虫が苦手な人にとって、「蛾」は怖いというイメージがあるかもしれません。
家の中で小さい「蛾」が、駆除しても駆除しても何度も部屋の中に出るのって、本当にイヤになってしまいますよね。。。
今回は、家の中に出る小さい蛾について、何度も出る小さい蛾の習性、成虫・幼虫の駆除方法について綴って行きます。
小さい蛾が家の中で出た
幼虫が、クローゼットの中の衣類を食べる種類の「蛾」っていますよね。
クローゼットを開けると、中から小さい蛾が飛んできたことってないですか?
アレです。
イガやコイガの幼虫は、衣類の繊維で巣を作るそうです。
ただ、しょっちゅう家の中に出る蛾を考えると、「ノシメマダラメイガ」の可能性が大きいと思います。
ノシメマダラメイガはハチの巣や鳥の巣など野外にもいるのですが、家の中にも侵入してきます。
人間の食物、とくに穀物を食べてその周辺に卵をうみつけます。
最近の家は高気密で冬でも暖かいですし、年中家にいて、いつ出てきてもおかしくないですよ~(^-^;
成虫であるノシメマダラメイガは、1週間と寿命は短いですが、その間に200個ほどの卵を産みます。
気温が20℃、湿度が60%を超えるくらいになってくると、30日程で卵から幼虫になり、サナギから成虫と成長し、成虫は200個もの卵を産み付けます。
10匹いたら、2000個の卵を産み付けるんですよ。。。。
こまめにお掃除をして、気をつけないといけませんね。
ただし、ノシメマダラメイガそのものには毒もないですし害はあまりないです(見た目が気持ち悪い、卵を食べちゃうなど??苦笑)
小さい蛾が大量発生する?
ノシメマダラメイガがエサにするものは、乾燥した穀物が多いです。
米、豆類、小麦粉、乾麺、お菓子、米ぬか、調味料、粉末スープ、ホットケーキの素、ごま、ドライフルーツ、野菜、ナッツ類、コーヒー豆、チョコレートココア、ペットの餌、などなど。
ドライフラワー、観葉商物、肥料なんかも食べてしまします。
乾燥したモノや油分を含んだ穀物などを特に好むみたいですね。
小さいノシメマダラメイガが大量発生する場所は、固い密閉した保存容器の中に穀物をいれて、保存するのがポイントですよ!
卵からかえった幼虫は、ビニール袋などは食い破って簡単に中に侵入してしまいます。
そして成虫は、穀物など食品そのものや周辺に卵を産みつけます。
あらゆる場所に卵を産み付けるので、発生した場所を特定するのって意外と難しいんです。
エサとなる穀物の保存を、侵入できないようなしっかりした容器で密閉保存し、成虫を見つけたら駆除していくことが大量発生を防ぐ一歩となります。。
小さい蛾を駆除する方法は?
大量に発生してしまったノシメマダラメイガは、成虫と幼虫ともに駆除しないと発生を止める事はできませんね。
成虫だけを駆除しても、幼虫が成虫に成長したらまた卵を産んでサイクルを止められなくなります。。
幼虫は穀物を中心とした食品の発生源を見つけ出して駆除してしまい、その食品は捨ててしまうのが得策です。
羽化してしまうとし、発生元となった食物を処分したとしてもいなくなりませんしね。
成虫の駆除には、エアゾールで缶タイプの「殺虫剤」や煙が出る「バルサンいや~な虫」などの「くん煙剤」を使うのが早いです。
ただし、水槽で熱帯魚を飼っていたり、昆虫や爬虫類を飼っている場合は、影響が出ますので注意が必要です。
ハムスターやウサギ、鳥温などの動物は、「くん煙剤」を使っても影響が少ないと言われてはいますが、バルサンなどを焚く時は避難させた方がいいでしょうね。
あとバルサンの煙の対策として、取り付けられている火災報知機には充分注意してください。
消防署に連絡が行くこともありますしね。。。
「くん煙剤」を使った部屋にあった食器類は、必ずすべて一度洗ってから使用してくださいね!
まとめ
家の中で駆除しても何度も出る小さい蛾の「ノシメマダラメイガ」は、乾燥した穀物が大好きです。
エサとなる穀物周辺に卵を産み付け、大量発生する場合もあります。
大量発生のスパイラルを止めるには、成虫と幼虫をともに駆除してしまうのが一番です。
幼虫は、ふ化して成虫になる前に発生源となるエサを特定して、駆除とエサの遺棄を。
成虫には、ペットや火災報知器に気をつけながら「くん煙剤」を使って駆除してくださいね。