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餃子は作り置きで冷蔵庫に入れておく?ベちゃベちゃなら小麦粉?

夕食に手作り餃子を焼こうと思っても、食べる直前にタネを作って、一つひとつ皮で包んで……となると、意外と時間がかかりますよね。

「時間があるお昼のうちに包んでおきたい」

「朝作って冷蔵庫に入れて、夜は焼くだけにしたい」

「前日に餃子を作っておくことはできる?」

そんなふうに考える方も多いのではないでしょうか。

 

ところが、手作り餃子を作り置きするときに気になるのが、皮がべちゃべちゃになったり、餃子同士がくっついたりすることです。

せっかくきれいに包んだのに、冷蔵庫から取り出したら底がトレーに張りついていた……ということもあります。

また、

「餃子の下には小麦粉を敷いたほうがいいの?」

「小麦粉ではなく片栗粉でもいい?」

「冷蔵より冷凍したほうがいいの?」

など、保存方法について迷うこともありますよね。

 

手作り餃子は、包んだ直後からタネと皮が触れた状態になります。時間がたつとタネの水分が皮へ移り、皮が柔らかくなることがあります。

そのため、作り置きするときは、ただ冷蔵庫へ入れておけばよいというわけではありません。

大切なのは、

「いつ焼く予定なのか」

を考えて保存方法を選ぶことです。

 

 

比較的すぐに焼くのであれば冷蔵という方法がありますし、焼くまで長く時間があくのであれば冷凍も選択肢になります。

前日に準備を済ませたい場合には、餃子をすべて包まず、タネまで作っておいて当日に包む方法もあります。

この記事では、手作り餃子を作り置きするときの冷蔵方法から、べちゃべちゃ・くっつく原因、小麦粉や片栗粉の使い方、前日に準備する方法、冷凍方法までわかりやすくご紹介します。

すでに餃子がくっついてしまったときの対処方法についても触れていきますので、

「夕食の準備を少しでも早く済ませておきたい」

という方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

餃子は作り置きして冷蔵庫に入れてもいい?

手作り餃子は、作ったらすぐ焼かなければならないと思っている方もいるかもしれません。

ですが、焼くまでの時間がそれほど長くない場合には、包んだ餃子を冷蔵しておく方法もあります。

たとえば、

「夕食の少し前に包んでおきたい」

「家族が帰ってきたらすぐ焼ける状態にしておきたい」

といった場面ですね。

 

ただし、ここで注意したいのが、

冷蔵庫に入れれば、包みたての状態がそのままずっと続くわけではない

ということです。

餃子の中には、ひき肉だけでなく、キャベツや白菜、ニラなどの野菜を入れることがあります。

タネには調味料も加えますよね。

こうしたタネには水分が含まれているため、皮で包んで時間がたつと、その水分が少しずつ皮へ移ることがあります。

 

その結果、

・皮が柔らかくなる
・餃子の底が湿る
・トレーに張りつく
・餃子同士がくっつく
・持ち上げたときに皮が破れる

といったことが起こる場合があります。

つまり、餃子の作り置きでは、

「冷蔵できるかどうか」だけでなく、「どのくらい時間を置くのか」も考えることが大切

なのです。

 

数時間後に焼くなら冷蔵という方法もある

餃子を包んでから比較的短い時間で焼く予定なら、冷蔵庫で保管する方法があります。

その場合でも、包んだ餃子をお皿の上に無造作に重ねて、そのまま冷蔵庫へ入れるのは避けたほうがよいでしょう。

餃子同士が触れた状態で時間がたつと、皮がくっついてしまうことがあります。

できれば平らなバットやトレーなどを用意して、餃子同士が密着しないよう少し間隔をあけて並べます。

餃子の底が張りつくのが心配な場合には、クッキングシートを敷いたり、必要に応じて少量の打ち粉を使ったりする方法もあります。

そして、乾燥しないように覆って冷蔵庫へ入れます。

 

「あとで冷蔵庫へ入れればいいから」

と、包んだ餃子をキッチンに長く置いておくのではなく、作り置きする分は早めに冷蔵しましょう。

 

焼くまで長時間あくなら冷凍も検討する

餃子を作る時間と焼く時間が大きく離れている場合は、冷蔵だけでなく冷凍も考えてみましょう。

冷蔵では、時間がたつにつれてタネの水分が皮へ移りやすくなります。

そのため、

「いつ食べるかわからない」

「たくさん作ったので全部は今日焼かない」

「まとめて作って別の日にも食べたい」

といった場合には、冷凍のほうが扱いやすいことがあります。

 

冷凍するときも、最初から餃子を保存袋へまとめて入れるのではなく、まずはトレーなどに一つずつ離して並べて凍らせるのがポイントです。

しっかり凍ってから保存袋などへ移せば、餃子同士がひとかたまりになりにくくなります。

詳しい冷凍方法については、後ほど順番にご紹介します。

 

前日に準備するならタネだけ作っておく方法もある

「明日の夕食を少しラクにしたい」

という場合、前日に餃子を全部包んでおくことだけが作り置きではありません。

タネまで準備して、皮で包むのは当日にする

という方法もあります。

餃子がべちゃべちゃになりやすい理由のひとつは、タネと皮が長い時間触れていることです。

皮とタネを別々にしておけば、その時間を短くできます。

 

たとえば前日に、

・野菜を切る
・タネを作る
・必要な道具を用意する

ところまで済ませておき、当日は皮に包んで焼くだけにします。

「全部包んでおかないと作り置きにならない」

と考えなくても大丈夫です。

当日の手間を減らすことが目的なら、自分が負担に感じる工程だけ先に済ませておく方法も便利ですよ。

 

包んだ餃子は時間がたつほど状態が変わりやすい

餃子をきれいに保存するうえで覚えておきたいのが、

包んだ瞬間から皮とタネが触れている

ということです。

包みたては皮にハリがあり、持ち上げても形が崩れにくいですよね。

ところが時間がたつと、タネに含まれる水分の影響で、皮が少しずつ柔らかくなることがあります。

特に底の部分は、タネの重みもかかります。

さらに、湿った皮がトレーへ直接触れていると、

「持ち上げようとしたら底だけ残って破れてしまった」

ということもあります。

 

そのため、作り置きするときは、

包んだあとの時間をできるだけ短くすること

も意識しておきましょう。

打ち粉やクッキングシートは便利ですが、それだけですべての問題を防げるわけではありません。

タネの水分や並べ方、保存時間などを一緒に考えることが大切です。

 

「何時間後に焼くか」で保存方法を決めよう

餃子を作り置きするとき、

「冷蔵と冷凍、結局どっち?」

と迷ったら、まずは焼く予定を考えてみてください。

すぐ焼くのであれば、そのまま調理できます。

少し時間を置いてから焼くのであれば、冷蔵を検討します。

一方、焼くまでかなり時間があく場合や、いつ焼くかわからない場合には冷凍も選択肢です。

 

前日に準備したいものの、

「冷蔵した皮がべちゃべちゃになるのが心配」

という場合は、タネと皮を別々にしておき、当日包む方法もあります。

大切なのは、

「餃子は必ずこの方法で保存する」

と決めてしまわないことです。

食べる時間や作る量に合わせて、冷蔵・冷凍・タネだけ準備を上手に使い分けてみてくださいね。

 

 

【早見表】餃子を作るタイミング別の準備方法

ここまで読んで、

「うちの場合はどうすればいいの?」

と思った方もいるかもしれません。

まずは、次の表を目安に考えてみましょう。

 

焼く予定準備方法の考え方
包んですぐ焼くそのまま調理する
数時間後に焼く適切に並べて冷蔵を検討する
朝作って夜に焼く皮の水分に注意し、冷凍も含めて考える
翌日に焼きたい冷凍、またはタネだけ準備する方法を検討する
いつ焼くかわからない冷凍しておくと扱いやすい
前日に下準備したいタネまで作り、当日包む方法もある
大量に作ったすぐ食べる分と冷凍する分に分ける

 

あくまで考え方の目安ですが、

「いつ食べるか」→「どこまで作るか」→「どう保存するか」

の順番で考えると迷いにくくなります。

 

迷ったら「いつ焼くのか」を最初に決める

餃子を作るときは、

「とりあえず全部包んでから保存方法を考えよう」

となりがちです。

でも、先に焼く時間を決めておいたほうがスムーズです。

たとえば50個作る場合でも、

「30個は今日の夕食で焼く」

「残り20個は別の日に食べる」

と決まっていれば、最初から保存方法を分けられます。

 

今日食べる分は冷蔵し、後日食べる分は冷凍するなど、それぞれに合った方法を選びやすくなります。

大量に作る場合には、トレーや冷蔵庫・冷凍庫のスペースも必要です。

作り始めてから、

「餃子を置く場所がない!」

と慌てないよう、保存場所まで先に確保しておくと安心ですよ。

 

そしてもうひとつ大切なのが、餃子がべちゃべちゃになる原因を知っておくことです。

次の章では、

「冷蔵庫にちゃんと入れたのに、どうして皮が柔らかくなるの?」

という疑問について、詳しく見ていきましょう。

 

 

作り置きした餃子がべちゃべちゃになるのはなぜ?

手作り餃子を作り置きしたときによくあるのが、

「包んだときはきれいだったのに、冷蔵庫から出したら皮がべちゃべちゃしている」

という失敗です。

きちんと冷蔵庫へ入れていたのに皮が柔らかくなっていると、

「保存方法を間違えたのかな?」

「冷蔵庫に入れないほうがよかった?」

と心配になりますよね。

 

作り置きした餃子の皮が柔らかくなる大きな理由のひとつは、餃子の中にある水分が皮へ移ることです。

餃子のタネには、ひき肉だけでなく、キャベツや白菜、ニラなどの野菜を使うことがあります。

さらに、しょうゆなどの調味料も加えます。

包んだ直後はきれいな状態でも、時間がたつにつれてタネから出た水分が皮へ移り、皮がふやけたようになることがあります。

 

特に、

・朝のうちに包んで夜まで置いていた
・前日に包んで翌日まで冷蔵していた
・タネがもともと水っぽかった
・餃子を重ねて保存していた
・底が直接お皿やトレーに触れていた

といった場合には、状態が変わりやすくなります。

では、どうしてこのようなことが起こるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

餃子のタネから出た水分が皮へ移る

餃子を作り置きするときにまず意識したいのが、タネと皮の水分の関係です。

餃子のタネにはさまざまな材料を使います。

ひき肉、野菜、調味料などを混ぜ合わせてタネを作り、それを薄い餃子の皮で包みますよね。

この状態で時間がたつと、タネに含まれている水分が皮へ移ることがあります。

包んだ直後であれば、

「皮がしっかりしていて持ちやすい」

と感じていても、数時間後には、

「なんだか柔らかくなっている」

「持ち上げると伸びそう」

と感じる場合があります。

 

特に気をつけたいのが餃子の底です。

底の部分にはタネの重さがかかっています。

そこへ水分の影響が加わると、皮が柔らかくなり、お皿やトレーに張りつきやすくなることがあります。

そのため、餃子の作り置きでは、

皮だけを見るのではなく、中に入れるタネの状態も大切

なのです。

 

キャベツや白菜など野菜の水分も影響する

餃子には、キャベツや白菜などの野菜を使うことがあります。

こうした野菜にはもともと水分が含まれています。

切った直後には気にならなくても、時間がたったり、調味料と合わせたりすることで水分が出てくる場合があります。

たとえば、タネを作った直後は、

「ちょうどいい固さだから大丈夫」

と思っていても、餃子を何十個も包んでいるうちに、ボウルの底に水分が見えてくることがあります。

 

その状態のタネをそのまま皮へ入れると、最初に包んだ餃子と最後に包んだ餃子では、皮へ伝わる水分の量が変わってしまうこともあります。

「最初に包んだ餃子はきれいなのに、最後のほうだけ妙に柔らかい」

というときは、途中でタネの状態が変わっていなかったか確認してみましょう。

もちろん、

「野菜を入れたら必ずべちゃべちゃになる」

という意味ではありません。

 

大切なのは、タネが必要以上に水っぽくなっていないか確認しながら包むことです。

特に大量に作るときは、途中で一度タネの状態を確認しておくと安心です。

 

包んでから時間がたつほど皮が水分を吸いやすい

餃子の作り置きでは、

「冷蔵庫に入れたかどうか」

だけでなく、

「包んでからどのくらい時間がたっているか」

も大切です。

餃子を包んだ時点で、皮の内側はタネと直接触れています。

その状態で時間がたつほど、タネの水分が皮へ影響しやすくなります。

 

たとえば、

「午後5時に包んで午後6時に焼く」

場合と、

「朝に包んで夜に焼く」

場合では、皮とタネが触れている時間が大きく違いますよね。

そのため、

「冷蔵庫に入れているから何時間でも同じ状態」

とは考えないほうがよいでしょう。

 

作り置きするときは、

焼く時間から逆算して、包むタイミングを決める

という考え方がおすすめです。

それほど早く準備する必要がないのであれば、タネだけ先に作るなどして、包む時間を後ろへずらす方法もあります。

反対に、どうしても早い時間に全部包んでおきたい場合は、冷凍も含めて保存方法を考えてみましょう。

 

餃子の底だけべちゃべちゃになることもある

餃子全体ではなく、

「上の部分は普通なのに、底だけ柔らかい」

ということもあります。

底の部分はタネの重みがかかり、お皿やトレーとも接しています。

そのため、湿った状態になると張りつきやすい場所です。

 

特に、何も敷いていないお皿へ餃子を直接並べていると、

「見た目は普通なのに、持ち上げようとしたら底だけくっついている」

ということがあります。

ここで焦って餃子を上からつかみ、勢いよく引っ張ると、底の皮だけお皿に残ってしまうことも。

すると中のタネが出てしまい、せっかくきれいに包んだ餃子が崩れてしまいます。

 

底の張りつきを防ぎたい場合には、

・クッキングシートを敷く
・必要に応じて少量の打ち粉を使う
・餃子同士を離して並べる

などの方法があります。

ただし、小麦粉や片栗粉をたくさん敷けば絶対に大丈夫というわけではありません。

タネから水分が多く出ている状態では、打ち粉だけで解決するのが難しい場合もあります。

「底に何を敷くか」と「タネの水分」の両方を考えることがポイントです。

 

保存容器の中に水分がこもることがある

作り置き餃子は乾燥にも注意が必要です。

そのため、

「ラップをしっかりかけておこう」

と考える方も多いでしょう。

餃子の皮を乾燥させないために覆って保存することは大切ですが、保存している餃子そのものから水分がなくなるわけではありません。

タネが水っぽかったり、餃子をぎゅうぎゅうに詰めたりしていると、保存中に皮が柔らかくなることがあります。

 

つまり、

ラップをしたから、べちゃべちゃ対策は完璧

というわけではないのです。

保存するときは、

・タネが水っぽくないか
・餃子を重ねていないか
・餃子同士が密着していないか
・底が張りつきやすい状態になっていないか

なども一緒に確認しましょう。

 

冷蔵庫に入れれば完全に防げるわけではない

「冷蔵庫は冷たいから、餃子の皮もそのままの状態で保てそう」

と思うかもしれません。

ですが、冷蔵庫に入れることと、タネの水分が皮へ移らないことは別です。

冷蔵庫へ入れていても、タネと皮はずっと触れています。

そのため、時間がたてば皮の状態が変わることがあります。

ここが、作り置き餃子で覚えておきたい大切なポイントです。

冷蔵は「包みたての状態を永久にキープする方法」ではありません。

 

