
スーパーできゅうりを買ってきたとき、表面にあるトゲトゲが気になったことはありませんか?
「触るとチクチクして痛いけれど、これは取ったほうがいいの?」
「イボがたくさんあるきゅうりと、つるつるしたきゅうりは何が違うの?」
「イボのまわりに汚れが残っていそうだけど、そのまま食べても大丈夫?」
「板ずりするといいと聞くけれど、やり方がよくわからない……」
普段何気なく食べているきゅうりでも、いざ自分で下ごしらえをしようとすると、意外とわからないことがありますよね。
特に、買ったばかりのきゅうりは表面のイボが目立ち、手で触れたときに「痛っ」と感じることもあります。
最初に知っておきたいのは、きゅうりのイボは、必ず一つ残らず取らなければ食べられないものではないということです。
そのまま調理することもできますし、口当たりなどが気になる場合は、板ずりをしたり、気になる部分だけ整えたりする方法があります。
また、「イボが多いほど新鮮」「イボがないきゅうりは古い」と単純に判断できるものでもありません。
きゅうりによってイボの状態には違いがあります。
この記事では、きゅうりのイボについて、
・そもそもイボとは何なのか
・イボは取ったほうがいいのか
・簡単なイボの取り方
・板ずりの正しいやり方
・板ずりしなくてもいいのか
・イボが多い、痛い、ない場合の考え方
・イボと鮮度の関係
・きゅうりの洗い方
・料理による下処理の違い
などを、初心者の方にもわかりやすく順番にご紹介します。
「今まで何となく板ずりしていた」という方も、「そもそも板ずりをしたことがない」という方も、ぜひ毎日の料理に役立ててくださいね。
そもそもきゅうりのイボとは?表面のトゲトゲについて知っておこう
きゅうりを手に持ったとき、
「表面がブツブツしている」
「細かいトゲのようなものがある」
と感じることがありますよね。
一般的に、この表面の突起を「イボ」と呼んでいます。
ただ、すべてのきゅうりが同じようにトゲトゲしているわけではありません。
まずは、きゅうりのイボについて基本的なことから確認してみましょう。
きゅうりの表面にあるトゲトゲがイボ
きゅうりの表面をよく見ると、小さく盛り上がった部分があります。
そこから細かなトゲのようなものが出ていて、触るとザラザラ、チクチク感じることがあります。
特にイボがしっかりしているきゅうりの場合、
「素手で持ったら思ったより痛かった」
ということもあるでしょう。
そのため、初めて見た方は、
「何か変なものがついている?」
「このまま食べて大丈夫なの?」
と心配になるかもしれません。
ですが、イボがあること自体は、きゅうりがおかしくなっているという意味ではありません。
きゅうりの表面に見られる特徴の一つです。
料理するときには、必要に応じて表面を整えてから使うことができます。
イボがあるから異常というわけではない
野菜の表面がデコボコしていたり、トゲトゲしていたりすると、
「きれいな状態ではないのかな?」
と思ってしまうことがありますよね。
ですが、きゅうりの場合、表面にイボがあるのは珍しいことではありません。
ですから、
「イボがある=食べられない」
と考える必要はありません。
もちろん、きゅうりを食べるときには表面の状態を確認して、きちんと洗ってから調理することが大切です。
ただし、イボがついていることだけを理由に捨てる必要はありません。
「このブツブツは何だろう?」
と思ったら、まずはきゅうりに見られる特徴の一つだと考えておきましょう。
イボの数や目立ち方はきゅうりによって違う
何本かまとめてきゅうりを買うと、
「こっちはトゲトゲしているのに、こっちはあまり気にならない」
ということがあります。
同じ袋に入っているきゅうりでも、表面の状態がまったく同じとは限りません。
イボがたくさん目立つものもあれば、触ったときにそれほどチクチクしないものもあります。
そのため、
「前に買ったきゅうりよりイボが少ない」
というだけで、すぐに異常だと判断しなくても大丈夫です。
後ほど詳しくご紹介しますが、品種などによってもイボの特徴は異なります。
きゅうりを見るときは、イボだけに注目するのではなく、全体の状態を見ることが大切です。
イボがほとんどないきゅうりもある
「きゅうりには必ずトゲトゲしたイボがある」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、きゅうりの中には、表面のイボが目立ちにくいものや、イボのないタイプもあります。
スーパーで、
「ずいぶんつるつるしているきゅうりだな」
と思うことがあっても、それだけで古いきゅうりとは限りません。
ここは覚えておきたいポイントです。
イボがあるかないかだけで、きゅうりの良し悪しを決めないようにしましょう。
では、イボがあるきゅうりを買った場合、そのイボは取ったほうがよいのでしょうか。
次の章で詳しく見ていきましょう。
きゅうりのイボは取るべき?そのままでも大丈夫?
きゅうりのイボについて一番気になるのは、
「結局、取るの?取らないの?」
ということではないでしょうか。
レシピを見ると、
「板ずりをする」
と書かれていることもあります。
一方、きゅうりを洗ってそのまま切っている方もいますよね。
どちらが正しいのか迷ってしまいますが、イボについては、必ず一つ残らず取り除かなければならないと難しく考える必要はありません。
イボは必ず全部取らなければならないものではない
まず覚えておきたいのは、
きゅうりのイボを完全になくさなければ調理できないわけではない
ということです。
きゅうりを洗っていると、イボが自然に取れることもあります。
板ずりをすると、さらに表面のトゲトゲが取れやすくなります。
それでも小さなイボが残る場合がありますが、
「まだ一つ残っている!」
と神経質になる必要はありません。
きゅうりの表面を削るようにして、無理やり全部取り除こうとすると、皮まで傷つけてしまうことがあります。
イボを取ること自体が目的にならないようにしましょう。
口当たりが気になるなら表面を整える
きゅうりを生で食べるときは、表面の状態が口当たりに影響することがあります。
特に、
・サラダ
・酢の物
・浅漬け
・スティックきゅうり
など、皮ごと食べる料理では、表面のトゲトゲが気になる方もいるでしょう。
そんなときは、板ずりなどで表面を整えておくと使いやすくなります。
「イボは絶対に取らなければならない」
というより、
「食べたときに気になりそうなら下処理しておく」
くらいに考えるとわかりやすいですよ。
料理によってはそのまま使ってもよい
きゅうりの使い方によって、イボがどのくらい気になるかも変わります。
たとえば、細かく刻んで料理に使う場合と、大きめに切って皮ごと食べる場合では、感じ方が違います。
また、皮を一部むいて使うこともありますよね。
そのため、
「きゅうりを使うなら必ず板ずり」
と決める必要はありません。
レシピに板ずりの指定がある場合は、その手順に沿って下処理するのがわかりやすいでしょう。
特に指定がない場合は、
「表面のイボが気になるか」
「どんな料理に使うか」
を考えて決めれば大丈夫です。
イボを全部きれいに取ろうとしなくてOK
初めて板ずりをすると、
「まだ少しイボが残っているけど、失敗?」
と思うことがあります。
ですが、板ずりをしたからといって、表面を完全につるつるにしなければならないわけではありません。
むしろ、
「全部取らなくちゃ」
と強くこすり続けるほうが、きゅうりを傷つける原因になります。
料理初心者の方は、
「気になるトゲトゲがある程度取れたら十分」
と考えておくと気楽です。
イボが少し残っていることよりも、食べる前にきゅうりをきちんと洗い、清潔な調理器具を使うことを意識しましょう。
きゅうりのイボの取り方は?簡単にできる4つの方法
「イボは必ず取らなくてもいいのはわかったけれど、やっぱり気になる」
という方もいるでしょう。
そんなときは、無理に指で一つずつ取る必要はありません。
きゅうりのイボを整える方法はいくつかあります。
代表的なのは、
・板ずりする
・洗いながら手でやさしくこする
・包丁を使う
・ピーラーを使う
といった方法です。
それぞれ特徴が違うので、料理やきゅうりの状態に合わせて選びましょう。
方法1.塩を使って板ずりする
きゅうりの下処理としてよく知られているのが「板ずり」です。
まな板の上にきゅうりを置き、塩を振って、手のひらでコロコロと転がします。
板ずりをすると表面がこすれるため、イボやトゲが取れやすくなります。
また、きゅうりの表面を整えるだけでなく、皮の口当たりを整えたり、色を鮮やかに仕上げたりする目的でも行われます。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、やり方はとてもシンプルです。
「きゅうりの下ごしらえをきちんとしてみたい」
という初心者の方にも取り入れやすい方法ですよ。
詳しい板ずりの手順については、次の章でご紹介します。
方法2.流水で洗いながら手でやさしくこする
「板ずりするほどではないけれど、表面のトゲトゲが気になる」
という場合は、流水で洗いながら手でやさしくこする方法もあります。
きゅうり全体を水で流しながら、表面をなでるように洗います。
このとき注意したいのが、イボが鋭い場合です。
買ったばかりのきゅうりなどは、触ったときにチクッとすることがあります。
無理に強く握ったり、イボに逆らうようにゴシゴシこすったりする必要はありません。
痛いと感じる場合は別の方法を選びましょう。
また、
「手で洗ったらイボが全部なくならなかった」
という場合も心配しなくて大丈夫です。
目的は、きゅうりの皮をつるつるになるまで磨くことではありません。
方法3.包丁を使って気になる部分を整える
表面のトゲトゲが一部分だけ気になる場合は、包丁を使って整える方法もあります。
ただし、ここで気をつけたいのは、
包丁で皮を深く削らないこと
です。
「イボを取りたい」
と思って力を入れると、皮まで削ってしまうことがあります。
特に包丁の扱いに慣れていない方は、無理をしないようにしましょう。
また、包丁で表面を処理するときは、手元が滑らないよう注意してください。
濡れたきゅうりは滑りやすくなります。
安全面を考えると、初心者の方には板ずりや、やさしく洗う方法のほうが取り入れやすいでしょう。
方法4.ピーラーを使う
きゅうりの皮そのものが気になる場合は、ピーラーを使う方法もあります。
ただし、
イボを取るためだけに皮を全部むく必要はありません。
きゅうりは、縦方向に皮を数か所だけむいて、しま模様のようにして使うこともあります。
見た目を整えたい場合や、皮の口当たりが気になる場合には便利です。
一方、
「イボがあるから」
という理由だけで皮をどんどん削ってしまうと、必要以上にむいてしまいます。
ピーラーを使うなら、
「皮も少し整えたい」
というときの選択肢として考えるとよいでしょう。
どの方法がいい?イボの取り方を簡単に比較
ここまでの方法をまとめると、次のようになります。
| 方法 | 手軽さ | こんなときに便利 | 注意したいこと |
|---|---|---|---|
| 板ずり | ◎ | 全体のイボをまとめて整えたい | 強く押しつけすぎない |
| 手で洗う | ◎ | トゲトゲが少し気になる | イボが鋭い場合は無理をしない |
| 包丁 | ○ | 一部分だけ気になる | 皮まで削らない・手元に注意 |
| ピーラー | ○ | 皮も一緒に整えたい | むきすぎない |
迷った場合は、まずきゅうりを流水で洗って状態を確認してみましょう。
それから、
「イボがかなり気になるから板ずりしよう」
「ほとんど気にならないから、このまま使おう」
と決めれば十分です。
毎回まったく同じ下処理をする必要はありません。
その日のきゅうりと料理に合わせて、無理のない方法を選ぶことがポイントです。
きゅうりの板ずりとは?基本のやり方を初心者向けに解説
きゅうりのイボを取る方法として、よく耳にするのが「板ずり」です。
レシピにも、
「きゅうりは板ずりしておく」
と、さらっと書かれていることがありますよね。
料理に慣れている方ならすぐにわかるかもしれませんが、初めて見ると、
「板ずりって何をするの?」
「まな板でこするの?」
「どのくらい力を入れればいい?」
と迷ってしまうのではないでしょうか。
板ずりは、名前から想像するほど難しい作業ではありません。
基本的には、きゅうりに塩をまぶし、まな板の上で手のひらを使ってコロコロと転がす下処理です。
イボを取る目的だけでなく、表面を整えたり、皮の口当たりをよくしたり、色を鮮やかに見せたりするためにも行われます。
ここでは、初めてでも迷わないように順番に見ていきましょう。
そもそも「板ずり」とは?
