手作りのプリン、美味しいですよね。
家にある材料で作れてしまうし、作り方も簡単ですけど、少し心配なのが、ちゃんと固まるかどうかです・・・。
レシピ通りに作ってはいるけれど、冷やす時間は書かれていないのよね。
ここでは、プリンが固まる時間について、冷蔵庫で冷やして固めてもいいのか、固まらない場合の対処法について説明します。
プリンを固めるのに冷やす時間はどれくらい?
目安としてですが、プリンを固めるのにかかる冷やす時間は一時間くらいでしょ
うかね。
プリンの作り方をざっくり説明しますと、卵や牛乳などの材料を混ぜて、型に流してから、蒸し器や鍋、オーブン、レンジなどで加熱していきます。
加熱直後のプリンはアツアツで容器を手で触れないほど。
このまま、冷蔵庫に入れたら、庫内の温度が上がってしまい、保存してある食材に悪影響を及ぼしてしまいます。
だから、粗熱を取ってから、冷蔵庫に入れて冷やします。
粗熱の取り方は、水を張ったバットにプリンを容器ごと、置いていきます。
熱いので、鍋つかみなどを使って、容器を移動させるといいですね。
そして、水が温まったら、交換するのを繰り返し、容器のプリンを冷ましていきます。
プリンが十分に冷めたら、冷蔵庫に入れます。
プリンのレシピにもよりますが、牛乳と卵を使っている場合は加熱した時点で固まっていますので、冷やすのはあくまでも美味しさを引き出すためです。
また、ゼラチンを使っている場合は、冷やさないと固まってきません。
プリンの大きさや容器の材質にもよりますが、大体、1時間ぐらいでしっかり冷えます。
プリンを冷やすのは冷凍庫でもいい?
先ほど、説明した方法が一番オーソドックスですけれど、1時間も待てない、もっと早く冷ましたい時は、粗熱を取る時に使ったバットに入れるのを氷水にしましょう。
すると、プリンが冷えるのがだいぶ早くなります。
でも、この方法、プリンの周りは冷えますが、中心部分は冷えにくいのが欠点です。
そこで、荒業なのですが、冷凍庫で冷やしてしまう方法もあります。
冷蔵庫に入れる時と同じように、粗熱を取ってからでないと、冷凍庫に入れられませんが、冷蔵庫よりかは早く冷えます。
しかし、ここで注意してほしいのは絶対に冷凍させてはいけません。
小まめに様子を確認して、冷たくなったら、冷蔵庫に移しましょう。
うっかり忘れて、冷凍させてしまうと、解凍しても、元のプリンに戻りません。
おすすめの方法とは言えませんが、早く冷やしたい時に使える手段です。
プリンを冷やしても固まらない場合の対処法!
まず、材料の分量がレシピ通りか確認してみましょう。
気を付けないといけないのが卵。
個数は間違えにくいですが、よく見ると卵のサイズがレシピに書いてありませんか?
これを見落としてしまうと大変です!
Lサイズの卵とSサイズの卵では、かき混ぜた後の卵液の量がかなり違ってきます。
この卵液が少ないと、加熱しても固まり切れないことがあります。
それから、牛乳の分量も間違えると、固まらないことがあります。
分量はしっかり計っていても、牛乳を冷たいまま、調理に使ってしまうと、加熱時間が足りずに固まってくれないことがあります。
また、加熱が弱すぎると、卵が固まる温度に達することができず、プリンが固まらないということがあります。
でも、加熱が強すぎると、プリンがザラザラ、いわゆる、巣が立った状態になってしまうこともあります。
その点、鍋にお湯を張って、型に入れたプリンを入れて温める、湯せん方式は、加熱での失敗が避けやすいと言われています。
固まらないか心配な時は、ゼラチンを使ったレシピでプリンを作った方が失敗しにくいです。
ゼラチンは80℃以上で溶けて、冷ますことで固まっていきますので、加熱の度合いなどをあまり気にしなくても、しっかり溶かして、冷やせば、きちんと固まります。
冷やしていても固まらないプリンに対してのリカバリーとして、ゼラチンで固め直すことも可能です。
ゼラチンを使用する時は、使用量に十分に注意しましょう。
ゼラチンは冷やせば固まりますが、量が少ないと固まりません。
適量をきちんと計算して、使ってくださいね。
まとめ
手作りのプリンは冷蔵庫で1時間ぐらい冷やせば、固まりますが、分量を間違えてしまうと固まりません。
気を付ける点は、卵の個数ではなく、サイズや分量、それから、牛乳は常温に戻してから調理に使うこと。
それでも、固まらない時はゼラチンを溶かして、冷やせば、固められます。
ゼラチンの使用量も少ないと固まらないので、よく計算して、使いましょう。