お正月に食べるおせち料理には、それぞれ意味があると言われています。
昆布や黒豆、伊達巻、田作りなど、意味を思い出しながら、食べるものですよね。
美味しい物が詰まったお重詰めの中に、人気なのが焼き豚です。
甘辛いタレが漬け込んでから焼かれた焼き豚は、噛めば噛むほど旨味が味わえます。
ところで、おせち料理に焼き豚が入っているのはどんな意味があるのでしょうか?
今回は、おせち料理に入っている焼豚の意味、焼豚を糸なしで作るとどうなるのか、おせちの焼豚の残りを美味しく食べる方法について紹介していきます。
おせちに入っている焼き豚の意味は?
おせち料理の始まりは諸説あり、中国で一年の節目ごとに神様に捧げる料理を用意したことというのが一般的です。
また、火は神聖なものとし、お正月はお雑煮を温める以外はなるべく煮炊きを避けるために、保存が効く食材を重箱に詰めるようになったとも言われています。
それから、主婦もお正月はゆっくり休めるようにと、おせち料理を用意するようになったという説もあります。
そのため、酢漬けにしたり、味を濃くしたりなど、日持ちする料理がおせち料理に使われるようになったそうです。
そんな日持ちする食材に、お正月らしい語呂合わせや意味合いが付けられるようになりました。
そして、日本の食文化は多様化し、和風にこだわらず、中華風や洋風にアレンジされるようになりました。
そんな流れで、おせち料理としてお重箱に入れられるようになったのが焼き豚です。
おせちの焼豚の意味ですが、実は特別な意味はありません笑
ごめんなさい。。。
特別な意味合いはないものの、濃い味付けで、おつまみにぴったり!
冷めても美味しく、子供たちも箸を伸ばす1品です。
おせち料理に決まりはなく、地域や家庭によって違うものです。
新年におせち料理を囲んで、日頃の感謝と健康長寿を願いましょう。
余談になりますが、ローストビーフもおせち料理に入っていることがありますよね?
ローストビーフはおせちの洋風化ということで、これも特別な意味合いがありません。
しかし、おめでたいお正月にはぴったりなメニューですね。
焼豚を糸なしで作るとどうなる?
今回のおせち料理には、焼豚も入れてみた~い!
だけど、焼豚づくりって、タコ糸を撒いたり、長時間煮込んだり、なんだか難しそう・・・。
でも、タコ糸でお肉を撒くのは、きれいな形に仕上げるためです。
煮崩れ防止の目的もあります。
しかし、形にこだわりがなければ、タコ糸なしで作る焼豚のレシピもあります。
煮崩れ予防には、しっかりと焼き目をつけてから煮込めば大丈夫です。
ネット検索すると、フライパンや炊飯器で作るレシピも紹介されています。
手の込んだ料理上手な人が作るイメージがある焼豚ですが、意外と初心者でも失敗しない料理です。
豚肉でなく、鶏むね肉でも作る鶏チャーシューも人気です。
お正月のおせち料理準備に、ぜひ、試してみてくださいね。
おせちの焼豚の残りをおいしく食べる方法!
おせち料理の1品として用意したけれど、食べきれなかった焼き豚。
どんなに美味しくても飽きてしまうこともありますよね。
そこで、焼豚をアレンジして美味しく食べる方法を紹介します。
焼豚はそのまま食べても美味しく、ご飯に乗せたり、麺類や冷ややっこにトッピングしたりと、簡単にアレンジできます。
焼豚はハムの代用品にもなり、マヨネーズと組み合わせてトーストに挟んだり、サラダに加えたりするのもおすすめです。
野菜炒めに加えても、美味しいですよ。
残った焼豚を細かく刻んで、チャーハンづくりに加えると、中華料理店で出てくるような本格的なチャーハンに仕上がります。
まとめ
おせち料理に入っている食材は、みんな、何かおめでたい意味が込められているように思われますよね。
焼豚自体にはそのような意味は込められていないけれど、他のおせち料理と同様に、日持ちがして、みんなが美味しく食べられる1品です。
家庭によっては、毎年欠かさず、重箱に詰められるメニューでしょう。
焼豚はタコ糸を使って煮込む難しい料理と思われがちですが、意外にも糸は使わず、炊飯器やフライパンでも作れます。
食べきれなかった焼豚はいろいろな料理にアレンジ可能です。
おせち料理の準備に合わせて、焼豚づくりにチャレンジしてみてくださいね。