買ってきたアスパラガス。
なかなか全部は使い切れませんよね。
でも、冷蔵庫に入れっぱなしにしていると、先の方が腐ってしまいがち・・。
ここでは、アスパラガスは冷凍するのマズくなるのか、上手な冷凍保存方法と解凍方法について説明します。
アスパラを冷凍するとまずい?
アスパラの冷蔵保存が心配なら、すぐに冷凍庫に入れるべき?
でも、冷凍したアスパラって美味しくない感じがしますよね。
アスパラの水分が凍ってしまい、解凍するとグチョグチョになってしまうことも。
家庭の冷凍庫では急速冷凍できないので、このような状態になりがちです。
しかし、生で食べるのではなく、解凍しないまま調理に使えば、そんなに味に遜色なく食べられそうです。
では、茹でてから冷凍すれば大丈夫なのでしょうか?
それでは、次は、アスパラを美味しく冷凍する方法について説明します。
アスパラの冷凍方法!
まず、冷凍する前に、アスパラをよく確認しましょう。
鮮度が落ちているアスパラは手順通りに冷凍しても美味しさを保てません。
アスパラの穂先が閉じていて、鮮やかな黄緑色のものが新鮮な証になります。
シワっぽく、茶色に変色が始まっているものはやめましょう。
それから、アスパラの冷凍方法は3種類あります。
① 茹でてから冷凍保存
② 生のまま冷凍保存
③ レンジ加熱してから冷凍保存
どの冷凍方法でも、保存期間は約1カ月。
冷凍保存とはいえ、徐々に品質が劣化していきますので、早めに使い切りましょう。
次に、それぞれの冷凍方法を説明します。
① アスパラを茹でてから冷凍保存
アスパラの下の硬い部分1~2センチを切り落とし、筋をピーラーで取り除いたら、1本のまま沸騰したお湯に30秒ぐらい入れ、固ゆでします。
ほんの少し、塩を入れて茹でると殺菌と色止め効果が期待できます。
切り口を最小限にし、短時間で茹でることで、ビタミンCやルチンなどの水溶性ビタミンの流出を抑えます。
茹でたら、粗熱をお取り、水気を拭き取ってから、密封できる袋に入れて冷凍保管します。
この際、穂先と茎の部分など、料理に合わせてカットし、1回分ずつに小分けしておくと、解凍して調理する時にかなりの時短になります。
アスパラにベーコンを巻いた状態で冷凍しておくのも便利です。
② アスパラを生のまま冷凍保存
生で冷凍保存する場合は、急速冷凍できるように1~2センチの斜めざく切りにしましょう。
斜めに切ることで、中まで早く凍りやすくなります。
切ったアスパラが重ならないように並べ、金属製のトレーに載せて冷凍庫に入れると、冷気が伝わりやすくなります。
最近の冷凍冷蔵庫には急速冷凍機能が備わっていることもありますので、上手に使ってくださいね。
③アスパラを レンジ加熱してから冷凍保存
レンジで加熱する場合は料理に合わせてカットしてから、耐熱皿に並べてラップをかけて、レンジ加熱します。
加熱時間の目安は500ワットのレンジで約2分。
加熱した後は粗熱をとり、水気を拭き取ってから、密封できる袋に入れて冷凍保存します。
ちなみに、ホワイトアスパラガスも冷凍保存できます。
一般的なグリーンアスパラよりも皮が厚手なので、しっかり剥いて、色が変わる程度に固ゆでしてから冷凍するのがおススメです。
また、長さ10センチぐらいのミニアスパラも同様の冷凍保存が可能です。
茎が細いので、皮むきしないで問題ありません。
アスパラを冷凍した後の解凍方法は?
加熱調理済の冷凍アスパラの場合は、再度、茹でたり、レンジ加熱したりして、半解凍の状態にします。
完全に解凍してしまうと、過剰に水分が出てしまい、味も食感も悪くなってしまいます。
生のまま冷凍したアスパラは、解凍しないでそのまま、軽く茹でてから使います。
長く茹で過ぎてしまうと、味や食感を損ねてしまうので気を付けましょう。
冷凍したアスパラは半解凍の状態から、炒め物、肉巻きなどの加熱料理に使えます。
半解凍のアスパラを素焼きにしても美味しいですよ。
まとめ
冷凍したアスパラは不味いイメージがありますが、下処理のコツをつかめば冷凍しても美味しさを保つことができます。
冷凍したアスパラは半解凍の状態で料理可能!
炒め物や肉巻きだけでなく、彩りにいろいろな料理にさっと使えて便利です。