取引先からお歳暮のお礼メールがあると、無事に受け取ってもらえて良かったと思います。
その反面、さらに返信するべきか、電話するべきか、いろいろ悩んでしまうことがありますよね。
ここでは、会社の取引先からお歳暮のお礼メールが来た場合の返信はどうするのか、お礼に対する返事、ビジネスでお礼状が来た場合のリアクションについて説明します。
お歳暮のお礼メールが取引先から来たら返信はどうしたらいい?
取引先のメールを受信したら、返信するのがビジネスマンにとって当然のことですが、こちらからお歳暮を贈ったことに対するお礼メールですから、これで一連のやり取りは終了です。
お礼メールに返信する必要は基本的にはありません。
相手は取引先ですから、不必要なメールを送ってはかえって迷惑になってしまいます。
しかし、メールを受信したまま放置しては失礼なるかもと心配な方は、ごく短い文章で返信するとよいでしょう。
返信タイトルはお礼メールをそのままにして「Re:」を最初に加えると、何のメールに対するメールなのか分かりやすいです。
それから、文面は「ご丁寧にありがとうございました。心ばかりの品ですが、どうぞお受け取り下さい。今後ともよろしくお願いします。」なんて、いかがでしょうか。
長い文章を送信すると、また相手先に気を遣わせてしまい、キリがなくなりますから、ここは簡潔なメールがベストです。
こういった返信への気遣いを避けるために、あらかじめ、「このメールに対する返信はお気遣いなく」といった一文を加えるように指示しているお礼メール例文もあります。
この一文が入っていれば、頭を悩ませる必要がなく、すっきりメールを終われますよね。
お歳暮のお礼に対する返事ってどうする?
お歳暮のお礼を言われたり、お礼の電話があったりした時は、「喜んでいただけて幸いです・嬉しいです」と返事するのがピッタリです!
謙虚な日本人にありがちなのが、「つまらないものですが」「お口汚しに」「いやいや、大したものではありませんから」などと言ってしまうもの。
このような謙遜する表現が昔は使われていましたが、最近では使われてくることが少なくなってきています。
本来の意味をあまり理解していない場合もあり、その程度の贈り物だったのかと、かえって相手が失礼に感じてしまうこともあります。
お歳暮のお礼を言われたら、それは良かったですと返すのがベストです。
ところで、「ありがとう」に対する言葉として、「どういたしまして」という言葉がありますが、この言葉は日常的ではあまり使いません。
まして、目上の人には失礼になってしまいますので使わないようにしましょう。
お歳暮のお礼状が来たらビジネスだとどうしたらいい?
やはり直接会って、お礼を述べるのが相手に一番気持ちが伝わります。
けれども、すぐには会いに行けない場合は、とりあえず、すぐにお礼の電話やメールをします。
しかし、実は礼儀としては、お歳暮を頂いたら、お礼状を送るのが正しいのです。
以前はお礼をメールや電話で簡単に済ましてしまうのはマナー違反とされてきました。
最近では時代の流れもあり、取り急ぎ、メールや電話で伝えておいて、後から改めてお礼状を書くのもアリといった風潮もあります。
この線引きは相手の年齢や立場で一概に分かれるものではなく、臨機応変に対処するのが肝要です。
では、お礼状に対する返信は必要なのでしょうか?
それは不要です。
お礼のメールや電話も必要ありません。
丁寧なお礼状を頂いて、すごく嬉しかった気持ちを伝えたいとしても、ビジネスの相手ですから、ここは自分の気持ちは抑えましょう。
お礼状に対するお礼を長々と述べられても、受け取る相手も大変になってしまいます。
どうしても何かリアクションしたい場合は、仕事で電話やメールで連絡する際に、「先日はご丁寧にお礼状を頂きまして、ありがとうございました」などと軽く付け加える程度にとどめましょう。
まとめ
ビジネスでのお歳暮は、プライベート以上に気を遣うもの。
間違った対応が即、仕事に影響しかねませんからね!
お歳暮を贈ったことに対するお礼状やお礼メールはありがたく受け取り、返信はなくて大丈夫です。
メッセージにはすぐに返信する癖が身についてしまっていて、どうしても気になる方はくどくならずに短く受け取ったことを伝えましょう。