だし入り味噌ならお湯で溶かすだけで、味噌汁が出来てしまいますから、本当に簡単ですよね。
だけど・・・、イマイチ、出汁の香りがしなくて、美味しくならないことがあるのが残念です。
でも、だしを取るのは面倒なので、何かいい方法はないのでしょうか?
今回は、だし入り味噌を美味しくする方法、身体に悪いのか、離乳食に使ってもいいのについて紹介していきます。
だし入り味噌がまずいと感じるけどおいしくできる?
とにかく便利なだし入り味噌ですけど、本当に舌が肥えている人にはマズいと思われてしまうかもしれません。
やっぱり、ちゃんと出汁をとらないと、いわゆる料亭の味にはならないものです。
美味しさがイマイチの時は白みそを少し加えると、香りが増してきます。
白みそは塩分が低いですから、加えても、しょっぱくなる心配がありません。
また、油分のある具材(油揚げや天かすなど)も追加すると、味噌汁の味が締まります。
味噌汁を作ったけど、味が決まらない時には、ぜひ試してみてくださいね。
だし入り味噌は体に悪い?
だし入り味噌の原料をよく見てみると、だしとなる鰹節粉末や昆布エキスなどが含まれています。
しかし、他にも添加物がたくさん!
旨味成分となるアミノ酸や、味噌の発酵を抑える酒精やアルコール、エタノール。
これらは商品が均一になるために使われているようですが、そもそも、味噌は発酵食品なのに、発酵を抑える添加物まで入っていたなんて、なんだか、ショックですね。
でも、そうしないと、賞味期限を長くすることができない事情もあるのでしょう。
何気なく、便利にだし入り味噌を使っていましたが、これではもはや味噌とは言えない代物だったのですね。
けれども、安心してください!
けっして、体に悪い添加物が使われているわけではないのです。
酒精やアルコール、エタノールといったものは天然由来のものですし、アミノ酸も旨味成分ですから、特に危険なものではありません。
ただ、「調味料(アミノ酸等)」という表記の場合はちょっと注意してください。
このアミノ酸等という表記は、調味料として複数の原料を使っていて、その一番多いのがアミノ酸という意味ですが、実は、その他の原料にグルタミン酸ナトリウムが使われていることがあるのです。
グルタミン酸ナトリウムは、うま味調味料として販売されていますが、実は発がん性の危険性があるのではないかとも言われています。
ただし、独立法人国立健康栄養研究所の見解としては通常の食事に含まれる量は人への危険性はないとしており、FAO/WHO合同食品安全委員会の評価でも添加物として摂取量は危険性がないとしており、ごく一般的に摂取する分には問題がなさそうです。
離乳食に使う味噌はだし入りでも大丈夫?
重湯から始めた離乳食も、少しずつ進んでくると、赤ちゃんに味噌汁を飲ませてみたくなりますよね。
だけど、大人用の味噌汁は赤ちゃんにとって、まだまだしょっぱすぎ!
最初のうちは、味噌汁の上澄みを2~3倍のお湯で薄めてから、赤ちゃんにあげてみてください。
味噌汁の具もやわらかくなっていて、赤ちゃんでも食べられそうですが、塩分を十分に吸収している状態なので、一度、お湯にくぐらせて塩分を振り落としてから、赤ちゃんにあげてください。
だし入り味噌はとっても便利で、赤ちゃんがいる家庭こそ忙しいですから、頻繁に使っている食材と思われますが、赤ちゃんにはおすすめできません。
だし入り味噌は比較的塩分が高めになっていますし、さまざまな添加物も配合されていて、臓器が未発達の赤ちゃんには不向き。
離乳食にも使える味噌は、無添加で、塩分が少ない白みそがおすすめです。
保存料などが配合されていないため、味噌の日持ちが短いので、冷凍保存するとよいでしょう。
また、簡単にだしが取れるだしパックを使うと、味噌汁づくりがラクになります。
取れただしは冷蔵庫で1週間程度保存できますので、1週間分のだしをまとめて取って、少しずつ使うのもいいですね。
だしは味噌汁だけでなく、煮物など、他の料理にも色々使えるので、常備しておくと、いろんな料理が簡単に作れます。
まとめ
だし入りみそはとっても使いやすいけれど、美味しくないと感じる場合があります。
それはさまざまな添加物を使っているのが原因です。
日持ちをよくするために発酵自体も抑制され、旨味成分が配合されただし入りみそは、やっぱり、ちゃんとだしを取って作る味噌汁にはかないません。
白みそを加えたり、油分のある具を使ったりすると、味が引き締まり、美味しさがアップするでしょう。
添加物自体は体に悪いものではありませんが、体が未発達の赤ちゃんにはおすすめできません。
赤ちゃんの離乳食には無添加の味噌を使ってくださいね。