クリスマスなどのイベントで豪華な食事にしたいとき、ローストビーフを作りたいと思うことってありませんか?
ただ自分で作ってみたけど、生焼けになってないかなど不安もありますよね。
今回は、自分で作った時のローストビーフが生焼けになっていないか見分ける方法や、生で食べても大丈夫なのか、生焼けの時の対処法についてご紹介します。
ローストビーフ生なのかの見分け方は?
食卓に並ぶと一気に豪華になるローストビーフですが、「ロゼ」と呼ばれる状態になっているのを食べているんですよ。
それは、血は固まらずにお肉のタンパク質だけ固まった状態なんです。
だから、あんなに柔らかくてジューシーで美味しいんです。
ちょっと豪華な食卓にしたいけど、自分で作りたくても生焼けになっていないか心配で作れないという人もいます。
でも大丈夫です!生焼けかどうか見分ける方法がありますよ。
生焼けかどうか見分ける方法は3つあります。
金串を刺して確認する
1つ目の方法は、金串を刺して確認する方法です。
バーベキューなどで使う金串を使えば大丈夫です。
焼きあがったローストビーフの一番太い部分を金串で貫通させます。
そうしたら、金串の先端部分を中心部まですぐに戻します。
そのまま先端が中心部にある状態で10秒ほど待って引き抜きます。
引き抜いた金串の先端を下唇に当てましょう。
この時、温かければ「ロゼ」、冷たければ生焼け、熱ければ焼き過ぎの状態です。
料理用温度計でお肉の温度を測る
2つ目の方法は金串だけで判断するのは不安という方に向いている方法です。
それは、料理用温度計でお肉の温度を測る方法です。
「ロゼ」の状態はお肉の中心部分が54℃~57℃になっています。
それ以下だと生焼け、逆に60℃以上だと焼き過ぎになっています。
目で温度を見て確認できるので安心ですね。私個人では温度が分かって確認できるので、この方法が一番安心できます。
切った時の色で判断する
3つ目の方法は、切った時の色で判断する方法です。
「ロゼ」であれば、切った時に薄いピンク色になっています。
もし、赤い血が出てきた時には生焼けの状態なので再加熱が必要です。
ただし、ここで1つ注意しましょう。
切った時には薄いピンク色でちょうどいい状態であっても「さぁ食べよう!」と思った時には時間が経ってしまって、お肉から赤い血のようなものが出てきたということもあります。
これを見たら、作った時には綺麗なピンク色だったのに生焼けだったのかと不安になりますよね。
でも大丈夫!
これは、お肉を切った後に牛肉の血液成分のヘモグロビンが空気中の酸素と反応しているだけなので、食べても問題ありませんよ。
安心して食べてくださいね。
ローストビーフって生でも大丈夫?
家でローストビーフを作っておいて外で切って食べようとした時に「生焼けだった!」なんてこともあるかもしれません。
追加で加熱も出来ないし、そのまま食べても大丈夫なのかと心配になりますよね。
でも大丈夫です。
食べても問題ないですよ。
なぜかというと、牛肉には人の害になるような寄生虫がいないですし、豚肉や鶏肉と違ってお肉の中まで細菌が居ることはなく、菌が付着するのはお肉の表面のみなのです。
ローストビーフは表面を焼きますよね。
ですので、表面さえちゃんと焼いてあれば中が生焼けであっても問題なく食べられますよ。
ローストビーフが生焼けの場合の対処法は?
生焼けでも問題なく食べれると言われても、自宅にいて追加で加熱が出来る状況であれば安心して食べたいから対処方法が知りたいという人もいますよね。
簡単にできる生焼け対処法が3つありますよ。
湯せんにかける
まず1つめは、湯せんにかける方法です。
お肉をラップで二重に包みます。
それをビニール袋に入れて空気が入らないように口をしばりましょう。
それをジップロックなどの密閉できる袋に入れて空気が入らないように閉じます。
お肉が入る大きめの鍋にお湯を沸かして沸騰したら火を止めます。
その中にお肉全体がお湯に浸かるように鍋に入れて蓋をします。
もし、お肉が浮いてくるようなことがあれば、お皿などで重しをしてくださいね。
中心部が少し生焼けしている程度であれば、5分ほど放置しておけばOKです。
生焼けの範囲が広いならば15~20分程度放置します。
その後、蓋を外してさらに5分放置。
これで再加熱は完了です。
基本的に放置でいいので簡単だし、これなら料理が苦手な私でも簡単にできます。
フライパンで蒸し焼きにする
2つめの方法は、フライパンで蒸し焼きにする方法です。
フライパンにお肉を乗せて蓋をして弱火で5~10分蒸し焼きにするだけです。
お肉全体の温度が上がるので、蓋をするほうがいいですよ。
この時に、お肉をアルミホイルで包んで焼くとお肉に焦げ目がつかずに綺麗に仕上がるのでおすすめですよ。
やっぱり見た目が綺麗なほうがいいですもんね。
電子レンジを使う
3つめの方法は、電子レンジを使う方法です。
片面10秒ずつ加熱する方法なのですが、これは正直あまりおすすめできません。
それは、加減が難しくて焼き過ぎてしまう可能性が高いからなんです。
せっかく美味しくちょうどいい焼き加減にしたいのに、焼き過ぎてしまっては意味がないですよね。
出来れば再加熱などせずに最初から綺麗に仕上げたいと思いますよね。
それなら冷蔵庫からお肉を取り出してすぐに加熱するのは避けましょう。
冷たいまま調理すると中心部分が生焼けになったり、焼きムラができてしまいます。
冷蔵庫から取り出して30分ほど置いて常温に戻ってから調理するといいですよ。
まとめ
ローストビーフが生焼けになっていないか見分けるには金串を刺して温かいか確認する方法と、料理用温度計で確認する方法、切った時の色で判断する方法があります。
表面がしっかり焼いてあれば、中が生焼けになっていても食べても問題ないないですよ。
再加熱するには、湯せんにかけるか弱火のフライパンで焼く方法があります。
クリスマスなどのイベントの時にはぜひ手作りのローストビーフで食卓を豪華にしちゃいましょう。