石油ストーブや石油ファンヒーターに灯油を入れた時に、うっかりこぼしてしまうことがありませんか?
灯油は水と同じように無色透明ですが、ちょっと心配ですよね。
しかし、玄関ならドアを開ければ換気できるし、外に流すこともできるから大丈夫?
今回は、玄関で灯油をこぼした時の対処法、臭いはどうしたらいいのか、玄関での保管はどうなのかについて紹介していきます。
灯油をこぼしたのが玄関だった場合の対処法!
灯油を入れる時、気を付けてはいるけれど、ほんの数滴、灯油を床にたらしてしまうことがありますよね。
でも、ちょっとなら、すぐに乾くから、拭かなくても良いでしょうか?
灯油はすぐに拭き取らないと、臭いがこびりついてしまう原因にもなります。
でも、玄関ならドアを開けて水で流せるから、簡単に掃除できそう!
たしかに、外であれば、風通しがよく、いやな臭いもこもらなくていいかもしれません。
無色透明の灯油は、水で排水溝に流してしまえば、簡単にきれいになりそうですよね。
しかし、灯油を水で流すのはNGです!
灯油を流した水を外に流せば、外も灯油臭くなります。
下水に流れると、水路や河川が汚染されてしまい、そこに住む生き物たちに悪影響を及ぼすことも考えられます。
それに、流れ着いた灯油は河川に滞留することもあり、それを除去する作業に多額の費用がかかるでしょう。
また、下水にたき火の燃えがらなどを落とされれば、火災に発展する恐れもあります。
下水に流れる灯油による異臭で、近隣住人から苦情が出ることもあります。
排水溝の水を農業用水として使用する地域もあり、灯油を流すのはNGです。
灯油を河川などに流すことは法律違反に当たり、最悪、罰金を支払う羽目になるかもしれません。
灯油をこぼした時は絶対に、水で流さないでくださいね。
では、玄関で灯油をこぼしたらどうしたらいいのでしょうか?
雑巾や古新聞で拭き取る方法もありますが、灯油をきれいに拭き取るには、小麦粉を使うのがおすすめです。
こぼした灯油に小麦粉を振りかけて、固まりにしてから、拭き掃除をします。
小麦粉を使うと、灯油の臭いをしっかりと吸収し、きれいに拭き取れます。
灯油で玄関が臭い場合はどう対処したらいい??
玄関に灯油をこぼした場合、しっかりと拭き取っても臭いが残ることがあります。
何かいい方法はないでしょうか?
先ほど紹介した小麦粉を使った掃除方法を行えば、小麦粉が臭いを吸収してくれます。
しかし、玄関がコンクリート製などの場合は臭いがこびりつき、灯油をこぼした跡が残っている場合があります。
そんな時は、台所洗剤を使いましょう!
洗剤を雑巾につけて、シミ部分をこすります。
5分放置したら、濡れ雑巾で拭き取り、さらに洗剤でこすり、拭き取るを繰り返します。
最後にしっかりと水拭きすると、シミがうすくなっていきます。
それでも、取れない頑固なシミにはコンクリート専用のアルカリ洗剤を使いましょう。
尚、シミ取り作業の際は手袋をしっかりとはめ、換気に気を付けてくださいね。
灯油は手に付くと臭いが取れにくく、手荒れの原因になります。
また、灯油の臭いは気分が悪くなりやすいので注意しましょう。
灯油の保管を玄関でするのは良い?
買い置きの灯油、押し入れや物置に入れてしまうと、使う時に取り出すのが大変ですよね。
とにかく重いですし、臭いも気になりますし、万が一、灯油をこぼした時のことを考えると外に置きたくなるものです。
しかし、庭やベランダでは直射日光や雨風が当たり、灯油の劣化を招きます。
また、防犯面からも危険物である灯油は人目につかない場所に置くのがおすすめです。
治安が良い地域でも、放火などの心配がありますからね・・・。
そこで、灯油の保管は玄関にしているという家庭が多いようです。
玄関は紫外線が遮られ、家の中でも低温の場所で、灯油の保管に最適です。
灯油と一緒に古新聞なども保管しておくと、灯油をこぼした時にすぐに対処できるでしょう。
まとめ
灯油の保管は玄関がおすすめです。
しかし、灯油をこぼしたら、すぐに対処しましょう。
水で外に流すのは、絶対にやめてくださいね。
臭いを吸着する小麦粉を使って掃除すると、きれいになります。
コンクリートに付いたシミは、台所洗剤などで掃除しましょう。