板ずりとは、野菜に塩をまぶして、まな板の上で転がす下処理のことです。
きゅうりのほかにも、料理によっては別の野菜に行うことがあります。
きゅうりの場合は、塩を振って手のひらで押さえながら転がすことで、表面のトゲトゲした部分がこすられます。
そのため、
「イボが気になる」
「表面を少しなめらかにしたい」
というときにも使いやすい方法です。
とはいえ、ゴシゴシと削る作業ではありません。
「イボを全部削り落とそう」
と力いっぱい押しつけるのではなく、きゅうりをまな板の上で前後に転がすイメージで十分です。
STEP1.きゅうりを流水で洗う
まずは、きゅうりを流水で洗います。
板ずりをするからといって、最初の洗浄を省く必要はありません。
表面全体に水を当てながら洗いましょう。
このとき、
「イボも一緒に取ってしまおう」
と強くこすらなくても大丈夫です。
イボが尖っているきゅうりでは、素手で強くこするとチクチクすることがあります。
無理をせず、表面全体を洗うことを意識してください。
STEP2.まな板にきゅうりを置く
洗ったきゅうりをまな板の上に置きます。
板ずりでは、きゅうりを前後に転がすので、少しスペースを空けておくと作業しやすくなります。
まな板の上にほかの食材や包丁などが置いてある場合は、先に片づけておきましょう。
「ほんの少し転がすだけだから」
と思って狭い場所で行うと、きゅうりが転がって落ちたり、周囲の物にぶつかったりすることがあります。
また、まな板も清潔なものを使います。
STEP3.きゅうりに塩を振る
次に、きゅうりに塩を振ります。
塩をまな板の上に振り、その上できゅうりを転がす方法でも構いません。
ここで、
「塩が多いほどイボがよく取れるのかな?」
と思うかもしれませんが、大量の塩を使う必要はありません。
板ずりでは、塩を利用しながら表面をこすることがポイントです。
レシピに塩の量が指定されている場合は、その分量を目安にしてください。
料理によっては、板ずり後の工程との兼ね合いもあります。
自己流で大量の塩を使うより、レシピに合わせるほうが安心です。
STEP4.手のひらでコロコロと転がす
塩を振ったら、きゅうりの上に手のひらを置きます。
そのまま、まな板の上で前後にコロコロと転がします。
ポイントは、
強く押しつぶすのではなく、きゅうり全体をまんべんなく転がすこと
です。
きゅうりはそれほど硬い野菜ではありません。
力を入れすぎると傷がついたり、状態によっては折れたりする可能性もあります。
「力を入れないとイボが取れないのでは?」
と思うかもしれませんが、イボを一つ残らず取り除く必要はありません。
表面全体に塩をなじませながら、無理のない力で転がしてみてください。
STEP5.流水で塩を洗い流す
板ずりが終わったら、きゅうりについた塩を流水で洗い流します。
ここは忘れないようにしましょう。
「このあと塩味の料理に使うから、そのままでいいかな」
と思うこともあるかもしれませんが、レシピで特別な指示がない限り、板ずりに使った塩は洗い流してから次の工程へ進むとわかりやすいです。
流水を当てながら表面を確認すると、板ずり前よりトゲトゲが目立ちにくくなっていることがあります。
少し残っていても問題ありません。
気になる部分があれば軽く整える程度にしておきましょう。
板ずりをするとイボ以外にも変化がある
板ずりというと、
「イボを取るための作業」
と思われがちですが、それだけが目的ではありません。
きゅうりを板ずりすると、表面のイボが取れやすくなるほか、皮の口当たりを整えることにもつながります。
また、きゅうりの色を鮮やかに見せたいときに行われる下処理でもあります。
料理によっては、調味料をなじませやすくする目的で行われることもあります。
そのため、レシピに「板ずりする」と書かれている場合、
「イボが少ないから省略してもいいよね」
とすぐに判断するのではなく、その料理で板ずりをする目的も考えてみるとよいでしょう。
一方で、家庭料理では必ず毎回行わなければならないものでもありません。
料理や仕上がりの好みに合わせて取り入れてくださいね。
きゅうりを板ずりするときの塩の量は?多すぎてもいい?
板ずりの方法がわかると、次に気になるのが塩の量ではないでしょうか。
「きゅうり1本なら、塩をどのくらい使えばいい?」
「たくさん使ったほうがイボが取れそう」
「塩を振りすぎてしまったけれど大丈夫?」
など、実際にやってみると細かな疑問が出てきます。
板ずりでは塩を使いますが、だからといって、きゅうりが真っ白になるほど大量に振る必要はありません。
塩はたくさん使えばよいわけではない
板ずりするときに大切なのは、
塩の量を増やして無理やりイボを削ることではありません。
きゅうりの表面に塩をなじませながら、まな板の上で転がしていきます。
家庭で料理するときは、作っている料理のレシピに板ずり用の塩の分量が書かれているのであれば、まずはその量を参考にするのがおすすめです。
レシピによってきゅうりの本数や、その後の調理方法も違います。
「板ずりなら絶対にこの量」
と考えるより、レシピに合わせるほうが失敗しにくくなります。
塩を振りすぎたらどうする?
うっかり、
「ドバッと塩が出てしまった!」
ということもありますよね。
そんなときも、慌ててさらに作業を続ける必要はありません。
明らかに多すぎると感じるなら、余分な塩を減らしてから板ずりしましょう。
板ずり後は流水で塩を洗い流します。
大切なのは、
「塩が多いほどきれいに下処理できる」
と思って必要以上に使わないことです。
特に料理初心者の方は、塩の量よりも、
・きゅうり全体に塩をなじませる
・力を入れすぎず転がす
・最後に洗い流す
という流れを覚えておくとよいでしょう。
板ずりしたあとの塩は洗い流す
板ずりが終わったら、基本的には表面についた塩を流水で洗い流してから料理に使います。
板ずりに使った塩をそのまま残すと、料理の味付けにも影響します。
特に、
「このあとドレッシングをかける」
「酢の物にする」
「漬物の調味液に入れる」
など、別に味付けする場合は注意しましょう。
レシピに具体的な手順が書かれている場合は、その方法を優先してください。
塩を使わずにイボを処理することもできる
「塩が家にない」
「板ずりまではしなくてもいいかな」
ということもありますよね。
そんな場合でも、きゅうりが使えなくなるわけではありません。
流水で洗いながら表面をやさしくこすったり、気になるイボだけを整えたりする方法があります。
つまり、
「イボを取る=必ず塩で板ずりしなければならない」
というわけではありません。
板ずりは、きゅうりの下処理として便利な方法の一つと考えておきましょう。
きゅうりは板ずりしないとダメ?やらなくてもいいケース
レシピできゅうりの板ずりを見かけると、
「今まで一度もやっていなかった……」
と心配になる方もいるかもしれません。
また、料理を作り始めてから、
「板ずりするのを忘れて、もう切っちゃった!」
と気づくこともありますよね。
でも、板ずりを忘れたからといって、最初からやり直さなければならないとは限りません。
板ずりは必ず行わなければならない工程ではない
板ずりには、イボを取れやすくしたり、皮の口当たりを整えたりする目的があります。
ただし、
すべてのきゅうり料理で絶対に必要な工程というわけではありません。
たとえば、きゅうりを洗ってそのまま切り、サラダなどに使うこともできます。
イボがほとんど目立たないきゅうりなら、
「わざわざ板ずりしなくても気にならない」
ということもあるでしょう。
そのため、板ずりをしていなかったからといって、
「今まで間違った食べ方をしていたの?」
と不安になる必要はありません。
板ずりを忘れて切ってしまったら?
料理の途中で、
「あ、板ずりするのを忘れた!」
と気づくことがあります。
すでに輪切りや薄切りにしてしまった場合、わざわざ元の形に戻すことはできませんよね。
そんなときは、レシピ全体を確認して、その後の工程を進めましょう。
酢の物などで塩もみをするレシピなら、切ったあとに別の下処理が用意されていることもあります。
板ずりを忘れたからといって、
「もうこのきゅうりは使えない」
と考える必要はありません。
ただし、特定の仕上がりを目的として板ずりが指定されているレシピでは、省略すると食感や仕上がりが変わる可能性があります。
初めて作る料理なら、できるだけレシピの手順に沿うと安心です。
時間がないなら無理に板ずりしなくてもよい
忙しい夕方、
「あと10分で夕食を出したい!」
というときもありますよね。
そんなときに、
「きゅうりは絶対に板ずりしなくちゃ」
と必要以上に負担に感じなくても大丈夫です。
イボが気にならず、作る料理でも板ずりが重要な工程でないなら、きちんと洗ってから調理する方法もあります。
もちろん、レシピに板ずりの指定がある場合は、その意味を考えて判断してください。
毎日の家庭料理では、
「何のために板ずりするのか」
を知っておくと、省略するかどうかも決めやすくなります。
料理や食感の好みで決めよう
板ずりするか迷ったら、
「今回の料理で表面のトゲトゲや皮の口当たりが気になるか」
を一つの目安にしてみましょう。
たとえば、きゅうりを大きめに切って皮ごと食べる場合は、板ずりして表面を整えておくと食べやすく感じることがあります。
反対に、細かく刻んだり、皮を一部むいたりする場合には、それほど気にならないこともあります。
「板ずりするのが正解、しないのは間違い」
という二択で考える必要はありません。
料理やきゅうりの状態、食べる方の好みに合わせて選んでみてくださいね。
板ずりしてもきゅうりのイボが取れない!残ったときはどうする?