だからこそ、

「何時間後に焼く予定?」

「そんなに早く包む必要はある?」

「長く置くなら冷凍したほうがいい?」

と考えてから準備すると、失敗を減らしやすくなります。

そして、もうひとつ見落としやすいのが、包む前のタネの状態です。

タネが最初から水っぽければ、並べ方や打ち粉だけを工夫しても、皮が柔らかくなりやすいことがあります。

 

 

餃子のタネが水っぽくなるのを防ぐポイント

作り置きした餃子をべちゃべちゃにしにくくするには、保存方法だけでなく、包む前のタネの状態を確認することも大切です。

「トレーに小麦粉を敷いたから大丈夫」

「冷蔵庫に入れるから大丈夫」

と思っていても、タネそのものが水っぽければ、時間がたつにつれて皮へ水分が移りやすくなります。

 

特に餃子をたくさん作るときは、

「最初はちょうどよかったのに、包んでいるうちにタネが水っぽくなってきた」

ということもあります。

餃子のタネには野菜や調味料など、さまざまな材料を使います。

材料によって水分の出方も違うため、レシピに沿って作りながら、実際のタネの状態も確認してみましょう。

 

キャベツや白菜など野菜の水分を意識する

餃子のタネによく使われるキャベツや白菜などの野菜には、水分が含まれています。

野菜を細かく刻んでしばらく置いておくと、水分が出てくることがあります。

そのため、

「野菜を切ったから、あとは肉と混ぜればOK」

とすぐに考えるのではなく、作っているレシピの手順を確認しましょう。

 

レシピによっては、刻んだ野菜へ塩を振って水分を出し、水気を絞ってから使うものもあります。

一方で、そのまま混ぜることを前提としているレシピもあります。

ここで注意したいのは、

自己流で必要以上に水分を絞ればよいというわけではない

ことです。

 

餃子のタネの作り方はレシピによって違います。

まずはレシピに書かれた下ごしらえを基本にしながら、タネが極端に水っぽくなっていないか確認してください。

特に作り置きする予定なら、

「今すぐ焼く餃子だから多少水分があっても大丈夫」

という感覚ではなく、包んだあとにも時間がたつことを意識しておきましょう。

 

調味料を加えたあとのタネの状態を確認する

餃子のタネには、しょうゆやごま油など、レシピに応じてさまざまな調味料を加えます。

調味料を入れる前には気にならなかったのに、すべて混ぜ終わったあと、

「思っていたより柔らかいかも」

と感じることもあります。

そんなときは、すぐに皮を何十枚も並べて包み始めるのではなく、一度タネの状態を確認してみましょう。

ボウルを傾けたときに水分が目立っていないか、材料からたくさん水分が出ていないかを見ます。

 

もちろん、餃子のタネはパサパサにすればよいわけではありません。

大切なのは、

作っているレシピが想定している状態から大きく外れていないか

を確認することです。

水分が多いからといって、自己判断で小麦粉や片栗粉などを大量にタネへ加えるのもおすすめできません。

味や食感まで変わってしまう可能性があります。

「いつもより明らかに水っぽい」

と感じたら、まず材料の分量や下ごしらえ、調味料の量を確認してみてください。

 

水っぽくなったタネをそのまま包まない

餃子を作っている途中、ボウルの底に水分がたまっていることに気づく場合があります。

そんなとき、

「もう作り始めたから、このまま全部包んでしまおう」

と急ぎたくなるかもしれません。

しかし、明らかに水っぽくなっているタネをそのまま包むと、その水分が皮へ影響しやすくなります。

 

特に作り置きする餃子では、包んですぐ焼くわけではありません。

時間がたつことを考えると、包む前に一度状態を確認しておいたほうが安心です。

まずは、なぜ水っぽくなっているのかを考えてみましょう。

野菜からたくさん水分が出ているのか、調味料を多く入れてしまったのか、材料の分量を間違えていないかなどを確認します。

作っているレシピに対処方法が書かれている場合には、その方法に従ってください。

 

ここで大切なのは、

水っぽさを隠すために、何かを大量に加えないこと

です。

「小麦粉を入れれば水を吸ってくれそう」

と思うかもしれませんが、トレーへ使う打ち粉と、タネへ混ぜ込む粉は役割が違います。

自己流で大量に粉を加えると、出来上がりが想定していた餃子と変わってしまうことがあります。

包んでいる途中にもタネの状態を確認する

餃子を30個、50個とたくさん作る場合、最初から最後までタネがまったく同じ状態とは限りません。

作り始めたときは、

「ちょうどいい感じ」

だったのに、20個ほど包んだところでボウルを見ると、

「最初より水分が出ているような気がする」

ということもあります。

 

餃子作りに集中していると、どうしても、

皮を取る
↓
タネをのせる
↓
包む
↓
トレーへ置く

という作業の繰り返しになります。

そのため、タネの変化を見落としてしまいがちです。

何十個も作るときは、ときどきボウルの中を確認してみましょう。

 

特に、

・ボウルの底に水分がたまっている
・最初よりタネが柔らかく感じる
・スプーンですくったときに水分が目立つ

などの変化があれば、一度作業を止めて状態を確認します。

「早く全部包まなきゃ」

と焦る必要はありません。

少し立ち止まって確認するほうが、あとで何十個もの餃子がべちゃべちゃになって困るのを防ぎやすくなります。

 

最後の数個だけ水っぽくなる場合もある

餃子を作っていると、

「最初に作った餃子はきれいなのに、最後の5個くらいだけ皮が柔らかい」

ということがあります。

これは、包んでいる途中でタネから水分が出てきたことが原因のひとつとして考えられます。

ボウルの上のほうにあるタネを順番に使っていくと、最後に水分が多い部分が残ることもあります。

 

そのため、最後のほうになって、

「タネが少しゆるくなったな」

と感じたら、そのまま勢いで包まないようにしましょう。

タネを軽く混ぜて状態を確認し、レシピから大きく外れた状態になっていないか見てみます。

また、タネをすくうときに、ボウルの底にたまった水分まで毎回たっぷり皮へ入れないように注意します。

 

ここでも、

「最後だから全部使い切らなきゃ」

と無理をしないことが大切です。

餃子のタネは、最初だけでなく最後まで状態を見るようにすると、仕上がりの差を減らしやすくなります。

 

大量に作るときは一度に全部包まない方法も

休日などに家族で餃子を作ると、

「今日は100個作ろう!」

ということもありますよね。

たくさんの餃子がずらっと並ぶと楽しいものですが、大量に作る場合には少し工夫が必要です。

100個分のタネを用意して、最初から最後まで同じボウルで長時間包み続けると、途中でタネの状態が変わる場合があります。

また、最初に包んだ餃子は、最後の餃子が完成するまで長く置かれることになります。

 

そこで、

「全部包んでからまとめて保存する」ことにこだわらない

という方法もあります。

たとえば、

20~30個包む
↓
トレーへ並べる
↓
保存する
↓
次の分を包む

というように、小分けにして作業を進めます。

 

冷凍する分なら、完成したトレーから順番に冷凍庫へ入れていく方法もあります。

こうすれば、最初に包んだ餃子を長時間キッチンへ置いたままにすることを避けやすくなります。

作る数が多いほど、

「一気に完成させる」

より、

「包む・並べる・保存する」を小分けに繰り返す

ほうが作業しやすい場合があります。

 

タネだけでなく皮の扱いも大切

ここまでタネの水分について見てきましたが、餃子がべちゃべちゃになるのを防ぐためには、皮の扱い方も大切です。

たとえば、皮を閉じるときに使う水。

「しっかり閉じたいから」

と水をたっぷりつけると、必要以上に皮を濡らしてしまうことがあります。

また、餃子の皮を袋から全部出して長時間並べておくと、今度は表面が乾いて包みにくくなる場合があります。

 

つまり、餃子の皮は、

濡らしすぎにも、乾燥させすぎにも注意したい

ということです。

タネがちょうどよい状態でも、皮の扱い方によって包みやすさや保存中の状態が変わることがあります。

作り置き餃子をきれいに仕上げるためには、

「タネの水分だけ見れば大丈夫」

ではなく、

タネ・皮・並べ方・保存方法をセットで考えること

がポイントです。

 

 

餃子の皮をべちゃべちゃ・破れにくくする扱い方

餃子を作り置きするときは、タネの水分だけでなく、皮の扱い方にも気をつけたいところです。

餃子の皮は薄いため、乾燥すると包みにくくなります。

反対に、水分が多すぎると柔らかくなり、破れたり、ほかの餃子とくっついたりすることがあります。

「タネは水っぽくないのに、なぜか皮が扱いにくい」

という場合は、包むときの皮の扱い方も一度確認してみましょう。

 

特別に難しいことをする必要はありません。

ポイントは、

「必要以上に濡らさない・乾燥させない・包んだら適切に並べる」

という3つです。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

使っていない餃子の皮を出しっぱなしにしない

餃子を作るとき、

「作業しやすいように、最初に皮を全部袋から出して並べておこう」

と思うことがあるかもしれません。

数個程度ならすぐに使えますが、50個、100個と大量に作る場合には、最後の皮を使うまで時間がかかります。

餃子の皮を長時間出したままにすると、表面が乾燥することがあります。

乾燥した皮は柔軟性がなくなり、

「折り曲げたら端が割れた」

「ひだを作ろうとしたら皮が裂けた」

ということも。

 

そのため、使わない皮はできるだけ袋の中に入れておき、必要な分から取り出すようにすると扱いやすくなります。

商品に保存方法や扱い方が書かれている場合には、その表示も確認してください。

「濡れると困るから、できるだけ乾かしておこう」

と考える必要はありません。

餃子の皮では、水分が多すぎることにも、乾燥しすぎることにも注意することが大切です。

 

皮のふちにつける水は多すぎないようにする

餃子を包むとき、皮のふちに水をつけて閉じる方法があります。

このとき、

「途中で開いたら困るから」

と、水をたっぷりつけたくなるかもしれません。

しかし、必要以上に皮を濡らすと、ふちが柔らかくなりすぎて扱いにくくなることがあります。

指先へ少量の水をつけ、閉じるために必要な部分へ薄くなじませる程度から試してみましょう。

皮全体を濡らす必要はありません。

 

また、包んでいる途中で水をこぼし、その上へ餃子の皮を置いてしまうこともあります。

作業台が濡れていたら、皮を置く前に拭いておきましょう。

ちょっとしたことですが、

餃子の皮に必要以上の水分を与えない

ことが、作り置きしたときの扱いやすさにもつながります。

 

包んだら閉じ目を確認する

餃子を何個も包んでいると、だんだん作業に慣れてきます。

すると、

「はい、次」

「はい、次」

とテンポよく包めるようになりますよね。

ただ、大量に作るときほど、ときどき閉じ目を確認しましょう。

 

皮のふちがきちんと合っていなかったり、一部分だけ開いていたりすると、保存中や焼くときに形が崩れる原因になります。

特にタネをたっぷり入れすぎると、閉じにくくなることがあります。

「具だくさんのほうがおいしそう」

と思っても、皮からはみ出しそうなほどタネを入れるのは避けましょう。

最初は少なめから始めて、

無理なく皮を閉じられる量

を見つけると包みやすくなります。

タネがふちについてしまった場合も、そのまま無理に閉じるのではなく、状態を整えてから閉じましょう。

きちんと閉じた餃子は、保存するときにも扱いやすくなります。

 

包んだ餃子は重ねずに並べる

餃子を包んだあと、

「お皿が小さいから、上にも重ねてしまおう」

と思うことがあるかもしれません。

しかし、作り置きする餃子は、できるだけ重ねずに並べるのがおすすめです。

包んだ直後は皮がしっかりしているため、

「重ねても大丈夫そう」

と感じることがあります。

 

ところが、時間がたって皮が水分を含むと、餃子同士がくっつきやすくなります。

上の餃子を取ろうとしたときに下の餃子までついてきたり、はがそうとして皮が破れたりすることもあります。

できれば、平らなバットやトレーなどを用意し、一段で並べましょう。

そして、餃子同士もぴったり密着させず、少し間隔をあけておきます。

大量に作る場合には、

「全部並べてから保存場所を考える」

のではなく、作り始める前にトレーの数や冷蔵庫・冷凍庫のスペースを確認しておくと安心です。

 

包んだ餃子を長時間室温に置かない

せっかく保存方法を工夫しても、冷蔵庫や冷凍庫へ入れるまで長時間室温に置いていては意味がありません。

特に餃子を大量に作る場合は注意しましょう。

たとえば100個作るとき、

最初の10個を包む
↓
そのままキッチンに置く
↓
残り90個を包む
↓
全部完成してから保存する

という流れにすると、最初に作った餃子は長い時間室温に置かれることになります。

 

大量に作る場合は、

「全部完成するまで待たなければいけない」

と考えなくても大丈夫です。

トレー1枚分が完成したら冷蔵庫や冷凍庫へ入れ、次の分を作る方法もあります。

特に気温の高い時期には、完成した餃子を長く室温へ置かないようにしましょう。

 

皮が破れた餃子はそのまま保存してもいい?

包んでいる途中で、

「あっ、皮が破れた!」

ということもありますよね。

ほんの小さな傷なら気づきにくいこともあります。

しかし、タネが見えるほど大きく破れている餃子を、そのままほかの餃子と一緒に長時間保存するのは避けたほうが扱いやすいでしょう。

破れた部分からタネが出て、隣の餃子へついたり、トレーへ張りついたりすることがあるためです。

 

包み直せる状態なら整え、難しい場合はほかのきれいな餃子と分けておきます。

また、

「破れたから小麦粉をたくさんつけて穴を隠そう」

とするのもおすすめできません。

打ち粉は、破れた皮を修復するためのものではありません。

破れが大きい場合は無理にきれいな形へ戻そうとせず、別にして早めに調理するなど、状態に合わせて対応しましょう。

 

包んでいる途中の餃子をどう置くかも大切

餃子を作り置きするときは、

「冷蔵庫へ入れてからどう保存するか」

ばかりに目が向きがちです。

でも、実は包んでから冷蔵庫へ入れるまでの置き方も重要です。

おすすめなのは、最初から保存するときに使うトレーやバットへ並べていく方法です。

 

包む
↓
トレーへ置く
↓
次を包む
↓
同じように間隔をあけて置く

という流れにすれば、あとから餃子を別の容器へ移す必要がありません。

せっかくきれいに包んだ餃子を、

「冷蔵庫に入れるから、こっちのお皿へ移そう」

と何度も触ると、柔らかい皮を傷つけてしまうことがあります。

 

作り始める前に、

「このトレーに並べて、そのまま冷蔵庫へ入れる」

と決めておくとスムーズです。

 

「皮を濡らしすぎない」と「乾燥させない」のバランスが大切

餃子の皮について、

「べちゃべちゃにしたくないなら、とにかく水分を避ければいい」

と思ってしまうかもしれません。

ですが、餃子の皮は乾燥しすぎても扱いにくくなります。

大切なのは、

必要な水分だけ使い、余計な水分を増やさないこと

です。

 

使っていない皮は出しっぱなしにしない。

閉じるための水は必要以上につけない。

包んだ餃子は重ねない。

完成したものを長時間室温に置かない。

 

これだけでも、作り置きするときの失敗を減らしやすくなります。

そして、皮の扱い方と合わせて考えたいのが、餃子をどのように並べるかです。

「きれいに包んだのに、冷蔵庫から出したら全部くっついていた」

という失敗は珍しくありません。

 

 

作り置き餃子がくっつくのはなぜ?

