ぎんなんは秋ならではの食べ物ですよね。
家のイチョウの木にたくさんできたからと、近所の人がからおすそ分けしてもらったけれど、一度にたくさんは食べきれないですよね。
そのまま保存しておくと、殻の表面にカビが生えてしまうことも。。。
今回は、銀杏の殻にカビを生えないようにする方法、殻ごと冷凍できるのか、殻付きの日持ちについて紹介していきます。
銀杏の殻にカビが生えないようにするには?
袋の中などにぎんなんを入れていると、殻の表面にうっすらとカビが生えることがあります。
また銀杏は固い殻が付いているから、カビないように見えますよね。
乾燥しているような感じですから、大丈夫なようにも見えます。
しかし、中を開けてみると、緑色のはずの実が黒くなっていることがあります。
やっぱり常温で放置していると、実がカビてしまうことがあるのです。
銀杏の実はきれいなヒスイ色ですが、徐々に黄色くなり、しぼんでいきます。
これは乾燥によるものです。
そんな実は固く、調理しても元に戻りません。
実に生えたカビは殻にも広がって、殻も黒くなってしまうことがあります。
殻にまでカビが生えないと、なかなか実の変化に気づけないものです。
どうしたらカビが生えないように保存できるのでしょうか?
殻はやっぱり、付けたまま保存するのがおすすめです。
軽く穴をあけた新聞紙に包み、密閉しないのがカビを生やさないポイントです。
みかんが入っていたネットを使うのも良いでしょう。
そして、直射日光を避け、風通しの良い場所で保存します。
このようにしておくと、1か月ほど日持ちします。
うっかりやってしまいがちなのが、ビニール袋に入れて保管することです。
銀杏は臭いが気になりますからね。
しっかりと密封して保管したくなります。
しかし、銀杏の殻はカビやすくなってしまいます。
カビが殻だけで、実は食べられることもありますが、そこは自己判断してくださいね。
それから、もう一つ、やってしまいがちなことは洗うことです。
なんでも、まずは水洗いしたくなりますが、湿気はカビが好むもの。
そもそも、銀杏は果肉が付いた状態で収穫され、果肉を除去して、よく天日干しして乾燥させた状態です。
もし、ぎんなん拾いしたままで、まだ果肉がついたままでしたら、まずは果肉を除去するところから始めましょう。
ぎんなんが大量だとかなり臭いがしますが、ネット上には様々なぎんなんの果肉を処理する方法が紹介されています。
参考にしてみてくださいね。
というわけで、少し脱線しましたが、殻付きのぎんなんの状態であれば、特に洗う必要はありません。
既に洗ってあるはずですから、水洗いはしなくてよいでしょう。
もし、水洗いした時はよく乾燥させてくださいね。
常温保存よりも日持ちが長くなるのが、冷蔵庫保存です。
約2か月日持ちできると言われています。
冷蔵庫内の空気は湿気を帯びているので、冷蔵庫保存する時は湿気を吸収する新聞紙や紙袋に入れて保存するのがおすすめです。
銀杏は殻ごと冷凍できる?
ズバリ、結論から書くと、銀杏は殻ごと冷凍できます。
殻を剥いて下処理をしてから冷凍した方が日持ちが長いし、解凍後も使いやすいのです。
しかし、とにかく、カビないうちに手間をかけずに保存したい時は殻ごと冷凍するのがおすすめです。
殻ごと保存した方が銀杏の臭いが、冷凍庫内の他の食材に移りにくいという情報もあります。
殻ごと冷凍する時は密封できる袋に銀杏を入れて、空気を抜いて密封し、冷凍庫に入れます。
食べる時は、殻に少し割れ目を入れてから、電子レンジで1分程度加熱しましょう。
割れ目を入れておかないと、銀杏がパサパサになってしまうことがあります。
自然解凍は簡単でラクですが、銀杏が美味しくなくなったり、食感がぼそぼそになってしまったりすることがあります。
これは、凍結していた水分が溶けた時に旨味が一緒に流れ出てしまうからです。
水分が出てしまった銀杏は食感が悪くなってしまいます。
銀杏の殻付きの日持ちは?
殻付きの日持ちは常温では1か月程度、冷蔵では2か月程度、冷凍では半年程度と言われています。
但し、銀杏の鮮度によってはもう少し日持ちが短くなることもあります。
やはり、早めに食べきることをおすすめします。
まとめ
銀杏は殻ごと保存できますが、湿気に注意して、密封しないで常温保存しましょう。
冷蔵庫で保存する時は、湿気を吸収する新聞紙や紙袋に入れるのがおすすめです。
銀杏は常温よりも冷蔵庫や冷凍庫で保存した方が日持ちします。
冷凍保存の時は殻を剥いた状態の方が解凍した時に使いやすいです。
しかし、カビを生やさないために急いで冷凍庫に入れたい時は殻付きでも問題ありません。
美味しい秋の味覚である銀杏、いつでも味わえるように美味しいまま保存するコツを覚えましょう。