ゆで卵があると、食事作りに便利ですよね。
ゆで卵は簡単に作れて、単品で食べても美味しいし、料理のトッピングにすれば華やかになりますから、とても重宝します。
だけど、面倒なのがゆで卵の殻剥きです。
生卵の殻はパカッと割るだけで簡単だけど、ゆで卵の殻は剥きにくいもの。
ゆで卵の殻を剥いても、薄皮が残っていて、きれいに剥けないのよね・・・。
簡単にきれいに、ゆで卵の殻を剥く方法はないかしら?
ここでは、ゆで卵の薄皮がくっつく理由と対処法、薄皮を食べていいのか、栄養はあるのかについて紹介していきます。
ゆで卵の薄皮が殻にくっつく…
ゆで卵を作るのは簡単だけど、意外に時間がかかるのが殻剥きです。
殻にひびを入れて、爪を使って剥いていくと、白身も一緒に取れてしまうことがあります。
おかげで、殻を剥いたゆで卵がボロボロになってしまうこともあるでしょう。
殻を剥いても、薄皮が付いたままの時もあります。
忙しい朝食や弁当作りの最中に、こんなことが起こってしまうと、とってもイライラしてしまいますよね。
ゆで卵、殻を剥く時に一緒に薄皮まできれいに取れないかしら?
そもそも、新鮮な卵は殻が剥けにくくなっています。
ですので、本当は産卵してから5日以上の少し古い卵の方が剥けやすいそうです。
ちょっと意外ですね。
それから、きれいに殻を剥くには、茹で上がったばかりの卵をすぐに冷水に付けるのが裏技です!
急激な温度変化が殻を剥きやすくしてくれます。
いつもは冷めるまで待っていましたが、一気に冷やした卵は殻がツルっと、薄皮まで一緒に剥けます。
もう1つの裏技は、ゆで卵をやさしく転がして、殻と中身を分離させる方法です。
まな板などでゆで卵を転がしながら、手のひらで少し押して、殻全体にひびを入れていきます。
ただ、ゆで卵を転がしただけでは、殻にひびは入りません。
絶妙な力加減が大切です。
最初に少し高い位置から落とすと、殻にひびが入ります。
しかし、ゆで卵を押す力が強すぎると、中身が割れてしまうので、注意が必要です。
特に、半熟卵はつぶれやすいので、気を付けましょう。
同じような方法で、コップにゆで卵と水を入れて、やさしく振りながら、殻全体にひびを入れていく方法もあります。
この方法では水がクッションがわりになり、中身が割れる失敗は少ないそうです。
他にも、茹でる前の卵に画びょうで穴を開けるとか、ひびを入れるという裏技もあります。
ゆで卵の殻を剥く時に試してみてくださいね。
ゆで卵の薄皮を食べるのはどうなの?
ゆで卵の殻を剥いていて、薄皮が残ってしまう時がありますよね。
殻と一緒に薄皮も剥けてくれればいいのですが、薄皮だけ剥くのも難しいものです。
見た目も薄皮が付いているのはわかりにくく、このまま薄皮も食べても大丈夫でしょうか?
食べても毒ではないですが、薄皮は消化吸収されにくく、最悪、腹痛や体調不良を引き起こすことがありますね。。。
この卵の薄皮は鶏のひなが卵の中で育つ間に、ケガをすることなくしっかり保護するためにあるもので、薄いけれども大変丈夫になっています。
ゆで卵の薄皮を剥くのは面倒ですが、剥いて食べるのが良いでしょう。
ゆで卵の薄皮に栄養はある??
ゆで卵の薄皮は、卵殻膜と言います。
実は、健康や美容に良い栄養がたっぷりと含まれています。
特に、コラーゲンが豊富に含まれていて、卵殻膜エキスは美容液などに配合されるほどです。
しかし、卵殻膜の栄養は食べても消化されることがあまりないそうです。
卵殻膜は水や油に溶けず、消化されにくいので、栄養が吸収されることは期待できません。
そうなると、卵殻膜は食べても大丈夫だけど、やはり、食べない方がよさそうですね。
ゆで卵の殻は、薄皮まで剥いて食べるのがおすすめです。
まとめ
ゆで卵の殻を薄皮までつるりと剥くには、茹で上がったらすぐに冷やすのがコツです!
転がして、殻全体にひびを入れてから剥く方法もあります。
他にもいろいろな裏技がありますので、試してみてくださいね。
ゆで卵の薄皮は食べられないこともないですが、消化しにくく、あまりおすすめできません。
卵殻膜と言われ、美容に役立つ成分が豊富に含まれる卵の薄皮ですが、きれいに剥いて食べるのがおすすめです。