ホットカーペットで暖まろうと思って買ってみたら、部屋が狭くて広げられないという人もいるでしょう。
テーブルの脚やベッドを、ホットカーペットの上に置いても大丈夫なのかなぁって思った事はありませんか?
今回は、ホットカーペットの上に物を置いて使っていいのか、何月まで使う人が多いのか、ホットカーペットで結露することはあるのかについて紹介していきます。
ホットカーペットの上に物を置くのはいい?
ホットカーペットは電化製品だから、物を置くなんてダメに決まっています?
でも、人が座って使うものだから、人の体重ぐらいまでの重さは大丈夫なのでは?
実は、ホットカーペットは全体として約200㎏の重さまでは耐えられるように設計されています。
だから、テーブルやこたつ、ベッドの脚をのせても、ホットカーペットは壊れません。
しかし、脚の先がとがっている場合は当て板や脚ゴムをつけるのがおすすめです。
約200㎏でも、タンスやピアノなどは熱がこもりやすく、故障の原因になります。
キャスター付きの椅子や家具も、ホットカーペットが断線する恐れがあるため、使用できません。
便利なホットカーペットですが、使用上の注意を守って、安全に使いましょう。
また、ホットカーペットを直に敷いている時は床の変色に注意が必要です。
通常、ホットカーペットの裏側は40~60℃の熱があり、物を置いた部分や人が座った部分はさらに温度が上昇します。
その熱によって、床が茶色く変色したり、床材を傷めたりしてしまうこともあります。
特に、天然木材や塩化ビニール製の床ではホットカーペットの影響を受けやすいと言われています。
床材を守るには、市販の断熱シートを使うのが最も有効です。
アルミ面を上にして敷き、その上にホットカーペットを敷いて使えば、ホットカーペットの熱が逃げません。
さらに、断熱シートはクッション性もあり、防音効果も期待できます。
断熱シート代わりに、フェルトのようやカーペットやシーツ、毛布などを敷いても、床を保護することができます。
代用品が見当たらない時は、段ボールや発泡スチロールを敷き詰めるだけでも効果的でしょう。
ホットカーペットを使う時は、床を保護するものを敷いた上で使うのがおすすめです。
ホットカーペットの上に、なるべくであれば、物を置かない方がベストですが、なかなかそうもいかないですよね。
テーブルの脚などを置く時は10㎝四方の当て板をして、重量が1点に集中しないようにするのがおすすめです。
また、重くなくても、クッションや座布団も同じ場所に長時間置きっぱなしにすると、熱がこもってしまうことがありますので、注意しましょう。
ホットカーペットは何月まで出しておく?
敷きっぱなしで場所をとらないホットカーペットは、ついつい、1年中出しっぱなしの家庭もあるでしょう。
地域によっても違いますが、一般的には5月や6月の梅雨前まで出しておくことが多いようです。
日中は暖かくなっても、朝晩は冷えることもあり、ホットカーペットは便利ですよね。
ホットカーペットが結露することはある?
ホットカーペットを片付けてみたら、床のフローリングにカビが発生していて驚いてしまうことがあります。
なぜ?、どうして?、何もこぼしていないけど?
これはホットカーペットに座っていた人から放出された水分によって、ホットカーペットの下に湿気が溜まったことが原因です。
暖かいホットカーペットと冷たい床の間に温度差が生まれ、湿気が結露に変わり、カビを発生させていたのです。
フローリングにできたカビはとれにくく、フローリングの貼り替えをするしか対処しようがありません。
賃貸住宅で引っ越しの際に発覚すると、想定外のリフォーム代がかかってしまうこともあります。
カビを発生させないためには、小まめにホットカーペットを剥がし、換気することです。
しかし、大きなカーペットでは頻繁に剥がすことができないでしょう。
カビ予防対策として、ホットカーペットの下にアルミ断熱シートを敷くのがおすすめです。
断熱できると、暖かい空気が床で冷やされることもなくなり、部屋が温まりやすくなります。
ホットカーペットの電気代を節約できるでしょう。
まとめ
安全なホットカーペットですが、重い物を置くと、その部分だけ高温になってしまうことがあります。
テーブルなどの脚を置く時は当て板をして、荷重を分散させましょう。
重くなくても、座布団やクッションなども、長時間同じ場所に置くと熱がこもりますので、気を付けましょう。
熱で床を傷めてしまうこともあるので、ホットカーペットの下には断熱シートを敷きましょう。
カビ予防や防音効果もあり、おすすめです。