餃子をきれいに包んで冷蔵庫に入れ、

「これで夕食は焼くだけ」

と思っていたのに、いざ取り出してみたら、

「トレーから取れない!」

「隣の餃子とくっついている!」

ということがあります。

 

作り置き餃子で困りやすいのは、皮がべちゃべちゃになることだけではありません。

餃子の底がトレーやお皿に張りついたり、隣同士の餃子がくっついたりすることもあります。

包んだ直後は簡単に持ち上げられたのに、時間がたつと取れなくなってしまうと不思議ですよね。

これも、餃子の皮と水分が関係しています。

原因を知っておけば、保存するときの並べ方も工夫しやすくなりますよ。

 

餃子の底がトレーにくっつく

まず多いのが、餃子の底がお皿やトレーへ張りつくケースです。

見た目では問題なさそうなのに、焼こうと思って持ち上げた瞬間、

「底が取れない……」

と気づくことがあります。

餃子の底は、タネの重さがかかる部分です。

時間がたって皮が水分を含み、その状態でお皿やトレーに接していると、張りつきやすくなることがあります。

 

特に、包んだ餃子をお皿へ直接置いて長く保存している場合には注意したいところです。

無理に引っ張ると、

上の部分だけ持ち上がって、底の皮がお皿に残る

ということもあります。

これを防ぐためには、クッキングシートを敷いたり、必要に応じて少量の打ち粉を使ったりしてから並べる方法があります。

また、保存前のタネが水っぽくないか確認することも大切です。

 

餃子同士がくっつくこともある

もうひとつ困るのが、餃子同士の張りつきです。

たくさんの餃子を小さなお皿へ並べようとすると、

「少しくらい触れていても大丈夫かな」

と思ってしまいますよね。

包んだ直後なら、皮同士が触れていても簡単に離せることがあります。

ところが、そのまま作り置きすると、時間の経過とともに皮が柔らかくなり、隣の餃子へ張りつく場合があります。

 

焼く直前になって離そうとすると、

「2個一緒についてきた」

「はがしたら横の皮が破れた」

ということにもなりかねません。

そのため、保存するときは、

餃子同士ができるだけ触れないよう、少し間隔をあけて並べる

のがおすすめです。

トレーのスペースが足りない場合は、無理に詰め込まず、もう1枚用意することも考えてみましょう。

 

水分を吸った皮は張りつきやすくなる

餃子を作り置きするときに、

「なぜ作りたてなら大丈夫なのに、数時間後はくっつくの?」

と思うこともあるでしょう。

包みたての餃子の皮は比較的しっかりしています。

しかし、保存中にタネの水分が皮へ移ると、皮が柔らかくなることがあります。

その柔らかくなった部分がトレーや隣の餃子に触れていると、張りつきやすくなります。

 

つまり、

「くっつく」という失敗と「べちゃべちゃになる」という失敗は、別々に起きているとは限らない

のです。

皮が水分を吸う
↓
柔らかくなる
↓
トレーや隣の餃子に張りつく
↓
無理にはがして破れる

という流れで、複数の失敗につながることがあります。

だからこそ、くっつき対策だけを考えるのではなく、タネの水分や保存時間についても一緒に考えることが大切です。

 

餃子を重ねるとさらに離しにくくなる

餃子を50個ほど作ったものの、大きなトレーがない。

そんなとき、

「1段目の上に2段目を並べれば入る」

と思うかもしれません。

ですが、作り置きする餃子を直接重ねるのは避けたほうが安心です。

餃子を重ねると、下の餃子には上から重さがかかります。

さらに皮同士が広い範囲で触れるため、時間がたって柔らかくなったときに張りつきやすくなります。

 

冷蔵庫から出したとき、

「上の餃子を取ったら、下の餃子の皮まで一緒にはがれてしまった」

ということも考えられます。

できるだけ一段にして、餃子同士を離して並べましょう。

どうしてもトレーが足りない場合には、別のお皿や容器を使うなどして、直接積み重ねない方法を考えてみてください。

大量に作る予定なら、餃子を包み始める前に、

「何個くらい並べられるかな?」

と確認しておくと慌てずに済みます。

 

無理にはがすと皮が破れることもある

すでに餃子がくっついている場合、いちばん避けたいのが、

力任せに引っ張ること

です。

「早く焼きたいから」

と上からつかんで勢いよく引っ張ると、柔らかくなった皮が破れてしまうことがあります。

特に底がトレーに張りついている場合は注意しましょう。

 

上から見ただけでは、どの程度くっついているのかわからないことがあります。

軽く持ち上げようとして抵抗を感じたら、一度止めます。

端の部分から状態を確認し、ヘラなどを使える場合は皮を傷つけないよう慎重に扱いましょう。

それでも皮が破れそうな場合は、

「きれいな形のまま絶対にはがさなければ」

と無理をしないことも大切です。

すでにべちゃべちゃになった餃子や、くっついてしまった餃子の対処方法については、後ほど詳しくご紹介します。

 

「くっつかないように粉をたくさん」は逆効果になることも

餃子がくっつくのを防ぐ方法として、小麦粉や片栗粉を思い浮かべる方も多いでしょう。

確かに、打ち粉を使う方法はあります。

ただし、

「粉が多ければ多いほど、くっつかないはず」

と考えるのはおすすめできません。

必要以上に粉を使うと、焼くときに粉が多く残ったり、仕上がりに影響したりすることがあります。

 

打ち粉は、

餃子を粉の中へ埋めるように使うものではありません。

また、タネからたくさん水分が出ている場合には、粉だけで問題を解決しようとするのも難しいでしょう。

大切なのは、

・タネを水っぽくしすぎない
・餃子を重ねない
・餃子同士を離す
・適したものの上へ並べる
・必要に応じて打ち粉を使う

というように、いくつかの対策を組み合わせることです。

 

くっつきを防ぐには「置き方」が大切

作り置き餃子がくっつく原因を整理すると、

「水分」と「接触」

が大きなポイントになります。

皮が水分を含んだ状態で、長時間ほかのものに密着していれば、張りつきやすくなります。

 

そのため、

餃子同士を離す
↓
重ねない
↓
底が張りつきにくいようにする
↓
長時間置く場合は保存方法を見直す

という流れで考えてみましょう。

 

そして、ここで気になるのが、

「じゃあ、餃子の下には小麦粉を敷けばいいの?」

ということですよね。

小麦粉は餃子の打ち粉として使われることがありますが、使い方にはポイントがあります。

また、

「片栗粉でもいいの?」

「クッキングシートがあれば粉はいらない?」

という疑問もあるでしょう。

次は、餃子の作り置きで小麦粉や片栗粉をどのように使えばよいのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

餃子の作り置きには小麦粉を使う?打ち粉の使い方

餃子を作り置きしようと思ったとき、

「餃子の下に小麦粉を敷いておけば、くっつかないのかな?」

と気になる方もいるでしょう。

手作り餃子を並べるときには、くっつきにくくするために打ち粉を使う方法があります。

ただし、

「小麦粉をたくさん敷けば、何時間置いてもべちゃべちゃにならない」

というわけではありません。

 

打ち粉はあくまで、餃子の底がトレーなどへ張りつきにくくするための工夫のひとつです。

タネから多くの水分が出ていたり、餃子を長時間置いていたりすれば、打ち粉を使っていても皮が柔らかくなることがあります。

そのため、

「小麦粉を使うかどうか」

だけでなく、

タネの水分・並べ方・保存時間・保存方法

も一緒に考えることが大切です。

 

小麦粉を敷くのは餃子がくっつきにくくするため

包んだ餃子をお皿やトレーへ直接置いて時間がたつと、底の皮が張りつくことがあります。

そこで、餃子とトレーの間に少量の打ち粉を使う方法があります。

打ち粉が間に入ることで、湿った皮がトレーへ直接密着しにくくなります。

特に、

「以前、お皿に餃子を直接並べたら、焼くときに全部くっついてしまった」

という経験がある方は、打ち粉を使う方法を試してみてもよいでしょう。

 

ただし、打ち粉を使った場合でも、

・餃子を何段にも重ねる
・餃子同士をぴったりくっつける
・水っぽいタネをそのまま包む
・包んだ餃子を長く室温に置く

といったことは避けたいところです。

小麦粉は、

「ほかの対策をしなくてもよくなる魔法の粉」ではない

と覚えておきましょう。

 

小麦粉は薄く使うのがポイント

打ち粉を使う場合、

「どのくらい敷けばいいの?」

と迷いますよね。

基本的には、餃子の底とトレーの間に粉が入る程度を意識し、必要以上に厚く敷かないようにします。

トレーが真っ白になり、餃子の底が粉の中へ埋まるほど使う必要はありません。

 

「くっついたら嫌だから、念のためたっぷり」

と考えがちですが、多すぎる粉は焼くときにも残ります。

まずは薄く広げ、足りないようであれば必要な部分へ少し追加するくらいでよいでしょう。

また、餃子をトレーへ置くときに、底へ軽く粉をまとわせるようにする方法もあります。

大切なのは、

粉の量を増やすことより、餃子の底が同じ場所へ長時間べったり密着しない状態を作ること

です。

 

小麦粉をつけすぎるとどうなる?

小麦粉を大量に使ったからといって、保存しやすさが比例して上がるわけではありません。

粉が多すぎると、焼くときにフライパンへ大量の粉が入ることになります。

水を加えて蒸し焼きにしたときにも、粉が多ければ仕上がりに影響することがあります。

 

「羽根つき餃子になるから、むしろ粉が多いほうがいいのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、羽根つき餃子を作るための粉の分量と、保存時の打ち粉は別に考えましょう。

羽根を作りたい場合には、作っているレシピに沿って粉や水の分量を調整します。

保存するときの打ち粉を大量につけ、その粉をそのまま羽根にしようとすると、思っていた仕上がりにならないことがあります。

 

保存用の打ち粉は必要な分だけ使う

と考えるとわかりやすいですよ。

 

片栗粉を使う方法もある

「家に小麦粉がないけれど、片栗粉ならある」

ということもありますよね。

餃子を並べる際には、片栗粉を打ち粉として使う方法もあります。

また、市販されている餃子の皮を見ると、表面に粉がついているものがあります。

商品によって使用されている粉や量は異なるため、まずはパッケージの表示や作り方を確認してみてください。

 

片栗粉を使う場合も、

大量に振りかけるのではなく、必要な量を使う

ことがポイントです。

「小麦粉より片栗粉のほうが絶対にくっつかない」

「片栗粉なら何時間でも大丈夫」

ということではありません。

どちらを使う場合でも、タネの水分や保存時間への注意は必要です。

 

小麦粉と片栗粉はどちらを使えばいい?

小麦粉と片栗粉のどちらにするか迷ったら、

作っているレシピで指定されているものがあれば、それに合わせる

のがわかりやすい方法です。

特に指定がない場合には、家庭にある粉を打ち粉として少量使う方法があります。

 

ただし、焼き上がりまで考えると、それぞれ同じ結果になるとは限りません。

小麦粉と片栗粉では水を加えて加熱したときの状態も異なります。

そのため、

「とにかくくっつかなければ、どちらでも大量に使ってOK」

とは考えないようにしましょう。

 

また、市販の餃子の皮には最初から打ち粉がついている場合があります。

その状態でさらにたくさんの粉を加えると、必要以上に粉が多くなることもあります。

皮を取り出したときに、

「すでにしっかり粉がついているな」

と感じたら、まずはその状態を確認してから追加するか考えましょう。

 

クッキングシートを敷く方法もある

「粉を使うとキッチンが汚れそう」

「どのくらい振ればいいのかわからない」

という場合には、トレーへクッキングシートを敷いて、その上へ餃子を並べる方法もあります。

クッキングシートを使えば、餃子の底がトレーへ直接触れません。

片付けもしやすいため、

「大量に餃子を作ると、トレーが粉だらけになるのが気になる」

という方にも使いやすいでしょう。

 

ただし、クッキングシートを敷いたからといって、

餃子同士を密着させたり、何段にも積み重ねたりしてよいわけではありません。

シートを敷いた上でも、

餃子は一つずつ少し離して並べる

ことを意識しましょう。

また、使用するシートについては、商品の用途や注意事項を確認して使用してください。

 

小麦粉とクッキングシートを両方使う必要はある?

「クッキングシートを敷いて、さらに小麦粉もたっぷり振ったほうが安心?」

と思うかもしれません。

ですが、必ずしも対策を重ねれば重ねるほどよいわけではありません。

大切なのは、

自分の保存方法に必要な対策を選ぶこと

です。

 

クッキングシートを敷いて短時間冷蔵するのであれば、追加の粉が必要かどうかは餃子の状態を見ながら判断します。

反対に、シートを使わずトレーへ並べる場合には、必要に応じて打ち粉を使う方法があります。

「念のため」と粉をどんどん追加するよりも、

・タネは水っぽくないか
・餃子の底が濡れていないか
・餃子同士が離れているか
・焼くまで長時間あかないか

といった部分を確認するほうが大切です。

 

打ち粉だけでべちゃべちゃを完全に防げるわけではない

ここは特に覚えておきたいポイントです。

小麦粉や片栗粉を使うと、

「これで餃子の水分対策は終わり」

と思ってしまいがちです。

 

ですが、打ち粉の主な役割は、餃子の底がトレーなどへ直接張りつきにくくすることです。

タネの中から出てくる水分そのものを完全になくすわけではありません。

たとえば、タネがかなり水っぽい状態で餃子を包み、そのまま長く冷蔵していたとします。

トレーへ小麦粉を敷いていたとしても、皮の内側ではタネと接触しています。

そのため、時間がたてば皮が柔らかくなることがあります。

 

つまり、

打ち粉は「べちゃべちゃの原因をすべて解決するもの」ではない

ということです。

餃子を作り置きするときは、

タネの水分を確認する
↓
皮を必要以上に濡らさない
↓
餃子を重ねない
↓
少し離して並べる
↓
必要なら打ち粉やクッキングシートを使う
↓
適切に冷蔵・冷凍する

というように、全体の流れで考えましょう。

 

「何を敷けばいい?」より先に保存時間を考えよう

餃子の作り置きについて調べていると、

「小麦粉がいい」

「片栗粉がいい」

「クッキングシートが便利」

など、さまざまな方法が見つかります。

すると、

「結局、どれが正解なの?」

と迷ってしまいますよね。

 

でも、本当に最初に考えたいのは、

餃子を何時間後に焼くのか

ということです。

短時間の冷蔵であれば、適切に並べて保存する方法を考えます。

焼くまで長く時間があくなら、

「粉を増やして冷蔵を続ける」

のではなく、冷凍することも検討します。

前日から準備したいなら、タネだけ作って当日に包む方法もあります。

 