きゅうりを板ずりしたあと、表面を見てみると、
「まだイボが残っている……」
「もっと強く転がしたほうがよかったのかな?」
と気になることがありますよね。
板ずりをしたら、きゅうりが完全につるつるになると思っていた方もいるかもしれません。
ですが、板ずりをしたからといって、すべてのイボがきれいになくなるとは限りません。
きゅうりによってイボの状態は違いますし、少し残ることもあります。
そんなときに大切なのは、イボを完全になくそうとして無理にこすり続けないことです。
イボが少し残っても気にしすぎなくて大丈夫
板ずりをしたあとに小さなイボが残っていると、
「下処理が足りなかった?」
と思うかもしれません。
しかし、イボが少し残っているからといって、板ずりを最初からやり直す必要はありません。
板ずりは、きゅうりの皮そのものを削り取る作業ではないからです。
表面のトゲトゲがある程度取れ、触ったときの感じが整っていれば、それで十分な場合もあります。
特に、
「イボが一つでも残っていたらダメ」
と考えてしまうと、必要以上に時間をかけることになります。
毎日の料理では、そこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。
力を入れて何度もこすらない
イボが残っているからといって、まな板に強く押しつけて何度も転がすのはおすすめできません。
きゅうりの皮に傷がついたり、実がつぶれたりすることがあります。
また、きゅうりが曲がっている場合、強い力をかけると一部分に負担が集中することもあります。
板ずりをするときは、
「削り落とす」のではなく「表面を整える」
というイメージを持っておくとよいでしょう。
数個のイボが残ったからといって、力を追加する必要はありません。
気になる部分だけ個別に整える
板ずり後に、
「ここだけ大きなトゲが残っていて気になる」
という場合もありますよね。
そんなときは、きゅうり全体をもう一度強く板ずりするより、気になる部分だけを確認したほうが簡単です。
流水で洗いながらやさしく表面をこするなど、無理のない方法で整えます。
包丁を使う場合は、手元に十分注意してください。
特に濡れたきゅうりは滑りやすいため、
「小さなイボを一つ取りたいだけ」
という場面で無理に刃物を使う必要はありません。
少しくらい残っていても気にしない、という判断も選択肢の一つです。
皮まで削らないように注意する
イボをきれいにしようとしているうちに、皮までどんどん削ってしまうことがあります。
もちろん、料理によって意図的に皮をむくことはあります。
ただ、
「イボを取ること」
と
「皮をむくこと」
は別に考えましょう。
イボが気になるだけなのに、きゅうり全体の皮を削る必要はありません。
板ずり後に少しイボが残っていても、
「失敗した」と思わなくて大丈夫です。
料理に使ったときに気にならない程度なら、そのまま次の工程へ進みましょう。
板ずりと塩もみは何が違う?同じようで違う下処理
きゅうり料理では、「板ずり」と並んで「塩もみ」という言葉もよく登場します。
どちらにも塩を使うため、
「板ずりと塩もみって同じこと?」
「板ずりしたら塩もみはしなくていい?」
と迷ってしまいますよね。
名前は似ていませんが、実際の作業を見るとどちらも塩を使うため、料理初心者の方には少しわかりにくいところです。
簡単に分けると、
板ずりは、基本的に丸ごとのきゅうりをまな板の上で転がす下処理。
塩もみは、切ったきゅうりに塩をなじませる下処理。
と考えるとわかりやすくなります。
板ずりは丸ごとのきゅうりを転がす下処理
板ずりは、これまでご紹介してきたように、きゅうりを切る前に行うのが一般的です。
きゅうりに塩を振り、まな板の上で手のひらを使ってコロコロと転がします。
こうすることで、表面のイボが取れやすくなり、皮の口当たりを整えることにもつながります。
つまり、板ずりでは、
きゅうりの「表面」を整える
という部分が大きなポイントです。
そのため、イボが気になるときにも利用できます。
塩もみは切ったきゅうりに塩をなじませる方法
一方の塩もみは、きゅうりを輪切りや薄切りなど、料理に合わせた形に切ってから行うことが多い下処理です。
切ったきゅうりに塩をなじませ、しばらく置くと水分が出てきます。
その後、料理に合わせて水気をしぼるなどして使います。
酢の物や和え物などを作るとき、
「きゅうりを塩もみしておく」
という工程を見かけることがありますよね。
これは、丸ごとのきゅうりを転がす板ずりとは目的や方法が異なります。
板ずりと塩もみは両方必要?
ここまで読むと、
「では、きゅうり料理では板ずりと塩もみを両方やったほうがいいの?」
と思うかもしれません。
ですが、すべての料理で両方行う必要があるわけではありません。
料理によって、
・板ずりだけする
・塩もみだけする
・両方する
・どちらもしない
という場合があります。
たとえば、レシピに、
「板ずりしてから薄切りにし、塩もみする」
と書かれているなら、その料理では両方の工程を行います。
反対に、塩もみしか書かれていないレシピなら、
「板ずりも追加しなくてはいけないのかな?」
と自己流で工程を増やす必要はありません。
初めて作る料理なら、まずはレシピの手順に沿うのが安心です。
料理によって使い分ければOK
板ずりと塩もみの違いを難しく覚える必要はありません。
迷ったときは、
板ずり=丸ごとの状態で表面を整える
塩もみ=切ったあとに塩をなじませる
と覚えておくとよいでしょう。
そして、実際に料理するときはレシピを確認します。
「板ずりも塩もみも、きゅうりには必須」
というわけではありません。
何を作るかによって必要な下処理は変わります。
料理に慣れていないうちは、
「とりあえず全部やっておこう」
と工程を増やすより、レシピで指定されている方法を一つずつ行うほうが失敗しにくいですよ。
きゅうりのイボを取るタイミングはいつ?洗う前?切ったあと?
イボを取ろうと思ったとき、
「洗う前に取るの?」
「洗ってから?」
「切ったあとでもいい?」
と、順番に迷うことがあります。
板ずりについても、切る前なのか切ったあとなのか、初めてではわかりにくいですよね。
基本的な流れを覚えておくと、毎回迷わず下処理できるようになります。
基本はきゅうりを洗ってから下処理する
きゅうりを料理するときは、まず流水で表面を洗います。
そのあと、必要に応じて板ずりなどの下処理を行うとわかりやすいでしょう。
基本的な流れとしては、
洗う
↓
必要なら板ずりする
↓
板ずりに使った塩を洗い流す
↓
料理に合わせて切る
と覚えておくと簡単です。
「イボを取ること」と「きゅうりを洗うこと」を同じものとして考えないのもポイントです。
板ずりをする場合でも、最初に表面を確認しながら洗いましょう。
板ずりするなら切る前がわかりやすい
板ずりは、基本的にきゅうりを丸ごとの状態でまな板の上に置いて行います。
そのため、料理に合わせて細かく切ってしまう前に行うほうが簡単です。
輪切りにしたきゅうりを、
「板ずりするのを忘れたから」
と一枚ずつまな板で転がす必要はありません。
すでに切ってしまった場合は、その料理で必要な次の下処理へ進みましょう。
また、板ずりをする予定なら、
「きゅうりを洗ったら、切る前に板ずり」
と覚えておけば忘れにくくなります。
買ってきた日に全部のイボを取る必要はない
きゅうりをまとめて買ったとき、
「あとで料理するとき面倒だから、全部板ずりしてイボを取っておこうかな」
と思うこともあるかもしれません。
ですが、イボがあるからといって、買ってきたきゅうりをすべてすぐに板ずりする必要はありません。
基本的には、実際に料理するとき、その料理に必要な下処理を行えば十分です。
たとえば、今日は1本だけサラダに使い、残りは別の日に違う料理へ使う予定なら、それぞれ使うときに下処理を考えればよいでしょう。
料理によっては板ずりをしないこともあります。
そのため、
「買ってきたら、まず全部のイボを取る」
と決めなくても大丈夫です。
きゅうりを使うときに、
「今日は何を作る?」
「イボは気になる?」
「レシピに板ずりと書かれている?」
と確認して、そのとき必要な下処理を選んでくださいね。
きゅうりのイボが多いのはなぜ?たくさんあっても大丈夫?
スーパーできゅうりを選んでいると、
「このきゅうり、ずいぶんイボが多いな」
「隣のきゅうりはつるっとしているのに、どうしてこんなに違うの?」
と思うことがありますよね。
数本入りの袋を買った場合でも、一本ずつ表面を見てみると、イボの目立ち方が違うことがあります。
イボが多いと、
「何か問題があるのでは?」
「育ち方が悪かったのかな?」
と気になるかもしれません。
ですが、イボが多いというだけで、そのきゅうりに異常があると考える必要はありません。
きゅうりのイボには個体差があり、品種による違いもあります。
ここでは、イボの多さについて詳しく見ていきましょう。
イボの数や大きさには個体差がある
同じ種類の野菜でも、すべてがまったく同じ見た目になるわけではありません。
きゅうりも同じです。
イボが目立つものもあれば、
「思ったよりつるつるしている」
と感じるものもあります。
また、一部分だけイボがしっかり残っている場合もあります。
そのため、
「イボが多いきゅうり」と「イボが少ないきゅうり」があること自体は、不思議なことではありません。
スーパーで見比べたときに違いがあっても、イボの数だけで良し悪しを決める必要はありません。
品種によってイボの特徴も異なる
きゅうりは、どれも同じように見えるかもしれませんが、さまざまな種類があります。
そのため、表面の特徴にも違いがあります。
イボが目立つものもあれば、イボが少ないもの、表面が比較的なめらかなものもあります。
さらに、もともとイボが目立たないタイプもあります。
つまり、
「きゅうりなのにイボが少ない」
というだけで、おかしいとは限らないのです。
普段よく見かけるきゅうりのイメージだけで判断すると、
「いつものきゅうりと違う」
と不安になることがあります。
そんなときは、品種による違いもあることを思い出してくださいね。
イボが多くても異常とは限らない
表面にたくさんのイボがあると、
「こんなにブツブツしていて大丈夫?」
と思うかもしれません。
しかし、イボが多いことだけを理由に、
「食べないほうがいい」
と判断する必要はありません。
まずは、いつものようにきゅうり全体の状態を確認しましょう。
そして食べる前に流水で洗い、料理に合わせて必要な下処理を行います。
イボが気になるなら板ずりをする方法もあります。
板ずりをすれば表面のトゲトゲが取れやすくなるため、
「皮ごと食べると口当たりが気になりそう」
という場合にも便利です。
イボが少ないきゅうりも珍しくない
反対に、
「このきゅうり、ほとんどイボがないけれど大丈夫?」
と心配になることもあります。
きゅうりのイボは、品種によって違いがあるほか、収穫されてから店頭に並ぶまでの間に取れることもあります。
そのため、イボが少ないからといって、それだけで問題があるとは判断できません。
ここで覚えておきたいのは、
「イボの数だけできゅうりの状態を決めない」
ということです。
イボについては、
「多ければ絶対に良い」
「少なければ悪い」
という単純なものではありません。
後ほど鮮度との関係についても詳しくご紹介しますので、きゅうりを選ぶときには、ほかのポイントと合わせて確認してみましょう。
きゅうりには白イボと黒イボがある?色が違う理由を知っておこう
きゅうりの表面をじっくり観察していると、
「イボの先が黒っぽく見える」
ことがあります。
普段スーパーでよく見かけるきゅうりとは少し違って見えるため、
「黒くなっているけれど大丈夫?」
「傷んで黒くなったのかな?」
と心配になる方もいるでしょう。
実は、きゅうりはイボの色によって「白イボ」「黒イボ」と呼ばれることがあります。
イボの色が違うからといって、それだけで異常とは限りません。
きゅうりには「白イボ」と「黒イボ」と呼ばれるものがある
きゅうりは、イボについているトゲの色などから、大きく「白イボ系」と「黒イボ系」に分けて呼ばれることがあります。
「白」「黒」という名前を聞くと、
「きゅうりそのものが白や黒なの?」
と思うかもしれませんが、そういう意味ではありません。
注目するのは表面のイボやトゲです。
普段きゅうりを料理するとき、
「これは白イボかな?」
と意識することは少ないかもしれません。
ですが、きゅうりの見た目について調べていると出てくる言葉なので、知っておくと、
「黒いところがあるから異常なのでは?」
という心配を減らせます。
白イボきゅうりとは?
