実家から草餅が大量に送られてきた~と、ちょっとだけお困りのあなた。
送ってくるにも限度があるって…
そりゃそうですよね。
いくら好きでも、その日のうちに食べられる数など1、2個が限界です。家族で食べても数個消費する程度ですものね。
そんなときに、上手な保存方法と美味しく食べる方法を知っておけば、心強いですよね!
これから、固くなってしまった草餅を美味しく食べる方法と、日持ちさせられる冷凍方法、そして上手な解凍方法をご紹介しますよ。
これでカビを心配せずに、家族のペースで草餅が美味しく食べられますね。
草餅の保存方法
今回のように常温で送られてきた草餅や、和菓子屋さん等で買ってきた草餅なら、その日のうちは常温保存しますよね。
これが一番美味しく食べられます!
ただそれ以降は、季節によってはカビが生えてしまう危険があります。
特に、無添加の手作りならなおさらですよね。
そこで、冷蔵庫に入れてしまうと思うのです。
冷蔵庫に入れておけば、おおよそ3日ほどは日持ちします。
ただやはり、風味がガクンと落ちてしまうのが難点です。
そう、冷蔵庫は食材を乾燥させてしまうので、せっかくの草餅の良い香りと、口に入れたときの独特の味わいが飛んでしまうのです。
もちろん、お皿に乗せてラップもかけずに、冷蔵庫に放置していれば、より乾燥を早める結果になります。
1個ずつラップにくるんで、保存袋に入れて下さいね。
これで多少は乾燥が防げますよ。
ただ、消費期限が延びるわけではないので、3~4日を目安に食べ切ることは忘れなく!
でも、ここで諦めないで下さい!
固くなってしまった草餅もよみがえらせる方法はあります。
紹介していきますね♪
ムチッとした食感がお好み場合
① 炊飯器の保温に入れておく。
ご飯を炊いたら、その上にクッキングシートに乗せた草餅を10分ほど置いておきます。
これだけで、蒸されたような状態になります。
② 電子レンジにかける。
ただ、電子レンジにかけてしまうと、より固くなっしまうので、表面を水で洗い、お皿の上にクッキングシートを敷き、その上に草餅を乗せ、ふんわりラップをかけます。
電子レンジで500wか600wなら、10秒ほどかけてから様子を見て。
やり過ぎると、べちゃべちゃです。
弱モードや解凍モードがあるなら、それで1~2分で様子を見ても良いですね。
③ お汁粉に入れる。
グラグラ弱火で、草餅が柔らかくなるまで煮て下さいね。
パリッと表面を焼きたい方
① 魚焼きグリルで。
弱火で5~6分焼いてから様子を見て下さい。
② オーブントースターで。
もち焼き専用のモードで、お好みの焦げ目が付くまで。
③ フライパンで。
ほんの少量の油を敷いて、弱火で両面焼いていきます。
お好みの焦げ目が付けばオッケーですよ。信州のおやき風になります。
草餅の冷凍保存ってどうしたらいい?
もらった時に、この量はその日中に食べ切れないなと思ったら、冷凍保存するのが一番です!
その方法は簡単ですよ。
① 1個ずつラップにくるみます。
② ①を保存袋の中で重ならないように平らに入れ、空気を抜きながら封をします。
③ 急冷室か、なければステンレスバットに乗せて、なるべく短時間で凍らすようにします。
以上です。
これで乾燥を防ぎ、より日持ちさせることができますよ。
おおよそ3カ月ほどは持ちます。
是非お試しあれ!
草餅を冷凍した後の解凍方法
せっかく美味しい状態のまま、冷凍保存した草餅です。
上手な解凍方法も知りたいですよね。
やはり、王道の自然解凍が一番です。
草餅の風味も食感も戻ってきます。
ただ、これだと時間がかかり過ぎると思われるかもしれません。
カチカチに凍っているのだからと、いきなり数分も電子レンジにかけないで下さいね。
ほんと見るも無惨なベチャベチャの草餅になってしまいます。
もちろん、あんこも出てきてしまいます…
まずは、保存袋からラップにくるまれた草餅を取り出します。
1個ずつラップくるんだまま、500wか600wで20~30秒程度かけて様子を確認して下さい。
もし、追加するにしても10秒ずつするのがお勧めですよ。
表面のパリッとしたのがお好みなら、電子レンジで30秒程度かけて中まで解凍させた後に、オーブントースターや魚焼きグリル、フライパンで焼いてみて下さい。
いきなり凍ったままの草餅を焼くと、周りだけ焦げていて、中が冷たいままになってしまうので、ご注意を!
もちろん手間がかかりますが、昔ながらの蒸し器を使うやり方もお勧めです。
ムチッとしたつきたての食感がよみがえりますよ。
まとめ
今よりも保存環境の悪かった時代から、ずっと食べられてきた草餅。
固くなった場合の食べ方は、案外バリエーションも豊かですよね。
考えてみれば、鏡餅などカビが生えた部分を取り除き、その他のきれいな部分だけ、細かく切って、油で揚げて、かき餅にしてたくらいですからね。
大切に、最後まで食べ切る日本人の知恵が詰まっていますね。
ですから、現代人の私たちも、便利な最新の技術を取り入れつつも、その精神は大切に後世に受け継いでいきたいものですね。