打ち粉は便利ですが、あくまで保存を助ける工夫のひとつ。

小麦粉だけに頼らず、保存時間に合った方法を選ぶ

ことが、作り置き餃子を扱いやすくするポイントです。

そして、打ち粉と同じくらい迷いやすいのが、

「餃子は何に並べればいいの?」

という問題です。

お皿、バット、保存容器など、家庭にあるものの中からどれを使えばよいのでしょうか。

次は、作り置き餃子を入れる容器と、くっつきにくい並べ方について詳しく見ていきましょう。

 

 

作り置き餃子は何に並べる?容器と置き方のコツ

餃子を包み終わったあと、

「ところで、この餃子は何に並べればいいの?」

と迷うことがありますよね。

大きなバットがあれば便利ですが、餃子を作るためだけに特別な道具を用意していない家庭も多いでしょう。

いつも使っているお皿や保存容器を使いたい方もいると思います。

 

作り置き餃子を並べるときに大切なのは、特別な容器を使うことより、

餃子を平らに並べられ、できるだけ重ねずに保存できること

です。

さらに、冷蔵庫や冷凍庫へそのまま入れられるサイズかどうかも確認しておきましょう。

 

バットやトレーなら平らに並べやすい

餃子をたくさん作る場合に使いやすいのが、平らなバットやトレーです。

底面が広いため、餃子同士を少し離しながら並べやすいのがメリットです。

包んだ餃子を、

「とりあえずここへ置いて、あとで保存容器へ移そう」

と何度も動かす必要もありません。

 

最初から、

包む→トレーへ並べる→そのまま冷蔵・冷凍する

という流れにしておけば、柔らかい皮を何度も触らずに済みます。

特に冷凍する場合は、餃子同士を離して並べた状態でいったん凍らせたいので、平らなトレーがあると便利です。

ただし、どれだけ大きなトレーでも、冷蔵庫や冷凍庫に入らなければ困ってしまいます。

餃子を作り始める前に、

「このトレーは冷蔵庫に入るかな?」

と確認しておきましょう。

 

お皿を使う場合のポイント

バットがない場合は、家庭にある平らなお皿を利用する方法もあります。

ただし、深さのある小さなお皿に餃子をぎゅうぎゅうに並べると、餃子同士が触れやすくなります。

できれば、なるべく平らで広さのあるお皿を選びましょう。

底への張りつきが心配な場合は、クッキングシートを敷いたり、必要に応じて少量の打ち粉を使ったりします。

 

そして、

「もう1個入りそう」

と無理に押し込まないことも大切です。

少し余裕を持たせて並べ、入りきらなければ別のお皿を使いましょう。

見た目には少し場所を取りますが、焼くときに餃子が全部くっついてしまうより扱いやすくなりますよ。

 

保存容器へ直接並べてもいい?

ふた付きの保存容器へ餃子を並べて、そのまま冷蔵したい方もいるでしょう。

平らに並べられる十分な広さがあり、餃子を押しつぶさずにふたを閉められる容器なら、選択肢になります。

ここでもポイントは、

餃子を詰め込みすぎないこと

です。

 

深い保存容器を見ると、

「まだ上にスペースがあるから、2段目も入れよう」

と思ってしまうかもしれません。

ですが、作り置き餃子を直接重ねると、皮同士が張りつくことがあります。

容器の「高さ」より「底の広さ」を活用するイメージで、一段に並べると扱いやすいでしょう。

また、ふたが餃子の上部へ当たり、皮を押しつぶしていないかも確認してください。

 

クッキングシートを敷くと扱いやすい

餃子の底が容器へ張りつくのが心配なら、クッキングシートを敷いてから並べる方法があります。

シートを容器やトレーの大きさに合わせて敷き、その上へ餃子を一つずつ並べます。

これなら、餃子の底がトレーへ直接触れません。

また、使用後のトレーを洗うときに、粉や皮がこびりつきにくいというメリットもあります。

 

ただし、クッキングシートを敷けば、

「餃子同士をくっつけても大丈夫」

というわけではありません。

シートが防いでくれるのは、主に餃子の底とトレーとの直接的な接触です。

餃子同士が触れていれば、皮が柔らかくなったときに横同士でくっつくことがあります。

シートを使う場合でも、餃子同士は少し離して並べましょう。

 

餃子同士は少し離して並べる

作り置き餃子を並べるときの基本は、

「隣の餃子と密着させない」

ことです。

特にたくさん作る場合は、

「あと3個だから、この隙間に押し込んでしまおう」

と思いがちです。

でも、包んだ直後には問題がなくても、保存中に皮が柔らかくなれば隣同士で張りつくことがあります。

 

焼くときに1個ずつ取り出せるよう、ほんの少し間隔をあけて並べましょう。

餃子が50個あるのに30個しか並べられないのであれば、残り20個は別のトレーへ。

無理に1枚へ収める必要はありません。

 

できるだけ重ねず一段で保存する

作り置き餃子は、基本的には一段で保存するほうが扱いやすくなります。

2段、3段と直接積み重ねると、上の餃子の重みが下の餃子へかかります。

さらに、皮同士が接触する面積も増えます。

冷蔵庫から取り出したときに、

「全部ひとかたまりになっている」

という状態は避けたいですよね。

 

どうしても大量に作る場合は、

・トレーを複数使う
・お皿を追加する
・すぐ食べる分と冷凍する分を分ける

などの方法を考えてみましょう。

「保存容器に全部入れること」より、あとで1個ずつ取り出しやすいことを優先すると失敗しにくくなります。

 

作り始める前に冷蔵庫のスペースも確認する

意外と忘れやすいのが、冷蔵庫や冷凍庫のスペースです。

餃子を50個きれいに並べ、

「よし、あとは冷蔵するだけ!」

と思って扉を開けたら、

「トレーが入らない……」

となると困ってしまいます。

 

特に大きなトレーを使う場合は、事前確認が大切です。

餃子を作る前に、

・トレーが入る幅があるか
・平らな状態で置けるか
・ほかの食品を無理に押し込まなくてもよいか
・冷凍するなら冷凍庫にも場所があるか

を確認しておきましょう。

大量に作る予定なら、トレーを2~3枚入れられる場所を確保しておくと作業がスムーズです。

 

容器選びより「並べ方」が大切

作り置き餃子について、

「専用のバットを買ったほうがいい?」

と考える方もいるかもしれません。

もちろん使いやすい道具があれば便利ですが、大切なのは容器の名前ではありません。

餃子を平らに、重ねず、少し離して並べられるか

を基準に考えてみましょう。

バットでも、お皿でも、保存容器でも、条件を満たせるものなら使いやすいでしょう。

 

そして、容器を決めたら、

「包んだ餃子をあとから移す」

のではなく、最初から保存用の容器へ並べていくとスムーズです。

 

 

作り置き餃子を冷蔵するときの手順

ここまで、作り置き餃子がべちゃべちゃになる原因や、くっつきにくくする工夫について見てきました。

でも、実際に餃子を目の前にすると、

「結局、どの順番で準備すればいいの?」

と迷ってしまうこともありますよね。

そこでここでは、餃子を包んでから冷蔵庫へ入れるまでの流れを、順番に整理してみましょう。

 

ポイントは、

タネの状態を確認する→保存する場所を準備する→包む→間隔をあけて並べる→早めに冷蔵する

という流れです。

 

STEP1.タネの水分を確認する

まずは餃子を包む前に、タネの状態を確認します。

キャベツや白菜などの野菜を使っている場合は、レシピどおりに下ごしらえできているか見てみましょう。

調味料を混ぜ終わったあとも、ボウルの底に水分がたくさんたまっていないか確認します。

 

「少し柔らかいけれど、このままでいいのかな?」

と迷ったら、まずは使用しているレシピを確認してください。

自己流で小麦粉などを大量に加えて固くするのではなく、材料や調味料の分量を間違えていないか確認することが先です。

また、餃子をたくさん作る場合には、最初だけでなく包んでいる途中にもタネをチェックしましょう。

最初はちょうどよい状態でも、時間がたつと野菜などから水分が出てくる場合があります。

 

STEP2.トレーやお皿を先に用意する

タネができたら、すぐ包み始めるのではなく、保存用のトレーやお皿を準備しましょう。

おすすめなのは、

「包んだ餃子を置く場所」と「冷蔵するときに使う容器」を同じにすること

です。

そうすれば、包み終わった餃子をあとから移し替える必要がありません。

 

トレーやお皿の底へクッキングシートを敷く場合は、この段階で用意します。

打ち粉を使う場合も、必要な量を薄く広げておきましょう。

そして忘れずに確認したいのが、冷蔵庫のスペースです。

餃子を全部包んでから、

「このトレー、冷蔵庫に入らない!」

となると困ってしまいます。

トレーが平らな状態で入る場所を先に確保しておくと安心です。

 

STEP3.餃子を一つずつ包む

準備ができたら、餃子を包んでいきます。

皮の中央に適量のタネをのせ、ふちに必要な分だけ水をつけて閉じます。

初心者の場合、

「タネをたっぷり入れたほうがおいしそう」

と思うかもしれません。

しかし、タネが多すぎると皮を閉じにくくなります。

閉じようとしたときにタネがはみ出し、皮のふちについてしまうこともあります。

 

最初は少なめに入れて、無理なく閉じられる量を探してみましょう。

包み終わったら、閉じ目が開いていないか軽く確認します。

ここで大切なのは、完璧なひだを作ることではありません。

初めて餃子を作るなら、多少形が違っていても大丈夫です。

タネがはみ出さず、皮をきちんと閉じられていること

を優先しましょう。

 

STEP4.餃子同士を離して並べる

包み終わった餃子は、用意しておいたトレーやお皿へ置きます。

このとき、餃子同士をぴったりくっつけないようにしましょう。

包みたてでは、

「少しくらい触れていても簡単に離れるから大丈夫」

と思うかもしれません。

しかし、冷蔵している間に皮が柔らかくなると、隣の餃子と張りつくことがあります。

 

そのため、あとで1個ずつ取り出せるよう、少し間隔をあけて並べます。

また、1枚のトレーに入りきらない場合は無理に押し込まないことも大切です。

「あと2個だから」

と隙間へ押し込むより、別のお皿を用意したほうが安心です。

 

STEP5.餃子を重ねない

トレーの1段目がいっぱいになると、

「上にも並べれば全部入る」

と思うことがあります。

ですが、作り置き餃子はできるだけ直接重ねないようにしましょう。

冷蔵中に皮が柔らかくなると、上下の餃子がくっついてしまうことがあります。

また、下にある餃子には上から重さがかかります。

 

焼くときに上の餃子を持ち上げたら、

「下の皮まで一緒にはがれて破れた」

ということにもなりかねません。

場所が足りない場合はトレーを増やすなどして、できるだけ一段で保存しましょう。

 

STEP6.乾燥しないように覆う

餃子を並べ終わったら、皮が乾燥しないように覆います。

ラップなどを使う場合には、餃子を強く押しつぶさないように注意しましょう。

ふた付きの保存容器なら、ふたが餃子の上へ当たっていないか確認します。

 

ここで、

「乾燥させたくないから、できるだけ密閉すればべちゃべちゃにもならない」

と考えないようにしてください。

覆うのは、主に皮の乾燥を防ぐためです。

タネの水分が皮へ移ることを完全に止めるものではありません。

そのため、ラップをしたあとも長く置きすぎないようにします。

 

STEP7.できるだけ早めに冷蔵庫へ入れる

準備ができたら、餃子を冷蔵庫へ入れます。

特に大量に作っている場合、

「全部包み終わってから一度に入れよう」

と考えなくても大丈夫です。

 

たとえばトレーを3枚使うなら、

1枚目を包み終わる
↓
覆って冷蔵庫へ入れる
↓
2枚目を包む

というように進める方法があります。

これなら、最初に作った餃子を長時間室温に置かずに済みます。

気温が高い時期はもちろん、季節を問わず、包んだ餃子は必要以上に室温へ置かないようにしましょう。

 

STEP8.焼く直前まで冷蔵しておく

餃子を冷蔵したら、

「そろそろ夕食だから」

と早めにキッチンへ出しておく必要はありません。

焼く準備が整ってから取り出しましょう。

冷蔵庫から出したら、まず餃子の状態を軽く確認します。

 

・皮が極端に柔らかくなっていないか
・餃子同士がくっついていないか
・底がトレーへ張りついていないか
・皮が破れていないか

などを見ます。

問題がなければ、皮を傷つけないように一つずつフライパンへ並べていきましょう。

底が張りついている場合は、力任せに引っ張らないようにしてください。

 

冷蔵するときは「早く包む」より「早く保存する」

餃子を作り置きしようとすると、

「早く全部包まなきゃ」

と、包むスピードばかり気になってしまうことがあります。

でも、大量に作る場合に大切なのは、必ずしも一気に全部完成させることではありません。

完成した餃子を適切な状態で早めに保存すること

も大切です。

 

30個、50個、100個と作るなら、

包む
↓
並べる
↓
トレーがいっぱいになったら冷蔵する
↓
次を包む

という流れでも構いません。

こうすると、最初の餃子だけ長時間キッチンへ置かれるのを防ぎやすくなります。

 

冷蔵は便利でも「長く置くための万能な方法」ではない

冷蔵しておけば、夕食前の忙しい時間に餃子を一つずつ包まずに済みます。

そのため、

「家族が帰宅したら焼くだけにしたい」

という場合には便利です。

 

ただし、冷蔵庫へ入れたあとも、皮とタネは触れたままです。

時間がたつほど皮の状態が変わることがあるため、

冷蔵は長期間そのまま置いておくための万能な方法ではありません。

 

「かなり早い時間から準備したい」

「翌日に焼きたい」

という場合には、

・タネだけ先に作る
・当日に包む
・包んだ状態で冷凍する

など、別の方法も考えてみましょう。

 

 

特に気になるのが、

「前日の夜に全部包んで、翌日の夕食に焼いてもいい?」

というケースではないでしょうか。

当日の作業を減らすために、前日からどこまで準備しておくとよいのか。

次は、餃子を前日に準備したい場合の考え方について詳しく見ていきましょう。

 

餃子は前日に包んで翌日に焼いてもいい?