現在、一般的に流通しているきゅうりでは、白イボ系のものを目にする機会が多くあります。
名前のとおり、イボのトゲが白っぽいタイプです。
とはいえ、スーパーできゅうりを買うたびに、
「これは白イボきゅうり」
と確認する必要はありません。
普段の料理では、ほかのきゅうりと同じように、表面を洗って必要な下処理をして使えばよいでしょう。
イボが気になるなら板ずりをすることもできます。
黒イボきゅうりとは?
一方、イボのトゲが黒っぽいものは「黒イボ」と呼ばれます。
黒イボ系のきゅうりもあり、昔から栽培されてきた種類の中などに見られます。
普段見慣れていないと、
「黒い部分がある!」
と驚いてしまいますよね。
ですが、
イボのトゲがもともと黒いタイプである可能性もあります。
そのため、「黒い」という一点だけで、すぐに傷んでいると決めつけないことが大切です。
黒いイボだから傷んでいるとは限らない
食材に黒い部分を見つけると、
「傷んでいるのかな?」
と不安になるのは自然なことです。
ただ、きゅうりの場合、
黒っぽいイボやトゲがある=傷んでいる
とは限りません。
先ほどご紹介したように、もともと黒イボと呼ばれる種類があります。
一方で、きゅうりの表面には、イボ以外にも傷や変色などが見られることがあります。
そのため、
「黒いものを見つけたから全部同じ」
と考えないようにしましょう。
まず、
「黒いのはイボの先だけなのか」
「皮そのものが変色しているのか」
など、どの部分が黒いのかを確認することが大切です。
後ほど「イボと間違えやすいもの」の章でも、表面の見分け方について詳しくご紹介します。
きゅうりのイボが痛い!チクチクするのは大丈夫?
きゅうりを袋から取り出した瞬間、
「痛っ!」
となった経験はありませんか?
見た目ではそれほど鋭く見えなくても、持ってみると細かなイボが指に当たり、思った以上にチクチクすることがあります。
特に普段つるっとしたきゅうりばかり買っていると、
「こんなに痛いきゅうりは初めて」
「トゲが刺さりそうだけど大丈夫?」
と心配になりますよね。
ですが、イボのトゲがしっかりしているきゅうりでは、触ったときにチクチク感じることがあります。
イボが尖っていると触ったとき痛く感じることがある
きゅうりのイボには細かなトゲがあるため、それがしっかり残っていると、手に当たったときに刺激を感じます。
軽く触っただけならそれほど気にならなくても、
「ギュッと握ったら痛かった」
ということもあります。
これは、表面にあるトゲが指に当たるためです。
そのため、
「痛いから何か危険なものがついている」
と慌てなくても大丈夫です。
ただし、本当に痛いと感じるほど尖っている場合は、無理に素手で強くこする必要はありません。
チクチクするだけで異常とは限らない
きゅうりのイボが尖っていると、
「こんなにトゲトゲしているのは普通なの?」
と疑問に思いますよね。
イボがある品種では、トゲがしっかりしている場合があります。
また、イボの状態は鮮度を見るときの目安の一つとして紹介されることもあります。
ただし、ここで注意したいのが、
「痛ければ痛いほど絶対に新鮮」
と単純に考えないことです。
品種によってイボの特徴は違います。
さらに、収穫後の扱いによってトゲが取れている場合もあります。
鮮度については、イボだけでなく、きゅうり全体を見て判断することが大切です。
痛い場合は無理に素手でこすらない
きゅうりを洗うとき、
「イボを落とすためにゴシゴシこすろう」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、トゲが鋭い場合、無理に素手でこすると手が痛くなることがあります。
特に、
「イボを全部取らなくてはいけない」
と思って力を入れる必要はありません。
まず流水で洗い、その後、必要なら板ずりなどの方法で表面を整えましょう。
板ずりをするときも、きゅうりを強く握るのではなく、手のひらを使って転がします。
料理は安全に行うことが一番です。
小さなイボを取るために無理をしないようにしてくださいね。
子どもがお手伝いするときにも注意する
家族で料理をするとき、
「きゅうりを洗ってくれる?」
と子どもにお願いすることもありますよね。
きゅうりは洗ったり並べたりと、比較的お手伝いをお願いしやすい野菜です。
ただし、イボが鋭いきゅうりの場合は、触ったときに痛く感じることがあります。
子どもが持つ前に、大人が一度表面を確認しておくと安心です。
また、包丁やピーラーを使ってイボを取る作業は、年齢や経験に合わせて大人が行いましょう。
板ずりについても、
「力いっぱい転がしてね」
ではなく、やさしく転がすことを伝えます。
きゅうりのイボは小さな部分ですが、下ごしらえを一緒にするなら、
「トゲトゲしているから、そっと触ってみようね」
と声をかけておくとよいでしょう。
イボが多いきゅうりほど新鮮?鮮度との関係を正しく知ろう
きゅうりを選ぶとき、
「イボがしっかりしているものを選ぶといい」
と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
実際にスーパーで何本か見比べて、
「こっちのほうがイボが多いから新鮮そう」
と選んだ経験があるかもしれません。
一方で、売り場には表面が比較的つるつるしたきゅうりが並んでいることもあります。
すると、
「イボがないということは、時間がたっているの?」
と心配になりますよね。
ここで注意したいのは、
「イボが多い=必ず新鮮」「イボがない=古い」
と単純に考えないことです。
イボがある品種では、イボやトゲの状態が鮮度を見るときの目安の一つになることがあります。
しかし、きゅうりの鮮度はイボだけで判断するものではありません。
イボがある品種では尖り方が目安になることもある
イボのあるきゅうりの場合、表面のイボやトゲがしっかりしていることが、選ぶときの目安の一つとして紹介されることがあります。
買ったばかりのきゅうりを持ったとき、
「チクチクして痛い!」
と感じることがありますよね。
こうしたトゲは、時間の経過や取り扱いの中で取れたり、目立ちにくくなったりすることがあります。
そのため、イボのある品種なら、トゲの状態を見ることにも意味があります。
ただし、ここで見るのは、
「イボが何個あるか」だけではない
ということを覚えておきましょう。
「イボが50個あるから、30個のきゅうりより新鮮」
というように、数を比べて判断するものではありません。
「イボが多い=必ず新鮮」ではない
「新鮮なきゅうりはイボがある」
という話を聞くと、
「では、イボが多ければ多いほど新鮮なのね」
と思ってしまいがちです。
ですが、イボの数や目立ち方には、きゅうりによる違いがあります。
品種によっても特徴は異なります。
そのため、イボの数だけを比べて鮮度を決めるのはおすすめできません。
スーパーできゅうりを選ぶときに、
「こっちはイボが少ないからやめよう」
と、イボだけを理由に戻す必要はないのです。
大切なのは、
イボを鮮度を見るための数あるポイントの一つとして考えること
です。
流通の途中でイボやトゲが取れることもある
きゅうりは、畑で収穫されたあと、そのまま私たちの食卓に届くわけではありません。
出荷され、運ばれ、スーパーなどに並ぶまでには、さまざまな工程があります。
その間にきゅうり同士が触れたり、箱や袋などに触れたりすることで、表面のトゲが取れることがあります。
そのため、
「トゲが少ないから、収穫されてからかなり時間がたっている」
とは限りません。
イボそのものが目立っていても、先端の細かなトゲだけが取れている場合もあります。
きゅうりを選ぶときには、
「トゲがある・ない」
だけで決めつけないようにしましょう。
「イボがない=古い」とも限らない
もう一つ覚えておきたいのが、
イボのないきゅうりもある
ということです。
もともと表面のイボが目立たないものや、イボのないタイプがあります。
そうしたきゅうりを、
「イボが全部取れてしまうほど古いんだ」
と判断してしまうと、本来の特徴を鮮度の問題と勘違いすることになります。
スーパーなどで表面がつるつるしたきゅうりを見つけても、
「イボがない」
という理由だけで避ける必要はありません。
何度もお伝えしているように、きゅうりは全体を見て選ぶことが大切です。
鮮度はイボだけで判断しない
では、きゅうりを選ぶときには何を見ればよいのでしょうか。
イボ以外にも、
・全体にハリがあるか
・色つやはどうか
・持ったときにしっかりしているか
・切り口の状態はどうか
・極端にしなびていないか
など、いくつか確認できるポイントがあります。
一つだけを見るのではなく、全体の状態を確認するとわかりやすくなります。
たとえば、
「イボはしっかりしているけれど、全体がふにゃっとしている」
という場合、
「イボがあるから絶対に新鮮」
と決めるのは難しいですよね。
反対に、
「イボはほとんどないけれど、全体にはハリがある」
というきゅうりもあります。
イボはあくまで確認ポイントの一つです。
ハリ・色・重さ・切り口なども一緒に確認する
スーパーできゅうりを選ぶときは、まず全体を見てみましょう。
表面にハリがあり、しっかりしているものは選ぶときの目安になります。
また、持ったときの状態や色つや、切り口なども確認できます。
ただし、
「少し曲がっているからダメ」
と考える必要はありません。
きゅうりの形には個体差があります。
鮮度を確認するときに大切なのは、見た目の美しさだけではなく、野菜全体の状態を見ることです。
覚えることが多いと感じたら、
「イボだけで決めない」
という一点だけでも覚えておいてください。
これだけでも、
「イボが少ないから、このきゅうりは古いかも」
という思い込みを避けやすくなります。
イボがない・表面がつるつるしたきゅうりは大丈夫?
