冬の定番メニューであるおでん。
美味しいけれど、いつもの具には飽きてしまうこともありますよね。
関西風のおでんでは牛すじが入ることもあり、それはまた格別の美味しさがあるものの、下ごしらえが面倒そうなイメージがあります。
そこで、牛肉の切り落としや薄切りを入れるのはどうなのでしょうか?
いつものおでんも、牛肉でさらに美味しくできたら嬉しいですよね。
今回は、おでんに牛肉の切り落としや薄切りを入れるのはアリなのか、牛肉を入れる時の下ごしらえのコツについて紹介していきます。
おでんに牛肉の切り落としを入れるのはアリ?
おでんの具は魚のすり身から作られた練り製品や大根、こんにゃくなど、比較的、ヘルシーで淡白な味わいの物が多いですよね。
牛肉の切り落としなんて、おでんに入れるのはアリでしょうか?
おでんに入れる肉は鶏肉なら、鶏団子などがありますから、相性がよさそうですが、牛肉はどうでしょうか?
さまざまなおでんの具の中には、牛すじもあります。
牛肉と使った鍋料理としては、しゃぶしゃぶやすき焼きがあります。
おでんに牛肉と入れても、美味しくなりそうですよ!
おでんに使う牛肉は、しゃぶしゃぶやすき焼き用でなくてもOKです。
切り落としなら手軽に買えますし、炒め物や煮物で使い切れなかった牛肉の切り落としでも十分でしょう。
牛肉の切り落としとは、いろいろな部位を均一の厚さにスライスした肉です。
おでんの具は牛すじでなくても、大丈夫なのです!
鰹だしや昆布だしで食べるおでんは、ちょっと子供には不人気な場合もあります。
けれども、牛肉を入れると、途端に食べるようになったという家庭もあります。
牛肉からいい旨味が出て、おでんでご飯が進むようです。
牛肉を入れたおでんは通常の味付けではなく、味噌味やカレー味などにアレンジしても美味しいと評判です。
おでんの具に牛肉の薄切りはアリ?
牛肉の切り落としがおでんの具に使えるなら、牛肉の薄切りも使えます。
切り落としは大きさや厚さが不ぞろいですが、薄切り肉なら厚さが均一で、火の通りも心配いらないでしょう。
牛肉の薄切りを軽く巻き、串で刺すと、まるでおでんの牛すじのようになります。
煮込むと薄切り肉がばらけやすいので、しっかりと串に差しましょう。
牛すじよりも固くならず、美味しく食べられます。
子供向けに、小さな牛肉をつまようじで刺すのもおすすめです。
スティック状にカットしたニンジンやゴボウに牛肉の薄切りを巻いて、つまようじで留めておき、おでんに入れるレシピもあります。
おでんに牛肉を入れる時の下ごしらえのコツは?
おでんに牛肉を入れる時、最も気になるのがアクですよね。
そのため、下ごしらえとして、沸騰したお湯に牛肉をくぐらせて、あらかじめ、アクを取っておきましょう。
下ごしらえをしておくと、おでんの鍋に牛肉を入れても、汁を濁らせることがありません。
下ごしらえが面倒に感じるかもしれませんが、牛すじの下ごしらえに比べたらとても簡単です。
牛すじの場合、2回しっかりと下茹でし、さらにおでんの鍋に入れた後もかなり煮込まないと柔らかくなりません。
それでも柔らかくならない時は圧力なべで牛すじを煮込んだり、牛すじを果物に浸けたりする必要があります。
その点、牛肉の切り落としや薄切り肉を使うと本当に手間がかからないですね。
牛肉の下ごしらえをしない時は、おでんの鍋に最初に入れて、アクを取った後に、大根やこんにゃくなど他の具を入れると良いでしょう。
すき焼きのように、先に鍋で牛肉やネギを炒めてから、だし汁を加えて作るおでんのレシピもあります。
おでんの具を入れる順番は、味が染み込みにくいものからが基本です。
牛肉は早い段階で入れておくのが良いでしょう。
練り製品などは煮込むと固くなりやすいので、後半に入れるのがおすすめです。
最後に、はんぺんなど、すぐに火が通るものを入れます。
まとめ
おでんに入れる牛肉は下処理が大変な牛すじでなくてもOKです!
比較的に安価な牛肉の切り落としや薄切り肉でも、おでんの具になります。
牛肉の切り落としや薄切り肉を丸めて、串に刺すと、牛すじのようになります。
先に下茹でしたり、炒めたりしてから、おでんの汁に入れましょう。
美味しい牛肉を使って、いつもと一味違うおでんを味わってくださいね。