激安につられて、うっかり買ってしまった丸ごとのカボチャ。
煮つけや天ぷら、スープなど、いろいろな料理に使えますが、1個はなかなか使い切れないものですよね・・。
それに、せっかくカボチャ料理を作っても食べきれず、嫌な臭いがしてきて、本当にもったいない!
ここでは、かぼちゃがカビ臭い時やカビの見分け方、かぼちゃの保存方法について説明します。
かぼちゃがカビ臭い・・・
かぼちゃの煮つけを作ったけれど、作ったばかりなのに、なんだかカビ臭く感じることがあります。
それは、もしかしたら、カビが生えたかぼちゃで調理してしまったせいかもしれません。
調理する前によく確認されているとは思いますが、意外と気づきにくいのがかぼちゃの皮の部分のカビ。
そのせいで、かび臭くなることがあります。
それから、かぼちゃを冷蔵庫や冷凍庫で保存している際に、生の魚などに臭いが移ってしまうことがありますので、なるべく近くに置かないようにしましょう。
もし、鮮度には問題が無く、他の食品の臭いが移ってしまった場合は、生姜やカレーなどの香辛料を使った料理に使うといいですね。
かぼちゃのカビの見分け方は?
カビの胞子は空気中に存在しますから、水分と糖分のある野菜や果物はカビが繁殖するのに好条件なのです。
特に、糖分の高いかぼちゃはカビが生えやすい野菜ですね。
もし、カビが生えてしまったら、正直、食べるのはおすすめできません。
残念ですが、早めに廃棄しましょう。
そのままにしていると、カビの胞子が他の食品にも移ってしまう恐れがあります。
カビにも種類があり、特に白や緑色のカビは毒性のある物質を伴っていることが多く、加熱しても無害にできないので、すぐに処分しましょう。
黒カビは周辺をごっそりと取り除き、よく洗い、加熱すればカビ自体おおむね殺菌できますので、食べても大丈夫でしょうが、完璧に無害ということではありません。
洗った時に、黒カビは根が深く、身が柔らかくなっている場合は廃棄してください。
あくまでも、個人の責任でご判断くださいね。
免疫力の低い子供や年配者は避けた方が無難でしょう。
スーパーでは1/2や1/4にカットされたかぼちゃや、スライスされたかぼちゃが販売されていることがあります。
使い切りやすく、価格も手軽ですから、買いやすいですよね。
しかし、カットやスライスされたかぼちゃでよく見かけるのが、断面が白っぽくなっている状態。
これは白カビでなく、かぼちゃのデンプンが白く結晶化しているだけです。
カットされた表面だけが白い粉ふいた場合は問題ありません。
ただし、ふわふわしたような白い物の場合はカビですので、よく確認してくださいね。
かぼちゃの保存方法とは?
カットされていない、丸ごとのかぼちゃだったらキレイに洗って、よく拭けば、常温で1か月程度保存できます。
水気を残してしまうと、皮やヘタの部分に白カビが発生することがあります。
高温多湿を避け、風通しの良い冷暗所に置きましょう。
冷蔵庫保存の場合はかぼちゃを新聞紙でくるみ、野菜室に入れれば1か月程度日持ちします。
カットされたかぼちゃは断面や種の周辺からカビが生えやすいです。
かぼちゃを買ってきたら、種の周辺をスプーン等を使って取り除き、出来るだけ空気に触れないようにしてからしっかりとラップでくるんで、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
そして、なるべく早く、4~5日以内で使い切るようにしてください。
使い切れない場合は冷凍保存すると、1~2か月日持ちします。
生のままでも、調理してから冷凍保存可能です。
冷凍した生のかぼちゃはそのまま煮物などの料理に使えますし、調理済のかぼちゃでしたら解凍するだけで、即、食べられて便利ですね。
また、取り除いた種の周辺も食べることができます。
種はよく洗い、天日干しし、フライパンでしっかりと炒ってから、殻を割ると、おつまみのナッツになります。
種の周辺にあるワタもよく刻んで、味噌汁やスープに入れて食べられます。
食感が気になる人はミキサーにかけて、スムージーやポタージュにしてもいいでしょう。
たっぷりと食物繊維が摂取できます。
スーパーで売られているカットされたかぼちゃの保存については、こちらを参考にどうぞ
⇒かぼちゃの日持ちってカットしたものは?保存方法は?冷凍できる?
まとめ
栄養価もあり、一年中購入できるかぼちゃ。
カビやすい野菜なので、調理前はしっかり確認し、すぐに使わない時はきれいに洗って保存しましょう。
丸ごとなら1カ月常温保存できますし、カットやスライスされた物も生のままで冷凍保存可能です。
黒カビが生えてしまっても取り除けば食べられないことはないですが、基本的には処分しましょう。
鮮度をキープする方法をマスターして、カビを発生させないようにご注意くださいね。