自分で作った干し柿がふっくらと上手に仕上がったら、硬くならないように保存したいですね。
たくさんもらった干し柿でも、上手に長持ちさせたいものです。
どうしたら、硬くならないように干し柿を保存できるでしょうか?
今回は、干し柿を柔らかく保存する方法、冷凍すると固くなるのか、固くなってから柔らかくする方法について紹介していきます。
干し柿を柔らかく保存する方法は?
美味しい干し柿でも、徐々に水分が抜けて硬くなってしまっては残念ですよね。
柔らかいままで、干し柿を保存するにはどうしたらいいのでしょうか?
柔らかい干し柿はとてもジューシーで美味しいものですが、常温保存ではカビてしまうのが心配です。
干し柿などのドライフルーツは常温保存してしまいがちですが、干し柿は要注意です。
だからと言って、冷蔵庫もあまりおすすめできません。
常温よりも低温の冷蔵庫でも、カビてしまう可能性があります。
開封した干し柿は1粒ずつ、紙で包み、風通しの良い場所で保存します。
ビニール袋に入れてしまうと、湿気がこもってしまい、カビが生える恐れがあります。
冷蔵庫で保存する時は、紙で包んだ後に、さらに、密封できる袋や容器に入れましょう。
冷蔵庫内にキムチや漬物など、匂いが強い食材が入っている時は、干し柿の臭い移りに気を付けてください。
干し柿は臭いが移りやすいです。
冷蔵庫内でも、野菜室に干し柿を入れておくと、硬くなりにくいでしょう。
常温保存なら2~3日、冷蔵庫保存も1週間程度にとどめましょう。
あんぽ柿は普通の干し柿よりも水分量が多く、腐敗しやすいです。
常温保存しないようにしてくださいね。
また、保存している間も、干し柿の乾燥が進みます。
干し柿の醍醐味である弾力を楽しみたい人は、早めに食べましょう。
長期保存するなら、冷凍保存がおすすめです。
半年ぐらい日持ちします。
冷凍庫では特有の臭いが干し柿に移りやすいので、袋などを2重にすると良いでしょう。
食べる時は冷蔵庫解凍か、レンジ解凍をします。
15~20秒程度のレンジ加熱で、干し柿の半解凍状態を作り、シャーベットのように食べるのも人気です。
いつもの干し柿とは違う味わいが楽しめます。
干し柿は冷凍保存すると固くなる?
干し柿は乾燥したものだからと気軽に保存してしまいますが、特に冬場は乾燥が進んでしまい、干し柿が硬くなる原因になっています。
冷蔵庫に保存しても、乾燥が進んでしまうことがあります。
干し柿を保存するときは、ラップに包んで乾燥を防ぎましょう。
長期に保存する場合は冷凍保存もおすすめです。
食べる時は冷蔵庫で12時間ぐらい解凍しましょう。
干し柿を柔らかくする方法ってある?
せっかくの干し柿が硬くなってしまった時は、電子レンジで温めると柔らかくなります。
大切なのは、干し柿を水に濡らしてから電子レンジで温めることです。
濡らさないまま温めても、干し柿は柔らかくなります。
しかし、水にくぐらせてから温めた干し柿はふわふわの状態になります。
500Wの電子レンジで、温める時間は20秒ぐらいが目安です。
暖め過ぎて、水分が飛んでしまうと、かえって干し柿が硬くなるので注意しましょう。
干し柿を柔らかくして、自然な甘みをたっぷりと味わいたいですね。
電子レンジを使わなくても、硬い干し柿を柔らかくする方法はまだまだあります。
一晩、水にしっかりと浸けておくだけでも、干し柿は柔らかくなります。
せっかくなら、砂糖水に浸けるのもおすすめです。
あんぽ柿のような、ふっくらとジューシーに仕上がります。
日本酒に浸ける方法もあります。
アルコールを使うことで、日持ちが長くなります。
干し柿をお菓子作りに使うのもおすすめです。
晩酌をする人は、干し柿をおつまみ代わりにするのも良いでしょう。
ヨーグルトに浸けるなら、一晩浸けなくても大丈夫です。
数時間浸けるだけで、干し柿が柔らかくなります。
細くスライスして、そのままヨーグルトのトッピングとして干し柿を入れて食べるのも美味しいです。
まとめ
柿は1つの木にたくさん実り、干し柿も1度に大量に入手することも多いでしょう。
カビや乾燥に気をつけて、上手に保存すれば、長く美味しさを保てます。
また、硬くなった干し柿も手を加えれば、柔らかくなります。