里芋は栄養豊富で美味しいものですが、調理するのがちょっと一苦労ですよね。
泥付きの芋をよく水洗いして、一個一個丁寧に皮を剥いて・・・。
里芋は結構小さいし、皮がケバケバだからピーラーで簡単には剥けないし、本当に面倒!
ここでは、里芋を皮のまま食べてもいいのか、皮ごと茹でていいのか、簡単な皮の剥き方を説明します。
里芋を皮ごと食べるのはアリ?
油で揚げたりふかすと、里芋は皮ごと食べやすいですよ。
よく野菜の皮にも栄養があると言われますが、里芋の皮も食物繊維豊富!
特に、里芋の粘り成分であるガラクタン・マンナンなどは皮の近くに多いので、皮を剥かないことでたくさん摂取できます。
この成分は免疫力向上・便秘予防などの働きが期待でき、健康に役立つものばかりです。
しかし、皮には汚れや農薬が付着していることもありますから、必ずよく水洗いしましょう。
里芋の皮はザラザラしているので、たわしを使って丁寧に洗い流します。
農薬が気になる方が無農薬栽培の里芋を選ぶと安心ですね。
食感をよくするために、ひげ根を取り除いておきましょう。
皮つきのまま里芋を食べるなら、調理方法はふかすか、揚げるかがおすすめ!
ふかした時は、最後に表面をフライパンで焼くと、カリっと皮ごと食べやすくなります。
味付けはバターや塩などお好みで。
このふかした皮つき里芋を素揚げしても、表面がカリっとして美味しいです。
まさにフライドポテトのような感覚で、塩やケチャップをつけて食べられます。
また、パン粉を付けて、皮つき里芋フライにしても美味しいですよ!
こんな里芋料理なら、おやつに、おかずに、おつまみにピッタリ!
いつもの里芋の煮つけより、子供や旦那さんの箸がすすみそうです。
里芋を皮ごと茹でるのは?
里芋を皮ごと茹でるのは、皮を剥かないことで栄養の流出を抑えるだけでなく、旨味を閉じ込めることもできるから美味しさ倍増です。
皮を剥くと、里芋に含まれるシュウ酸カルシウムの影響で、手がかゆくなることがありますけど、皮ごと調理できるのは本当に便利です。
調理時間の短縮になりますしね。
皮つき里芋は美味しく食べられるのか心配でしたが、皮をカリっと仕上げたら何の問題もありません!
手間も省け、栄養もしっかり残るのですから、本当に文句なしですね。
里芋の下ごしらえで皮がつるんとむける方法は?
皮のまま食べられるとしても、やっぱり皮をむきたい場合もあります。
里芋の煮物を作る時はそうですよね・・・。
そこで、皮がつるんとかんたんにむける方法を紹介します。
今まではどうやってむいていましたか?
両端を切り落として、縦に包丁でむいていくのが基本のやり方ですね。
切り口が六角形になるように剥くと、お煮しめに使う六方むきになります。
たしかに、粘り成分が出にくい方法ですが、もっと画期的なむき方があります。
使うのは電子レンジ!!
洗った里芋の水気も切らないで、そのままラップで包み、数分レンジで加熱します。
目安としては里芋5個でレンジ加熱10分ぐらいですが、里芋の大きさやレンジのワット数で変化しますので調節してください。
レンジ加熱した里芋の皮はなんと、手でつるんとむけちゃいます。
大量の里芋の皮をむく場合はレンジでなくて、鍋で茹でてもOKです。
加熱した直後の里芋はかなり熱いので、キッチンペーパーで包んでむくか、触れる程度冷ましてからむきましょう。
急いでいるときは流水で粗熱をとってから、皮を剥いてくださいね。
剥き方は両端を持って、ねじるようにすると、皮がむけてきます。
指の腹で皮をぎゅっとこすったり、指で皮をつまんだりしてもむけます。
包丁を使っても剥いても、生の里芋を剥くより手がかゆくならないし、むきやすい!
なんとなく、野菜は皮を剥いてから加熱と思っていましたが、里芋の皮は加熱した後の方がむきやすいのですね。
まとめ
里芋は皮ごと食べられる調理法もあり、皮を焼いたり揚げたりすることでカリっとした食感で美味しく食べられます。
また、皮ごと食べることで栄養をまるごと摂取でき、しかも皮むき作業を省けるから、いいことづくめ!
里芋の皮を剥くなら、電子レンジや鍋で加熱してからがおすすめです。
包丁を使わずに、手でつるんとむけちゃいます。
面倒な里芋料理も、ちょっとしたワザで、ラクに里芋料理が作れます。
里芋にはいろんな栄養が詰まっていますから、たくさん作って、家族の健康維持に役立ててくださいね!