エアコンの送風機能は、外気を取り込む機能のある機種は少なく、扇風機やサーキュレーターの代わりに室内の空気を循環させるのに役立つ機能です。
この送風機能をうまく活用すると、エアコン内部のカビの繁殖を遅らせることができます。
ただし、送風機能がないエアコンの機種も存在しています。
今回は、エアコンに送風機のがついていない場合の送風の代わりとなる使い方について綴って行きます。
エアコンに送風機能がない場合、どうしたらいい?
「エアコンの冷房を使った後は、送風運転をした方がいいよ~」って話を聞きます。
これは、冷房で空気を冷却する時にエアコン内部で結露が起こり、水分を発生させるからです。
この水分が、カビの発生を手助けしてしまうんですね。。。
本体の吹き出し口に、まだらな細かいカビがついていませんか?
また、エアコンの下にカビを含んだ黒いホコリやすす状のモノが降ってくる場合もあります。
カビって、高温多湿な場所や、空気が動かないよどんだ所がが大好きなんですよ。。。
逆に 湿度が低くて、風通しが良い場所ならカビの繁殖は遅くなると言えますね。
このことから、冷房を使った後に送風を30分以上行うことで、エアコン内部の湿気を飛ばしたり水分を乾燥させ、カビの繁殖を遅らせることができると言えます。
ただ最近のエアコンの機種の中には、「送風機能」がついていないモノも存在しますね。
カビの繁殖を少しでも抑えたいという場合は、「自動運転」ではなく「冷房運転」にして、設定温度を室温よりあげてください!
もし、温度調整が出来る機種だったら、冷房運転にした状態で設定温度を一番高い位置に上げてください。
設定温度が室内温度より高い状態になることで、結果的に送風運転に近い状態でファンが回りますよ~。
あと、乾燥ということだけを考えるのなら、暖房運転でエアコン内部を乾かすということも可能と言えば可能でしょう。
ただ僕が掃除屋のかけ出しの頃、会社から教えられたのは、「夏場の暑い時期に熱い暖房にすると、エアコン本体に負担がかかるよ・・・」ってことでしたね。
それ以来、夏に暖房運転のボダンを押すことを、避けるようにしています。
参考までに、エアコン各社の送風機能がない機種の見解についてあげておきますね。
・三菱
室温がリモコンの設定温度以下の場合は室外機(圧縮機)が動作しないため、送風運転になります。
引用 http://faq01.mitsubishielectric.co.jp/faq/show/713?back=front%2Fcategory%3Asearch&category_id=
298&commit=&keyword=%E9%80%81%E9%A2%A8&page=1&site_id=1&sort=
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・日立
リモコンに「空清」、「ミスト」、「風だけ」のボタンがある機種の場合、これらのボタンを押し運転を行うことで、送風と同様の運転を行います。
リモコンに上記のボタンがない機種の場合、冷房で設定温度を32℃にして運転すると、送風で運転します。
室温が32℃を超えるときは、冷房で運転することがあります。室温が32℃以下のときに運転してください。
引用 http://kadenfan.hitachi.co.jp/support/ra/q_a/post-29.html
・ダイキン
リモコンに送風ボタンがない機種もありますが、空清運転が送風運転に該当します。
まとめ
送風機能がついていないエアコンで、送風に近い運転をするのなら、「自動運転」ではなく「冷房運転」で、設定温度を一番高い位置にあげましょう。
設定温度が室内温度より高い状態になることで、送風運転に近い状態で内部のシロッコでファンが回って風を送り出しますよ~。。
エアコン内部の乾燥をを考えると、暖房運転を考えてしまうかもしれませんが、暑い時期の熱い暖房は、エアコンに負担をかけてしまう可能性が大きいです。
場合によっては故障となる恐れもありますし、冷房を使った直後に暖房運転に切り替えることはしないように気をつけてくださいね!!