お家でつくるおでんには、「こんにゃく」と「しらたき」どちらを入れますか?
しらたきはおいしいですが、どう入れたらいいのか悩むことはありませんか?
今回は、しらたきを結ばないで入れるのはアリなのか、しらたきではなく糸こんにゃくを入れてもいいのか、しらたきを入れるタイミングについて紹介していきます。
おでんのしらたきを結ばないで入れるのはアリ?
しらたきを結ばないで、おでんの鍋に入れるとどうなるでしょうか?
鍋の中で、しらたきが広がり、鍋から取り出す「おたま」ですくうのが難しくなります。
おでんの他の具にもしらたきが絡まり、しらたきだけを取り出すには菜箸が必要なるかもしれません。
ですが、結びしらたきの時と同じように、結ばないしらたきも味が染み込み、美味しく食べられるでしょう。
ただし、しらたきは細いものなので、ある程度、まとまって口の中に入った方が美味しさを感じられやすいかもしれないですね。
これは、人によって好みが分かれるところですが、結ばないしらたきでも問題ないと思う人もいれば、結ばないしらたきは食べにくいし、鍋の中で広がってしまうのは見た目がよくないと思う人もいるでしょう。
もし、結びしらたきがお店で見つからなくて、やむを得ず、結んでいないしらたきを買ってきたならば、自分で簡単に結ぶことができますので、挑戦してみてください。
1本のしらたきを長く伸ばしたら、半分に折って、そのまた半分を繰り返し、適度な長さまで短くなったら、縄跳びのようにかた結びをしたら、できあがりです。
慣れない人は、しらたきを長めにした方が結びやすいです。
他にも、もっとボリュームを出す結び方や、「かんぴょう」を使った結び方もあります。
また、究極に簡単な方法としては、菜箸にしらたきをぐるぐるに巻き付けて、沸騰したお湯に数分入れて、取り出してから、箸を抜くと、巻き付いた状態で固まります。
これは、しらたきが煮ると収縮する特性を利用した方法です。
市販の結びしらたきに比べると、出来栄えに満足できないかもしれませんが、一つずつ結ぶより簡単ではないでしょうか。
おでんのしらたきの代わりに糸こんにゃくを入れてもいい?
おでんにしらたきではなく、糸こんにゃくを入れても問題なさそうですが、本当のところはどうなのでしょうか?
そもそも、しらたきと糸こんにゃくはどう違うのでしょうか?
歴史をたどると、江戸時代に関西で糸こんにゃくは生まれたそうです。
最初は板こんにゃくを細く切ったものでした。
一方、関東ではこんにゃくを道具で細く押し出すものが生まれ、これをしらたきと言ったそうです。
次第に、糸こんにゃくも押し出す方法で作られるようになりましたが、糸こんにゃくの名称はそのままになり、現在では、しらたきも糸こんにゃくも同じものですが、関東と関西では呼び方が違うことがあります。
そういうことであれば、おでんに入れるのはしらたきでも、糸こんにゃくでも問題ないですね。
私は白いのがしらたきで、黒っぽいのが糸こんにゃくと思っていました。
でも、この色の違いも地域によってあるらしく、一般的には北海道や東北では白いこんにゃく、関西では黒いこんにゃくを入れることが多いらしいです。
おでんのしらたきを入れるタイミングはいつ?
おでんの具は味が染み込んでいるのが美味しいですよね。
鍋にしらたきを入れるタイミングはいつがいいのでしょうか?
おでんの鍋につゆを入れたら、最初に入れるのは煮えにくい物、それから、煮えやすい物、最後に、すぐ煮えてしまうはんぺんを入れたら、出来上がりです。
しらたきは煮えにくいので、入れるタイミングは最初になります。
まとめ
しらたきは結ばなくても、おでんに入れられるけれど、鍋から取り出しにくいし、美味しさを感じやすいのは結びしらたきの方かもしれません。
しらたきを自分で結ぶこともできますから、チャレンジしてみてください。
実は、しらたきと糸こんにゃくは同じものなので、どちらでも、おでんに入れて大丈夫。
しらたきは煮えにくいので、おでんの鍋に最初から入れて、しっかり味を染み込ませましょう。