材のようです。
しかし、一般庶民にとって、松茸はどうでしょうか?
正直、大人は松茸といえば高級と知っているから、松茸を食べれば美味しいと評価するでしょう。
しかし、松茸が高級食材と知らない子供は、特別美味しいものと感じないかもしれない。
大人になってからでないと、松茸の美味しさを理解するのは難しいかもしれませんね。
松茸を食べ過ぎても大丈夫??
松茸は高級食材ですから、食べ過ぎることはあまり考えられません。
しかし、地方によっては、近所で松茸が採れることがあり、食べ過ぎてしまうことがあるそうです。
まつたけなどのキノコ類は低カロリーで、食物繊維が豊富な食材です。
ダイエットに活用できるでしょう。
しかし、食物繊維がとても多いので、食べ過ぎると消化不良を起こし、腹痛や下痢になってしまうことがあります。
松茸が美味しいからと言って、食べ過ぎには注意してくださいね。
まとめ
松茸の香りは、日本人にはなじみやすい大豆や醤油の香りに近いです。
しかし、外国人にはあまり人気がありません。
香りが少ない海外産の松茸も流通しています。
蒸し焼きにすると、松茸の香りを逃がさず、楽しめるでしょう。
松茸の美味しさは人それぞれです。
美味しい松茸でも、食物繊維が豊富なキノコの仲間ですから、食べ過ぎると腹痛や下痢になることがあります。
食べ過ぎないようにしましょう。