ビタミンたっぷり、緑鮮やかな夏野菜のオクラ。
安売りしていると、つい買ってしまいますよね。
でも、冷蔵庫に数日入れていただけなのに、少し変色してる~!
これって、もうダメ? 食べられないの?
ここでは、オクラの種が茶色い物は食べれるのか、オクラの保存方法と茹で時間について説明します。
オクラの種が茶色いものは食べられる?
まず、もう茶色くなってきたオクラは食べられないのかが気になりますよね。
オクラの表面だけ茶色であれば、その部分だけ取り除いて食べられます。
黒い斑点が表面に出ることもありますが、これも大丈夫なようです。
変色や斑点の原因はオクラが成長している間に雨風などの影響で小さな傷が出来てしまったことによることが考えられます。
しかし、中の種まで茶色いものは諦めて食べない方がいいでしょう。
また、切る前からヌメリがあったり、弾力がなくなっていたり、異臭がしたりしているものも、劣化している可能性がありますから止めましょう。
オクラの保存方法とは?
野菜の保存といえば、冷蔵庫で保管がスタンダードですが、実は、オクラは冷蔵庫保管すると低温障害を起こしてしまい、変色しやすくなってしまうのです。
冷蔵庫内は10℃以下ですが、オクラの保存温度は10~15℃がベストです。
冷蔵庫にそのままオクラを入れてしまうと、冷え過ぎてしまい、茶色っぽくなったり、黒い斑点になったりしてしまいます。
だからといって、常温で冷暗所に保管しても1日ぐらいしか持ちません(;^ω^)
冬ならちょうどいい10~15℃になることもあるかもしれませんが、気温は一定ではありませんので、常温保存はおすすめできません。
ですから、オクラを保存するなら、まず新聞紙やキッチンペーパーなどで包んだ上に密封できる袋に入れてください。
そして冷蔵庫内でも温度が高めな野菜室やドア付近に置くと、低温障害が起こりにくく、変色を抑えられます。
これで4~5日冷蔵保管できますよ~。
また、オクラは冷凍保管も可能です。
水洗いして、まな板の上で塩をかけて転がして産毛を除去したら、しっかり水気を拭き取り、そのまま冷凍!
1カ月程度、冷凍保管ができて、使う時は自然解凍でOKです。
茹でてから冷凍する方法もありますが、オクラは中に空洞があるため、そこに水が溜まってしまい、解凍した際に水っぽくなる傾向があります。
ですから、茹でないで、そのまま冷凍する方がおすすめです。
冷凍したオクラは解凍しないで、いきなり炒め物や汁物にも使えますから、すごく便利ですよ。
オクラの茹で時間ってどれくらい?
オクラは生でも食べられます。
茹でると、流れ出てしまう水溶性ビタミンなどがあるので、生の方がおすすめですが、変色が始まったオクラは変色部分を取り除いて、さらに、加熱した方が安心ですよね。
ここでは、オクラを美味しく茹でるコツを説明します。
つい、他の野菜と同じように一口大にカットしそうになりますが、オクラの場合はNGです。
オクラをカットすると、種が入っている空洞部分が見えてしまい、茹でると水っぽくなってしまいます。
まず、オクラの茎の先を切り落とし、それから、周りの硬くなったガクを包丁で剥き取ります。
時間がない時は空洞が断面に出てこないように、なるべく上の方を切り落とすだけでも大丈夫です。
それから、まな板に塩を広げ、オクラを転がして、産毛を取り除きます。
それから、塩が付いたまま茹でると、色鮮やかに仕上がります。
時間がない時は、まな板で転がさずに、そのまま、スプーン大盛1杯程度の塩を入れて茹でるとよいでしょう。
でも、食べた時に産毛が口の中でチクチクしますから、出来れば、まな板で転がしてうぶ毛を除去した方がいいでしょう。
オクラはお湯の中で浮きやすいので、落し蓋を使ったり、小まめに菜箸で裏返したりしながら茹でます。
茹で時間は1分半から2分程度が目安になります。
茹で上がってから、一口大にカットして、和え物やサラダなどに使うと、水っぽくならず、美味しくオクラが食べられます。
ちなみに生でオクラを食べるには注意が必要です
⇒オクラを生で食べるのは危険?毒がある?下ごしらえの方法とは?
まとめ
オクラの変色は、冷蔵庫で冷えすぎていることが原因の場合があります。
冷蔵庫で保管する際は、新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、密封できる袋に入れると、オクラの変色を防止できます。
オクラは茹でてからカットした方が水っぽくなりません。
夏バテ予防などに、オクラを上手に活用したいものですね。
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