外出する時や年末に実家へと帰省中、エアコンの暖房をつけっぱなしにしてしまったことはありませんか?
「火事になってしまわないかな?」「電気代は大丈夫かな?」と不安になりますよね。
今回は、エアコンをつけっぱなしで外出してしまった場合の火事の心配や、電気代はいくらぐらいになるのか、またそんなエアコンの消し忘れを防ぐためにどんな方法があるのかを紹介していきます。
エアコンの暖房を消し忘れたらどうなる?
エアコンの暖房を消し忘れてしまったまま、しばらく家を空けてしまうとどんなことが起こるのでしょうか。
火事が起こってしまうかもしれないと不安になるかもしれませんが、冷静に考えてみるとコンビニやペットショップなどは24時間エアコンの暖房がつけっぱなしのところが多いですよね。
エアコンの機能的には暖房を消し忘れてしまったからといって、すぐに火事につながるわけではありません。
ただしエアコンの周りの環境が悪いと、火事になってしまう可能性もゼロではありませんので注意が必要です。
まずは電源プラグやコードからの発熱によって火事につながるケースです。
延長コードと電源プラグを接続して使用していたり、電源コードを切断して別のコードと接続していたりするとエアコンの電流により接続部分に負荷がかかってしまうため発火の危険があります。
次に古いエアコンを使っている場合には、ファンモーターといって風を送る部分の回路の接続部が、老朽化によって発火してしまう恐れもあるので注意が必要です。
またエアコン本体だけでなくコンセントにも危険があります。
コンセントは高いところにあるので掃除を怠りがちですが、コンセントに溜まったホコリから発火して火事につながる恐れもあるのです。
頻度はまれですが、家を空けている時に家事が起こってしまうとすぐには対応ができません。
家にいるときは小さな問題で済むかもしれませんが、不在中だと大きな事故につながってしまう恐れがあるので油断は禁物です。
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エアコンの暖房をつけっぱなしにしてしまった場合、電気代はどのくらいかかるのでしょうか?
電気代を計算するには「消費電力×単価」で1時間あたりの電気代を求めます。
消費電力はエアコンの本体に貼ってあるシールで確認することができます。
そのシールの「消費電力」という項目に書いてある「kw」のことです。
電力会社の単価はそれぞれ異なるので一概には言えませんが、例として東京電力の料金単価表より「19.52円/kwh」を使って説明します。
エアコンの消費電力も年式によって異なりますが2016年式エアコンは0.63kw、1999年式エアコンは1.13kwぐらいが平均的な消費電力です。
この数字を「消費電力×単価」の式に当てはめると
・2016年の0.63kwの機種は「0.63×19.52=12.297円で、約12.30円」
・1999年の1.13kwの機種は「1.13×19.52=22.057円で、約22.06円」
となり、1時間で約10円から約20円かかることがわかります。
また他の例ではコンクリート住宅で10時間エアコンの暖房を稼働させた場合、消費電力が2.2kwのエアコンを密閉状態でつけっぱなしにして、約30~60円前後、窓やドアが開けっ放しの状態で約200円前後となります。
このことからエアコンの暖房の電気代には、環境も大きく関わっていることがわかります。
参考までに、熱の移動の50パーセント以上が窓からと言われていて、日射量の多い南側に大きな窓があると熱量をたくさん取り込むことができるので、エアコンの暖房の電気代を抑えることがですますね。
エアコンを切り忘れてつけっぱなしにしてしまうと、電気代って結構かかっちゃいますね。。。
エアコンの消し忘れを防止するには?
エアコンの消し忘れを防ぐには、切タイマーを使うことも効果的です。
エアコンの切タイマーを外出する時間に前もって設定しておけば、もしエアコンを消し忘れたまま外出してしまっても自動的に電源が切れるので、エアコンの消し忘れ防止に有効的です。
毎日同じぐらいの時間に出かけるのならば、切タイマーをその時間に設定しておけば安心ですね。
電気のスイッチのところや、玄関のドアなどに「エアコン消し忘れ確認」などと張り紙をするのもいいですよ。
ただお客さんや宅配業者の方にみられてしまうと、もしかしたらクスッと笑われてしまうかもしれませんね(;^ω^)
そんな時におすすめなのがマスキングテープを使う方法です。
今はおしゃれなマスキングテープがたくさんあるんですよー。
マスキングテープに「エアコン消し忘れ確認」などと書いて電気のスイッチの横に貼っておくと張り紙よりは古風な感じがしないので、部屋に貼ってあっても気にならないかと思います。
また我が家では子供が「お支度ボード」というものを使っているのですがそれを代用するのもいいと思います。
手作りのボードで、作り方は画用紙などの厚紙を準備して5センチほどの大きさに切り本のしおりのように上に穴を開けて紐を通して結びます。
表側に「じかんわりをする」「しゅくだいをする」「てあらいうがいをする」などの項目を書き、裏側に「OK」と書きます。
あとはその厚紙をボードに引っ掛けて、項目が終わったら厚紙をひっくり返して「OK」を確認することで忘れていないかをチェックできる仕組みです。
エアコンの場合も玄関などの目立つところに「エアコンを消す」という項目を引っ掛けておき、出かける時に確認するように心がけると消し忘れを防止することができると思います。
あまり効率的ではありませんが、最終手段はエアコンの風量を強に設定しておくとうるさい音が気になり、つけっぱなしにして外出することも減るかもしれないですね。
まとめ
冬にエアコンの暖房は欠かせないですよね。
エアコンの暖房を消し忘れても、火事になる可能性は低いです。
火事が起こるとすれば、コンセントにホコリが溜まっている場合が多く、エアコン本体からの出火ってないと思っても良いですよ!
エアコン自体に異常が起こると、表示ランプを点滅させながら運転を止めたり、ブレーカー自体が落ちることもあります。
エアコンの消し忘れを防止するには、何か目印となるモノを玄関扉に貼るなど、自分のルールを作っておくと良いでしょう!
ついついつけっぱなしにしてしまうこともありますが、思わぬ火事を起こしてしまう危険や、電気代の出費にもつながってしまうのでエアコンの暖房の消し忘れには十分注意してください。
▼参考記事▼