餃子を夕食に作りたいと思っても、当日は仕事や家事で忙しく、

「前日の夜に全部包んでおけたらラクなのに」

と思うことがありますよね。

餃子はタネを作るだけでなく、一つずつ皮に包む作業にも時間がかかります。

家族の人数が多ければ、30個、50個と包むこともあるでしょう。

できれば時間に余裕のある前日に準備して、当日はフライパンへ並べて焼くだけにしたいところです。

 

ただ、前日から準備するときに気をつけたいのが、餃子の皮とタネが長い時間触れた状態になることです。

冷蔵庫に入れていても、時間がたつにつれてタネの水分が皮へ移り、皮が柔らかくなることがあります。

そのため、翌日に焼く予定なら、

「前日に全部包んで冷蔵する」だけでなく、「タネと皮を別々に準備する」「包んで冷凍する」

といった方法も含めて考えてみましょう。

 

 

前日に全部包んでおきたい場合

どうしても当日は包む時間がなく、

「前日のうちに完成させておきたい」

という場合もありますよね。

この場合は、タネの水分や餃子の並べ方に特に注意が必要です。

餃子を包んだら、平らなトレーなどへ間隔をあけて並べます。

底が張りつくのが心配なら、クッキングシートや必要に応じた打ち粉を使います。

そして、餃子を直接重ねないようにしましょう。

 

ただし、きれいに並べて冷蔵したとしても、包みたてとまったく同じ状態が翌日まで続くとは限りません。

冷蔵している間も皮はタネと接しているためです。

特に水分の多いタネでは、時間がたつほど皮が柔らかくなりやすくなります。

「前日に包めば必ず失敗する」という意味ではありませんが、翌日まで時間があくなら冷凍する方法も比較して選ぶとよいでしょう。

 

時間があくほど皮の状態には注意する

前日に餃子を包む場合、

「冷蔵庫へ入れたから、あとは明日まで何もしなくて大丈夫」

と思ってしまいがちです。

しかし、冷蔵庫は餃子を包みたての状態で止めておく場所ではありません。

 

時間がたつと、

・皮が柔らかくなる
・底が湿る
・トレーへ張りつく
・餃子同士がくっつく

といった変化が起こることがあります。

そのため、焼くまでの時間が長いほど、

「冷蔵でいいかな?」

と一度考えてみましょう。

 

たとえば、前日の夜に作って翌日の夕食に焼くのであれば、かなり長い時間があります。

そんなときは、

包んだ状態で冷凍する

という選択肢もあります。

冷凍しておけば、焼くときは基本的に解凍せず、凍った状態から調理できます。

詳しい冷凍方法は後ほどご紹介します。

 

 

タネだけ前日に作っておく方法もある

前日の準備でおすすめしたい方法のひとつが、

タネまで作り、皮で包むのは当日にする

という方法です。

餃子作りで時間がかかるのは、包む作業だけではありません。

野菜を切ったり、材料を量ったり、タネを混ぜたりするのにも時間が必要ですよね。

 

前日にタネまで準備できていれば、当日は、

皮を用意する
↓
タネを包む
↓
焼く

という流れにできます。

これなら、前日にすべて包んでおくよりも、皮とタネが接触している時間を短くできます。

 

「当日はまったく作業したくない」

という場合には向きませんが、

「夕食準備を少しでもラクにできれば十分」

という方には取り入れやすい方法です。

タネを保存するときは、使用する材料やレシピに合った方法で適切に冷蔵し、翌日使うときにも状態を確認してください。

 

皮とタネを別々にして当日包む方法

タネだけ準備する場合、餃子の皮は使うときまで別にしておきます。

市販の皮なら、商品の表示に従って保存しましょう。

そして当日、焼く時間が近づいてから皮を取り出して包みます。

 

この方法のよいところは、

作り置き中にタネの水分が皮へ移る心配を減らせること

です。

 

前日のうちに、

・タネを作る
・トレーを用意する
・必要な道具を出しておく

ところまで済ませておけば、当日の作業もかなりスムーズになります。

「前日にできることは全部やっておきたい」

と思うと、つい餃子まで完成させたくなりますが、あえて包む工程だけ残しておくのもひとつの方法ですよ。

 

 

大量に準備するなら冷凍も検討する

餃子を50個、100個と大量に作る場合は、冷蔵だけにこだわらず冷凍も上手に利用しましょう。

たとえば100個作ったとして、

「明日の夕食で全部食べるかわからない」

という場合がありますよね。

 

そんなときは、

明日食べる分
後日食べる分

に最初から分けておくと便利です。

後日食べる分は、包んだらトレーへ間隔をあけて並べ、早めに冷凍します。

しっかり凍ったあとに保存袋などへまとめれば、冷凍庫のスペースも使いやすくなります。

「とりあえず全部冷蔵して、余ったら明日考えよう」

とするより、食べる予定が決まっている段階で分けておくほうがスムーズです。

 

「前日は下ごしらえ・当日は包む」なら失敗を減らしやすい

前日にどこまで準備すればよいのか迷ったら、

前日は下ごしらえ、当日は包んで焼く

という分け方から考えてみましょう。

 

前日に、

・野菜など必要な材料を準備する
・レシピに沿ってタネを作る
・使う道具を確認する

ところまで済ませます。

そして当日は、餃子の皮へ包んで焼きます。

この方法なら、皮とタネが触れている時間を短くしながら、当日の負担も減らせます。

 

「全部前日にやらなければ意味がない」

と考える必要はありません。

自分が一番大変に感じる工程を先に済ませるだけでも、夕食準備はラクになりますよ。

 

 

前日準備は「どこまでラクにしたいか」で決めよう

餃子の前日準備には、ひとつだけの正解があるわけではありません。

当日は本当に焼くだけにしたいのか。

それとも、包む時間くらいなら取れるのか。

後日食べる分までまとめて作りたいのか。

予定によって向いている方法は変わります。

 

迷ったら、

当日にどのくらい時間があるか

から考えてみてください。

当日包む時間があるなら、タネだけ準備しておく方法があります。

包む時間も取れないなら、前日に包んで保存する方法を考えます。

翌日よりさらに先に食べる分まで作るなら、冷凍を検討します。

 

「餃子の作り置き=全部包んで冷蔵」と決めつけず、予定に合わせて準備方法を変えることが大切です。

次は、「包んだ状態で保存する場合」と「タネだけ作り置きする場合」には、それぞれどんなメリットがあるのかをもう少し詳しく比較していきましょう。

 

 

餃子は包んで保存する?タネだけ作り置きする?

餃子を作り置きするとき、

「全部包んでおいたほうがラク?」

「それともタネだけ作っておいたほうがいい?」

と迷うことがありますよね。

どちらにもメリットがあります。

 

包んだ状態で準備しておけば、食べるときはフライパンに並べて焼くだけなので手軽です。

一方、タネと皮を別々にしておけば、保存している間にタネの水分が皮へ移る心配を減らせます。

そのため、

「どちらが絶対に正解」というより、焼くまでの時間と当日の予定に合わせて選ぶ

と考えるとわかりやすいでしょう。

 

すぐ焼くなら包んでおく方法もある

餃子を作ってから比較的すぐに焼くのであれば、先に包んでおくと夕食の準備がスムーズです。

たとえば、

「夕方に時間があるうちに包んで、家族がそろったら焼きたい」

という場面ですね。

先に包んでおけば、食べる直前にタネや皮を広げる必要がありません。

あとは冷蔵庫から取り出して状態を確認し、フライパンへ並べて焼くだけです。

 

ただし、包んだ餃子はタネと皮が触れた状態になります。

冷蔵していても、時間がたつと皮が柔らかくなることがあります。

そのため、必要以上に早く包んでおくのではなく、

「何時ごろ焼くのか」から逆算して包む

ことを意識してみましょう。

 

時間があくならタネと皮を別にする方法も

焼くまで長く時間があく場合には、タネと皮を別々にしておく方法もあります。

この方法なら、保存している間にタネが皮へ直接触れません。

「前日に少しでも準備しておきたいけれど、皮がべちゃべちゃになるのは避けたい」

という場合にも取り入れやすいでしょう。

前日にタネまで準備しておけば、当日は包むところから始められます。

 

もちろん、包む作業そのものには時間がかかります。

そのため、

「当日は5分しか時間がない」

という場合には向かないかもしれません。

反対に、

「野菜を刻んだりタネを作ったりする時間はないけれど、包む時間なら取れそう」

という場合には便利です。

 

餃子の皮は使う直前まで乾燥させない

タネと皮を別々に保存するときは、餃子の皮の扱いにも注意しましょう。

「明日すぐ使えるように」

と前日のうちに袋から全部出しておく必要はありません。

餃子の皮は乾燥すると、端が硬くなったり、包むときに割れやすくなったりすることがあります。

市販の皮であれば、使用するまで商品の表示に従って保存します。

当日も、一度に全部を出しっぱなしにするのではなく、使う分から取り出すと扱いやすいでしょう。

タネと別にしておくメリットを活かすためにも、皮はよい状態で使えるようにしておきたいですね。

 

 

前日にどこまで準備すれば当日ラク?

「タネだけ作っておく」といっても、前日にできることはいろいろあります。

たとえば、

・必要な材料をそろえる
・野菜の下ごしらえをする
・レシピに沿ってタネを作る
・餃子を並べるトレーを用意する
・フライパンなど必要な道具を確認する

ところまで準備しておけば、当日の作業はかなりわかりやすくなります。

 

夕食前になったら、

タネと皮を用意する
↓
餃子を包む
↓
フライパンへ並べる
↓
焼く

という流れです。

特に餃子作りに慣れていない場合は、材料を切るところから一気に進めようとすると慌ててしまうことがあります。

前日と当日に作業を分けるだけでも、ゆっくり包みやすくなりますよ。

 

家族で包むならタネだけ準備しておくのも便利

餃子は、家族で一緒に包むのも楽しい料理です。

そんな場合は、あえて完成した状態まで作り置きせず、タネだけ準備しておく方法もあります。

食べる少し前になったら、

「みんなで包もう」

と皮とタネを食卓へ用意します。

一人で50個包むと大変でも、数人で分担すれば短い時間で終わることがあります。

形が少しくらい違っても、それも手作り餃子ならではですね。

 

ただし、家族で包む場合も、完成した餃子を長時間室温へ置いたままにしないようにします。

包んだものからトレーへ並べ、必要に応じて早めに冷蔵するなどしておきましょう。

 

「全部済ませる」ことだけが作り置きではない

作り置きというと、

料理を完成直前の状態まで仕上げておくこと

をイメージしがちです。

ですが、餃子の場合は必ずしも全部包んでおく必要はありません。

 

タネを作るところまで済ませる。

野菜の下ごしらえだけしておく。

トレーや道具を用意しておく。

これだけでも、当日の負担は減らせます。

 

特に餃子は、皮とタネが触れている時間が長くなるほど、皮の状態が変わりやすい料理です。

そのため、

あえて完成させすぎない作り置き

が便利な場合もあります。

 

 

「当日の手間」と「皮の状態」のどちらを優先する?

包んで保存するか、タネだけ準備するか迷ったら、次の2つを考えてみましょう。

ひとつは、

「当日の作業をどこまで減らしたいか」

です。

焼くだけにしたいなら、先に包んでおく方法が便利です。

 

もうひとつは、

「包んでから焼くまでどのくらい時間があくか」

です。

時間が長くあくほど、皮とタネを別々にしておく方法や、包んだ状態で冷凍する方法も検討しやすくなります。

 

たとえば、

「夕方包んで、少しあとに焼く」

なら冷蔵。

「前日に下準備して、翌日に包める」

ならタネだけ準備。

「まとめてたくさん作って、後日食べたい」

なら冷凍。

というように、予定に合わせて変えてみましょう。

 

作り置きの方法をひとつに決めてしまう必要はありません。

そして、

「冷蔵と冷凍のどちらにすればいいのか、まだ迷う」

という方もいるでしょう。

次は、手作り餃子を冷蔵する場合と冷凍する場合の違いを比較しながら、どちらを選べばよいのか見ていきましょう。

 

 

餃子を作り置きするなら冷蔵と冷凍どっち?

手作り餃子を作り置きするとき、

「冷蔵庫に入れるだけでいいの?」

「冷凍したほうが失敗しにくい?」

と迷う方も多いでしょう。

 

冷蔵と冷凍のどちらが向いているかは、いつ餃子を焼くのかによって変わります。

比較的すぐに焼く予定なら、適切に並べて冷蔵する方法があります。

一方、焼くまで長く時間があく場合や、食べる日が決まっていない場合は、冷凍も便利です。

まずは違いを簡単に整理してみましょう。

 

比較するポイント冷蔵冷凍
向いている場面比較的すぐに焼く焼くまで時間があく
保存するとき重ねず離して並べる最初は離して凍らせる
皮の水分時間がたつほど注意凍らせるまでの扱いに注意
焼くとき状態を確認して焼く基本は凍ったまま焼く
大量の作り置き食べる分が決まっている場合に便利後日食べる分にも便利
食べる予定が未定長く置かないよう注意冷凍を検討しやすい

 

「冷蔵のほうが簡単だから」

という理由だけで決めるのではなく、予定に合わせて使い分けてみましょう。

 

数時間後に焼くなら冷蔵を検討する

餃子を包んでから比較的短い時間で焼くなら、冷蔵する方法があります。

たとえば、

「夕方に包んで、家族が帰ってきたら焼く」

といった場合ですね。

 

この場合は、

・タネが水っぽくなっていないか確認する
・平らなトレーなどへ並べる
・餃子同士を少し離す
・直接重ねない
・必要に応じて打ち粉やクッキングシートを使う
・乾燥しないように覆う

といったポイントを意識して冷蔵します。

焼くときには冷蔵庫から取り出し、底が張りついていないか、皮が破れていないかを確認してからフライパンへ並べます。

 

 

焼くまで時間があるなら冷凍が扱いやすい

餃子を包んだものの、

「食べるのは明日以降」

「いつ食べるかまだ決まっていない」

という場合は、冷凍を検討してみましょう。

 

冷蔵した餃子は、時間がたつにつれてタネの水分が皮へ移ることがあります。

だからといって、

「小麦粉をもっと増やせば長く冷蔵できるかな?」

と打ち粉だけで対応しようとするのはおすすめできません。

焼くまで長く時間があくなら、保存方法そのものを変えることを考えます。

冷凍する場合も、餃子を袋へまとめて入れるのではなく、まずトレーへ一つずつ離して並べて凍らせるのがポイントです。

 

予定が変わりそうなら最初から冷凍する方法も

餃子を作った時点では、

「今夜食べる予定」

だったのに、急に外食することになったり、家族の帰宅が遅くなったりすることもありますよね。

食べる予定がはっきりしていない場合は、最初から冷凍しておく方法も考えられます。

 

特に大量に作ったときは、

今日食べる分と、後日食べる分を最初から分ける

とわかりやすいでしょう。

たとえば50個作ったなら、

今日焼く30個は冷蔵
後日食べる20個は冷凍

というように分けます。

これなら、冷蔵した50個のうち20個が余ってしまい、

「今から冷凍してもいいのかな?」

と迷うことも減らせます。

 

 

冷蔵と冷凍を一緒に使ってもOK

「冷蔵か冷凍、どちらか一方を選ばなければ」

と考える必要はありません。

たくさん作ったときには、食べる予定に合わせて両方を使い分けると便利です。

家族4人分として多めに作った場合でも、

「今夜食べる分」

「次回のために取っておく分」

に分けておけば、無理に全部焼く必要がありません。

 

作り置き餃子では、

作った個数ではなく、いつ食べる分なのか

を基準に保存方法を決めるとわかりやすいですよ。

 

迷ったら「いつ焼く?」をもう一度確認

冷蔵と冷凍で迷ったときは、難しく考えすぎなくても大丈夫です。

まず、

「この餃子はいつ焼く予定?」

と考えてみましょう。

 

比較的すぐなら冷蔵。

時間が大きくあくなら冷凍も検討。

前日に準備したいけれど当日包む時間があるなら、タネと皮を別々にしておく。

このように整理すると、自分に合った方法を選びやすくなります。

 

そして冷凍を選んだ場合には、

「包んだ餃子をそのまま保存袋へ入れればいいの?」

「一度凍らせてから袋へ移すの?」

という次の疑問が出てきますよね。

次は、手作り餃子を冷凍するときの具体的な手順を、初めてでもわかりやすいようSTEP形式でご紹介します。

 

 

手作り餃子を冷凍するときの基本手順

手作り餃子をたくさん作ったとき、

「全部は今日食べないから、残りは冷凍しておきたい」

ということもありますよね。

また、翌日以降に焼く予定なら、長く冷蔵しておくより、包んだ状態で冷凍する方法を選ぶこともできます。

 