きゅうりといえば、
「緑色で、表面にたくさんのイボがある野菜」
というイメージを持っている方も多いですよね。
そのため、表面がつるっとしたきゅうりを見ると、
「なんだかいつものきゅうりと違う」
「イボが全部取れてしまったのかな?」
と不安になるかもしれません。
ですが、先ほどご紹介したとおり、きゅうりにはイボの状態に違いがあります。
表面がつるつるしているという理由だけで、問題があるとは判断できません。
もともとイボが目立たないきゅうりもある
きゅうりにはさまざまな種類があり、表面の特徴も同じではありません。
イボがしっかり目立つものもあれば、あまり目立たないものもあります。
そのため、
「いつも買っているきゅうりより、ずいぶん表面がなめらか」
ということがあっても不思議ではありません。
特に、普段とは違う品種のきゅうりを買ったときには、見た目の違いを感じることがあります。
まずは、
「きゅうり=必ずトゲトゲしているもの」ではない
と覚えておくとよいでしょう。
イボなしきゅうりもある
きゅうりの中には、イボのないタイプもあります。
「イボなし」と聞くと、
「わざわざイボを全部取ってから売っているの?」
と思うかもしれません。
しかし、そうとは限りません。
もともと表面にイボがない特徴を持つきゅうりがあります。
こうしたタイプなら、
「イボを板ずりで取らなくては」
と考える必要もありません。
一般的なきゅうりと同じように、食べる前に洗い、料理に合わせて下処理します。
つるつるだから古いとは限らない
表面がつるつるしているきゅうりを見て、
「時間がたって、イボが全部なくなったのかな?」
と考えることがあります。
もちろん、流通や取り扱いの中でトゲが取れる場合はあります。
しかし、もともとイボが目立たないきゅうりもあるため、
「つるつる=古い」
という判断はできません。
ここでも、先ほどの鮮度の見方が役立ちます。
イボだけを見るのではなく、
・全体にハリがあるか
・極端にしなびていないか
・色つやはどうか
・切り口はどうか
などを一緒に確認しましょう。
イボなしなら普通に洗って調理すればOK
イボがないきゅうりを買った場合、
「板ずりできないけれど、どうやって下処理すればいいの?」
と思うかもしれません。
まず、通常どおり流水で表面を洗います。
その後は、作る料理に合わせて切ったり、必要なら塩もみなどの下処理をしたりします。
板ずりにはイボを取る以外の目的もあるため、レシピで板ずりが指定されている場合は、その料理の手順を確認してください。
一方、
「イボを取るためだけに板ずりしようと思っていた」
という場合、もともとイボがなければ無理に取るものはありません。
表面がなめらかだからといって、
「普通のきゅうりとはまったく違う扱いをしなければ」
と難しく考えなくても大丈夫ですよ。
きちんと洗い、料理に合わせた下処理をして使いましょう。
きゅうりのイボには菌がいる?食べる前の洗い方も確認しよう
きゅうりの表面に細かなイボがたくさんあると、
「このデコボコしたところに汚れが残っていそう」
「イボのまわりには菌がいるのでは?」
と気になる方もいるでしょう。
特に、サラダや酢の物など、きゅうりを加熱せずに食べる料理では心配になりますよね。
だからといって、
「イボがあるきゅうりは不衛生」
と考える必要はありません。
野菜を扱うときに大切なのは、イボだけを特別に怖がることではなく、食べる前に適切に洗い、清潔な手や調理器具で扱うことです。
ここでは、イボと衛生面についてわかりやすく整理していきます。
「イボだけに菌がいる」と考える必要はない
きゅうりの表面を見ると、平らな部分よりもイボのまわりが気になってしまいます。
「デコボコしているから、ここだけ菌がたくさんいるのでは?」
と思うかもしれません。
ですが、
「きゅうりの菌はイボにだけいる」
と考えるのは適切ではありません。
きゅうりに限らず、野菜は栽培され、収穫され、運ばれ、店頭に並び、家庭に持ち帰られます。
そのため、食べる前には表面をきちんと洗うことが大切です。
イボだけに集中するのではなく、きゅうり全体を洗うことを意識しましょう。
イボがあるから不衛生というわけではない
イボがたくさんあるきゅうりを見ると、
「つるつるしたきゅうりのほうが清潔なのでは?」
と思うこともあるかもしれません。
しかし、
イボの有無だけで衛生状態を判断することはできません。
イボはきゅうりの表面に見られる特徴です。
イボがあることそのものを、
「汚れている証拠」
と考える必要はありません。
また、
「イボを完全に取り除けば、それだけで洗わなくても大丈夫」
ということでもありません。
イボを取ることと、食べる前に洗うことは分けて考えましょう。
食べる前には流水で表面を洗う
きゅうりを調理するときは、流水で表面を洗います。
水を流しながら、きゅうり全体を確認するように洗いましょう。
このとき、
「イボを全部取らなければ」
と力いっぱいこする必要はありません。
トゲが尖っている場合には、手に当たって痛く感じることもあります。
無理にゴシゴシこするのではなく、表面全体を丁寧に洗うことを意識してください。
そのあと、必要に応じて板ずりなどの下処理を行います。
板ずりをした場合は、最後に塩を流水で洗い流しましょう。
イボのまわりが気になる場合はどう洗う?
表面のデコボコが目立つと、
「水をかけるだけでいいのかな?」
と気になりますよね。
そんなときも、まずは流水を当てながら全体を洗います。
手で扱える程度のイボなら、表面をやさしくこすりながら洗ってもよいでしょう。
ただし、トゲが鋭く、
「触ると痛い」
という場合には無理をしません。
イボを一つずつ爪でほじったり、包丁の先で削ったりする必要はありません。
イボそのものが気になるなら、洗ったあとに板ずりなどで表面を整える方法があります。
「イボを完全に取り除くこと」と「きゅうりをきちんと洗うこと」は同じではない
という点を覚えておくと、必要以上に神経質にならずに済みます。
洗ったきゅうりは清潔な手や調理器具で扱う
せっかくきゅうりを洗っても、そのあと汚れた手や調理器具で触ってしまっては意味がありません。
調理前には手を洗い、清潔なまな板や包丁を使いましょう。
特に、生の肉や魚などを扱った包丁やまな板を、そのままサラダ用のきゅうりに使わないよう注意します。
「きゅうりのイボに菌がいるか」
という一点だけを心配するより、
洗う→清潔な手で扱う→清潔な調理器具を使う
という基本的な流れを大切にするほうがわかりやすいでしょう。
サラダなど加熱せずに食べる場合にも、こうした基本を意識して調理してくださいね。
板ずりしたから洗わなくていいわけではない
ここも勘違いしやすいところです。
板ずりをすると、きゅうりの表面がこすられ、イボも取れやすくなります。
そのため、
「板ずりしたから、もうきれいになったよね」
と思うかもしれません。
ですが、板ずりは洗浄そのものと同じではありません。
基本的には、
最初にきゅうりを洗う
↓
必要なら板ずりする
↓
板ずりに使った塩を流水で洗い流す
という流れで考えるとわかりやすいです。
「洗う代わりに板ずりする」のではなく、それぞれ別の工程として考えてください。
イボを全部取れば安心、というわけでもない
衛生面が気になると、
「だったらイボを全部削ってしまえば安心なのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、イボだけを完全に取り除くことにこだわる必要はありません。
むしろ、包丁などで何度も表面を削ると、きゅうりそのものを傷つけてしまいます。
大切なのは、
「イボがあるか、ないか」
だけではなく、野菜を調理するときの基本的な扱い方です。
イボは必要に応じて板ずりなどで整え、きゅうりは食べる前にきちんと洗います。
これくらいに考えておけば、毎日の料理でも難しく感じにくいですよ。
きゅうりのイボと間違えやすいものは?白い粉や黒い点もチェック
きゅうりの表面をじっくり見ると、イボ以外にもいろいろなものが目に入ります。
たとえば、
「白っぽい粉がついている」
「小さな黒い点がある」
「表面にへこんだところがある」
などです。
普段は気にせず料理していても、「きゅうりのイボ」について意識し始めると、
「これもイボ?」
「これは取ったほうがいい?」
と、いろいろ気になってきますよね。
ここでは、イボと間違えやすいきゅうり表面の特徴を整理してみましょう。
表面についている白い粉
きゅうりの表面に、うっすら白い粉のようなものが見えることがあります。
これを見ると、
「何か薬品がついている?」
「汚れなのかな?」
と心配になる方もいるかもしれません。
きゅうりなどの表面に見られる白っぽい粉状のものには、「ブルーム」と呼ばれるものがあります。
ブルームは、きゅうり自身が表面に出す白い粉状の物質です。
そのため、
白い粉が見える=イボが白く変化した
ということではありません。
イボとブルームは別のものとして考えましょう。
もちろん、実際に目の前にある白いものが何なのかわからない場合は、見た目だけで無理に決めつけないことも大切です。
食べる前には、いつもどおり表面を流水で洗いましょう。
小さな黒い点
きゅうりの表面に黒っぽい点を見つけることもあります。
先ほどご紹介したように、きゅうりには黒イボと呼ばれるタイプがあります。
そのため、黒い点がイボやトゲの部分にある場合には、もともとの特徴である可能性があります。
ただし、
「きゅうりにある黒いものは、全部黒イボ」
という意味ではありません。
皮そのものに変色がある場合や、傷のようになっている場合など、別の状態も考えられます。
まずは、
「黒いのはイボの先なのか、それとも皮そのものなのか」
を確認してみましょう。
イボと関係のない黒い変化まで、すべて同じものとして考えないことがポイントです。
イボが取れたあとの跡
きゅうりの表面には、
「ここだけ少し丸くなっている」
「何かが取れたように見える」
という部分があることもあります。
収穫後に運ばれたり扱われたりする中で、イボのトゲが取れることがあります。
そのため、表面に小さな跡があるからといって、
「傷んで穴が開いた?」
とすぐに考える必要はありません。
特に、ほかの部分にしっかりイボが残っている場合には、
「ここにもイボがあったのかな」
と気づくことがあります。
ただし、深い傷や大きな変化がある場合は、イボが取れた跡とは別に考えて状態を確認してください。
表面の傷やへこみ
