しじみは食欲が無い朝でも味噌汁で身体を温めれば、頭もすっきりしてくるものです。
でも、一杯しか飲まないのに、しかも朝からしじみの味噌汁を一から作るのはかなり面倒。
作り置きできたらいいけれど、しじみの味噌汁は保存できるのかしら?
しじみなどの貝は日持ちしない感じがしますから心配ですよね。
ここでは、しじみの味噌汁の日持ちや翌日そのまま食べても大丈夫なのか、保存方法について説明します。
しじみの味噌汁の日持ちはどれくらい?
しじみの味噌汁を作ったお鍋をそのままガスコンロの上に置きっぱなしにしたとしたら、どのくらいもつでしょうか。
常温保存になりますので、室温にもよりますが、たった5~6時間程度!
なので食べる時は、もう一度再沸騰させてから食べてください。
再沸騰させると煮詰まってしまうし、貝の身が固くなってしまいますけれど、仕方ありません。
昨日の晩に作ったしじみの味噌汁を今日の晩御飯まで持たせたいという時は、5~6時間ごとに再沸騰させれば大丈夫でしょう。
しかし、風味などが落ちてしまうことはあきらめてくださいね。
しじみの味噌汁は翌日食べても大丈夫?
うっかりして、再沸騰させずに、翌日までしじみの味噌汁が入ったお鍋を放置してしまった場合、まずはよく確認してください。
しじみなどの貝類は傷んでくると、鼻につく匂いがしてきます。
少しでも異変に気づいたら、思い切って処分しましょう。
再沸騰しても変質が始まったものは殺菌されません。
食中毒でもなりかねませんので、もったいないですが、廃棄してくださいね。
しじみの味噌汁の保存方法は?
では、冷蔵庫に入れたら、日持ちするかしら?
それでも、1~2日程度しか日持ちしません。
この場合も、菌の繁殖が気になりますから、再沸騰させてから食べてくださいね。
冷蔵庫で保存する時は鍋のまま入れるのではなく、密封できる容器や袋に入れて下さい。
しじみの味噌汁を保存するなら、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存しても、そんなに味が落ちることがないですし、1か月も日持ちするようになります。
冷凍する時は密封できる袋に入れて、しっかり空気を抜いて保存しましょう。
使う時はレンジ解凍ではなく、冷蔵庫解凍してから、鍋やレンジでお好みの温度に温めましょう。
冷凍保存のメリットは再沸騰させなくてもいいこと!
だから、煮詰まる心配がなく、解凍しても美味しいしじみの味噌汁を味わえます。
初めから、しじみの味噌汁を作り置きしたい場合はしじみだけ冷凍保存しておいて、食べる時に味噌汁を作る方法もあります。
砂抜きを済ませたしじみの水気を拭き取り、密封できる袋にしじみを並べて入れて、空気を抜きながら封をして、冷凍庫に入れます。
味噌汁一回分の分量ごとに小分けにしておくと、使う時に便利です。
しじみだけの冷凍保存も日持ちは約1か月!
使う時は少しだけコツがいります。
お鍋に味噌汁の分量のお湯を沸かしますが、温度が低い時に冷凍しじみを入れても口を開いてくれません。
お湯の温度が上がってきたら、先に出汁と味噌を混ぜておきます。
そこから、冷凍しじみを解凍しないで、そのまま熱湯に入れて、一気に口を開かせます。
あまり強火のままですと、味噌の風味が飛んでしまうので、しじみの口が開いたら、すぐに火を止めます。
アツアツのしじみの味噌汁の出来上がりです。
しじみは冷凍すると細胞が壊れて、旨味成分であるグルタミン酸などが吸収されやすくなると言われています。
また、肝臓の働きを助けるオルニチンという成分も冷凍すると8倍にも増えるそうです。
こうしたことからも、冷凍保存はおすすめですね。
まとめ
しじみの味噌汁は5~6時間ごとに再沸騰させれば、一日ぐらい持ちます。
冷蔵庫で保管すれば、1~2日は持ちますが、やはり再沸騰が必要です。
再沸騰によって風味が落ちてしまうのは仕方ないでしょう。
美味しく保存するなら、冷凍保存!
再沸騰不要で、冷蔵庫解凍してから温めれば、風味豊かなしじみの味噌汁を再現できます。
しじみだけ冷凍保存しておいて、食べる時に味噌汁を作るのもおすすめです。
冷凍しじみを調理する時は一気に温度を上げるのがコツです。
お好みの方法で、朝でも美味しい味噌汁を作ってくださいね。