蟹といえば、高級ギフトの1つですよね。
日頃家で食べることがなく、蟹をどうやって食べたらいいか分からない人が多いようです。
ここでは、蟹を生で食べてしまったらどうなるのか、蟹の生は危険なのか、蟹のボイルと生の違いについて紹介していきます。
蟹を生で食べてしまったらどうなる?
ギフトで届いた蟹はとても嬉しいものですよね。
お店で食べることがあっても、家で食べたことがない人もいるでしょう。
でも、心配なのが食中毒です。
魚介類を生で食べて、食中毒になってしまったという話はよく聞きます。
蟹も生で食べてはいけないのでしょうか?
お店では蟹を使った寿司などもありますから、蟹は生でも食べられるもの?
実は、流通している蟹には大きく分けて3つあり、活ガニ・生カニ・ボイルガニがあります。
一番多く流通しているのはボイルガニです。
漁獲された船で茹でられ、冷凍状態で販売されています。
甲羅が赤いのが、茹でられた証拠です。
一方、甲羅が黒ずんでいるのが、生カニです。
ボイルガニと同様に冷凍状態で販売されているので、間違えやすいので要注意です。
生のままで冷凍されていますから、調理してから食べましょう。
焼きガニにして食べるのがおすすめです。
鍋に入れて、しゃぶしゃぶにして食べるのも手軽で美味しいでしょう。
活ガニというのは、生きている状態の蟹です。
蟹専門店でまだ動いている蟹を見たことがありませんか?
新鮮な状態であり、生の蟹を食べたい場合は活ガニを選びましょう。
よくあるのが生ガニを食べて、食中毒になるケースです。
生ガニも生の蟹ですが、冷凍による長期保存で鮮度が落ちています。
生ガニは刺身などの生食は推奨されていません。
この点が間違えやすいので、十分に注意しましょう。
蟹を生で食べるのは危険?
食中毒なんて、怖いですよね。
蟹の鮮度がとても重要です。
蟹は漁獲されたら、2日ほどしか生きていられません。
ですので、活ガニを入手するのは非常に困難なのです。
だから、冷凍保存された生ガニやボイルガニが多く、流通しているのです。
新鮮な活ガニであれば、生で食べても大丈夫です。
しかし、生ガニは必ず調理してから食べましょう。
また、食中毒以外にも、蟹には寄生虫の心配もあります。
カニの甲羅に付着した黒いブツブツとしたもので、「カニビル」と呼ばれています。
日本で食べられている海水種のカニを、刺身などで食べる場合、カニビルが付いていても、特に問題はないとされています。
甲羅に付着したカニビルは成虫ではなく、卵の状態で、危険はありません。
しかし、エスニック料理などで使われる淡水種のカニについては、注意が必要です。
非常に危険な寄生虫が含まれていることがあり、生で食べずに、必ず加熱調理することが必要です。
蟹のボイルと生の違いは?
蟹のボイルも、生も、どちらも美味しく、人気です。
ボイルガニは冷凍で流通されているので、比較的安価で入手可能です。
回転寿司などで使われている寿司のカニは、ボイルされているものが多いです。
プリっとした食感がボイルガニの特徴です。
一方、生のカニはトロトロした食感です。
甘エビのように、カニ本来の濃厚な味わいが楽しめます。
活ガニは蟹料理専門店や北海道や北陸の旅館などでしか味わうことは難しいでしょう。
しかし、ごくまれに、ネット通販で販売されていることもあります。
入手できれば、旅館や専門店で頼むより安価な値段で生のカニが食べられます。
活ガニの脚を切り離し、殻に切れ目を入れて開いて、身を取り出します。
氷水に5分ほど浸けて軽く洗うと、カニの身が広がります。
お好みで醤油やカニ酢などを付けて、食べましょう。
最高に贅沢なひと時です。
まとめ
ひとえにカニと言っても、ボイルガニ・生ガニ・活ガニの3種類があります。
生ガニと言っても、生では食べず、しゃぶしゃぶなど、調理したから食べるのがおすすめです。
生のカニを食べるなら、活ガニを選びましょう。
鮮度が良い活ガニを選べば、食中毒の心配はありません。
また、海水種のカニには寄生虫の問題もありません。
まれに、ネット通販でも活ガニが販売されていることがあり、カニ専門店などで食べるより安価で生のカニが食べられると話題です。
ボイルガニも美味しいですが、生のカニは一段と濃厚な旨味が楽しめます。