きゅうりは、収穫されたあとも運搬や袋詰めなどでさまざまなものに触れます。
そのため、表面に小さな擦れや傷が見られることがあります。
また、形が少し曲がっていたり、一部分がへこんで見えたりすることもあります。
これらは、イボそのものとは別です。
イボはもともと表面にある突起ですが、傷は皮の一部分が擦れたり傷ついたりした状態です。
「表面がデコボコしているものは全部イボ」
とまとめて考えないようにしましょう。
皮の色むら
きゅうりを見ると、
「上のほうと下のほうで緑色が違う」
「一部分だけ色が薄い」
と感じることがあります。
こうした色の違いも、イボとは別のものです。
イボは表面の突起なので、色むらそのものを削り取る必要はありません。
また、
「色が違うところをイボと一緒にピーラーで全部取ろう」
とする必要もありません。
きゅうりの表面について気になるものを見つけたら、
突起なのか、色の変化なのか、傷なのか
を一度分けて考えてみるとわかりやすくなります。
「よくわからないから、とりあえず全部削ってしまおう」
としないことも、きゅうりを無駄なく使うポイントですよ。
料理別|きゅうりのイボは取る?取らない?迷ったときの考え方
ここまで、きゅうりのイボは必ず一つ残らず取らなければならないものではないとご紹介してきました。
それでも実際に料理を始めると、
「サラダなら取ったほうがいい?」
「酢の物は板ずりする?」
「漬物ならイボがあっても大丈夫?」
と迷ってしまいますよね。
きゅうりのイボをどうするかは、作る料理やレシピによって変わります。
大切なのは、
「イボは絶対に取る」「絶対に取らない」と決めるのではなく、料理の仕上がりや食感に合わせて考えること
です。
ここでは、家庭でよく作る料理を例に見ていきましょう。
サラダに使う場合
サラダでは、きゅうりを生のまま食べることが多いですよね。
輪切りや斜め切り、細切り、スティック状など、切り方もさまざまです。
皮ごと大きめに切って食べる場合、表面のトゲトゲがしっかりしていると口当たりが気になることがあります。
そんなときは、先に板ずりして表面を整えておくとよいでしょう。
一方で、イボがほとんど目立たないきゅうりなら、洗ってそのまま切って使う方法もあります。
また、皮を部分的にむいて使う場合もありますよね。
サラダだから必ず板ずりしなければならないわけではありません。
実際に触ってみて、イボが気になるかどうか
を一つの目安にしてみましょう。
酢の物に使う場合
きゅうりの酢の物では、薄い輪切りにすることが多くあります。
レシピによっては、板ずりしたあとに切ったり、切ってから塩をなじませたりします。
ここで、
「板ずりと塩もみ、どちらをすればいい?」
と迷うかもしれません。
前にご紹介したように、板ずりと塩もみは同じ作業ではありません。
板ずりは丸ごとの状態で表面を整える下処理。
塩もみは、切ったきゅうりに塩をなじませ、水分を出すためなどに行う下処理です。
酢の物ではレシピによって手順が異なるため、
最初はレシピに書かれている工程をそのまま行う
のがわかりやすいでしょう。
「酢の物だから絶対に板ずりと塩もみを両方する」
と覚える必要はありません。
浅漬け・漬物にする場合
浅漬けや漬物では、きゅうりを大きめに切ったり、丸ごと使ったりすることがあります。
そのため、表面のイボがしっかりしている場合は、板ずりで整えてから使うこともあります。
また、板ずりには表面を整える以外の目的もあります。
漬物のレシピで板ずりが指定されているなら、その手順に沿って進めるとよいでしょう。
一方、
「イボがあるから、とにかく全部削ってから漬けなければ」
と考える必要はありません。
漬物は作り方によって塩の使い方も大きく異なります。
自己流で塩を増やしたり、下処理を追加したりするより、作る漬物のレシピを確認してください。
たたききゅうりにする場合
たたききゅうりは、きゅうりをたたいて割り、調味料をなじませて作ります。
表面の皮も一緒に食べるため、イボが気になるなら、たたく前に板ずりなどで整えておく方法があります。
一方、イボがほとんど気にならない場合は、洗ってからそのまま調理することもできます。
ここでも、
「食べたときに表面のトゲトゲが気になりそうか」
を考えると判断しやすいでしょう。
なお、きゅうりをたたく場合は、力を入れすぎると細かく割れすぎることがあります。
イボの処理とは別に、料理に合った大きさになるよう調整してくださいね。
炒め物に使う場合
きゅうりは生で食べるイメージが強いですが、炒め物に使うこともできます。
炒める場合も、
「加熱するからイボは絶対に取らなくていい」
「炒め物でも必ず板ずりする」
という決まりがあるわけではありません。
作る料理のレシピを確認しましょう。
皮の口当たりが気になるなら表面を整えたり、皮を部分的にむいたりする方法があります。
一方、細かく切って炒める場合などは、イボがほとんど気にならないこともあります。
加熱するかどうかだけで決めるのではなく、切り方や仕上がりも合わせて考えてください。
飾り切りにする場合
きゅうりを飾り切りにして、料理の付け合わせなどに使うこともありますよね。
飾り切りでは、表面の見た目も仕上がりの一部になります。
そのため、必要に応じて板ずりしたり、皮を部分的にむいたりしてから切る方法があります。
ただし、飾り切りの場合も、
「イボを完全になくして表面をつるつるにしなければならない」
というわけではありません。
作りたい形に合わせて下処理を選びましょう。
料理別のイボ処理を早見表で確認
「結局どうすればいいの?」
と迷ったときは、次の表を目安にしてください。
| 料理 | イボの処理 | ポイント |
|---|---|---|
| サラダ | 好みで板ずり | 皮ごと食べるなら口当たりで判断 |
| 酢の物 | レシピに合わせる | 板ずりと塩もみを混同しない |
| 浅漬け・漬物 | レシピに合わせる | 塩の使い方も確認 |
| たたききゅうり | 気になるなら処理 | たたく前に表面を確認 |
| 炒め物 | 必須ではない | 切り方や料理に合わせる |
| 飾り切り | 必要に応じて処理 | 見た目と口当たりで判断 |
迷ったら、
洗う→イボを確認する→料理に合わせて必要なら板ずりする
という流れで考えると簡単です。
毎回同じ処理をしなくても大丈夫ですよ。
きゅうりのイボを取るときにやりがちな失敗・NG行動
きゅうりのイボ取りは、それほど難しい作業ではありません。
だからこそ、
「適当にゴシゴシすればいいよね」
と力任せに行ってしまうことがあります。
また、
「イボは全部取ったほうがきれい」
と思い込み、必要以上に表面を削ってしまうこともあります。
きゅうりを無駄に傷つけないためにも、よくある失敗を確認しておきましょう。
イボを取ろうとして強くこすりすぎる
一番注意したいのが、力を入れすぎることです。
板ずりをしても少しイボが残っていると、
「もっと強くしないと取れないのかな?」
と思いますよね。
そこで、手のひらで強く押しつけながら何度も転がしてしまうことがあります。
ですが、板ずりはきゅうりを削る作業ではありません。
力を入れすぎると、皮に傷がついたり、きゅうりが折れたりすることがあります。
「イボを完全になくす」のではなく「表面を整える」
くらいに考えておきましょう。
包丁で皮まで深く削る
包丁でイボを整える場合にも注意が必要です。
イボは小さいため、
「少しだけ削るつもりだったのに、皮まで大きく取れてしまった」
ということがあります。
特に濡れたきゅうりは滑りやすく、包丁を使った細かな作業には注意が必要です。
イボを取るためだけに、刃を皮へ深く入れる必要はありません。
料理で皮をむく予定がないなら、削りすぎないようにしましょう。
また、包丁の扱いに慣れていない方は、板ずりなど別の方法を選ぶほうが簡単です。
イボを一つ残らず取ろうとする
板ずりが終わったあと、
「ここに一個残っている」
「あっちにも小さなイボがある」
と気になり始めると、いつまでも作業を続けてしまいます。
ですが、イボは一つ残らず取り除かなければならないものではありません。
料理をするうえで気にならない程度なら、そのまま次の工程へ進んで大丈夫です。
特に、
「少し残っている=板ずり失敗」
ではありません。
必要以上に完璧を目指さないようにしましょう。
板ずりに使った塩をそのままにする
板ずりでは塩を使います。
終わったあと、
「このあと味付けするから、この塩もそのままでいいかな」
と思うことがあるかもしれません。
しかし、レシピに別の指示がない場合は、板ずりに使った塩を流水で洗い流してから次の工程へ進むとわかりやすいです。
塩がたくさん残っていると、料理全体の味付けにも影響します。
特に、あとから塩やしょうゆなどを使う料理では、
「思ったより味が濃くなった」
ということにもつながります。
板ずりが終わったら、最後に洗い流すところまでを一つの流れとして覚えておきましょう。
板ずりをしただけで「洗った」と考える
板ずりをすると、きゅうりの表面がこすられます。
そのため、
「これで表面もきれいになったから、洗わなくていいよね」
と思ってしまうことがあります。
しかし、板ずりと流水で洗うことは別の工程です。
基本的には、
きゅうりを洗う
↓
必要なら板ずりする
↓
板ずり後に塩を洗い流す
という順番で考えましょう。
特に生で食べる場合には、調理前の基本的な衛生管理も大切です。
洗ったきゅうりを汚れた場所へ戻す
意外と見落としやすいのが、洗ったあとの扱いです。
きれいに洗ったきゅうりを、調理前の食材などで汚れた場所にそのまま戻してしまうと、せっかく洗った意味が薄れてしまいます。
洗ったあとは、清潔なまな板や皿などの上で扱いましょう。
また、生の肉や魚などに使った包丁やまな板を、そのまま生食用のきゅうりに使わないようにします。
イボだけを気にするのではなく、
洗う前から食卓へ出すまで、清潔に扱う
ということを意識してくださいね。
イボを取るために皮を全部むいてしまう
「イボが気になるなら、皮を全部むけば簡単なのでは?」
と思うこともあるでしょう。
もちろん、料理によってきゅうりの皮をむいて使うことはあります。
ですが、イボを取りたいという理由だけで、必ず皮を全部むかなければならないわけではありません。
板ずりをしたり、気になる部分だけ整えたりする方法もあります。
皮をむくかどうかは、
イボではなく、作る料理や好みに合わせて決める
と考えるとわかりやすいですよ。
スーパーできゅうりを選ぶときイボはどこまで見る?