ただし、冷凍するときに餃子をいきなり保存袋へまとめて入れてしまうと、餃子同士がくっつき、そのまま凍ってしまうことがあります。

あとで、

「3個だけ焼きたいのに全部つながっている!」

となると困ってしまいますよね。

 

冷凍するときのポイントは、最初に1個ずつ離した状態で凍らせることです。

 

 

STEP1.冷凍庫に入るバットやトレーを用意する

まずは、餃子を平らに並べられるバットやトレーを用意します。

このとき必ず確認しておきたいのが、

トレーごと冷凍庫へ入れられるか

ということです。

 

大きなトレーへ餃子をきれいに50個並べても、冷凍庫に入らなければ困ってしまいます。

作り始める前に冷凍庫を確認し、必要なら中を整理しておきましょう。

また、餃子の底が張りつくのが心配なら、クッキングシートなどを敷いておく方法があります。

打ち粉を使う場合も、必要以上に大量に使わず、薄く使うことを意識しましょう。

 

STEP2.餃子同士を離して並べる

餃子を包んだら、用意したトレーへ一つずつ並べていきます。

このとき大切なのが、

隣の餃子とくっつけないこと

です。

 

冷凍庫へ入れればすぐにカチカチになると思うかもしれませんが、凍るまでには時間がかかります。

その間に柔らかい皮同士が触れていると、接触した状態で凍ってしまうことがあります。

あとから無理にはがそうとすると、皮が割れたり破れたりする原因になります。

少し余裕を持たせ、一つひとつ独立した状態で並べてください。

STEP3.餃子を直接重ねない

冷凍する場合も、最初の段階では餃子を直接積み重ねないようにします。

「どうせ凍るから、2段にしても大丈夫」

と思うかもしれません。

しかし、凍る前の餃子はまだ柔らかい状態です。

上下の餃子が触れたまま冷凍すると、その形でくっついてしまうことがあります。

また、下の餃子には上の餃子の重みもかかります。

最初は一段で並べて凍らせましょう。

しっかり凍ったあとであれば、保存袋などへまとめられるので、ずっとトレーを何枚も使い続ける必要はありません。

 

STEP4.包んだらなるべく早く冷凍する

冷凍する分が決まっているなら、包んだ餃子を長時間キッチンへ置いておくのではなく、なるべく早めに冷凍します。

特に大量に作る場合は、

「100個全部完成してから、冷凍する分を選ぼう」

とすると、最初に作った餃子が長く室温へ置かれることになります。

 

最初から、

今日焼く分
冷凍する分

を決めておくとスムーズです。

冷凍用のトレーがいっぱいになったら、先に冷凍庫へ入れます。

そのあと、次のトレーへ餃子を並べていけばよいでしょう。

 

STEP5.しっかり凍ってから保存袋や容器へ移す

餃子がしっかり凍ったら、トレーから取り出して冷凍用の保存袋や容器へ移します。

ここまで凍っていれば、餃子同士をまとめて入れても、包みたての状態よりくっつきにくくなります。

これが、

最初から保存袋へ入れず、一度トレーで凍らせる理由

です。

 

保存袋を使う場合は、餃子をつぶさないように入れましょう。

冷凍庫の中で重い食品の下敷きになると、皮が割れたり形が崩れたりすることがあります。

また、何を入れたのかわからなくならないよう、必要に応じて保存した日などをわかるようにしておくと便利です。

 

最初から保存袋へぎゅうぎゅうに入れない

冷凍庫のスペースを節約したくて、

「包んだ餃子を保存袋へ全部入れて、そのまま平らに冷凍しよう」

と思うことがあるかもしれません。

しかし、まだ凍っていない餃子を袋の中へまとめて入れると、皮同士が接触しやすくなります。

そのまま凍ると、大きなかたまりになってしまうことがあります。

 

食べるときに、

「5個だけ取り出したい」

と思っても、全部つながっていたら不便ですよね。

冷凍直後は少し場所を使いますが、まずは一つずつ離して凍らせましょう。

しっかり凍ったら保存袋へまとめられるので、その後はトレーを取り出せます。

 

大量に冷凍するときは何回かに分ける

餃子を100個など大量に作る場合、

「冷凍庫にトレーを何枚も入れる場所がない」

ということもありますよね。

そんなときは、一度に全部冷凍しなくても構いません。

冷凍庫へ入る分ずつトレーへ並べ、何回かに分けて凍らせる方法があります。

 

ただし、冷凍待ちの餃子を長時間室温へ置いたままにするのは避けましょう。

作業量が多い場合は、

・一度に作る数を分ける
・冷凍用のトレーを小さくする
・包んだものから順番に冷凍する

など、家庭の冷凍庫に合わせて工夫してみてください。

「一度に全部完成させること」よりも、完成した餃子を適切に扱うことを優先しましょう。

 

冷凍するときもタネの水分には注意する

「どうせ冷凍するから、タネが少しくらい水っぽくても大丈夫」

と思うかもしれません。

ですが、冷凍庫へ入れた瞬間に餃子が凍るわけではありません。

凍るまでの間は、タネと皮が接した状態です。

そのため、冷凍する場合でも、包む前にタネが極端に水っぽくなっていないか確認しましょう。

 

また、皮のふちへ水をつけすぎたり、包んだ餃子を何度も触ったりしないことも大切です。

冷凍だから特別な餃子を作るのではなく、

きれいに包んだ餃子を、できるだけ早く一つずつ凍らせる

というイメージで考えるとわかりやすいですよ。

 

 

冷凍後は必要な分だけ取り出しやすくなる

一度バラバラの状態で凍らせてから保存袋へ移しておくと、食べるときにも便利です。

たとえば20個冷凍していても、

「今日は10個だけ焼こう」

という使い方がしやすくなります。

必要な分だけ取り出し、残りは冷凍庫へ戻せます。

まとめて作る手間はかかりますが、別の日の夕食準備をラクにできるのはうれしいですよね。

 

そして冷凍餃子を焼くときに気になるのが、

「焼く前に解凍するの?」

ということではないでしょうか。

せっかくきれいに冷凍できても、解凍方法によって皮が柔らかくなってしまうことがあります。

次は、冷凍した手作り餃子を焼くときのポイントについて詳しく見ていきましょう。

 

 

冷凍した餃子は解凍する?上手に焼くポイント

手作り餃子をきれいに冷凍できたら、次に迷うのが焼き方です。

「冷凍庫から出して、そのままフライパンに入れていいの?」

「冷たいままだと中まで焼けなさそうだから、先に解凍したほうがいい?」

と迷いますよね。

 

冷凍した手作り餃子は、基本的には解凍せず、凍った状態から焼く方法が扱いやすいです。

せっかく冷凍した餃子を室温などで解凍すると、皮が水分を含んで柔らかくなり、トレーや餃子同士にくっついたり、持ち上げたときに破れたりすることがあります。

冷凍庫から必要な分だけ取り出し、そのまま調理へ進みましょう。

ただし、生の餃子を冷凍した場合は、中のタネまでしっかり加熱する必要があります。

作っているレシピや使用する調理器具に合った方法で、中心まで十分に火を通してください。

 

冷凍餃子は基本的に凍ったまま焼く

冷凍した餃子を見ると、

「カチカチなのに、このまま焼いて大丈夫?」

と心配になるかもしれません。

ですが、焼く前にわざわざ完全解凍する必要はありません。

冷凍庫から必要な数だけ取り出して、凍った状態でフライパンへ並べます。

 

この方法なら、冷凍中に保たれていた餃子の形を崩しにくくなります。

特に一度トレーでバラバラに凍らせてから保存袋へ移しておけば、必要な個数だけ取り出しやすいでしょう。

「今日は家族が少ないから10個だけ」

という使い方もできます。

残りは長時間室温へ出しておかず、冷凍庫で保管します。

 

解凍すると皮がふやけることがある

冷凍餃子を先に解凍すると、餃子から水分が出て皮が柔らかくなることがあります。

すると、

・皮がべたつく
・餃子同士がくっつく
・持ち上げると皮が伸びる
・底が張りつく
・焼く前に形が崩れる

といったことが起こる場合があります。

 

「冷たいまま焼くのが心配だから」

と朝から冷蔵庫へ移しておいたり、夕食前に長時間キッチンへ出しておいたりする必要はありません。

せっかく冷凍した餃子ですから、焼く直前まで冷凍庫へ入れておきましょう。

 

冷凍庫から出したらフライパンへ

冷凍餃子を焼くときは、先にフライパンや焼くために必要なものを準備しておくとスムーズです。

すべて準備できてから冷凍庫を開け、必要な餃子を取り出します。

こうすれば、

「餃子を出したけれど、フライパンがまだ準備できていない」

という状態を避けられます。

 

冷凍餃子をフライパンへ並べるときも、できるだけ餃子同士を押しつけないようにします。

焼いている間に皮同士がくっつくと、取り分けるときに破れることがあるためです。

フライパンの大きさに合わせて、無理のない数を並べましょう。

 

蒸し焼きにして中までしっかり火を通す

冷凍した生餃子は、表面に焼き色がついただけでは、中のタネまで十分に加熱できているとは限りません。

そのため、レシピに沿って蒸し焼きにし、中までしっかり火を通します。

冷凍餃子は、生の冷蔵餃子より加熱に時間が必要になる場合があります。

 

「いつもの餃子と同じ時間でいいはず」

と決めつけず、作っている餃子の大きさやフライパン、レシピなどに合わせて確認してください。

特に、

「外側にきれいな焼き色がついたから完成」

と見た目だけで判断しないようにしましょう。

手作り餃子では、使っている肉の種類やタネの量、大きさも家庭によって違います。

中心まで十分に加熱することが大切です。

 

最後に水分を飛ばして焼き目をつける

蒸し焼きにしたあとは、フライパンの中に残った水分を飛ばしながら仕上げます。

水分が多く残った状態で火を止めると、餃子の底が水っぽく感じられることがあります。

レシピに沿って水分を飛ばし、好みの焼き色になるまで仕上げましょう。

 

「もっとパリパリにしたい」

と思って強火にしすぎると、底だけ焦げて中の状態とのバランスが悪くなることがあります。

特に初めて冷凍餃子を焼く場合は、様子を見ながら調理すると安心です。

 

くっついた冷凍餃子を無理に割らない

保存袋から出したとき、

「2個だけくっついている」

ということもあるかもしれません。

そんなとき、カチカチに凍った餃子を力任せに折ったり、包丁で無理に切り離したりするのは避けましょう。

皮が割れると、加熱中にタネが出てしまうことがあります。

 

少しくっついている程度なら、状態を確認しながら扱います。

そもそもこうした失敗を減らすためにも、冷凍するときは一つずつ離して凍らせることが大切です。

「冷凍するときのひと手間」が、焼くときの扱いやすさにつながります。

 

生の餃子と同じ感覚で焼き時間を決めない

普段から餃子をよく作る方ほど、

「いつもこのくらい焼けば大丈夫」

という感覚があるかもしれません。

ですが、冷凍餃子は凍った状態から加熱を始めます。

冷蔵した生餃子とまったく同じ感覚で時間を決めないようにしましょう。

 

餃子の大きさやタネの量によっても必要な加熱は変わります。

レシピに冷凍した場合の焼き方が記載されているなら、その方法を参考にしてください。

また、市販の餃子の皮などを使っている場合には、パッケージに調理方法が書かれていないか確認してみるのもよいでしょう。

 

焼く分だけ取り出すと扱いやすい

冷凍餃子の便利なところは、必要な数だけ焼きやすいことです。

20個冷凍していても、全部を一度に焼く必要はありません。

その日の人数に合わせて、

「今日は12個」

「次回は残り8個」

という使い方ができます。

 

そのためにも、冷凍するときにバラバラの状態で凍らせておくことが重要です。

保存袋の中で全部ひとかたまりになっていると、必要な分だけ取り出すのが難しくなります。

作るときには少し手間がかかっても、

一つずつ離して冷凍→凍ったらまとめる

という流れにしておくと、あとがラクですよ。

 

冷凍餃子は「解凍しない」と覚えておくと簡単

冷凍した手作り餃子を焼くときに迷ったら、

「基本は解凍せず、凍ったまま焼く」

と覚えておくとわかりやすいでしょう。

 

焼く準備を先に整える
↓
必要な数だけ冷凍庫から出す
↓
凍ったままフライパンへ並べる
↓
蒸し焼きにする
↓
中までしっかり加熱する
↓
最後に水分を飛ばして仕上げる

という流れです。

これなら、解凍している間に皮がべちゃべちゃになる心配も減らせます。

 

 

ここまで、餃子をきれいに作り置きする方法を中心にご紹介してきました。

でも、この記事を読んでいる方の中には、

「もう冷蔵庫に入れた餃子がべちゃべちゃなんだけど……」

「トレーから取れなくなってしまった!」

という方もいるでしょう。

次は、すでに餃子がべちゃべちゃになったり、くっついたりしている場合の対処方法について詳しく見ていきます。

 

 

すでに餃子がべちゃべちゃ・くっついたときはどうする?

餃子を作り置きして冷蔵庫から取り出したら、

「皮がべちゃべちゃしている……」

「お皿から取れない!」

「隣の餃子と全部くっついている!」

ということもありますよね。

せっかく時間をかけて一つずつ包んだ餃子ですから、なんとかきれいに焼きたいところです。

 

ただし、皮が柔らかくなっているときに焦って触ると、かえって破れやすくなります。

まずは、

「どの程度べちゃべちゃ・くっついているのか」

を確認しましょう。

ほんの少し底が張りついているだけなのか、皮全体がかなり柔らかくなっているのかによって、扱い方は変わります。

 

まず皮がどの程度柔らかくなっているか確認する

冷蔵庫から取り出したら、いきなり全部の餃子を動かすのではなく、端にある1個から状態を確認してみましょう。

軽く触れて、

・形を保っている
・底だけ少し張りついている
・皮全体が柔らかい
・持ち上げると伸びそう
・すでに破れてタネが見えている

などを確認します。

 

底が少し張りついている程度なら、慎重に扱えば形を保ったまま移せる場合があります。

一方、皮全体がかなり柔らかくなっている場合は、上からつかんで持ち上げると破れることがあります。

「早くフライパンへ移さなきゃ」

と焦らず、まず状態を見ることが大切です。

 

底だけトレーにくっついている場合

餃子の上側はしっかりしているのに、底だけトレーへ張りついていることがあります。

この場合、上からつまんで勢いよく引っ張るのは避けましょう。

底の皮だけトレーへ残り、中のタネが出てしまうことがあります。

 

軽く動かしても取れない場合は、薄いヘラなどを使って底の状態を確認しながら、少しずつはがす方法があります。

ポイントは、

餃子を上へ引っ張るのではなく、底側から慎重に離す

ことです。

特に皮が柔らかくなっている場合は、無理をしないようにしましょう。

1個きれいにはがせたからといって、残りも同じ状態とは限りません。

一つずつ確認しながらフライパンへ移します。

 

餃子同士がくっついている場合

隣り合った餃子の皮同士がくっついている場合も、力任せに左右へ引っ張らないようにします。

柔らかくなった皮は、思っている以上に破れやすいことがあります。

特に、

「2個をそれぞれ両手で持って、一気に引き離す」

という方法は避けたほうがよいでしょう。

 

少しくっついているだけなら、接している部分を確認しながらゆっくり離します。

簡単に離れそうにない場合は、

「絶対に1個ずつにしなければ」

と無理をしないことも大切です。

皮を破ってしまうと、中のタネが出て焼きにくくなる場合があります。

 

皮が破れそうなら力任せにはがさない

餃子がくっついていると、

「もう少し力を入れれば取れそう」

と思ってしまいますよね。

しかし、柔らかくなった皮は、限界まで引っ張ると突然破れることがあります。

一度破れると、元どおりの状態へ戻すのは難しくなります。

抵抗を感じたらいったん止めましょう。

 

「形を守ること」より、

これ以上破れを広げないこと

を優先します。

特に大量の餃子がくっついている場合、最初の1個を無理にはがしたことで、隣、そのまた隣まで破れてしまうことがあります。

端から少しずつ状態を確認してください。

 

小麦粉を大量にかけても元の状態には戻らない

餃子がべちゃべちゃになっているのを見て、

「小麦粉をかければ水分を吸って元に戻るかも」

と思うかもしれません。

しかし、すでに水分を吸って柔らかくなった皮へ大量の小麦粉をかけても、包みたての皮に戻るわけではありません。

むしろ粉が大量につき、焼き上がりに影響することがあります。

 

片栗粉についても同じで、

「とにかく粉を大量にかけて水分をなくそう」

とするのは避けましょう。

打ち粉は、保存前に餃子の底がトレーなどへ張りつきにくくするために使う方法のひとつです。

すでにふやけた皮を元に戻すためのものではない

と覚えておくとよいでしょう。

 

皮が破れてしまった場合はどうする?

