医療事務の仕事がきつい。できないと思ったら?向いている人って?

 

医療事務という職業をご存知ですか?

 

医療事務とは、病院・クリニックなどの医療機関で働いている事務職のことです。

 

事務職とは言っても、黙々とパソコン作業をしたりといった職種ではなく、窓口での患者さんの対応や、患者さんと医師や看護師との橋渡し的な仕事です。

 

そしてレセプト業務等、仕事の幅が非常に広く、専門的な知識も求められます。

 

そのため一日の仕事量が膨大になり、「きつい」「お給料に見合っていない」といった声が多い職種でもあります。

 

私の職場でもこれまで沢山の同僚が辞めていきました。

 

でもそのほとんどが、医療事務の仕事内容をきちんと理解していないまま就職してきた人達だったように思います。

 

ここでは、医療事務の仕事がきつい、私向いていないのかな、どうやったら頑張れる?などの思いを一緒に考えていきたいと思います。

 

 

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医療事務の仕事がきつい・・・

正直に言って、医療事務の仕事は楽ではありません。

 

主に外来・入院の二つに分かれますが、どちらも知識と経験が必要です。

 

外来では、事務員の人数が少ない病院やクリニックでは相当ハードでしょう。

 

一日に来院する患者さんの人数にもよりますが、医師が一人に対して診察できる患者数には限界があります。

 

限界以上の診療を行っている医療機関では、おそらく診療時間内には終わらないでしょうから、毎日残業になっている可能性がありますね。

 

友人が働いているクリニックでは、診療時間が18時までとなっていますが、受付は17時30分までです。

 

時間になると事務が「受付終了」の立て札を受付に置きます。

 

ここの病院は看護師も事務も何十年も同じメンバーで働いています。

 

出産してもまた戻ってきて働いているそうです。

 

その一方、別の友人が勤めていたクリニックでは診療時間が18時までですが、患者さんが来院する限り、永遠に診療をし続けます。

 

その結果、終わるのが20時21時になることはしょっちゅうだったそうです。

 

そんな営業方針の院長先生についていけず、看護師や事務が何人も辞めていきましたが、今現在もそのスタイルは変わっておらず、20時を過ぎても診察を行っています。

 

入院を担当する事務についても触れておきますね。

 

入院業務とは、主にナースステーション内で事務を行います。

 

家族や友人のお見舞いに行った時、ナースステーションの入り口で事務服を着たスタッフに会ったことはありませんか?

 

入院事務は、主に病棟で患者さんの対応や入院にかかる費用の算定を行っています。

 

私が入院業務を担当していた病院は大きな病院でしたので、とにかく患者さんの出入りが激しかったため、毎日朝から晩まで食事も取れないほどハードでした。

 

確実に言えることは、勤め先の医療機関によって忙しさ・やりがい・福利厚生はまったく違う、ということです。

 

クリニックですと、だいたい医師が一人、看護師が数人、事務は奥さんも介入していることが多いですのでうまく波長が合えば天国、合わなければ地獄ですね。

 

総合病院となると、人数が多いので派閥や人間関係での悩みも出てきます。

 

ただ、人が多い分気の合う仲間を見つけやすいというメリットもあります。

 

医師や看護師の人数が多いのでとんでもない意地悪な医師や看護師も当然います。

 

これはどの職場でも言えることですね。

 

しかしながら、医療従事者は皆、国家資格を持っていないとなれませんが、医療事務は何の資格がなくても誰でもなれますから、そういった意味では目には見えない格差があることは覚悟しておかないといけません㊙

 

 

医療事務の仕事ができないと思ったらどう対応したらいい?

医療事務の仕事は、本当に向き不向きがあると思います。

 

今現在医療事務の仕事をしているけれど、「あぁ、私には出来ないかも」と感じている方もいらっしゃるでしょう。

 

冒頭で、同僚が沢山辞めていったことに触れましたが、医療事務の勉強をして資格を取っても、すぐには実務に生かせないのが現状です。

 

しかも資格はそれぞれの企業が独自に設定しているものですから、そんなものを引っさげて「私は医療従事者です」と意気揚々に入社したところで、何の役にも立ちません。

 

ですから、資格があるから大丈夫、と思って入社してきた初心者さんのほとんどはすぐに辞めてしまいました。

 

せっかくお金を払って資格を取っても、仕事に生かせないならもったいないと思います。

 

