家の片付けをしていたら、石油ファンヒーターが出てきました。
ここ数年は使ってなくて、すっかり忘れていました。
しかし、まだきれいそうなので、今年は使ってみようと思うけれど、大丈夫かしら?
数年ぶりに使う石油ファンヒーターは問題なく使えるのか、なんとなく、心配になりますよね。
今回は、数年ぶりに使う石油ファンヒーターって大丈夫、灯油を入れたまま片付けていいのか、転倒させたファンヒーターは使ってもいいのか紹介していきます。
石油ファンヒーターを数年ぶりに使うけど大丈夫?
数年ぶりに使う石油ファンヒーターは、まず、よく点検してみましょう。
部品などを触るので、手袋をはめて行います。
灯油のカートリッジタンクを取り出して、キャンプが確実に締まるか確認します。
タンクの口から灯油が漏れないか、錆や穴が無いかも、チェックしましょう。
古い灯油が入っている場合は、新しいものと交換してくださいね。
古い灯油は劣化していて、このまま使用すると、不完全燃焼や異常燃焼、石油ファンヒーターの故障の原因になりかねません。
もったいないと感じるかもしれませんが、思い切って、新しい灯油と交換してくださいね。
ちなみに、古い灯油は灯油を購入した店やガソリンスタンドなどで処分してもらえます。
灯油は危険物なので、ごみに出さないようにしましょう。
それから、石油ファンヒーターの電源プラグにほこりがたまっていたら、掃除してください。
空気取り入れ口も、ほこりがたまりやすい箇所です。
掃除機で吸い取るなど、きれいにしておきましょう。
カートリッジタンクの灯油を受ける油受け部分も、チェックしておきます。
油受けのフィルターもごみが溜まりやすく、拭き掃除しておきましょう。
問題なさそうであれば、着火してみます。
一瞬、水蒸気や焦げ臭い匂いが出るものの、正常運転すれば、問題なく使用できるでしょう。
一時的に出る水蒸気や焦げ臭い匂いは、部品内に溜まった水やほこりによるものです。
石油ファンヒーターが必要になる季節になる前に、運転確認をしておくと、気温が下がって寒くなった時に安心して使えますね。
石油ファンヒーターに灯油を入れたまま片付けるのはダメ?
石油ファンヒーターを使っていて、徐々に暖かい季節になっていき、自然と使うことがなくなっていきます。
しかし、灯油が残ったまま。
タンクに戻すのも面倒ですから、灯油を入れたまま片付けてしまいがちですよね。
しかし、灯油は大変劣化しやすく、劣化した灯油を石油ファンヒーターで使うと、タールという成分が発生します。
このタールという黒い粘っこい物質が、ファンヒーターの芯や部品にこびりつき、燃焼不良の原因となってしまいます。
異臭や、点火してもすぐ消える原因にもなります。
そのため、古い灯油はシーズンを終えたら、そのまま保存せずに、処分するのがおすすめです。
石油ファンヒーターを転倒させたら使ってはダメ?
シーズンオフになり、石油ファンヒーターをしまう時、困るのが収納場所。
入らないから、横に倒して、しまっておいた人はいませんか?
実は、石油ファンヒーターは転倒させてはいけない物なのです。
見た目は問題なくても、点火するのは大変危険です。
石油ファンヒーターを倒すと、予期せぬところに灯油が漏れている可能性があります。
タンクに灯油がなくても、部品に溜まっている灯油があり得ない場所に移動していることもあるでしょう。
ですから、そのまま、点火すると、意外なところで発火する危険があります。
石油ファンヒーターを転倒させてしまうことは、収納時だけとは限りません。
引っ越しなどで移動する時や、使用中でもうっかり倒してしまう時があるでしょう。
一度、倒れた石油ファンヒーターは、灯油の漏れをよく確認してみてください。
心配な時はメーカーに相談してみてくださいね。
灯油が床などに漏れてしまうと、掃除も大変です。
灯油はアルコールに溶ける性質があり、アルコールスプレーを使って掃除するのがおすすめです。
しかし、染み込みやすい布などに灯油をこぼした場合はシミになりやすいです。
灯油は臭いも強く、漏れないようにするのが大切です。
収納時や移動時には、ビニール袋で覆うなど、灯油の漏れに備えておきましょう。
まとめ
数年ぶりに使う石油ファンヒーターは、いきなり点火しないで、じっくりと点検してみましょう。
灯油は新しいものを使うのが基本です。
石油ファンヒーターは倒してしまうと、灯油が漏れることがあります。
収納する時や移動する時も、倒さないようにしましょう。