温暖化の影響なのか…夏の期間は長く異常に暑い一方で、冬もまた、長く厳しい寒さが続くようになってしまいましたね。
雪国でなくても、寒さがこたえます。
そんな寒さを乗り切るために、様々なタイプの暖房機器がありますが、結局のところ一番部屋を暖かくしてくれるのはなに?とお考えのあなた。
そんなあなたにお勧めなのは、やはり石油ストーブです!
石油ストーブというと、学校の教室にあったり、祖父母宅にあったりと、少し古くさいイメージがあるかもしれません…
最近の石油ストーブは、おしゃれでインテリアになると見直されつつあるのですよ。
そんな石油ストーブのメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
是非、あなたの暖房選びにお役立て下さいね。
石油ストーブを使うメリットってなに?
まず初めに、どうやって石油ストーブは部屋を暖めるのかご存知ですか?
付属のタンク内に灯油を入れて、燃焼させることで、発生した熱が部屋を暖めてくれるのです。
これが、石油ストーブの最大のメリットです!
エアコンのような温風ではなく、炎で暖めるため、エネルギー量が違います。
広い部屋でも、短時間で一気に暖まります!
また、送風するわけではないので、運転音もせず静かです。
何より、電源が必要ないのです!
こちらも非常に重要なメリットで、災害時や停電時にも使うことができます。
寒いところに、簡単に持ち運ぶこともできるのです。
何なら、屋外でも使用可能です。
こんな便利な暖房機器ありませんよね。
しかも、炭素と水素が含まれる灯油を燃やすことで、空気中の酸素と結び付き、二酸化炭素と水を発生させるのです。
そう、水蒸気ができるため、乾燥知らずなのです。
エアコンで、喉や鼻の乾燥に悩んでいた人がすると、夢のようですよね。
昔ながらのやかんを乗せれば、お湯も沸かせます。
そして更なる加湿も可能です。
コトコト煮込み料理のお手伝いもしてくれます。
光熱費も節約できますよ。
もちろん、スルメやパンも焼けちゃいます笑
その場合は、燃焼部分に垂れ下がったり、近付けないようにする工夫が必要ですけどね。
石油ストーブのデメリットとは?
残念ながら、数々のメリットの裏で、デメリットもいくつか存在します。
ます寒い中、燃料である灯油を外に買いに行かないといけません。
我が家の減り具合を確認しつつ、切らさないように気を配ることは、想像以上に大変です。
石油ストーブに、補充する作業も案外手間で、こぼしてしまったりと地味な仕事が積み重なります。
単純に、灯油の臭いがダメという人もいるので、この点も注意が必要ですね。
頭が痛くなったり、気持ち悪くなったりと、こればっかりは、残念ながら防ぎようがないですよね。
ここからの2つが特に重要です!
先程、石油ストーブの仕組みについてお話ししましたが、室内の酸素を使って灯油を燃焼させるため、当然、室内の酸素は不足していきます。
すると起こるのは、不完全燃焼による一酸化炭素中毒です。
これは、命に関わる重大なことです!
対策としては、定期的に酸素を入れてやるために、換気が必要になります。
1時間に1回は外の冷たい空気を入れなければならないため、また一から暖め直しになります。
まめに換気する手間も必要ですしね。
もちろん、タイマーが付いているものや、不完全燃焼を関知したら安全装置が働くものもあります。
これも、万能とは言い切れません。
またシーズン終わりには、きちんと掃除をしていないと、安全装置が効かなくなる場合があるので、注意が必要です。
もう1点は、火災の心配です。
燃焼させることで暖を取るのですから、洗濯物を近付ければ、燃えてしまいます。
寝具やこたつカバーなども同じです。
多少離しているからと思っていても、劣化の原因になります。
小さな子供やペット、高齢者は火傷の危険もあります。
石油ストーブの周りを囲む、専用のガードを検討した方が良いかもしれませんね。
もちろん、ストーブの上に置いているやかんや鍋なども注意が必要です。
その他、部屋を暖めるには最高ですが、温度管理がしにくいという問題もあります。
石油ストーブって賃貸物件で使っていい?
前の章でお話ししましたが、石油ストーブには、火災を引き起こす危険性がつきまといます。
燃えやすいものを近付けた場合だけではなく、何かの拍子に石油ストーブを倒してしまえば、即火災の危険に見舞われます。
そのため、賃貸物件はもちろんのこと、分譲住宅でも、集合住宅では使用を禁止しているところがあるのが現状です。
メリット、デメリットを考察して、さあ購入!と決めてから、実はダメだったなんてことがないように、まず最初に、入居者規約を確認することが大切ですね。
また、灯油1リットルにつき、水蒸気が1リットル発生すると言われている石油ストーブ。
湿度を与えてくれるメリットの一方で、その水蒸気による結露、そしてカビてしまう心配があります。
そのため、石油ストーブの使用を禁止している賃貸物件もあるのです。
最後に。
石油ストーブって無機質な箱形のものだけでなく、昔懐し小学校にあった筒型のものを覚えていませんか?
360℃全方向を暖めることができる優れものでもあります。
色はモスグリーンやホワイト等お部屋のインテリアと調合して、レトロでおしゃれな雰囲気を醸し出してくれます。
そんなデザイン性と、本来の強力な暖め機能が、今見直されているのも確かです。
まとめ
石油ストーブについて、メリットとデメリット両面をお話ししてきました。
「寒さ」これは、体を強ばらせて、様々な不調の原因となります。
その不快から解放されるには、石油ストーブは最強です!
緊急時にも屋内外問わずに使うことができます。
その分、燃料の購入、換気、掃除と多少の手間はかかりますが…
あなたが一番重要視していることは何ですか?
石油ストーブも選択肢に入れてみませんか?