最初は誰でも初心者です。

 

できなくて当たり前です。

 

でも、資格を取ったらすぐ仕事に就ける、と言った謳い文句を信じて資格を取るのは少し待ったほうが良いです。

 

例えば、貴方がこれからはじめて就職をする学生さんであれば、問題はありません。

 

高校を卒業して、病院に就職してから医療事務の仕事を覚えていく方もおられます。

 

それはあくまでも病院が若い人材に先行投資するわけですから、そういった採用も当然あります。

 

または、専門学校で医療事務や診療報酬管理士(この資格は通信教育などでは取れないとっても難しい合格率の低い資格です)などの勉強をしっかり学んで入社してくる若い人材も沢山います。

 

そんな中で未経験で資格だけ持っている人が応募してきても、まず採用されません。

 

経験がない方におススメなのは「派遣」での仕事で知識と経験を積んで、その後医療機関に正職員として勤めることです。

 

この「派遣」の仕事は、仕事内容が細分化されているため、様々な状況で経験が積めます。

 

たとえば、「受付」・「会計」・「クラーク業務(診断書や保険証の確認をする業務」・「レセプト業務」・「ドクターズクラーク(医師の横で診察内容をパソコンに入力する業務)」などです。

 

医療事務とひと口に言っても沢山の仕事内容があります。

 

ですから、最初からすべての業務が出来ないからといってあきらめる必要はありません。

 

実際、私の職場でも仕事は細分化されていて、それぞれが得意な分野を生かしていきいきと業務を行っていました。

 

ですから、働き方はひとつではない、ということは頭のどこかに置いていて下さいね。

 

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医療事務に向いている人とは?

医療事務の仕事は、メンタル面が非常に大切になります。

 

まず、健康な人が来ません。

 

患者さんは皆、不調箇所があって来院します。

 

この時点で、楽しくウキウキした気持ちというものはありません。

 

ですから、イライラして当り散らす患者さんもいます。

 

具合が悪いのに順番を待たされて怒る、不治の病の辛さでどこにもやり場のない怒りをぶつけらる等、私達では解決できないことも大変多いです・・・

 

もっと辛い状況になると、患者さんがお亡くなりになられることもあります。

 

それでもご遺族に、診療費や入院費のお話をしなくてはなりません。

 

先ほども少しお話しましたが、心無い言葉や態度で攻撃してくる医師や看護師もある一定数います。

 

総合的に見て、病気やけが、そして患者さんの死に関わりたくないという人には向かない仕事です。

 

患者さんの辛さや、ご家族の苦労にきちんと寄り添い、そして何よりも大切なことは、どうやったら患者さんの金銭的な負担を減らすことができるかといった勉強を、日々怠らずできる事です。

 

そして医師や看護師の言わんとする専門的な内容を理解しようとする努力も必要です。

 

事務は患者さんの病気や怪我は治せません。

 

そのかわり、沢山の医療制度の中からその患者さんに必要な情報を提供することができるエキスパートでもあります。

 

そういった志を持って、強い心で業務ができる方ならば歓迎されるのではないでしょうか。

 

 

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まとめ

医療事務の仕事は本当に奥が深いです。

 

お薬だったり手術や検査といった項目には、ひとつひとつ点数があってこれがまた膨大な量なのです。

 

ひととおり覚えたところで、2年に1回また点数が変わったり、新しい項目が増えたりと、せっかく覚えたものがリセットされることもしばしば・・・。

 

私は公的医療機関、総合病院、調剤薬局での勤務経験がありますが、とにかく毎日が勉強勉強です。

 

新しい公的制度が始まった・新しい薬が出た・新しく診療制度が変わったといった具合で日々脳が活性化されています。

 

今、この仕事がきついと思っておられる方、少し視野を変えるとまた楽しさが見えて来るかもしれません。

 

診療報酬管理士や登録販売者の資格取得の勉強をすると、キャリアの幅が広がっておススメですよ!!

 

お給料もあがりますしね!!

 

明日もまた強烈なキャラクターの患者さんの対応に追われながら、一日がバタバタと過ぎていくんだろうなぁと思いながらも、私はこの仕事が大好きです!!

 

少しばかりですが、自分の経験をもとにお話をさせていただきました。

 

最初はみんな初心者です。

 

最初はみんなきつくて辞めたくなります。

 

でもきっと楽しくなります。

 

もう少しだけ、頑張ってみてください!!

 

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