手作りのプリン、美味しいですよね。
自分好みに固さや甘さが調節できて、上手に作れるとすごく嬉しい!
だけど、一番最後に、カラメルソースが失敗しているとガッカリしてしまします・・・。
ここでは、カラメルソースが固まる原因と対処法、カラメルを下にする理由について紹介します。
プリンのカラメルが固まる…
カラメルソースの材料はレシピによって多少違いますけれど、一般的には砂糖と水を半々ずつ混ぜて、火にかけながら煮詰めて作っていきます。
シンプルですけれど、結構難しい工程ですよね。
砂糖に水を混ぜた状態ですから、最初は透明でやや白く濁った色ですが、火をつけて温まってくると、ブクブクと泡立ってきて、とろみのある茶色に変わっていきます。
でも、この状態で冷やすと、べっ甲飴のようにカチカチに固まってしまうのです。
レシピ通りにやっているのに上手くいかない・・・。
次では、失敗しない方法を説明します。
プリンのカラメルが固まらないようにする方法
砂糖と水を温めていく時に、分量外のお湯を用意しましょう。
そして、茶色に変わったら、少しこのお湯を足して、柔らかくしていきます。
実際には茶色になる少し手前、黄ばみだしたぐらいで、火を止めた方がちょうどいいかもしれません。
色をよく見極めるためには、黒いフライパンより銀色の鍋の方が分かりやすいかもしれません。
お湯を足す時は飛びはねることがありますので、気を付けてくださいね。
お湯ではなく、水を足しても固さの調節はできますが、飛び跳ねやすいです。
お湯を足して柔らかくなり過ぎたら、また加熱して、水分を飛ばし、硬さを調節します。
くれぐれも、焦がさないように注意してください。
焦がしてしまうと、苦みが出てしまい、お湯を足しても元には戻せません。
この場合は、最初からやり直しましょう。
ちょうどいい硬さにできたと思ったら、火を止めて、冷まします。
鍋やフライパンではなく、電子レンジで加熱する方法もあります。
プリン2個用のカラメルソースを作るなら、深めの耐熱容器に水と砂糖を大さじ2ずつ混ぜ、600Wの電子レンジで2分加熱し、色が付いていなければ10秒ずつ加熱を延長します。
容器が熱くなっているので、鍋つかみで取り出したら、容器ごとゆすり、分量外のお湯を足して、スプーンでよく混ぜ、硬さを調節します。
出来上がったカラメルソースは冷ましてから、プリンの型に流し込みます。
ここで、再度、カラメルソースの硬さを確認してみましょう。
指で強く押すと形が残ってしまう場合は硬すぎていますから、もう一度、鍋に戻して、お湯を足して、柔らかくしましょう。
指の形が全然残らない場合は柔らかすぎです。
このまま、カラメルソースの後に、プリン液を流し込むと混ざり合ってしまうことがあります。
鍋に戻して、もう少し加熱して、水分を飛ばしましょう。
このように、プリンを冷やし固める前に、カラメルソースの出来栄えを確認できると、修正が出来ていいですね。
また、手作りのカラメルソースは日持ちしますから、大量にまとめて作っておくのもおすすめです。
カラメルソースはプリンだけでなく、ホットケーキなどにかけても美味しいですよ。
プリンのカラメルを下にする理由
プリンのルーツは16世紀ごろ、イギリスの船乗りの間で食べられていたプティングが始まりです。
当時はカラメルソースがなく、プリンの部分だけでした。
しかし、プリンだけですと、型から外すのが大変!
ナイフを使って、型を取り外していたようですが、上手にできなくて、形が崩れてしまうことが多かったようです。
そこで、考案されたのが、型の底にカラメルソースを入れること!
当時の西洋では、デザートにカラメルソースを使うことが多く、カラメルを入れることで、型から取り外しやすくなることが考え出されました。
今では、型に穴があくタイプなど、それ以外にも型から外れやすくなる工夫がされていますけれど、カラメルソースを入れるのは当時の工夫によるものだったのですね。
まとめ
プリンのカラメルソース作りは火を止めるタイミングが大事!
煮詰め過ぎた時は分量外のお湯で硬さを調節しましょう。
冷まして、型に入れた時に固さを再確認しておくと、修正可能です。
もともと、カラメルソースは、プリンを型から外しやすくするために、型の底に入れられるようになりました。
きれいな形のまま、取り外す工夫だったのですね。