スーパーできゅうりを買うとき、
「なるべく新鮮なものを選びたい」
と思いますよね。
そこで気になるのが、表面のイボです。
「イボがたくさんあるものを選べばいい?」
「触って痛いくらいのものがいいの?」
「つるつるしているきゅうりは避けるべき?」
など、売り場で迷ってしまうこともあるでしょう。
イボのある品種では、トゲの状態が選ぶときの目安の一つになることがあります。
ただし、きゅうりを選ぶときはイボだけを見るのではなく、全体の状態を確認することが大切です。
ここまでご紹介してきた内容も振り返りながら、選び方を整理してみましょう。
イボの数だけで選ばない
まず覚えておきたいのが、
「イボが多ければ多いほど良い」とは限らない
ということです。
きゅうりによってイボの数や目立ち方には違いがあります。
また、品種によっても表面の特徴が異なります。
そのため、売り場で2本のきゅうりを見比べて、
「こちらはイボが20個くらい、こっちはもっと多そう」
と数を比べる必要はありません。
イボを見るのであれば、イボがある品種でトゲがしっかりしているかなどを、ほかの状態と合わせて確認します。
「イボの数が一番多いものを探す」
という選び方ではないことを覚えておきましょう。
全体のハリも確認する
きゅうりを選ぶときは、全体にハリがあるかも確認してみましょう。
見たときにしっかりしていて、極端にしなびた様子がないものを選ぶとわかりやすいです。
ここで大切なのは、
「イボは目立つけれど、全体はどうかな?」
と一歩引いて見ることです。
イボだけを見ていると、ほかの状態を確認するのを忘れてしまうことがあります。
反対に、イボがあまり目立たなくても、全体にハリがあるきゅうりもあります。
イボは全体を見るためのチェックポイントの一つ
と考えてください。
太さや形も見てみよう
きゅうりを選ぶときは、太さなどを見る方法もあります。
一般的には、全体の太さが極端に違わず、しっかりしたものが選ぶときの目安になります。
ただし、少し曲がっているだけで、
「これは良くないきゅうり」
と決める必要はありません。
きゅうりは自然に育つ野菜なので、形には違いがあります。
家庭で輪切りや細切りにして食べるのであれば、多少曲がっていても困らないことも多いですよね。
見た目の美しさだけではなく、
「料理に使いやすそうか」
という視点で選んでもよいでしょう。
切り口の状態もチェックする
袋に入っていないきゅうりなら、ヘタ側の切り口も見てみましょう。
切り口の状態も、きゅうりを選ぶときに確認できる部分の一つです。
イボばかり見ていると、切り口まで意識が向かないことがあります。
スーパーできゅうりを選ぶときは、
イボ→全体のハリ→色つや→切り口
というように、いくつかのポイントをまとめて見ると判断しやすくなります。
もちろん、お店では商品を強く握ったり、何度も触ったりしないようにしましょう。
目で確認できるところを中心に選んでくださいね。
イボなし品種なら別のポイントを見る
もともとイボがないタイプのきゅうりでは、
「イボが尖っているか」
を確認することはできません。
だからといって、
「鮮度がまったくわからない」
というわけではありません。
全体のハリや色つや、切り口など、イボ以外の部分を確認すればよいのです。
これは、
「イボだけで鮮度を判断しない」
ということがわかりやすい例でもあります。
イボがあるきゅうりでも、ないきゅうりでも、全体を見ることを意識しましょう。
きゅうりのイボについてよく聞く「これって本当?」を整理
きゅうりのイボについて調べていると、
「イボが多いほど新鮮」
「触って痛いものがおいしい」
「イボは全部取ったほうがいい」
など、いろいろな話を見かけることがあります。
短い言葉で覚えやすい一方、それだけをそのまま信じると誤解してしまうこともあります。
ここでは、よく気になりやすいポイントを一つずつ整理してみましょう。
「イボが多いほど新鮮」って本当?
これは、
「イボの数が多ければ多いほど新鮮」と考えないほうがよい
でしょう。
イボの数や目立ち方には違いがあります。
また、品種によっても特徴は異なります。
イボがある品種では、トゲがしっかりしていることなどが選ぶ際の目安の一つになる場合がありますが、
「イボの数=鮮度」
という単純な関係で考えるものではありません。
スーパーでは、イボだけでなく、きゅうり全体を確認してください。
「イボが痛いほど新鮮」って本当?
買ったきゅうりを触ったら、
「チクチクして痛い!」
ということがあります。
イボがある品種では、トゲがしっかりしていることが鮮度を見る目安の一つになることがあります。
ただし、
「痛ければ痛いほど新鮮」
とまで考える必要はありません。
トゲの状態には違いがありますし、品種によってもイボの特徴が異なります。
また、流通途中にトゲが取れる場合もあります。
「痛くないから新鮮ではない」
と反対方向に決めつけるのも避けましょう。
「イボがないきゅうりは古い」って本当?
これも、必ずしもそうではありません。
きゅうりの中には、もともとイボが目立ちにくいものや、イボのないタイプがあります。
また、運ばれている途中などに表面のトゲが取れることもあります。
そのため、
イボがない=古い
とは判断できません。
表面がつるつるしている場合でも、全体のハリなどを一緒に確認しましょう。
「イボは全部取らないといけない」って本当?
イボは必ず一つ残らず取り除かなければならないものではありません。
板ずりしても、小さなイボが残ることがあります。
そんなとき、
「下処理に失敗した」
と考える必要はありません。
口当たりが気になる場合などには、板ずりで表面を整えると便利です。
しかし、
きゅうりを完全につるつるにすることが板ずりのゴールではありません。
少し残っていても、必要以上に削らないようにしましょう。
「板ずりしないと食べられない」って本当?
板ずりは、きゅうり料理でよく使われる下処理です。
ですが、
板ずりしなければきゅうりを食べられないわけではありません。
洗ったきゅうりをそのまま切ってサラダなどに使うこともできます。
一方、板ずりにはイボを取れやすくするだけでなく、皮の口当たりを整えるなどの目的があります。
レシピで板ずりが指定されている場合には、その仕上がりを考えて行うとよいでしょう。
「絶対必要だからする」のではなく、
「この料理では何のためにするのかな?」
と考えられるようになると、下ごしらえがぐっとわかりやすくなります。
「黒いイボは傷んでいる証拠」って本当?
黒っぽいイボを見ると、
「黒くなっているから傷んでいる?」
と心配になりますよね。
しかし、きゅうりには黒イボと呼ばれるタイプがあります。
そのため、
イボのトゲが黒いという理由だけで、傷んでいるとは判断できません。
ただし、皮そのものが黒く変化している場合などは、イボとは別の話です。
「黒いものは全部同じ」
と考えず、どの部分が黒いのか確認しましょう。
「白い粉は農薬」って本当?
きゅうりの表面にうっすら白い粉のようなものが見えると、
「農薬が残っている?」
と心配になることがあります。
しかし、きゅうりの表面には「ブルーム」と呼ばれる白い粉状のものが見られる場合があります。
これは、きゅうり自身が表面に出すものです。
そのため、
白い粉がある=農薬が残っている
と決めつけることはできません。
また、白い粉はイボそのものでもありません。
食べる前には、ほかのきゅうりと同じように流水で表面を洗ってから調理しましょう。
イボについて迷ったら「一つだけで判断しない」
ここまでの内容には共通点があります。
それは、
イボだけを見て、きゅうりの状態をすべて判断しない
ということです。
たとえば、
「イボが多いから絶対に新鮮」
「イボがないから古い」
「黒いイボだから食べられない」
「白いものがあるから農薬」
と、一つの特徴だけから結論を出す必要はありません。
きゅうりには品種や個体による違いがあります。
買うときには全体の状態を確認し、料理するときにはきちんと洗って、必要に応じて板ずりなどの下処理をします。
この基本を覚えておけば、イボの状態がいつもと少し違っていても慌てにくくなりますよ。
きゅうりのイボについてよくある質問Q&A
ここまで、きゅうりのイボの取り方や板ずり、イボの多さ、鮮度との関係などについて詳しくご紹介してきました。
基本的なことはわかっても、実際に料理をしていると、
「こんな場合はどうするの?」
という細かな疑問が出てきますよね。
そこで、きゅうりのイボについて特に迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。
気になるところから確認してみてくださいね。
Q1.きゅうりのイボはそのまま食べられる?
きゅうりのイボは、必ず一つ残らず取り除かなければならないものではありません。
食べる前にはきゅうりの表面を流水で洗い、料理に合わせて必要な下処理をします。
イボがしっかりしていて口当たりが気になりそうなら、板ずりをして表面を整える方法があります。
反対に、イボがほとんど気にならない場合は、洗ってそのまま切って料理に使うこともできます。
「イボが一つ残ってしまったから食べられない」
と心配する必要はありません。
イボを取るかどうかは、料理や口当たりの好みも考えて決める
と覚えておくとわかりやすいですよ。
Q2.きゅうりのイボは手で取ってもいい?
洗っている途中などに、イボが自然に取れることがあります。
手で軽く触れる程度で取れるものなら、それほど神経質になる必要はありません。
ただし、イボが尖っている場合は注意しましょう。
「全部手で取ろう」
と思って強くこすると、指にトゲが当たって痛く感じることがあります。
特に買ったばかりのきゅうりでは、チクチクする場合があります。
そんなときは無理に指で一つずつ取らず、必要なら板ずりなど別の方法を選びましょう。
イボ取りは、
「手が痛くなるまで頑張る作業」ではありません。
少しくらい残っても大丈夫ですよ。
Q3.包丁の背できゅうりのイボを取ってもいい?
きゅうりの表面を包丁の背などで整える方法を見かけることがあります。
ただし、刃物を使う以上、安全には十分注意してください。
特に洗った直後のきゅうりは濡れていて、手元が滑りやすくなっています。
また、
「イボをきれいに取ろう」
と何度も表面をこすると、皮まで傷つけてしまうことがあります。
料理初心者の方なら、まずは板ずりなど、より簡単な方法から試してみるとよいでしょう。
包丁を使う場合も、イボを完全になくすことを目標にしないようにしてください。
Q4.ピーラーで皮ごとむけばイボを取れる?
ピーラーで皮をむけば、表面のイボも一緒に取り除ける部分があります。
ただし、
「イボがある=皮を全部むく必要がある」
というわけではありません。
料理によっては、皮を数か所だけ縦にむいて、しま模様のようにすることもあります。
皮をむくかどうかは、イボだけではなく、料理の見た目や口当たりなどに合わせて決めましょう。
イボだけが気になるなら、板ずりで表面を整える方法もあります。
「とにかく全部むいてしまえばいい」
と考えず、作る料理に合わせて選んでくださいね。
Q5.まな板がなくてもイボを取れる?
板ずりは名前のとおり、まな板の上できゅうりを転がす方法です。
ですが、
「イボを取るためには必ず板ずりしなければならない」
というわけではありません。
イボがそれほど目立たない場合は、流水で洗いながら表面をやさしくこする方法もあります。
また、料理によってはイボを特に処理せず、洗ってそのまま切って使うこともできます。
旅行先や簡単な調理などでまな板がない場合でも、
「板ずりできないから、きゅうりを食べられない」
ということではありません。
食べる前にきちんと洗い、その場でできる下処理を選びましょう。
Q6.板ずりは何回くらい転がせばいい?
板ずりを初めてすると、
「10回?」
「20回?」
「イボが全部なくなるまで?」
と回数が気になりますよね。
ですが、
板ずりは回数だけで判断するものではありません。
きゅうりによって大きさや表面の状態は違います。
塩をなじませながら、きゅうり全体がまんべんなくまな板に触れるように転がしていきましょう。
「決められた回数をこなす」
というより、表面全体を無理のない力で転がすことがポイントです。
イボが少し残っていても、力を入れて延々と続ける必要はありません。
Q7.板ずりは切ってからする?切る前にする?
