山菜の王様とも呼ばれるタラの芽。
タラの芽を見たり食べたりすると春を感じるという方は多いのではないでしょうか。
タラの芽の天ぷらを作る時、トゲはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、タラの芽の天ぷらを作る時にトゲはどうしたらいいのか、コツや冷凍保存できるのかということについてご紹介します。
タラの芽を天ぷらにする時トゲはどうしたらいい?
春を告げる山菜の一つで「山菜の王様」とも呼ばれるタラの芽ですが、実は日本全国に自生している植物であるウコギ科の落葉低木であるタラノキの新芽を刺す呼び名なんです。
旬は木の芽が芽吹く春から初夏ですので、タラの芽を食べると春を感じるという人は多いですよね。
タラの芽を食べる時、天ぷらにして食べるという人は多いのですが、意外と気になるのがタラの芽のトゲ。
トゲがついたまま天ぷらにしてもいいのか分からない人は意外と多いんですよ。
生の状態ではチクチクとした固いトゲがあるので、取ったほうがいいのでは?と思ってしまいますよね。
実は、タラの芽の天ぷらを作る時はトゲを取る必要はないんです!
そのまま天ぷらにして揚げてしまっていいんですよ。
油で揚げて火が通るとトゲは柔らかくなるので、そのまま食べることが出来るんです。
ただし、葉が開いて大きく育ってしまったものはトゲが固くて食べにくく、口の中に残って食べると痛いこともあるので注意しなくてはいけません。
そのような大きく育ったタラの芽を天ぷらにする時だけ、トゲを取ればOK!
タラの芽のトゲを取る時は、調理し始める前に包丁の背などでそぎ落とすようにするだけでいいんですよ。
最近では品種改良されてトゲのないタラの芽がスーパーで売られていることもあるんです。
トゲのないタラの芽は、トゲの心配をしなくていいので安心ですね。
また、タラの芽の天ぷらを作る時には特別な下ごしらえをする必要もないんです!
これって毎日食事を作る人にとっては嬉しいですよね。
ただし、虫が紛れ込んでいる可能性があるので、数分程度水に浸して虫が居ないか確認するようにしましょう。
また、アク抜きなどの必要も無いので、普段の天ぷら作りの中で簡単に一種類増やすことも出来るのでラクチンですね。
タラの芽の天ぷらのコツ
タラの芽の天ぷらを作る時、実は少しだけコツを押さえておくと美味しく作ることが出来ますよ。
それは、小麦粉の量を少し少なめにしてくことです!
この、小麦粉の量を少なめにする方法は、タラの芽に限らず山菜の天ぷらを作る時に共通して使えるコツなんです。
小麦粉の量を少なめにすることで、山菜独自の美味しさを引き立てることが出来るんですよ。
小麦粉と氷水を同じ割合でサッと混ぜたものを付けて揚げるだけなので、とても簡単です。
揚げ衣は混ぜすぎず、サッと混ぜるようにするのもポイントですよ。
油の温度は170~175℃程度になるように温度計などを使って調整してみてくださいね。
タラの芽の天ぷらは冷凍保存できる?
タラの芽の天ぷらをたくさん作って残ってしまった時、保存はどうしたらいいのか困ってしまいますよね。
そんな時は冷凍保存してしまいましょう!
そう!タラの芽は冷凍保存できるんです!
残ったタラの芽の天ぷらをキッチンペーパーなどの上に並べて平らになるように包みましょう。
その上からラップでふんわりと包みます。
この時、天ぷらを潰さないように適度に空気を抜きつつ、でもふんわりとラップをするのがポイントですよ。
ラップをしたらジップロック等の冷凍用保存袋に入れて冷凍室に入れるだけです。
食べる時は、冷凍庫から出してアルミホイルの上に並べたら、オーブントースターで温めるだけでOK!
トーストを焼く時と同程度の時間で加熱すればいいですが、適宜様子を見ながら調整するようにしてくださいね。
冷凍保存はあくまでも残ってしまった時に応急処置的な感じでするものです。
タラの芽の天ぷら本来の美味しさを味わいたい時には、揚げたてを食べるのがベストですよ。
まとめ
タラの芽の天ぷらを作る時トゲを取る必要はありません。
下処理なども必要なく、そのまま天ぷらにするだけで大丈夫です。
ただし、虫が紛れ込んでいる可能性があるので数分水に浸けて虫が居ないか確認しましょう。
また、大きく育ち過ぎているようなタラの芽はトゲが固くなっているので、包丁の背などでそぎ落としてから天ぷらにするようにしてください。
タラの芽の天ぷらを作る時、小麦粉と氷水を同割合でサッと混ぜたものを揚げ衣にするのが美味しく仕上がるコツですよ。
余ってしまった時にはキッチンペーパーの上に並べて包み、その上からふんわりとラップで包んでジップロックに入れて冷凍庫に入れるだけでOK。
オーブントースターで温めるだけで食べられるようになるので、余ってしまった時には冷凍保存を試してみて下さいね。
春を告げる山菜であるタラの芽。
少しずつ暖かくなってきた頃には是非、タラの芽の天ぷらで春を実感してみてはいかがでしょうか。