気温がグンと下がると、夜中寒いことってありますよね。
寝室の暖房をつけっぱなしにしておくべきか、迷っているあなた。
私も晩秋に初めての子を出産し、迷った一人です。
実際に暖房をつけっぱなしにして感じた、子供と大人のメリットとデメリットをお話ししたいと思います。
エアコンの暖房はつけっぱなしにして良いのか、適温は何度にしたら良いのか、乾燥を防ぐ工夫もお教えします!
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暖房をつけっぱなしで寝るのは良い?
私が暖房をつけっぱなしにするか散々迷った理由は、生後2ヶ月の子供が理由でした。
まだ乳児は、自分で体温調節がうまくできないと産院から聞いていたことが大きかったです。
結局は、寝室にあるエアコンの暖房を18℃でつけっぱなしにすることに決めました。
乾燥の心配もあったので、加湿器も同時につけていました。
結果として、乳児にとっては、正解だったと思います。
汗で湿疹ができることもなく、乾燥で肌が荒れることもありませんでした。
でも、これは乳児に限ってのことです。
大人は地獄でした…
とにかく暑いし、必要以上の汗をかきます。
毎晩、結露もしていました。
ただ、授乳やオムツ替えの際には、寒さを感じることなく、対応できるというメリットはありましたよ。
というわけで、翌冬からは、子供も乳児期を過ぎ、体温調整ができるようになり、むしろ大人より暑がりなくらいなっていたので、全く暖房は使わなくなりましたね。
ちなみに我が家は、ほとんど雪は降らないけれど、都市部より最低気温が5℃ほど低い地域で、マンション住まいです。
ただ豪雪地帯はもちろんのこと、木造家屋の一軒家では話が変わってくると考えられます。
そこで、寝室で暖房をつけっぱなした場合の電気代、メリットとデメリットをお話ししたいと思います。
エアコンの暖房をつけっぱなしにした場合の電気代
実は、暖房運転をONにした際に、電気を多く消費する傾向があるのを知ってますか?
エアコンは部屋の温度が設定温度に上がるまでが消費電力を一番食うので、電気代が高くなります。
室内の温度が一定の状態になっている方が、消費電力はかからないですよ
そのため、つけたり消したりするよりも、つけっぱなしの方が安くつくのです。
電気代がもったいないと暖房を付けたり消したりするよりも、つけっぱなしの方が電気代がかからない場合もあるんですよー。
寝るときに暖房をつけっぱなしにするメリット
温度が低いまま寝ると、交感神経が高まり良い睡眠がとれなくなります。
人によって違いますが、室温を15℃~18℃くらいにして寝ると睡眠の質を下げないで済みますよ。
身体を冷やしてしまうと、血流が悪くなったり免疫力が低下する恐れがでてきます。
風邪をひいたり、肩こりや腰痛などリスクも高まりますよね。
寝るとき暖房をつけっぱなしにするデメリット
一方で寝る時にエアコンの暖房をつけっぱなしにすると、非常に室内を乾燥させます。
喉を痛めたり、インフルエンザや風邪をはじめ、ウイルスが繁殖しやすくなります。
また、肌がカサカサになったり、起床時、脱水気味で、吐き気や頭痛を引き起こす原因にもなりかねません。
暖房器具の中ではエアコンがおすすめ
では、その他の暖房機器はどうでしょう?
石油、ガス、電気ストーブは、火災の心配がつきまといます。
特に石油ストーブは、一酸化炭素中毒の危険性もあります。
これらの暖房機器をつけっぱなししておくことは、お勧めできません。
電気毛布もまた、低温火傷の心配があります。
特に肌が弱く、暑がりな子供には使えないですよね。
セラミックヒーター、ハロゲンヒーターは、エアコンにくらべると電気代がグッとかかります。
寝室で暖房を使う時の適温は?
お昼間に、お天気が悪かったりして、エアコンの暖房が必要だなあと感じた場合は、20℃~の温度設定をする方が多いと思います。
寝室では、冬場は厚手の掛け布団をかけていたり、毛布を併用したりしますよね。
ですから適温は、16~19℃くらいと考えます。
というのも、人は10℃以下の環境で寝ると、交感神経が高まったり、手足の末梢血管が収縮することで、眠りの質が悪くなってしまうのです。
睡眠時間は足りているはずなのに、お昼間に眠気に襲われてしまいます…
また、就寝時に体が冷えていると、血流が悪くなり、免疫力が低下して、風邪を引きやすくなるのです。
また、寒さから自分を守ろうと、体が強ばったままになり、肩こりや腰痛の原因にもなりえます。
こう考えると、子供のためというより、むしろ大人のために、適温で暖房をつけっぱなししておく必要があるのかも…と思ってしまいますよね。
特に、冷え性のひどい方や段々と体温調節がしにくくなる中高年以上の方は。
ガラスは室内の熱を外に逃がしやすく、室内の温度が下がりやすいです。
ガラスに断熱シートや梱包用のプチプチシートを貼ってみるのもいいですよ。
あとは、暖かい空気は上にたまりやすいので、室内の温度にムラができないように、サーキュレーターや扇風機で空気を流してみるのもいいでしょう。
寝室が暖房で乾燥しないようにする工夫とは?
一番有効なのは、やはり加湿器ですね。
寝ている人間にとっては、喉や肌の乾燥を防いだり、ウイルスの繁殖を予防したりと良いことばかりですが、寝室という部屋にとっては、ちょっと厄介な代物です…
当然、毎晩結露します。
子育て中のママは、とにかく忙しいですよね。
乳児なら、本当に育児だけで手一杯かもしれません。
それなのに…毎日結露を拭き、定期的に加湿器の掃除も必要です。
結露の放置は、家をカビさせますし、加湿器の掃除不足も、カビを部屋中に撒き散らすことになります。
もし、加湿器を使用するなら、周囲にお手伝いをお願いしておくことも合わせてして考えて下さいね。
加湿効果は加湿器よりは薄れますが、濡れタオルや洗濯物を干しておくのも良いですね。
これは、手間がかからず加湿できますよ。
最後に、やはり色々考慮した結果、寝室で暖房をつけっぱなしにするのはちょっと…と思った方に。
寝入りにあまりに部屋が寒過ぎるのは不快ですし、なかなか寝付けない心配もありますよね。
その場合は、就寝1時間前に暖房をつけ、就寝時には消す、または2時間ほどタイマーをかけておく方法もありますよ。
また冬場でも子供は、寝付くと汗をかいて、お布団を蹴ってしまうことがあります。
その後、体が冷えて風邪の原因になりかねません。着る毛布、スリーパーを着せておくのも手ですね。
子供服売り場でも、通販でも簡単に手に入ります。
軽いので、子供も嫌がりませんよ。
私も子供に着せてました。お勧めです!
もう一つ、購入費用と電気代がかかりますが、程よく部屋を暖めてくれて、乾燥も少なく、火災等の危険性のないオイルヒーターもお勧めです。
使い方次第で、電気代は抑えられますしね。
まとめ
暖房を寝室でつけっぱなしにした場合のメリットとデメリットをお伝えしてきました。
どうでしょうか?
お子さんの月齢だけではなく、ママ、パパの体質も考慮すべきことが分かっていただけたかと思います。
くれぐれも暖房は適温で。
もし、お子さんのためにエアコンの暖房と加湿器を使うと決めたなら、電気代等とは違って、表には見えてこない負担である「掃除」のこともご夫婦で事前に話し合ってみて下さいね。
寒い冬に子供も大人も快適な眠りができることを願っています。
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