板ずりは、基本的にきゅうりを丸ごとの状態で行うとわかりやすいです。
基本的な順番は、
きゅうりを洗う
↓
必要なら板ずりする
↓
塩を洗い流す
↓
料理に合わせて切る
となります。
すでに輪切りや細切りにしてしまった場合、
「板ずりを忘れた!」
と慌てて、一切れずつ転がす必要はありません。
その料理のレシピを確認して、次の工程へ進みましょう。
板ずりを忘れやすい方は、
「洗ったら、切る前に板ずり」
と覚えておくと簡単です。
Q8.きゅうりのイボが途中で取れていても大丈夫?
スーパーで買ったきゅうりを見ると、
「イボがあるところと、ないところがある」
という場合があります。
きゅうりの表面のトゲは、収穫後に運ばれたり扱われたりする中で取れることがあります。
そのため、一部のイボやトゲが取れているというだけで、
「このきゅうりはダメ」
と判断する必要はありません。
また、品種によってもイボの特徴は異なります。
鮮度を確認するときも、
イボだけではなく、全体のハリや色つや、切り口などを合わせて見る
ことを意識しましょう。
Q9.イボが多いきゅうりは板ずりを長くしたほうがいい?
イボが多いと、
「いつもの倍くらい板ずりしないとダメかな?」
と思うかもしれません。
ですが、イボの数に合わせて板ずり時間をどんどん長くする必要はありません。
大切なのは、表面全体に塩をなじませながら、無理のない力で転がすことです。
板ずり後にイボが少し残っていても、それだけで失敗ではありません。
強く何度もこすり続けると、皮を傷つけることがあります。
イボの数ではなく、きゅうり全体の状態を見ながら下処理する
ようにしましょう。
Q10.イボがほとんどないなら板ずりしなくてもいい?
イボがほとんどないと、
「板ずりする意味がないのでは?」
と思いますよね。
板ずりにはイボを取れやすくする以外にも、皮の口当たりを整えたり、色を鮮やかに見せたりする目的があります。
そのため、レシピで板ずりが指定されているなら、イボが少なくてもその手順に沿うとよいでしょう。
一方、
「イボが気になるから板ずりしようと思っただけ」
という場合は、表面の状態や料理に合わせて判断できます。
イボの有無だけではなく、何のために板ずりするのか
を考えると迷いにくくなりますよ。
Q11.きゅうりのイボが手に刺さったらどうする?
きゅうりのトゲが鋭いと、触ったときにチクッとすることがあります。
まずは、イボを取るために無理に強く握ったりこすったりしないことが大切です。
もし皮膚にトゲのようなものが刺さったように感じた場合は、きゅうりの下処理をいったんやめて、手の状態を確認しましょう。
目に見える異物が深く刺さっている、痛みが続くなど気になる状態がある場合は、無理にいじり続けないようにしてください。
料理中は、
「これくらいなら大丈夫」
と我慢して作業を続けるより、安全を優先しましょう。
Q12.子どもが食べるきゅうりはイボを全部取ったほうがいい?
子どもにきゅうりを食べさせるとき、
「イボが残っていたら食べにくいかな?」
と気になることがありますよね。
イボを必ず一つ残らず取る必要はありませんが、表面のトゲトゲがしっかりしていて口当たりが気になる場合には、板ずりで整える方法があります。
また、料理や食べる方に合わせて皮を部分的にむいたり、食べやすい形に切ったりすることもできます。
大切なのは、
「子ども用だからイボを完全に除去する」ことより、食べやすい形や大きさに整えること
です。
年齢に合わせて切り方なども工夫してくださいね。
迷ったときはこれだけ!きゅうりのイボと下処理を5STEPで確認
ここまで読んで、
「イボは絶対に取らなくてもいいことはわかった」
「板ずりと塩もみの違いもなんとなくわかった」
と思っても、実際に台所できゅうりを目の前にすると、
「最初に何をするんだっけ?」
と迷ってしまうことがありますよね。
そんなときは、難しく考えなくて大丈夫です。
基本的には、
確認する→洗う→必要なら板ずりする→気になる部分を整える→切る
という流れで考えるとわかりやすくなります。
最後に、きゅうりを買ってきてから料理に使うまでの流れを5つのステップにまとめてみましょう。
STEP1.きゅうりの表面を確認する
まず、きゅうり全体を見てみましょう。
このとき、
「イボが何個あるか」
を数える必要はありません。
確認したいのは、
「イボがかなり尖っているかな?」
「表面は比較的つるつるしているかな?」
「料理するときにトゲトゲが気になりそうかな?」
といったことです。
また、イボだけではなく、きゅうり全体の状態も一緒に確認します。
ここでイボがほとんど見当たらなくても、
「古いきゅうりかもしれない!」
と慌てなくて大丈夫です。
もともとイボが目立ちにくいものや、イボのないタイプもあります。
まずは、
「今日のきゅうりはどんな状態かな?」
と軽く確認するくらいで十分ですよ。
STEP2.流水できゅうり全体を洗う
次に、きゅうりを流水で洗います。
水を当てながら、表面全体を洗いましょう。
イボがある場合も、
「全部この段階で落とさなくちゃ」
と強くこする必要はありません。
特にトゲがしっかりしているきゅうりは、素手でゴシゴシすると痛く感じることがあります。
無理をせず、きゅうり全体を洗うことを意識してください。
そして、
「洗うこと」と「イボを取ること」は別
と考えておきましょう。
イボを板ずりで整える予定でも、まずはきゅうりを洗います。
STEP3.料理に合わせて板ずりするか決める
洗ったら、板ずりするかを考えます。
判断するときは、
- レシピに板ずりと書かれているか
- イボが気になるか
- 皮の口当たりを整えたいか
- どんな料理に使うか
などを確認しましょう。
レシピで板ずりが指定されているなら、その手順に沿って行います。
特に指定がなく、イボも気にならないのであれば、必ず板ずりを追加しなければならないわけではありません。
板ずりをする場合は、塩を振ってまな板の上でコロコロと転がし、最後に塩を流水で洗い流します。
ここでも、
「イボを一つ残らずなくす」
ことを目標にしなくて大丈夫です。
STEP4.残ったイボが気になるなら軽く整える
板ずりをしたあと、表面を確認してみましょう。
小さなイボが少し残っていても、そのまま料理に使える場合があります。
ただ、
「ここだけ大きなトゲが残っていて気になる」
という場合は、無理のない範囲で整えます。
大切なのは、
皮を傷つけてまで完全につるつるにしないこと
です。
包丁などを使う場合には、手元にも十分注意しましょう。
「取れるものだけ取って、少しくらい残っても気にしない」
くらいに考えると、毎日の下ごしらえが楽になります。
STEP5.料理に合わせて切る
下処理が終わったら、作る料理に合わせてきゅうりを切ります。
たとえば、
サラダなら輪切りや斜め切り。
酢の物なら薄い輪切り。
たたききゅうりなら食べやすい大きさ。
料理によって切り方は変わります。
また、レシピによっては切ったあとに塩もみする場合もあります。
板ずりと塩もみは別の下処理なので、
「板ずりしたから塩もみは省略」
と自己判断せず、レシピを確認してください。
ここまでできたら、あとは料理の手順に沿って進めれば大丈夫です。
迷ったら「洗う→必要なら板ずり→切る」でOK
5つのステップをご紹介しましたが、
「毎回全部覚えるのは大変そう」
と思った方もいるかもしれません。
そんなときは、もっと簡単に、
洗う
↓
必要なら板ずり
↓
切る
という3つだけ覚えておきましょう。
そして、板ずりするか迷ったら、
「レシピに書いてある?」
「イボや口当たりが気になる?」
と考えてみてください。
どちらにも当てはまらなければ、必ず板ずりしなければならないとは限りません。
料理は毎日のことですから、
「きゅうり一本の下処理を完璧にしなくては」
と難しく考えなくても大丈夫ですよ。
まとめ|きゅうりのイボは無理に全部取らなくても大丈夫
きゅうりの表面にあるイボ。
普段はそれほど気にしていなくても、
「これって取ったほうがいいの?」
と一度疑問に思うと、いろいろ気になってきますよね。
特にイボがしっかりしたきゅうりは、触ったときにチクチクすることがあります。
すると、
「このまま食べてもいい?」
「イボのところに菌がいるのでは?」
「板ずりしないとダメ?」
と不安になることもあるでしょう。
ですが、まず覚えておきたいのは、
きゅうりのイボは、必ず一つ残らず取らなければならないものではない
ということです。
表面のトゲトゲが気になる場合には、塩を使って板ずりするとイボが取れやすくなります。
板ずりの基本的な流れは、
きゅうりを洗う
↓
塩を振る
↓
まな板の上で手のひらを使って転がす
↓
塩を流水で洗い流す
とシンプルです。
強い力でゴシゴシこする必要はありません。
板ずりをしたあとにイボが少し残っていても、
「失敗した」
と思わなくて大丈夫です。
一つ残らず取ろうとして何度も強くこすると、かえって皮を傷つけてしまうことがあります。
また、板ずりと塩もみは同じ下処理ではありません。
板ずりは、基本的に丸ごとのきゅうりを塩と一緒にまな板の上で転がす方法。
塩もみは、切ったきゅうりに塩をなじませる方法です。
料理によって、
- 板ずりする
- 塩もみする
- 両方する
- どちらもしない
と手順が変わります。
初めて作る料理では、レシピに書かれている下処理を確認すると迷いにくいでしょう。
そして、
「イボが多いきゅうりほど新鮮なの?」
という疑問についても、イボの数だけで判断しないことが大切です。
イボのある品種では、トゲの状態が鮮度を見る目安の一つになることがあります。
しかし、イボの数や目立ち方には違いがありますし、もともとイボのないタイプもあります。
流通する間にトゲが取れることもあります。
そのため、
「イボが多い=必ず新鮮」
「イボがない=古い」
と単純に考えないようにしましょう。
きゅうりを選ぶときには、イボだけではなく、全体のハリや色つや、切り口なども合わせて確認します。
また、白イボや黒イボと呼ばれる違いもあります。
黒っぽいイボがあるからといって、それだけで傷んでいるとは限りません。
表面に見える白い粉状のものも、イボとは別にブルームである場合があります。
「黒いものは全部傷み」
「白いものは全部汚れ」
と、一つの特徴だけで判断しないことがポイントです。
衛生面が気になる場合も、イボだけを特別に怖がる必要はありません。
食べる前にはきゅうり全体を流水で洗い、清潔な手や調理器具で扱います。
イボを完全に削り取ることよりも、
食べる前にきちんと洗い、調理中も清潔に扱うこと
を意識しましょう。
サラダや酢の物、浅漬け、たたききゅうりなど、料理によってもイボの扱いは変わります。
迷ったときは、
「イボが食べたときに気になりそうか」
「レシピに板ずりと書かれているか」
を確認してみてください。
イボが気になるなら板ずり。
それほど気にならなければ、きちんと洗って料理に使う。
まずは、このくらいシンプルに考えて大丈夫です。
きゅうりを手にするたび、
「イボを全部取らなくちゃ」
と身構える必要はありません。
その日のきゅうりの状態や作る料理に合わせて、必要な下処理を選んでみてくださいね。