一年中手に入りやすく、安さもありがたい野菜の一つに玉ねぎがありますよね。
野菜の中ではわりと保存できる期間が長いので、買っていたことを忘れていたりつい多めに買ってしまって気づいたら腐っていた…なんてことも。
玉ねぎは、1個丸ごと冷凍して大丈夫なのでしょうか?
今回は、玉ねぎは丸ごと冷凍できるのか、冷凍方法や解凍方法、冷凍した場合の栄養素についてご紹介します。
玉ねぎの冷凍はまるごとできる!
玉ねぎはみじん切りにするなどしてから冷凍するという方は多いです。
ただ、玉ねぎの量が多い時、すべてをみじん切りにしてから冷凍するのは大変ですよね。
そんな時は丸ごと冷凍してしまいましょう!
そう!玉ねぎは丸ごと冷凍できるんです!
冷凍した玉ねぎはすりおろして使いたい時にオススメなんですよ。
ドレッシングや肉料理のソースなどで、すりおろすときに目にしみにくいというメリットがあるんです。
我が家は、貰い物などで玉ねぎが大量にある時には丸ごと冷凍してハンバーグのソースなどに活用することが多いですね。
玉ねぎを丸ごと冷凍する時は、まず玉ねぎの皮をむき、上下を切り落としましょう。
次に、切り落とした上下ともに1㎝程度に十字の切り込みを入れてください。
この十字の切り込みを入れることで、調理の際に味が染み込みやすくなるんです。
十字に切り込みを入れたら、一つずつラップで包みましょう。
ラップで包んだらジップロックなどの冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫に入れるだけです。
保存期間は約1か月ですよ。
長く冷凍庫に入れて保存していると、味を損なう可能性が高くなってしまいます。
美味しく味わえる期間を意識するためにも、冷凍庫に入れた日にちを保存袋に入れるなどして分かるようにしておきましょう。
また、玉ねぎを冷凍庫に入れたら完全に凍るまでは冷凍庫の開け閉めを極力減らし、冷凍庫内の温度変化を少なくすることが大切です。
丸ごと冷凍する場合、完全に凍るまでに時間がかかるため冷凍庫内の温度が上がらないようにして早めに冷凍できるようにしましょう。
玉ねぎは冷凍することで細胞が壊れるので、火が通りやすく味も染み込みやすくなります。
また、玉ねぎ自体の甘みが凝縮されてこっくりとした味に変身しますよ。
飴色玉ねぎも冷凍した玉ねぎを使えば短時間で作れるのでオススメです。
玉ねぎを冷凍した後の解凍方法は?
丸ごと冷凍した玉ねぎは、凍ったままの状態で調理できます。
凍ったまま鍋で煮ると甘くてトロトロのスープが作れるんです。
解凍したい場合は、冷蔵庫で3時間ほど置くと包丁がスッと入る程度まで柔らかくなります。
ただし、解凍にかかる時間は玉ねぎの大きさによって異なるので、適宜様子を見るなどしてちょうどよい時間を見つけましょう。
玉ねぎを冷凍保存したら栄養はどうなる?
玉ねぎには、ビタミンB1・B2、ビタミンC、カリウム、カルシウム、硫化アリル、食物繊維などがあります。
血糖値を下げたり血液をサラサラにする効果が期待できるんですよ。
しかも冷凍してもその栄養素が減るなどの変化はないんです!
栄養素が変わらないのは嬉しいですよね。
ただし、解凍する時に注意しておきたいことがあるんです。
それは、栄養素によっては流出してしまう可能性があるということです。
ミネラルや食物繊維などは心配いらないのですが、解凍した時に水分が出てしまうと水溶性の栄養素であるビタミンB群やビタミンCは流出してしまう可能性が高いです。
栄養素をしっかりと摂りたい方は、調理する時に水分を逃さないような丸ごと煮込むなどの調理方法がオススメですよ。
まとめ
玉ねぎは丸ごと冷凍することができます。
冷凍する時は、玉ねぎの皮をむき、上下の部分を切り落としたら十字に切り込みを入れます。
切り込みを入れたら1個ずつラップに包んで冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫に入れるだけでOKですよ。
丸ごと冷凍した玉ねぎを解凍する時は、冷蔵庫に3時間程度置きましょう。
これで包丁がスッと入る程度まで柔らかくなります。
冷凍しても玉ねぎの栄養素は減るなど変化することはありません。
ただし、解凍する時に水分が出てしまうと水溶性のビタミンB群やビタミンCは流出してしまう可能性があるので注意しましょう。
丸ごと煮込むことができる料理方法がオススメですよ。
玉ねぎは比較的長く保存できる野菜ですが、たくさん買った時やもらったりした時にはぜひ冷凍してみて、飴色玉ねぎやスープ、ドレッシングなどいろいろな料理に使ってみてくださいね。