鮭のハラスが脂がのっているのが魅力です。
しかし、カロリーが気になります。
ハラスの脂を落とす方法はないかしら?
ここでは、脂っこい鮭のハラスにまつわる疑問、ハラスをさっぱり食べるコツ、脂抜きできるのかについて紹介していきます。
鮭のハラスが脂っこい…
そもそも、鮭のハラスとはどこの部位なのでしょうか?
ハラスは鮭のお腹周りの身でも骨のない薄い部分を指します。
マグロで言えば、大トロに当たる部分になります。
脂がのっていて、旨味があると人気がある部位です。
ハラスは脂が多く、カロリーが高いと心配されますが、それほど多くはありません。
鮭でも日本で一般的な白鮭のハラスなら、100gあたり133kcalです。
アトランティックサーモンのハラスでも、100gあたり237kcalです。
鮭のハラスには中性脂肪やコレステロールを分解するEPAやDHAがたくさん含まれています。
体脂肪が気になる人におすすめの食材です。
動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防になるビタミンDも豊富に含まれていて、鮭のハラスを100g食べると1日に必要なビタミンDが摂取できます。
抗酸化作用があるアスタキサンチンも含まれていて、疲労回復や脳の活性化に役立つでしょう。
鮭のハラスにある皮にはコラーゲンがあり、肌に針や弾力を与えてくれます。
美容効果も期待できるでしょう。
鮭のハラスをさっぱり食べるには?
鮭のハラスを使った焼き鮭は、最もシンプルな食べ方です。
フライパンで焼く時は、鮭のハラスから出てくる脂をキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
グリルで焼いたように、表面が香ばしく焼けます。
フライパンの蓋をして蒸し焼きにすると、身がふっくらと仕上がります。
レモンやすだちで味付けすると、さっぱりと食べられます。
お好みで、大根おろしを添えてワサビ醤油で食べるのもおすすめです。
脂が多い魚を焼くと、かなり煙くなりますから、換気扇を回すのを忘れないようにしましょう。
鮭のハラスに小麦粉をまぶしてから焼くと、ムニエルになります。
刻み葱を添えて、さっぱりとしたポン酢をかけて食べるのも、美味しいです。
脂がのった鮭のハラスに、ネギの風味とポン酢がよく合います。
焼いた鮭のハラスを甘辛に味付けして丼ぶりにするのも、おすすめです。
こってりとした鮭のハラスに大根おろしをのせて、さっぱりと食べられます。
鮭と野菜を蒸したヘルシーなおかずも、おすすめのさっぱりメニューです。
しめじやにんじん、キャベツ、たまねぎ、長ネギなどの野菜を一口大に切り、フライパンに敷き詰めます。
鮭のハラスも一口大に切り、野菜の上に並べます。
ポン酢をまわしかけ、10~15分間、弱火で蒸すと出来上がりです。
刻んだ小葱や七味唐辛子をかけるのも、おすすめですよー。
鮭のハラスは脂抜きできる??
ハラスの脂抜き、できますよ~。
鮭のハラスはたっぷりとした脂が魅力です。
しかし、脂は要らないという人もいるでしょう。
骨がない鮭のハラスは食べやすく、子供や年配の人に人気があります。
そこで、鮭のハラスの油抜きをする方法を紹介しましょう。
それは、茹でることです!
お湯を沸かして、中火で5~6分、火が通るまで鮭のハラスを茹でます。
鮭のハラスの厚さによって、茹で時間が変わります。
茹ですぎると身が固くなり、ぱさついてしまいます。
茹で時間に気を付けましょう。
茹でた鮭のハラスは、朝食のメニューにピッタリです。
大根おろしを添えたら、栄養価も高まり、さっぱりと食べられます。
最近はアウトドアを楽しむ人が増え、いろいろな食材を薫製することが人気になっています。
鮭のハラスの薫製もとても美味しくですが、気になるのが脂です。
鮭のハラスに塩を振り、ローリエと一緒にキッチンペーパーで包んで、一晩寝かせます。
翌日、ペーパーを外して、軽く水洗いします。
そして、表面が乾燥するまで一夜干ししてから、いぶします。
旨味が凝縮された美味しい薫製に仕上がりますよー。
まとめ
鮭のハラスには栄養がたっぷり詰まっています。
気になる脂も、カロリーはさほどありません。
鮭のハラスをさっぱりと仕上げるには、焼いた時に出てくる脂をしっかり拭き取るのがポイントです。
レモンやポン酢などを使えば、さっぱりとした味わいが楽しめるでしょう。
茹でたり、燻製にしたりしても脂が気にならず、食べられます。