果物の中でも糖度が高いぶどうは、子供から大人まで大人気です。
せっかく食べるのは甘いぶどうを食べたいですよね。
今回はぶどうの甘い部分ってどこなのか、甘いぶどうの見分け方、甘くないぶどうの対処方法を紹介します。
ぶどうの甘い部分ってどこなの?
実は、ぶどう1房の中でも、部分によって甘さが異なります。
太陽の光をたっぷりと浴びた、枝に近い方の粒が熟していて、ぶどうの房の中でも下よりも、上の部分の方が甘みがあります。
そのため、ぶどう1房を食べるなら、下から上に向かって食べるのがおすすめです。
徐々に甘さが増して、美味しく感じられるでしょう。
しかし、1粒のぶどうで考えると、下の方が甘みが強いです。
ぶどうの甘みは果物の中でもダントツで、カロリーもやや高めです。
お菓子に比べれば低カロリーですが、デラウェア1粒なら1cal程度であるものの、巨峰1粒なら8kcalほどあります。
1粒ずつ、味わって、食べましょう。
ぶどうに含まれる果糖は、一般的な砂糖よりも腸で吸収されるのに時間がかかり、脂肪になりにくいのが特徴です。
なのに、砂糖よりも果糖の方が甘みが強く、少量でもしっかりとした甘さがあります。
食後のデザートや3時のおやつには、やはり、お菓子よりもぶどうなどの果物がおすすめです。
ぶどうが甘いかどうかの見分け方は?
スーパーなどの店頭では、甘いぶどうを選びたいですよね。
甘いぶどうの見分け方を紹介しましょう。
チェックするポイントはぶどうの皮の色です。
色が濃いものが味がしっかりしていると言われています。
ぶどうは黒系や赤系、緑系のものがあり、黒系は黒紫色に近いもの、赤系は濃紅色に近いものが甘みが強いです。
緑系の場合は濃い緑色よりも、黄色みがかった方が熟しています。
酸味が少ないのが好みであれば、黄色っぽいものを選びましょう。
巨峰などのぶどうは、白っぽい粉(ブルーム)が付着しているのが分かりやすいでしょう。
ブルームは、ぶどうの鮮度がよい証拠です。
ブルームが落ちて光沢があるぶどうは、収穫から時間が経っています。
マスカットなどの品種ではブルームが確認しにくいですが、日持ちを考慮すると鮮度がよいぶどうを選ぶのがおすすめです。
それから、粒の大きさもチェックしてみましょう。
大きい粒の方が甘いようにも思われますが、実は小さい粒も甘みが凝縮されていることがあります。
選ぶなら、粒の大きさがそろっているぶどうがおすすめです。
粒が落ちた箇所が多いぶどうは鮮度が低いことが考えられます。
ぶどう全体をよく確認しましょう。
もう1つチェックするポイントは、果軸の色です。
ぶどうは収穫された後、徐々に果軸の色が茶色くなっていきます。
スーパーの店頭で黄緑色や緑色の果軸のぶどうがあれば、それは収穫から時間が経っていない証拠です。
買うなら、新鮮なぶどうを選びましょう。
しかし、すぐに食べるなら、茶色になった完熟したぶどうもおすすめです。
ぶどうが甘くない場合の対処法!
せっかく買ってきたぶどうが甘くなかった・・・ということもあるでしょう。
ぶどうを甘くする方法はあるのでしょうか?
残念ながら、ぶどうはバナナなどのように追熟する性質はありません。
ぶどうの甘みは光合成によってできるため、収穫された時点で追熟できなくなります。
しかし、甘くない酸味のあるぶどうは、甘みのあるぶどうよりも日持ちします。
そして、日が経つにつれて、酸味が薄れていくので、食べやすくなるでしょう。
また、甘くないぶどうの中でも、房の上の部分の方が甘みはあるので、上の方から食べていくのもおすすめです。
食べ進めていくうちに、下の方のぶどうの酸味も薄れていくでしょう。
たくさんぶどうをもらったけれど、どれも甘みがないという時は、干しブドウにするのもおすすめです。
2週間ほど天日干しすると、干しブドウになります。
甘みがなかったぶどうも、干しブドウにするとしっかりと甘みが感じられます。
天日干しでなく、オーブンで干しブドウを作る方法もあります。
100℃のオーブンで3時間ほど焼いていきます。
干しブドウにすると、長期保存も可能です。
また、甘みのないぶどうはジャムに作り替えたり、お菓子やパン作りに利用したりするのもおすすめです。
ジュースやスムージー作りに、ブドウを加えるのも美味しいでしょう。
甘みがないぶどうも、酸っぱさを感じることはありません。
最も手軽なのは、甘みのないぶどうをサラダのトッピングに使う方法です。
意外な組み合わせかもしれませんが、野菜やドレッシングとよく合います。
まとめ
ぶどうは1房の中でも上の方が甘いです。
1粒の中では、下の方が甘いです。
甘いぶどうを選ぶなら、皮の色が濃い物がおすすめです。
白っぽいブルームが付いていて、軸が緑色の物は新鮮な証拠です。
甘みのないぶどうも、工夫次第で美味しく食べられます。