餃子を取り出すときに皮が破れ、

「中のタネが少し見えてしまった」

ということもあります。

小さな破れで形を保っている場合は、ほかの餃子とは分けて扱い、焼くときにも崩さないよう注意します。

一方、大きく破れてタネが出てしまった場合は、無理に元の餃子の形へ戻そうとしないほうが扱いやすいこともあります。

 

特に生の肉を使ったタネなら、こぼれた部分も含めて十分に加熱することが大切です。

破れた餃子を扱った手や調理器具についても、通常の生肉を扱うときと同じように衛生面へ注意しましょう。

 

形が崩れたら別の料理にアレンジする方法も

皮がかなり破れて、

「もう普通の焼き餃子として並べるのは難しそう」

という場合には、無理にきれいな餃子へ戻さなくても構いません。

状態によっては、しっかり加熱できる別の料理へアレンジする方法もあります。

たとえば、皮とタネを一緒に加熱してスープ風にしたり、崩した状態で加熱して別の一品にしたりする方法です。

 

ただし、生のひき肉を使っている場合は、どの料理に変える場合でも中心まで十分に火を通してください。

「形が崩れた=捨てるしかない」

とすぐに考えず、状態を確認して調理方法を変えるという選択肢もあります。

 

においや見た目に違和感がある場合は無理に食べない

ここまでご紹介したのは、主に

皮が水分を吸って柔らかくなったり、トレーへくっついたりした場合

の対処方法です。

 

一方で、いつもの作り置き餃子とは明らかに違うにおいがするなど、状態そのものに不安がある場合は別です。

「焼けば大丈夫だろう」

と無理に食べようとせず、判断に迷うものは避けることも大切です。

特に、長時間室温に置いていたなど保存状態に不安がある場合は、見た目だけで判断しないようにしましょう。

 

失敗したら「どこで水分が増えた?」を振り返る

今回べちゃべちゃになってしまっても、

「私は餃子作りが下手なんだ」

と考える必要はありません。

作り置き餃子は、タネの水分や保存時間、並べ方など、いくつもの条件が重なって状態が変わります。

 

次回のために、

・野菜から水分が多く出ていなかったか
・タネを作ってから長く置いていなかったか
・包んでから焼くまで長すぎなかったか
・餃子同士を密着させていなかったか
・トレーへ直接置いていなかったか
・餃子を重ねていなかったか

などを振り返ってみましょう。

原因に心当たりがあれば、次はそこだけ変えてみればOKです。

 

たとえば、

「底がトレーにくっついただけ」

なら、次回はクッキングシートや打ち粉を使ってみる。

「皮全体がかなり柔らかくなった」

なら、包む時間を遅くしたり、長く置く分は冷凍したりする。

というように対策できます。

すべての方法を一度に変える必要はありません。

自分の作り方で起こりやすい失敗に合わせて工夫してみてくださいね。

 

 

そして、餃子をたくさん作る家庭では、

「そもそも100個近く作ると、最初の餃子を長く置いてしまう」

という問題もあります。

次は、餃子を大量に作り置きするときに、べちゃべちゃ・くっつく失敗を減らすコツについて見ていきましょう。

 

 

餃子を大量に作り置きするときのコツ

家族みんなで餃子を食べる日は、

「せっかくだからたくさん作ろう」

と、50個や100個近く包むこともありますよね。

たくさんの餃子が並んでいると楽しい一方で、作る数が増えるほど気をつけたいこともあります。

 

特に注意したいのが、最初に包んだ餃子と最後に包んだ餃子では、保存するまでの時間に差ができやすいことです。

100個すべてを包み終えてから冷蔵庫や冷凍庫へ入れようとすると、最初に作った餃子は長い時間室温へ置かれることになります。

大量に作るときは、

「全部包む→全部保存する」ではなく、「包む→並べる→保存する」を何回か繰り返す

と考えるとスムーズです。

 

作る前にトレーと保存場所を確保する

大量の餃子を作るときは、タネを作る前に保存場所を確認しておきましょう。

用意したいのは、

・餃子を並べるトレーやお皿
・クッキングシートや必要な打ち粉
・冷蔵庫のスペース
・冷凍するなら冷凍庫のスペース

などです。

 

特に、

「大きなトレーなら50個並べられそう!」

と思っても、そのトレーが冷蔵庫に入らなければ使いにくくなります。

実際に冷蔵庫へ入るサイズなのか確認しておくと安心です。

また、トレー1枚に何個くらい並べられるかも、おおまかに見ておきましょう。

「1枚に20個くらいだから、60個作るなら3枚必要」

とわかっていれば、途中で置き場所がなくなって慌てずに済みます。

 

すぐ焼く分と保存する分を先に分ける

大量に餃子を作る場合は、

全部を同じ方法で保存する必要はありません。

たとえば60個作るとして、

今夜40個焼く
残り20個は別の日に食べる

と決まっているなら、最初から分けて考えます。

 

今夜食べる分は、焼く時間に合わせて冷蔵。

後日食べる分は、包んだものから冷凍。

というようにすれば、

「食べきれなかった20個をどうしよう」

とあとから迷いにくくなります。

作り始める前に家族の人数や食べる量を考えて、おおよその振り分けを決めておくとよいでしょう。

 

包んだものから順番に保存する

大量に作るときに意識したいのが、

全部完成するのを待たないこと

です。

 

たとえば、トレー1枚に20個並べられるなら、

20個包む
↓
トレーがいっぱいになる
↓
覆って冷蔵庫へ入れる
↓
次の20個を包む

という流れにします。

冷凍する分なら、トレーがいっぱいになったところで冷凍庫へ入れます。

こうすれば、最初に包んだ餃子が最後の1個の完成を待つ必要がありません。

一人でたくさん包む場合は特に時間がかかるので、小分けに保存する方法が便利です。

 

餃子を何段にも積み重ねない

数が多くなると、

「トレーを増やすより、上に重ねたほうが早い」

と思ってしまいますよね。

ですが、まだ冷蔵・冷凍していない餃子を直接何段にも積み重ねるのは避けましょう。

皮が柔らかくなると、上下の餃子が張りつきやすくなります。

下の餃子には重さもかかるため、形が崩れることがあります。

 

できるだけ一段に並べ、

「場所が足りないならトレーを増やす」

という考え方がおすすめです。

冷凍する餃子なら、一度しっかり凍らせたあとに保存袋へまとめられます。

最初だけ少し場所が必要ですが、ずっとトレーを何枚も冷凍庫に置いておく必要はありません。

 

途中でタネの水分を確認する

大量の餃子を作るときは、タネにも変化がないか確認しましょう。

50個、100個と包んでいると、それなりに時間がかかります。

最初はちょうどよかったタネでも、途中で野菜などから水分が出てくる場合があります。

 

20~30個ほど包んだところで、

「ボウルの底に水分がたまっていないかな?」

「最初よりタネがゆるくなっていないかな?」

と確認してみましょう。

特に最後のほうの餃子だけ皮が柔らかくなる場合は、タネの状態が途中で変わっていた可能性があります。

大量に作るときほど、

最初から最後まで同じ状態とは限らない

と覚えておくとよいでしょう。

 

家族で作るなら役割を決めるとスムーズ

家族みんなで餃子を作る場合は、役割を簡単に決めておくと作業が進みやすくなります。

たとえば、

一人が皮へタネをのせる
一人が包む
一人がトレーへ並べる

というように分担する方法があります。

もちろん、全員で好きなように包んでも構いません。

 

ただし、完成した餃子を置く場所だけは決めておきましょう。

「包んだ人が空いている場所へ適当に置く」

という状態になると、餃子同士がくっついたり、重なったりしやすくなります。

完成したら決めたトレーへ並べ、いっぱいになったら保存する。

この流れを共有しておくとスムーズです。

 

 

大量に作るほど「小分け」が便利

餃子をたくさん作ると、

「100個を一気に完成させた!」

という達成感がありますよね。

ですが、作り置きという点では、必ずしも一度に完成させる必要はありません。

20個ずつ、

包む→並べる→保存する

を繰り返すほうが、最初の餃子を長時間置きっぱなしにしにくくなります。

 

また、

今日食べる分
後日食べる分

を分けておけば、冷蔵と冷凍も使い分けられます。

数が多いほど、

「一気に終わらせる」

より、

「小分けにして確実に保存する」

ことを意識してみてくださいね。

次は、ここまでの内容を振り返りながら、作り置き餃子でやってしまいがちなNG行動をまとめて確認していきましょう。

 

 

作り置き餃子で避けたいNG行動

餃子を作り置きするときは、特別な道具や難しいテクニックが必要なわけではありません。

ただ、

「これくらいなら大丈夫かな」

と何気なくやっていることが、皮のべちゃべちゃや張りつきにつながる場合があります。

ここでは、作り置き餃子で避けたい行動をまとめて確認しておきましょう。

 

NG1.水っぽいタネをそのまま包む

まず避けたいのが、明らかに水っぽくなったタネを、そのまま次々と皮へ包むことです。

餃子のタネには野菜や調味料などが入っているため、時間がたつと水分が目立ってくることがあります。

特に大量に作っていると、

「最初はちょうどよかったのに、最後のほうは水っぽい」

ということもあります。

 

そんなとき、

「あと10個だから、そのまま全部使ってしまおう」

と急がないようにしましょう。

まずは材料や分量、レシピの手順を確認し、なぜ水っぽくなっているのかを考えます。

また、水分を吸わせるために自己判断で小麦粉や片栗粉を大量にタネへ混ぜるのも避けましょう。

タネの味や食感まで変わってしまう場合があります。

 

NG2.皮を水で濡らしすぎる

餃子の皮をしっかり閉じようとして、ふちへたっぷり水をつけていませんか?

水を使って閉じる場合でも、必要以上に濡らす必要はありません。

水が多すぎると皮が柔らかくなり、扱いにくくなることがあります。

また、水を入れた小皿を作業台で倒してしまい、その濡れた場所へ皮や包んだ餃子を置くことにも注意しましょう。

 

水を使うのは必要な部分だけ。

「しっかり閉じたいから水をたくさん」ではなく、「閉じるために必要な量だけ」

と考えるとわかりやすいでしょう。

 

NG3.包んだ餃子をぎゅうぎゅうに並べる

たくさん作った餃子を小さなトレーへ並べていると、

「あと3個だから、この隙間に入れよう」

と思ってしまいますよね。

しかし、餃子同士がぴったり触れた状態で冷蔵すると、皮が柔らかくなったときに張りつくことがあります。

冷蔵庫から出したときには、

「どこからどこまでが1個なの?」

というほどくっついてしまう場合もあります。

 

あとで1個ずつ取り出しやすいよう、少し間隔をあけて並べましょう。

トレーに入りきらなければ、別のお皿やトレーを追加するほうが安心です。

 

NG4.生の餃子を直接何段にも重ねる

トレーの面積が足りないと、上へ重ねたくなります。

ですが、包んだばかりの生餃子を直接積み重ねるのは避けたほうがよいでしょう。

皮同士が触れた状態で時間がたつと、上下の餃子が張りつくことがあります。

さらに、下にある餃子へ上の餃子の重みがかかるため、形が崩れる原因にもなります。

 

冷蔵するときも、冷凍し始めるときも、基本は一段に並べると扱いやすくなります。

冷凍する場合は、一つずつしっかり凍ったあとで保存袋へまとめればスペースを減らせます。

 

NG5.包んだ餃子を長時間室温に置いておく

大量に餃子を作るときに注意したいのが、

最初に包んだ餃子をそのまま置きっぱなしにすること

です。

100個作る場合、最後の1個を包むまでには時間がかかります。

「全部完成したら一度に冷蔵庫へ入れよう」

と考えると、最初に作った餃子だけ長時間室温に置かれることになります。

トレー1枚分が完成したら冷蔵・冷凍するなど、小分けに作業しましょう。

特に気温の高い時期には注意が必要です。

 

NG6.打ち粉を大量に使えば大丈夫と思う

餃子がくっつくのを防ぎたいからと、

「小麦粉をたっぷり敷いておけば安心!」

と考えるのも避けたいところです。

打ち粉は便利ですが、量を増やせば増やすほど保存しやすくなるわけではありません。

タネから多くの水分が出ていれば、粉だけで皮のべちゃべちゃを完全に防ぐことは難しいでしょう。

また、大量の粉がついたまま焼けば、仕上がりにも影響する場合があります。

 

打ち粉は必要な量にして、

・タネの水分
・保存時間
・餃子同士の間隔
・トレーへの張りつき

なども一緒に考えましょう。

 

NG7.長く置きたいのに冷蔵だけで済ませる

「冷蔵庫に入れておけば、とりあえず大丈夫」

と考えて、焼くまでかなり時間がある餃子もすべて冷蔵してしまうことがあります。

しかし、冷蔵していてもタネと皮は接したままです。

時間がたつにつれて皮が水分を含み、柔らかくなる場合があります。

 

焼くまで長く時間があく場合は、冷凍する方法も検討しましょう。

前日から準備するなら、

「タネだけ前日に準備して当日包む」

という方法もあります。

保存方法を決めるときは、まずいつ焼く予定なのかを考えることが大切です。

 

NG8.冷凍する餃子を最初から保存袋へ詰め込む

冷凍するとき、

「最終的に保存袋へ入れるなら、最初から袋へ入れて凍らせればラク」

と思うかもしれません。

しかし、まだ柔らかい餃子をまとめて袋へ入れると、皮同士が触れたまま凍ってしまうことがあります。

食べるときに袋を開けたら、

「全部がひとかたまりになっている」

という状態では困りますよね。

 

まずはトレーなどへ一つずつ離して並べて凍らせます。

しっかり凍ったあとで保存袋へまとめると、必要な数だけ取り出しやすくなります。

 

NG9.冷凍餃子を焼く前に長時間解凍する

冷凍した餃子は、

「中まで火が通りやすいように、先に解凍しておこう」

と思うかもしれません。

しかし、解凍することで水分が出て、皮が柔らかくなることがあります。

基本的には凍った状態から調理し、中まで十分に加熱します。

焼く直前まで冷凍庫へ入れておき、フライパンなどの準備ができてから必要な数だけ取り出すとスムーズです。

 

NG10.くっついた餃子を力任せにはがす

冷蔵庫から出した餃子がトレーへ張りついていると、

「早く焼きたい!」

と上から強く引っ張ってしまいがちです。

ですが、皮が柔らかくなっていると、底だけ残して破れてしまうことがあります。

餃子同士がくっついている場合も同じです。

強く左右へ引っ張るのではなく、接している部分を確認しながら慎重に扱いましょう。

底が張りついているなら、薄いヘラなどで底側から少しずつ離す方法もあります。

 

抵抗を感じたら、いったん止める

くらいの気持ちで扱うと、破れを広げにくくなります。

 

NG11.破れた餃子をそのままほかの餃子と混ぜる

皮が破れてタネが出てしまった餃子を、きれいな餃子と一緒に置いておくと、タネが隣の餃子やトレーへつくことがあります。

破れた餃子を見つけたら、状態を確認して別に扱いましょう。

また、生のひき肉を使っている場合には、手や調理器具などの扱いにも注意します。

調理するときには、中まで十分に加熱してください。

 

NG12.「見た目が普通だから」と保存状態を気にしない

餃子の皮がべちゃべちゃになるかどうかだけでなく、保存そのものにも注意が必要です。

特に、

「いつ包んだのかわからない」

「かなり長い時間室温に置いてしまった」

など、保存状態に不安がある場合は慎重に判断しましょう。

見た目だけでは判断しにくいこともあります。

 

違和感があるものを、

「しっかり焼けば大丈夫だろう」

と無理に食べることは避けてください。

 

作り置き餃子のNGを簡単にまとめると?

