オイルヒーターは、ほんのりと部屋全体が優しい暖かさに包まれます。
オイルヒーターは部屋のどこに置くのが正解なのでしょうか?
やっぱり、部屋の真ん中?
今回は、オイルヒーターは部屋の真ん中に置くのはどうなのか、どこに置くのがいいのか、サーキュレータと併用は効果あるのかについて紹介していきます。
オイルヒーターは部屋の真ん中で使うのがいい?
部屋の真ん中にオイルヒーターを置くと、まんべんなく暖かくなりそうですが実はおすすめできません。
実際に部屋の真ん中に置いてみると、ちょっと場所は取りますね・・・。
狭い部屋では、通行の邪魔になります。
オイルヒーターを跨いだ時に蹴飛ばしてしまいそうで、ちょっと危ない感じです。
だけど、自分が座る位置の近くにオイルヒーターがあるので、結構暖かいです。
ストーブなどと同じように、部屋の中央にオイルヒーターを置くのは正解なのでしょうか?
席を移動してしまうと、寒いので、オイルヒーターを部屋の中央に置くのは違うような気もします。
どうやら、オイルヒーターを部屋の真ん中だけが暖まり、部屋全体は暖まらないようです。
窓からの冷気が部屋に侵入してしまっている状態ですね。
オイルヒーターは部屋のどの場所で置くといい?
実は、オイルヒーターは部屋の窓際に置くのが正解です。
窓がなければ、壁際です。
窓や壁は外気と接していて、外の冷たい空気が部屋の空気を冷やしています。
だから、オイルヒーターを窓際や壁際に置いて、その冷気を暖めると、部屋全体が暖まるようになるのです。
但し、カーテンや家具からは20センチ以上、オイルヒーターを離して設置してください。
カーテンや家具の材質によっては変色・変質する場合があります。
欧米諸国や日本の寒冷地などの住宅では、オイルヒーターが窓際に標準装備されている住宅が多く見られます。
これは理にかなった設置場所なのですね。
日本で昔かららある囲炉裏とか、こたつとかの暖房器具は部屋の中央にあり、身体を暖めるものでした。
しかし、欧米では部屋全体を暖めるという考え方なのでしょう。
同じ暖房器具でも、使い方が違うのですね。
オイルヒーターのメーカーでも、窓際や壁際での使用を推奨していますが、オイルヒーターを部屋の中央で使うのも決して間違いというわけではありません。
1人暮らしで、自分だけが暖まりたい時などはオイルヒーターを自分の席の近くに設置するのも良いでしょう。
ただし、席を移動した時は寒いので、部屋の中を移動する時は窓際などにオイルヒーターを置いて、部屋全体に暖めるのがおすすめです。
自分のライフスタイルに合わせて、オイルヒーターを使いましょう。
オイルヒーターとサーキュレーターの併用ってアリ?
オイルヒーターを窓際や壁際に置くメリットは、外からの冷気をシャットアウトすることです。
それからもう1つのメリットは、冷気を暖気に変えて、空気の流れを作ることです。
しかし、気密性がそれほど高くない住宅の場合、せっかくの暖気が窓や壁から逃げてしまうこともあります。
オイルヒーターでせっかく暖めた空気は逃がしたくないですね。
他の暖房器具では空気が乾燥するため、定期的な換気が必要ですが、オイルヒーターは換気不要な点が違うところです。
暖めた空気を部屋全体に行き渡らせるには、サーキュレーターの併用がおすすめです。
暖かい空気は軽く、部屋の天井付近で対流しがちです。
そこで、天井に向けて、サーキュレーターで空気を送ると、暖かい空気が部屋の下の方に移動していきます。
この空気の流れにより、部屋の温度ムラがなくなり、部屋全体が暖かくなります。
最近の扇風機でも、首が直角に曲がるタイプがあり、サーキュレーターと同じように使えるものもあります。
オイルヒーター1つに頼らずに、家電を併用することで部屋を効率よく暖めましょう。
まとめ
オイルヒーターは、ストーブなどと違い、部屋全体を暖める暖房器具です。
部屋全体を暖めるには、窓際や壁際の設置がおすすめです。
また、オイルヒーターは気密性が高い住宅や部屋で使うと最大限の効果を発揮します。
隙間などがある、出入りが多いなどがあると、せっかくの暖気を逃がしてしまいがちです。
暖気は天井付近に対流しがちですから、サーキュレーターで循環させると、部屋全体が暖かくなります。
オイルヒーターの特質を知って、部屋全体が暖まるような使い方をしてくださいね。