最近の夏は凄まじいほどの暑さで、夜の就寝時間になっても気温は30℃以上なんてことがありますよね。
防犯的に窓を開けたまま寝ることはできないし、クーラーは身体に悪そうだからと考えて、思い付くのが扇風機を使うこと。
だけど、扇風機で涼しくなるの?とか、扇風機がタイマーで止まると暑くて起きてしまうとか、悩みがいっぱいありますよね。
ここでは、就寝時に扇風機を首振りにするのが良いのか、使い方の注意や危険性について説明します。
扇風機は首振りにして寝るのが良い?
クーラーでなくても、扇風機に一晩中、身体の一部分に当たりっぱなしだと身体は冷えてしまいます。
では、やっぱり首振り機能を利用した方がいいのでしょうか?
就寝時に扇風機を使う場合、風の強さと扇風機と布団の位置関係が非常に重要です。
赤ちゃんの就寝時に使うなら、扇風機を弱風にして壁に風を当てて、じかに扇風機の風が赤ちゃんに当たらないようにセッティングします。
「そよ風」とか「ベビー風」といった弱風よりも、さらに弱い風の設定が出来る扇風機の場合は、壁に風を当てるような位置に扇風機を置く必要はないかもしれません。
赤ちゃんだけでなく、冷えやすい女性の方もこの方法がおすすめです。
しかし、間接的な風では涼しく感じられず、眠れないという方もいるでしょう。
その場合は布団から2m程度離れたところに扇風機を置き、弱風にして、身体の下半身を中心に風が当たるようにします。
足が涼しいと寝付けやすいのですが、足首は冷えやすいので首振り機能を使いましょう。
扇風機の寝る時の使い方とは?
寝る時に扇風機を使う時は弱風で、下半身を中心に風が当たるように、そして、首振り機能を使うことは前述しました。
寝る時に扇風機を使う時のもう一つの悩みは、タイマーが切れると暑くて起きてしまうことです。
こればかりは人によって違うので、いろいろ試して、自分に合った方法を見つけるしかないのです。
とは言うものの、人間は寝ている間は深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠をおよそ90分間ずつ交互にしているそうですから、このレム睡眠時に暑いと起きてしまう可能性があります。
ですから、寝初めてからの最初のノンレム睡眠とその次のレム睡眠が過ぎ、3時間後の2回目のノンレム睡眠辺りがタイマーを切るタイミングかもしれません。
23~24時に就寝したとすれば、ちょうど深夜2~3時ごろですから、すっかり気温が下がって、扇風機が止まっても暑くなることもないでしょう。
また、就寝時にいきなりクーラーを切って、扇風機だけでは全然暑く眠れない場合は、しばらくの間はクーラーと扇風機を併用してみましょう。
しばらくしてクーラーをタイマー機能で切れるようにし、そして、さらに数時間後に扇風機をタイマー機能で止めてはいかがでしょうか。
真夏は早朝から暑くなるのも早いので、起床時間までしっかり眠りたい時は再度タイマー機能で、起きる1時間前ぐらいからクーラーや扇風機を稼働し出すのもおすすめです。
扇風機は寝る時に使うと危険?
扇風機をつけたまま寝ると死んでしまうなんて話があります。
そんな!大袈裟な!と思ってしまいますが、本当のところはどうなのでしょうか?
結論から言いますと、扇風機の風で低体温になって死に至ることはないようです。
身体が冷えて、風邪をひいたり、お腹の調子が悪くなったりすることはありますが、扇風機の風に当たったまま寝たら死んでしまうということはありません。
けれど、どうして、こんな都市伝説のような話が広まったかと言いますと、部屋で寝ている間に亡くなっていて、側に扇風機が回ったままだったという報道があるからです。
この報道だけだと、たしかに扇風機の風に当たり過ぎたのが原因にも思われますが、この亡くなった方には様々な背景があるのです。
例えば、飲酒していたり、お風呂上りだったりしていて、そのまま扇風機に当たりながら眠ってしまい、亡くなってしまったのです。
この場合、亡くなった原因は飲酒やお風呂上りの脱水状態で、扇風機の風が原因ではないのです。
ですが、過信は禁物です。
最近の扇風機には「そよ風」とか「ベビー風」といった弱風よりも、さらに弱い風の設定もあります。
そのような設定ができる扇風機なら、壁に風を当てるような位置に扇風機を置く必要はありません。
部屋全体の空気が流れるようにしたり、弱風の首振り機能を使ったりして、長時間、身体の1か所に風が直接当たらないようにしましょう。
まとめ
身体に優しそうな扇風機の風ですが、やはり寝る時に使う場合は注意が必要です。
身体の一部分に扇風機の風が当たったままだと、どうしても身体が冷えてしまいます。
足を冷やすと寝付き安いのですが、一か所だけに風が当たらないように、首振りにして扇風機を使うことをおすすめします。
自分に合った使い方を見つけ、快適に睡眠できるといいですね。