ミーン、ミーンと元気な蝉の声。
でも、あまりにも騒がし過ぎて、朝早くに起こされてしまうなんてこともあります。
ここでは、騒がし過ぎる蝉の声を抑える方法や、セミが寄ってこないようにする対策について説明します。
蝉の鳴き声の騒音対策とは?
セミの鳴き声って、本当にうるさいですよね!
蝉が鳴く条件としては、明るさと気温が関係しているそうです。
朝、太陽が昇り、気温が上昇してくると蝉は鳴き出し、夜、太陽が沈み、気温が下降してくると蝉は静かになります。
しかし、近年の日本は地球温暖化の影響で、夜になっても気温があまり下がらず、また、都市部では夜も照明で明るいため、蝉が夜遅くまで鳴いている現象が起きています。
夜や朝方にセミを黙らせる方法としては、家の外灯をLEDにすることが有効です。
通常の電球(白熱球)では熱が発生してしまい、紫外線も発していて、ほぼ太陽光と同じで昼間を演出してしまいます。
しかし、LED電球は紫外線が少ししか含まれていないですし、熱を発生させることはないので、蝉が鳴く条件を満たさないのです。
うるさい音に関しては、既に実践済みという方が多いでしょうが、窓を開けて涼むのをやめて、クーラーをつけて窓を閉めることです。
雨戸がある場合は雨戸も閉めると、かなり外の音が聞こえなくなります。
さらに、カーテンも閉めると防音効果が高まります。
カーテンによっては防音性に優れたものもあり、内側の音漏れを抑えるだけでなく、外側の音をシャットアウトすることにも役立ちます。
また、遮光性のあるカーテンもあり、夏の強い日差しを遮り、室内を涼しくしてくれます。
もう一つ、手軽に実践できる対策は、耳栓です。
低コストで簡単ですが、全ての音が聞こえにくくなってしまうのが難点です。
アラーム音も聞き取れない可能性がありますので、振動や視覚で分かるようにしておきましょう。
そして、耳栓よりもさらに音を遮断するのが防音用イヤーマフ(ヘッドホン)。
耳栓と併用しても効果的です。
もし、リフォームなどを検討中であれば、窓を二重窓や防音サッシにするのはいかがでしょうか?
高コストになりますが、効果ばっちりです。
防音壁をはりめぐらせた防音室が作れたら、蝉の声なんて全く聞こえなくなります。
蝉対策に木酢液が効果的?
上記の対策でも限界を感じている場合は、蝉を寄せ付けない方法を試してみましょう。
おすすめなのは「木酢液」を散布することです。
ただし・・・ニオイが独特ですけどね(;^ω^)
木酢液とは、木を燃やして木炭を作る時に出る水蒸気や煙を冷やして凝縮して液体にしたものです。
本来は土壌に散布して、土壌内の微生物を活性化させるのに使うので、ガーデニング用品の売り場でよく見かけます。
蝉だけでなく、多くの虫は煙が苦手なので、家の近くにある大きな木の幹とか、ブロック塀とかに木酢液をたっぷり吹きかけておくと、虫よけになります。
木酢液を散布するときは、水で20~30倍に薄めて使用してくださいね~。
セミがうるさい時の対策にシトロネラ?
虫が苦手な煙の香りがする木酢液は、実は人間にとっても鼻につく不快な臭いなのです。
ペットも嫌がる臭いのようです。。。
そこで、もう一つ、虫が苦手な香りを紹介しましょう。
ハーブの一種であるシトロネラ。
レモンのような香りがしますから、とても爽やかです。
もとはイネ科の草で、虫が嫌うシトラールという成分が含まれているので、よく虫よけに使われています。
シトロネラはアロマ用品として販売されており、自分で簡単に虫よけスプレーを作れます。
作り方を書きますよ(*‘ω‘ *)
① 無水エタノールを5ml計量する
② シトロネラのエッセンシャルオイルを10滴加える
③ 精製水45mlをさらに加え、よくかき混ぜる
④ スプレーボトルに入れて完成です
この虫よけスプレーは蝉退治に使うだけでなく、蚊にもとても効果があり、小さいお子さんや肌が敏感な方の虫よけに使えます。
一般の虫よけスプレーには殺虫剤が含まれていて、お子さんが口にしたり、肌を荒らしたりする可能性がありますので、このシトロネラのスプレーはとってもおすすめです。
ちなみに、猫がシトロネラの中毒になってしまうことがあるらしいのでご注意ください。
まとめ
夏の風物詩である蝉の鳴き声ですが、気になりだすと、うるさくて仕方ないですよね。
耳栓や防音カーテンなどで外の音を遮断したり、蝉が集まる場所に木酢液やシトロネラをスプレーしたりすると蝉が寄ってこなくなります。
木酢液は臭いがきつく、シトロネラの方が良い香りがしますが、木酢液は安価で入手できます。
夏は暑くて、なにかと気が短くなりがちですから、蝉の声に悩まされないよう、自分に合った対策をしておくといいですね。