ここまでたくさん紹介しましたが、すべて覚えるのは大変ですよね。

迷ったときは、次の4つだけでも意識してみてください。

 

「水っぽいタネをそのまま包まない」

「餃子同士をくっつけたり重ねたりしない」

「包んだら長時間室温へ置かない」

「長く保存したいなら冷凍も検討する」

 

この4つを意識するだけでも、作り置き餃子の失敗を減らしやすくなります。

そして実際に作り置きをすると、

「ラップは必要?」

「焼いてから保存するのは?」

「市販の皮でも同じ?」

など、細かな疑問も出てきますよね。

次は、そんな疑問をまとめた作り置き餃子のよくある質問Q&Aを見ていきましょう。

 

 

作り置き餃子のよくある質問Q&A

ここまで、餃子を作り置きするときの冷蔵・冷凍方法や、べちゃべちゃ・くっつきを防ぐポイントについて詳しくご紹介してきました。

ただ、実際に餃子を作っていると、

「これはどうすればいい?」

という細かな疑問も出てきますよね。

そこで最後に、作り置き餃子について迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめました。

 

Q1.餃子を冷蔵するときはラップをしたほうがいい?

包んだ餃子を冷蔵するときは、皮が乾燥しないようにラップをかけたり、ふた付きの容器を利用したりします。

ただし、ラップで餃子を強く押さえつけないようにしましょう。

餃子の上へラップをぴったり押しつけると、外すときに皮へ張りついたり、形が崩れたりする場合があります。

 

また、

「ラップをしたから長時間冷蔵しても皮の状態は変わらない」

というわけではありません。

ラップをしていてもタネと皮は接しています。

乾燥対策と、タネから皮へ移る水分の対策は分けて考えましょう。

 

Q2.餃子はお皿へ直接置いてもいい?

短時間であっても、餃子の底がお皿へ張りつくのが心配なら、クッキングシートや必要に応じた打ち粉を使う方法があります。

特に作り置きする場合は、包んだ直後には問題がなくても、時間がたつと底の皮が柔らかくなることがあります。

焼くときに、

「上は持ち上がったのに、底だけお皿に残った」

となると困りますよね。

 

また、お皿を使うなら、なるべく平らで広いものを選び、餃子同士を少し離して並べると扱いやすくなります。

 

Q3.餃子の下には小麦粉と片栗粉のどちらを敷く?

小麦粉や片栗粉を打ち粉として使う方法があります。

作っているレシピに指定がある場合は、その方法に合わせるのがわかりやすいでしょう。

どちらを使う場合でも、大量に敷けばよいわけではありません。

打ち粉は餃子の底が張りつきにくくするための工夫のひとつです。

タネの水分が多い場合は、打ち粉だけで皮が柔らかくなるのを完全に防ぐことはできません。

 

「何の粉を使うか」だけでなく「タネが水っぽくないか」も確認する

ことがポイントです。

 

Q4.クッキングシートがあれば打ち粉はいらない?

クッキングシートを使えば、餃子の底がトレーへ直接触れにくくなります。

そのため、必ず打ち粉とセットにしなければならないわけではありません。

餃子の状態や作っているレシピに合わせて選びましょう。

 

ただし、クッキングシートを敷いても、餃子同士をぴったりくっつければ横同士で張りつくことがあります。

シートを敷くことと、餃子同士を離すことは別の対策

と考えてください。

 

Q5.餃子を2段にして冷蔵してもいい?

できれば、包んだ生餃子を直接重ねるのは避け、一段に並べるほうが扱いやすいでしょう。

上下の皮が触れていると、保存中にくっつくことがあります。

また、下の餃子には上から重さがかかります。

大量に作ってトレーへ入りきらない場合は、別のトレーやお皿を用意する方法があります。

冷凍する場合も、最初は一つずつ離して一段に並べ、しっかり凍ってから保存袋などへまとめると便利です。

 

Q6.包んだ餃子とタネだけならどちらを作り置きするのがいい?

これは、いつ焼くのかによって考えましょう。

比較的すぐに焼くなら、包んで冷蔵しておくと食事の準備がラクになります。

一方、翌日まで時間があき、当日に包む余裕があるなら、タネと皮を別にしておく方法もあります。

さらに先に食べる予定なら、包んで冷凍する方法も検討できます。

 

「どれが絶対に正解?」

ではなく、

「当日はどこまで作業できる?」

「焼くまでどのくらい時間がある?」

という2点から選ぶとわかりやすいですよ。

 

Q7.前日の夜に包んで翌日の夜に焼くなら?

前日の夜から翌日の夜までとなると、皮とタネが長く接した状態になります。

時間がたつにつれてタネの水分が皮へ移り、皮が柔らかくなることがあります。

そのため、

・前日はタネまで作って当日に包む
・前日に包んだものを冷凍する

なども選択肢に入れてみましょう。

「翌日に食べるから必ず冷蔵」と決めるのではなく、皮の状態や当日の予定を考えて保存方法を選ぶことが大切です。

 

Q8.冷凍した餃子は焼く前に解凍する?

冷凍した手作り餃子は、基本的には解凍せず、凍った状態から調理する方法が扱いやすいでしょう。

先に解凍すると水分が出て、皮が柔らかくなったり張りついたりすることがあります。

フライパンなどの準備を先に済ませ、必要な個数だけ冷凍庫から取り出して調理します。

生のタネを包んで冷凍した餃子は、中心まで十分に火を通してください。

 

Q9.冷凍餃子がくっついてしまったら?

冷凍した餃子が数個くっついていた場合、無理に力を入れて割らないようにしましょう。

カチカチの餃子を強く折ろうとすると、皮が割れることがあります。

こうした失敗を防ぐためにも、冷凍するときは最初から保存袋へ詰め込まず、一つずつ離して凍らせることが大切です。

しっかり凍ってから保存袋へまとめれば、必要な分だけ取り出しやすくなります。

 

Q10.冷蔵した餃子の底がくっついたらどうする?

底がトレーへ張りついている場合、上から力任せに引っ張らないようにしましょう。

皮が柔らかくなっていると、底だけトレーに残って破れることがあります。

軽く持ち上げて抵抗を感じたらいったん止め、薄いヘラなどを使える場合は底側から慎重に離します。

一つ取れたからといって、残りも同じ状態とは限りません。

1個ずつ様子を見ながら扱ってください。

 

Q11.皮が少しべちゃべちゃでも焼ける?

皮が少し柔らかくなっただけで形を保っている場合は、破らないよう慎重に扱って調理できることがあります。

ただし、保存状態そのものに不安がある場合は別です。

長時間室温に置いていた、いつ作ったかわからない、普段とは違うにおいなどの違和感があるといった場合には、無理に食べないようにしましょう。

また、生のひき肉を使った餃子は、皮の状態にかかわらず中心まで十分に加熱することが大切です。

 

Q12.べちゃべちゃになった皮へ小麦粉をかければ戻る?

すでに水分を吸って柔らかくなった皮へ小麦粉や片栗粉を大量に振っても、包みたての状態へ戻るわけではありません。

粉を増やしすぎると、焼いたときの仕上がりにも影響する場合があります。

べちゃべちゃになったときは、粉で無理に元へ戻そうとするより、

破らないよう慎重に扱って調理できる状態か確認する

ことを優先しましょう。

次回からはタネの水分や保存時間、並べ方を見直すことで防ぎやすくなります。

 

Q13.焼いてから作り置きする方法もある?

餃子は、生の状態で作り置きする方法だけではありません。

先に焼いておき、あとで温め直して食べる方法もあります。

「夕食前にフライパンで焼く時間すら取れない」

という場合には、選択肢になるでしょう。

 

ただし、焼きたてと温め直した餃子では、皮の食感などが変わることがあります。

「パリッとした焼きたてを食べたい」

のであれば、生の状態で準備して食べる直前に焼く方法が向いています。

反対に、

「当日はとにかく調理時間を短くしたい」

のであれば、焼くところまで済ませておく方法も考えられます。

 

Q14.市販の餃子の皮でも作り置きできる?

市販の餃子の皮を使う場合も、基本的にはタネの水分や並べ方、保存方法に注意します。

ただし、餃子の皮は商品によって厚さや大きさ、原材料などが異なります。

パッケージに保存方法や調理方法などが記載されている場合は、その表示を確認しましょう。

 

特に、

「いつも使っている皮では問題なかったのに、今回は柔らかくなりやすい」

と感じる場合には、皮の種類が変わっていないか確認してみるのもよいでしょう。

 

Q15.餃子を作り置きするときに一番大切なのは?

いろいろなポイントをご紹介してきたため、

「結局、何を一番気をつければいいの?」

と思いますよね。

 

ひとつだけではありませんが、迷ったら、

「包んでから焼くまでの時間を考える」

ことから始めてみましょう。

 

比較的すぐに焼くなら冷蔵。

長く時間があくなら冷凍を検討。

前日に準備したいけれど当日包めるなら、タネと皮を分けておく。

 

保存方法が決まったら、

・タネを水っぽくしすぎない
・餃子同士を離す
・直接重ねない
・底の張りつきに注意する

といったポイントを確認します。

 

「小麦粉を使えば絶対大丈夫」

「冷蔵庫へ入れれば絶対大丈夫」

というひとつの方法に頼るのではなく、焼くタイミングに合わせて保存方法を選ぶことが、作り置き餃子を扱いやすくするコツです。

 

 

まとめ|餃子の作り置きは水分と保存方法がポイント

手作り餃子は、一つずつ包むのに意外と時間がかかります。

夕食前になってから、

「野菜を切って、タネを作って、50個も包んで、それから焼くのは大変……」

と感じることもありますよね。

 

そんなときは、時間に余裕があるうちに準備しておくと、食事の支度を進めやすくなります。

ただし、餃子を包んだ状態で作り置きするときに気をつけたいのが、タネに含まれる水分です。

 

包んだ直後はきれいな餃子でも、時間がたつとタネから出た水分が皮へ移り、

「皮がべちゃべちゃしている」

「底がお皿にくっついて取れない」

「餃子同士がくっついてしまった」

といったことが起こる場合があります。

 

特に、キャベツや白菜などの野菜を使ったタネは、作っている途中にも状態を確認してみましょう。

最初はちょうどよくても、時間がたつにつれて水分が目立ってくることがあります。

 

だからといって、

「水分を吸わせればいいから、小麦粉をたくさん入れよう」

と自己流で大量の粉をタネへ加えるのはおすすめできません。

まずは使っているレシピの材料や分量、野菜の下ごしらえなどを確認することが大切です。

 

 

また、包んだ餃子の並べ方にも気をつけましょう。

基本的には、

・平らなトレーやお皿などを用意する
・必要に応じてクッキングシートや打ち粉を使う
・餃子同士を少し離す
・直接重ねない
・乾燥しないように覆う
・包んだまま長時間室温へ置かない

といったポイントを意識します。

 

特に大量に作る場合は、

「全部包んでから保存する」必要はありません。

トレー1枚分を包んだら冷蔵庫や冷凍庫へ入れ、次の分を包む方法もあります。

これなら、最初に作った餃子だけが長時間キッチンへ置かれるのを避けやすくなります。

 

 

そして、冷蔵と冷凍のどちらにするか迷ったときは、

「いつ焼く予定なのか」

を基準に考えてみましょう。

 

比較的すぐに焼くなら、適切に並べて冷蔵する方法があります。

焼くまで長く時間があく場合には、包んだ状態で冷凍することも検討してみてください。

前日に準備したいけれど、当日に包む時間が取れるのであれば、タネだけ準備して皮とは別々にしておく方法もあります。

 

冷凍する場合は、包んだ餃子を最初から保存袋へぎゅうぎゅうに詰め込むのではなく、トレーへ一つずつ離して並べて凍らせます。

しっかり凍ってから保存袋などへまとめれば、あとから必要な分だけ取り出しやすくなります。

焼くときは基本的に解凍せず、凍った状態から調理し、生のタネを包んだものは中心まで十分に加熱しましょう。

 

 

もし、すでに冷蔵している餃子がトレーへくっついていたら、力任せにはがさないことも大切です。

皮が柔らかくなっている場合、上から強く引っ張ると底だけ破れてしまうことがあります。

抵抗を感じたらいったん止め、底側から慎重に離しましょう。

 

すでに皮がべちゃべちゃになっている場合も、小麦粉や片栗粉を大量に振れば包みたての状態へ戻るわけではありません。

まず状態を確認し、形を保っているなら破らないよう慎重に扱います。

保存状態そのものに不安があったり、普段とは違うにおいなどの違和感があったりする場合には、無理に食べないようにしてください。

 

 

餃子の作り置きで迷ったときは、難しく考えすぎず、

「いつ焼く?」

「タネは水っぽくない?」

「餃子同士がくっついていない?」

「底が張りつきそうになっていない?」

の4つを確認してみましょう。

 

餃子は、

「作り置きするなら必ずこの方法」

と決まっているわけではありません。

 

夕方に包んで夜に焼きたい日もあれば、前日に下ごしらえだけ済ませたい日もあります。

時間のある休日にたくさん包んで、後日のために冷凍しておきたい日もあるでしょう。

 

その日の予定に合わせて、冷蔵・冷凍・タネだけ準備する方法を使い分けるのがポイントです。

作り置きを上手に取り入れて、夕食前に慌てず、焼きたての餃子を楽しんでくださいね。

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